う~ん、なんだろうね。いつも終わればなんか思うこととか、サブストーリーとか、いろいろ日々あるんだけど、今回はもう追われて追われて、何も考える隙も無いまま終わった感じで、特に何もなしだね。朝7時から夕方6時まで試合となると、ビーチにいるのは6時半から6時半の12時間。フリーサーフィンもへったくれもなく、すべて流れ飛んで行ってしまう感じかな。ゴールドコーストどうでした? と聞かれれば、疲れました、だけ。
ファイナルデーの夕方、コミッショナーのキーランとエレベーターで一緒でちょっと話したけど、雨以外は波も試合もすべて最高、という自己評価だった。
ま、エアコンのきいたメインタワーの一番眺望のいい室内のカウチで観戦してた人と、ビーチで立ちっぱなしの私とは、まるで感じ方も違うわけだけど。
やっぱね、日程に無理があるというか、ワンスウェルで男女終わらせるって時間的に厳しいかなと思う。だからと言って2週間の日程で2スウェル確実に当てるのも難しいだろうし。パッケージとしてワンスウェル、入り始めてから終わるまでの4日間で楽に男女終わらせられる人数に絞るか、現在2回あるルーザースラウンドを1回にするとか、ちょっと工夫したほうがいいかな、と思う。ライブ見てるほうも11時間は疲れるでしょ(笑)
やってきましたベルズ。いつものジャンジャックのアンジェラのおうちにステイですが、アンジェラはコーヒーフリークにつき濃くておいしいを飲むのが習慣で、こういうアート感あるコーヒーを飲むのがベルズでのお約束。というか、家にものすごいエスプレッソマシンあるけど、外にも飲みに行く、みたいな(笑)。
なんか年取って飛行機がものすごく疲れるようになっててびっくりしたかな。普段から車からすっと降りられないとか、身体中すぐに固まるわけだけど、昨年ハワイが12月になかったので、1年ぶりの海外お出かけで、すっかり身体がなまってる感じというか、もう結構無理なのかなぁ、と思った。
本日はスモールでウインキーポップならオッケーな感じだけど、予報や皆様の話を総合すると、たぶん金曜日かなぁ、みたいな。フォーマットの変更でルーザースラウンドがなく、負けたらおしまいのマンオンマンなので、ラウンドワンからサドンデスの下位の方々、けっこうピリピリだと思う。明日もしかしたらウインキーならやれちゃうかもしれないらしいけど、消化ラウンドというわけではなく、負けたらいきなりゴーホームなので、そう簡単にはやらないんじゃないかと思う。今のところの予報だと週末と来週にも波ありそうだし。
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オーストラリアのニューキャッスル、ミアウェザービーチで行われていたCSの最終戦が終了、2026年CTツアーの顔触れが出揃った。
50周年だからというわけではないだろうけど、2026ツアーはけっこういろいろ変更のある新たなスタートっぽい年で、その変更の行く末がどうなのかも興味深いところだ。
男子36人、女子24人のCTツアー。CSからのクオリファイヤーは男女合わせて17人。そのうち8人は返り咲き組で、新人といえるのは女子4人、男子5人の9人だけだ。狭き門だなぁ。とはいえ、CSチャンプは男女ともCTルーキー選手だった。
メンズはカウリ・ヴァースト、ウイメンズはティヤ・ゼブロウスキー。どちらもタヒチ。なんか全体的にヨーロッパ勢押し込んできてる感じ。
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スプレーマニアのコラムから、“マニアックに1枚の写真を見る”ということを継続しているわけだけど、やはりカメラマンとしては1枚の写真のディテールを見てほしいと思うわけですね。カメラ機材が飛躍的に進化を遂げて、今や特別な技術がなくてもサーフィンカメラマンなんて普通になれる(なれるけど食えない(笑))わけだけど、フレームの中に何を入れるかとか、どこで止めたショットを選ぶかとか、そこにはやはり個人の好みや思い入れがある。今はもうなかなか一枚の写真をじっくり眺める、みたいなことは少なくなってきているだろうけど、サーフィン雑誌華やかなりし頃は、どの雑誌にもポスターとか見開き写真とかあって、壁に貼っては毎日飽きずに見る時代があった。少なくともケリーたちの年代までは誰しもがそういう子供のころの思い出を持っていて、子供部屋の天井とかベッドわきの壁とかに、あの世代なら大抵はトム・カレンがいたものだ。そのあとの世代だと、それがケリーになる。
写真やビデオを見て、ただひたすら真似をする。スポーツ上達の基本はうまい人の真似をする、なので、誰もがそんなことをやったものだ。
そういう子供たちは指先の角度まで観察していたりして、とことんコピーした。彼らとそういう話をするのは楽しく、興味深い。
動画だと流れて行ってしまうものが、写真だとしっかり止まっているので、ディテールを掘り下げるには動画より写真のほうが多くを語ると私は思う。サーフィンの上達にビデオは欠かせないけど、静止画像もしっかり観察してほしいと思う。なぜそんな体勢になってしまうのか、なぜこんな形のスプレーが出るのか、なぜワイプアウトしたのか、バランスが崩れるきっかけは何だったのか……ひとