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プレビュー"
暑いね、毎日。そんな暑さを吹っ飛ばしてくれるジャドソン・アンドレ。 今アップされてるビデオはかなり笑えます。タイトルはケケケケッのジャドソン・アンドレってなってるけど、音的には、ッヒヒヒ~、って感じ。 何なのかと言うと、先日のJベイで、ケリーが来なかったことをどう思うか、というのをいろんなサーファーにインタビューしてるクリップなんです。字幕もついているので、ぜひご覧ください。 ファニング、タジ、ジョーディなんかが、なんとも奥歯に物のはさまったようなコメントをしてるところへ、オレには関係ないし、ッヒヒヒ~って笑ってるジャドソン。最高です。ぜひ見て笑って暑さを吹き飛ばしてください。?F+ビデオインタビュー こんなビデオクリップ作っちゃうほど、けっこう話題だったのよ、K様のJベイ欠席。先日のブロディ・カーのインタビューでもその話に触れてたけど、みんなね、本音はさ、オレだってフィジーのメガウエイブやりてぇよ、ってところなんだと思う。ビデオではいろいろ差し障りないことを淡々と言ってるけど、ま、なんでそんなことオレが答えなくちゃなんないのよ、ってプライドの部分も言葉のトーンに出てるし、なかなか興味深いです。そしてジャドソン。けっこうね、この人が最も素直な感情表現をしてるんじゃないのかな、と思う。だって敵は一人でも少ないほうがいいわけだし。 でも、よく考えればそれはまさに、ジャドソンがケリーと同じ土俵に立って戦っているということの証明。もちろん同じWT選手だから当然といえば当然だけど、個人的には、なにげにすごいことだな、と思う。そうね、この辺がブラジル人の躍進の秘密だと思う。
Jベイに現れなかったケリーについて、トップサーファー達にインタビュー。最後のジャドソン・アンドレのユーモラスな笑いが象徴的。ケリーが来ないことを選手たちがどうかんがえているか、本音はどこに??"
?Body Gloveのライダーとしておなじみのプロサーファー、シェイン・マグナッソンがMCをつとめる番組「The C?heyne Show」シリーズから、Episode 2「Indo Din Din」がYOU TUBEにアップ!来日経験も多く、いつもレイドバックで陽気なシェインと怖いもの知らずでチャレンジ精神満載の友人、カイ・マクフィーが来ているのは、多数のサーフスポットで知られる東南アジアのインドネシア共和国・バリ島。Episode2では晩ご飯のために魚を獲ろうという事で、シークレットポイントでスピアフィッシングに挑戦!片手にスピアガン、そしてシュノーケルにフィンという装備で潜った二人を待ち構えていたのは・・・アクションたっぷりのウォータースポーツアクティビティームービーを是非チェックしてみよう!なお「The Cheyne Show」シリーズは、計4エピソードまであり毎週月曜日に追って公開の予定。エピソード1はこちら<問い合わせ先>株式会社ネオスタティック[email protected]
ロンボクでは災難でしたね。その日は潮が引いてて、若干風が強く、かなり西寄りのスウェルだったようですが、それでも、やったんですかー 風はオンショア気味だったけど、そんなにひどくなかったんだ。試しに入ってみて、チューブを狙っていくつもりだった。あのとき仲間たちとバリに滞在しながら、チョープス(ビラボンプロ・タヒチ)に向けて調整してたわけ。デザートポイントは今回2回目で、過去にいい波に当たってるんだけど、もっと攻めてみようってことになって、チューブをさらに極めてみた。ただ、あのスウェルは西寄りだったんで、ものすごく長いセクションに突っ込むことができたんだけど、最後の波でミスってしまった。そして、水面に上がってきたら血だらけだった…ってことー そう、水面に顔を出した瞬間、やっちゃった! って思ったんだ。「うん、これは痛いぞ」ってかんじでね。リーフで怪我すると、「痛て~!」ってことになる。ただ、これはさほど痛みはなかったんだけど、沖に戻ろうとしたらボードのうえに血がポタポタ落ちてて、指を傷口に突っ込んだらすんごい奥まで入ってっちゃったんだ。「あー、やばい、サーフィンできなくなる」って、次のチョープーの試合のことが頭をよぎったんじゃないですかー ビーチに座り、仲間たちと医者になったつもりになって応急処置をやってた時に、はじめてそのことが頭をよぎった。僕が、「どのくらいひどいー」って聞くと、みんな、「えーっと」って答えないんだよね。翌日に波が上がる予定だったので、「瞬間接着剤で引っ付けて、バタフライ絆創膏で固定しちゃおうぜ」ってみんなに提案してみた。すると、「それでもいいけど、とりあえず、鏡で自分で見てみなよ」ってあいつらが言うわけよ。そんで鏡で見てみたら、「やばいじゃん! 縫わなきゃダメだ」ってことになった。あなたの友達であるエディー‘ザ・プレデター’ブラックウェルでさえ、整形を勧めたと聞いてますが、ひどい切れ方だったんでしょうねー あいつったら、「俺みたいになったらどうすんだよ。国に戻って整形してもらえ」って言ってたな。ロンボク島で救急手当てを受けるというのは、それほど恐ろしいことなんでしょうかー おー、やばいなんてもんじゃないよ。エドと俺がクリニックのなかにはいり(彼は俺の保護者のような役割だった)器具をチェックしたら、針とか手術用のベッドには、なんと血がべっとりついたまんま…しかも、錆付いちゃってるんだぜ。迷うことなくすぐ出てきちゃったね。他の所に行ってみたら、そこには新品の物が揃ってたんで、そこにした。傷口を消毒し、縫ってもらったんだけど、おそらくあの島で縫ってもらわないほうが、よかったのかもしれない。膿むんだよね。化膿すると、島にとどまっているのは危険になってくるんだよ。それで、のんびり走るフェリーでバリに戻ったんですってー 高速船とかへりはなかったのー これは仲間たちとのトリップだったんだぜ。そういうのは今回一切ナシだよ。そんで、そのフェリーがおそろしく遅くてさ、そこで頭も痛くなったんだ。残ってサーフィンしたかったのになぁ。波は上がってきてたし、チョープーに向けてメチャいい練習になるはずだったのに……でも、膿んできちゃったからね。脱出するしかなかった。縫ったのは初めてじゃないですよねー ノー、何回か縫ってるよ。ただ、抗生物質を飲んだのは生まれて初めてだけどね。病気知らずなんだよね、おれ。薬は飲みたくないんだけど、頭が腫れてきちゃったから、おー、やばいぞってな具合になったわけ。バリでは、縫った糸をまたほどいて(靴の紐が頭に縫い込んであるようだった)、化膿してたからそのまま開いたままにすることになった。その後、オーストラリアの病院で抗生物質の種類を聞かれたから素直におしえたら、「もっと強いのじゃないとダメですよ~!」と怒られた。怖い体験だったけど、綺麗に消毒もしてくれ、今はもう大丈夫。今日、また病院の予約があるんだ。傷はおでこのど真ん中だし(笑)、そこには洞があるから、今日はそこら辺のことを全部診てくれるらしい。じゃあ、とりあえず傷を治し心配事をなくしてから、整形のほうを考えるってことー それ。化膿を退治するのが優先事項。膿み方があまりにもひどいんで、医者も驚いてた。しかも、あっという間に広がったからね。かなり非衛生的な場所でした、って先生に言っといたよ。チョープーにはその傷口をおでこに残したまま行くことになるんですね。でも、そのあと、うまく切り取って、整形手術してもらうー いや、いや、あれはエドが俺をからかって言ったことだよ。じゃあ、どんなに醜くても傷は残すってことー ハリー・ポッターの傷跡のように。インドネシアではチューブライディングの練習だけでなく、ボードの調整もしてたんですよね。そっちのほうはどうなったか、おしえていただけますかー いいよ。パリッシュ・バーン(オウエンのシェイパーであるフィルの息子。彼自身もシェイパーである)と地元の友達たち(サウスコースト、NSW)と今回は旅してたんだけど、お互いをプッシュし合いギャーギャー言い合いながらサーフした。パリッシュが一緒だったから、ボードの細部にわたってディスカッションし合い、腰を落ち着けてゆっくりボードやフィンについて話し合えた。来週、いい感じのスウェルがチョープーにヒットしそうですけど、ある程度サイズのある波だったらどんなボードを使用しますかー 通常のボードより2インチ長めのボードを選択するだろうな。6’3”か6’4”ってこと。若干長めで水の中に沈むボード…浮くボードじゃダメ。レールはソフトレールで思いっきりディープなダブルコンケーブ、それに僕のシグネチャータイプのラウンドテールってとこかな。楽にパドリングできるように胸の辺りにちょっと浮力を加えてもらうか。グラッシングは強く作りますか、それとも軽さをとるー 充分スペアボードを持っていくつもり……とは言ってみたものの、チョープーのボードは普段のより多少強く作らなきゃならないから、多少厚めに巻いてもらうね。ただ、ほんの少し程度だよ。現在、ASPワールドランキングにおいて9位につけてますが、あなたは根っからのコンペティターですし、狙ってるのはもっと上のランキングのはず。そんな状況のなか、チョープーはいい結果を残せる自分向きのポイントだとお考えですねー レフトのバレルが大好きだからね。ツアーで、炸裂するレフトの波に乗れること自体、エキサイティングに感じる。きっと楽しくなるよ。ぜったいにいい結果を残したいし、トップ5に食い込みたい。いい結果をのこし…ファイナルまで行きたい。チョープーのビッグウェイブに突っ込んだことありますかー ほんとうにデカイのは乗ったことないけど、16歳のとき、ほら、アンディー(アイアンズ)が宙を飛びながらバレルから吐き出されたことあったでしょ! テイクオフしたとき足がはずれて、でも、またリカバリーした、あれだよ。あの日、僕はあそこにいたんだ。ああいう波に乗る自分の姿を想像する毎日だった。ボビー・マルチネス(来ればの話だが)、ダミアン&CJ・ホブグッドら、その他のグーフィーフッターたちはどうだろうー ボビーはグーフィーフッターのなかでも特にうまいね。でも、グーフィーフッター全員がうまいと思うけど。ホブグッド兄弟、フレディーP、ボビーってね。オッツ(カイ・オットン)も。グーフィーフッターの多くがあそこを得意としてる。みんなやってくれるさ。とくに今年初レフトの波だしね。チョープーにおいて、革新的なバックハンドのチューブライディング・テクニックを極めたのはアンディーだけど、彼が得意としてたお尻と腕を引きずりながらチューブライディングするテクは、ナチュラルフッターにかなりの影響を与えたんではないでしょうかー アンディがナチュラルフッターのために大きくドアを開いたことは確かだね。バックサイドで王者の座に君臨してたもんな。あそこで何回勝ったんだろ、彼ー 彼のおかげで多くの選手があそこで活躍できるようになった。Jベイに出場できなくてオチてたケリーが、USオープンで優勝しましたね。優勝し勢いづいて来るケリーは、手強いでしょうねー そうだね。場所がどこだろうとケリーに勝つのはたいへんなことさ。何年ツアー回ってんだろう、彼ーいいと言われればすぐにでもサーフィンしますかー それとも、のんびり傷を治し完璧な状態でチョープーに臨みますかー そう、治してからだね。そんなひどくないからさ。ただ傷跡はのこるだろうけどね。チャイルズ(写真家ジェーソン・チャイルズ)とエドがなんと言おうと、僕は、整形しないぜ。今後もあなたの傷跡を監視し続けますので、正直な意見をのちほどお伝えすることにしますかー チョープーで教えて。(笑)今の現時点では、なかなかいい感じで~す。オウエン、ありがとう。タヒチでの活躍を期待してます。
外国ってのはけっこう何でも言っちゃう文化と言うか、逆に日本がお上が下々のものとは対等にコミュニケーションを取らないのが文化、というようなところがあるので、トップあたりの人間はあまり余計なことをベラベラとしゃべったりはしない。 でも外国ではけっこうベラベラとしゃべったりする。 昔から、何でもオープンなんだなぁ、と思っていた。この間もASPのリリースでブロディ・カーという、ま、現ASPのトップの人が質問に答える形で、ここのところ話題になっていた、ケリーやデーン、ボビーの問題にも触れていた。 面白いので興味のある方はF+ニュースで読んでください。 日本だったら、ああいうことってないだろうなぁ。 インサイダー情報としてまことしやかに一部の人間の間でささやかれることはあっても、ああいう微妙な問題と言うか、騒がれている問題を、公式に団体のトップがインタビューで答えて自ら世界中に配信するって、ありえないな。 以前の疑惑のジャッジのときもそう感じたけど、最近そういったリリースが多い気がする。 まぁ、日本人ってまたそういう、ワタシしか知らない、的な情報が好きな国民性だから、しょうがないんだけど、ボヤボヤしてると何も知らないで終わるからな。 写真は外ネコの水を飲みにきているキイロスズメバチ(だと思う)。 こう暑いとね、ハチも水飲むのよ。盛んに行ったりきたりしてるところを見ると、巣に運んでるのかもしれない。 このあたりではスズメバチごときにビビッていては暮らせないので、容認。頑張って、夏を乗り切ってね~、ぐらいな感じ。ネコもあまり気にしていないようだ。で、そんなさなかにうちのリビングのエアコンが故障。結果超節電に協力なわけだけど、けっこう厳しいね。家の中で連日汗ダラダラだから。でもって、次号締め切り大作戦だし。
ハイライト w/KS Interview"
"THE JAM Owen Wright人気モデル “THE JAM”に、昨年ワールドツアーでルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、世界中から高い注目を集る“オーウェン・ライト”のシグネチャーモデルがリリース。オーストラリアの夏の海からインスピレーションを受けデザインされたカラーリングと、個性的なグリーンミラーレンズの組み合わせはアクセントにピッタリ。軽量で耐久性に優れるフレーム素材を使用し、かけ心地も申し分ない仕上がり。・THE JAM Owen Wright"
この数週間の出来事について教えていただけますか。いろんな方面から攻撃を受けてると思ったら、Jベイでのコンペが盛り上がりをみせ、その後はみんなトーンダウンしましたが……リオのあとに(波やジャッジに関して)集中攻撃を受けたよ。ファンによっては、ちょっとした事柄やちょっとした争点に対してものすごく反応してくる人たちがいるんだよ。多くの人がフィジーとタヒチみたいなところを回れって言うんだけど、ツアーにはバランスが必要なんだ。メディアや集客のことだって考えなきゃいけない。いつも100%ウェブキャストだけに頼るわけにはいかないんだ。だから、主流メディアのチャンネルもしっかり確保していかなくてはならない。よって、今年は郊外にあるビーチブレイクみたいなロケーションを加えてみたんだよ。ただ、ボルコムとは3年ものあいだフィジーをどうするかで交渉を重ねてきたし、タイミング的にはバッチリだったと思う。振り子はピーチブレイクのほうに行き過ぎていたかもしれないけど、また中央の部分に戻ってきたってことだね。もう1か所、質のいい波のロケーションが必要なんだけど、もうじきそれも叶うと信じている。ツアーにとって6週間の長いオフっていうのは害なんじゃないですかーそうなんだよね。熱烈なるファンたちは、ジョーディ・スミスやエイドリアーノ・デ・スーザを長いこと見てなかったり、ミック・ファニングのサーフィンを見てないと、どうしちゃったのー って心配になってくるらしい。あの6月にあったオフは長すぎた。だからこそそこにフィジーを置く。波がいちばん期待できる時期でもあるしね。タヒチ以降は、ツアーがどう展開していくかが楽しみなんだ。そこからは盛りだくさんの後半になっていくからね。4ヶ月間、連戦に次ぐ連戦が続くんだぜ。それに対してファンがどう反応するかも気になる。イベント期間中は会社の生産性が落ちるところがあるっていうぐらいだから、そこの雇用主はどう思ってるんだろうね。雇用主用にウェブキャストを見られないようにするアプリを開発したほうがよさそうだ(笑)。先ほど、ボルコムのイベントを実現させるのに3年の歳月を費やしたとおっしゃいましたが、こういうのってどのようにして決まるんでしょうかー スポンサーがASPに話を持ちかけてくるのか、それとも、「ぜひともフィジーをスケジュールに加えたいので、だれかやりたいやつはー」って見込みのある会社に投げかけるのですかーフィジーの件に関しては、ボルコムとASP、それに私という三者の間で長いあいだ話し合いがもたれてきた。時間がかかるときもあるのさ。ワールドツアー・イベントをやらないかってナイキとも長いこと調整していて、あと一歩で実現するところまでいったこともある。交渉はまだ続いてるから、近日中にそれが実現できればいいと思ってる。問題なくスムーズに事が進むこともあれば、話を詰めるのに時間がかかるものもあるんだよ。戦略上、あの手この手をつかうこともある。一年に一度のSIMAサーフサミットっていう業界最大の会合に出席するにあたって、開催地であるメキシコのカボに向かう数日前にGランドをツアーに復活させることについてのリリースを出したんだ。そうすると各社がそのことに関して噂をはじめ、私が向こうに着くころにはすでに彼らは波質のいいロケーションにイベントを戻すことで頭がいっぱいになっているというわけさ。3社から4社候補に挙げてた会社があるんだけど、そのひとつがボルコムだった。フィジーのことでね。よって、リチャード・ウールコットとふたりで頭をつき合わせて実現にこぎつけた。このあいだの買収のこともあるし、彼らにとってちょうどいい時期だったんじゃないかな。ドリームツアーにも、もう1か所いいロケーションが必要だったしね。お互いの考えてることを理解しあったら、あとは契約にこぎつけるのは簡単だった。Gランドのリリースは、タイミング的にリオでのジャッジングに関する問題から注意をそらせるために出されたものだ、って言う人がいますが、それに件に関してはどうお考えですかー(笑い)Gランドのリリースは、メキシコに向かって私が発つ数日前に出すってはじめから決まってたこと。ファンの観点からみたら、タイミングが非常にまずかったのかと思う。ドリームツアーにふさわしくない波がリオには来てしまって、その時点で猛攻撃を受けることは覚悟していたさ。そのリオのイベントの直後にリリースを出すことになり、ちょうどみんなもっといい波を要求しはじめてたときだったし、我々だっていい波でやりたいんだから、その辺のことは理解している。しかし、リリースをだした理由は、残りのライセンスが少なくなってきているってことを企業のトップ陣に理解してもらい、今こそ重い腰をあげるべきだと促すのが狙いだった。ライセンスは残りいくつあるのですかーワールドツアーイベントが12試合に、プライムイベントが12試合あるのが理想。そして、J-ベイを中間地点とした前半と後半で6試合ずつに均等に分かれているのが望ましい。チョープーが5月に戻ることはあるのでしょうかーそれが再びできるようにビラボンと交渉してるところ。我々としては5月のほうがいいとおもってる。タヒチとフィジーのパシフィックレッグがあったころはよかったでしょ。ビラボンも移動させたい意向だし、そのほうが6試合・6試合といったバランスとれた配分にもどることだろう。今年のチョープーはシーズン最終の四半期にスケジュールされてるうえに、その6ヵ月後に開催というのはビラボンにとってかなりの出費となってしまう。それをやるにはみんながかなりの働きをみせなくてはムリだろう。ただ、双方ともやりたい意向なので、なんとか実現させたいとおもっているフィジーに話を戻したいのですが、あのプレスリリースは絶妙のタイミングでしたね。ウールコット氏とそのことに関しては大笑いだった。ケリー・スレーターがフィジーにいて、ちょうど波がバカでかかった。その時あそこでプレスリリースを出したかったんだけど、イベント開催中はそのイベントのサポートに我々は集中するっていう取り決めがあるので、Jベイが終わった翌日までフィジーのアナウンスは待ったんだ。ケリーといえば、彼はあなたのために偵察ミッションをしにクラウドブレイクに行ってたんですか?ケリーは巨大なスウェルが押し寄せるのを知って、乗りたくなっちゃったんだろうな。タバルアを運営するジョン・ローズマンと彼は旧知の仲だから、へたするとすでにあそこにいたのかもしれない。それでJベイに向かおうとしたが、ラウンド2は始まってしまい間に合わなかったというわけだ。こういった場合どうなるんでしょうー 罰金ですかーあぁ。ちゃんとこういう時のためにルールブックに記載されてる。学校みたいなものだよ。欠席したら、それなりの理由がないといかん。学校にちゃんと通ったプロサーファーなんてあまりいないと思いますが(ケリーはもちろん例外)……。デーン・レイノルズはどうなんでしょうー 彼はどうしてたのかなー デーンの怪我の経過については彼からの報告を待っている状況だ。カリフォルニアで彼のマネージャーとミーティングする予定だから、いったいどうなってるのか問いただしてくるつもりだよ。ほかにも何か理由があるみたいなんだけど、怪我は順調に治ってるといいんだがねぇ。ボビー・マルチネスはツイッターを通して世界中に愚痴ってるようですが。あれは、どういうわけなんですーそう、ロスで彼のマネージャーとも会う予定。悪ガキたちのマネージャーたち全員と今回は会合しなきゃならない。悪くとらないでくれよ、彼らはうちの選手たちなんだから、全員に成功してもらいたい。会って彼らが何を考えてるのか、どうしたいのか、そしてツアーに残りたいのか残りたくないのかをはっきりさせてくるんだ。ツアーは強制じゃないんだ。もし彼らがツアーを辞めてフリーサーファーの道を歩みたいというなら、それは彼らの権利だから好きにすればいい。でも、デーンもケリーもボビーもツアーに残ってくれたほうがいいに決まってるだろ。イベントのことに話をもどしたいのですが、究極の波でおこなわれる波重視のイベントの数と、大勢の集客が期待できる商業的なイベントの数のバランスはうまくいってるとお考えですかーよくはなっていきているでしょう。まだやらなければならない課題は残っているが……。サーチのサンフランシスコのイベントを、ただのビーチブレイクのイベントだと誤って認識している人が多いようだが、なぜだろうー アメージングなイベントになる潜在力を秘めたイベントなのに。ぜったいエピックなイベントになるはず。サーチは最高さ。今まで必ずエキゾチックな変わった場所に連れてってくれた。サンフランシスコは大都市だけど、これまでもみんなが行ったことある場所に行ってるじゃない……バリ、メキシコ、ポルトガルって。世界中のサーファーにワールドツアーが感動を与えるという意味ではとっても有意義なことだし、私は自信をもってバックアップしたい。それにリップカールはすでに来年はトロピカルな場所に行くって宣言してるんだよ。だから今年だけサンフランシスコでやったからって、なにがいけないっていうんだいーASPのトップであることを忘れて、一時だけ我々の同志になって考えてください。次にあなたがサーチに行ってもらいたい場所は、ズバリどこでしょうーマカロニには、前から行きたいとおもっていたな。ASPはメンタワイに行く可能性について検討したことは?あるよ。それこそ次に発表されるリリースかもよ。「メンタワイに賛同する者はー」ってタイトルで。メンタワイは感動のべニューになりうる可能性を秘めている。プレイグラウンドとか想像してみて。あそこにはライフルズがあるでしょ、そして反対側にはノーカンドゥイとバンクヴォルツが。波はわんさかあるし、毎日ちがうポイントで開催ってことだってできる。メンタワイの問題は、インフラさ。ボートを確保し、インターネットを通し、母国にいるファンがウェブキャストを通して観戦できるようにインフラを整えないといけない。そこが難しいんだけど、もしそれがクリアできたら感動モンだよ。いくつかのパートナーと検討はしてるんだけど、いつかツアーにメンタワイを加えられたらいいなあ……。Gランドとか最高だし、デザートポイントも考えた。でも、あまりにも隔離された場所なので実現されないんだ。レフトの波がいまひとつ欲しかったので、フィジーは考えるまでもなかった。チョープーとパイプがあるし、トラッスルズやフランス、ポルトガルのスーパーチューブスっていった所もレフトはあるけど、どちらかというとハイパフォーマンスなライトの波が今のツアーには多い。レフトの波が必要であるということは、多くの人が同意してくれるんじゃないかな。今年は4つのイベントで4人の別々のウィナーが勝利していますが、この展開は予想外なんじゃないでしょうかーリザルトをついさっきまで見ていたんだが、ケリーだって余裕で勝てる圏内にまだいる。それはトップ6が全員競っているってことだよ。こんなエキサイティングなことが他にあるー タヒチでケリーが勝ったら、どんな騒ぎになるか想像してごらん。ジョーディ・スミスはJベイで真剣勝負してたし、タジ・バロウもいい結果を揃えてる。彼らは1試合をドロップしていいわけだから、かなりの接戦ということだよ。後半戦に向けて全ての試合結果が重要になってくる。はじめてブラジリアンがタイトル争いをリードしたのも、ものすごくエキサイティングだったし、それにジョーディが猛烈な勢いでタイトル争いに加わってきたのも見てて興奮する。欲しくて欲しくてたまらないタイトルだから、今年も再びタイトルレースにからんできてるよね。オージーとアメリカ人の割合もちょうどいいし、新人の中にはすでに頭角を現してきた選手もいるから、ここへきてとっても面白くなってきたね。ところでASPが世界反ドーピング機関(WADA)に認可される日は近いのでしょうかー それはあなたの掲げる目標の一つなんでしょうかーそうですよ。手続き中なんだけど、おそろしく長いプロセスなんだな。順調に進んでいると、役員たちにはJベイで報告した。履行されるとはじめから100%じゃないといけないので、時間をかけて準備しているんだけど、WADAからの返答次第ってとこだね。WADAに承認されたドラッグポリシーを10年間使ってるけど、あとは向こうからの確認証を待つばかりってとこさ。さて、すでにカリッサ・ムーアがウイメンズの新チャンピオンになりましたねぇ。きたねぇ。ナイキの動画の凄かったこと! カリッサは親善大使としても最適だし、すでにイベントを増やす話などを我々に持ちかけてくれた。ステファニー・ギルモアもそうだった。少女たちにとって模範になる選手たちだよ。スポンサーのミーティングにも嫌がらずに出席してくれるし、なにかと手を差し伸べてくれるのはありがたいかぎり。歳を考えたら、カリッサはものすごくクールないい子だよ。メンズよりもウイメンズのほうがナイキの影響力を受けているように見受けられますが。そうだね。ナイキの映画リーブ・ア・メッセージはとってもよかったし、力を入れてるね。メンズのほうでは、トップの選手たちがすでに他企業と契約をがっちり交わしてるから、新規参入は難しいんだろうな。でも素晴らしいメンズのイベントを成功させてるから、これからはウイメンズ側でも同じことをしてくれるといいんだが。彼らともロスで会う予定さ。カリッサはメンズのイベントで10ptを叩き出してるのを忘れないでくださいね。そうだよ、わかってるよ! 彼女はとんでもない才能をもった選手。こうなったらカリッサがナイキを説得してウイメンズのイベントをやってもらうしかないね。来年のウイメンズのツアーはいい感じに形になってきた。新しいイベントを計画してるし、これらが順調にいけば最強のプログラムになりそうだよ。ではご出張、楽しんできてくださいね。幸運を祈ってます。ありがとう。さあ、出発だ。

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ケリーのパイプ快進撃...

パイプでの開幕戦から休む間もなくサンセットではCT第2戦がもうスタートしている。ラウンド1ではヒート3に登場したイエロージャージのケリーはなんと3位でエリミネーションラウンド行き。 サンセットのケリーだしなぁって思ったけど、なんとかヒート2位に入ってラウンド3に進んだ。 さて、先日のコラムで紹介した「ケリーのパイプ快進撃」サーフフードピクチャーズによるオリジナル映像からのキャプチャですが、いよいよ映像のほうがYoutubeにアップされてます。 サーフドロップスVol.4に収録されるフッテージのダイジェスト版ですが、このイベントでのケリーの様子も収められているし、見ごたえあり。 続きを見る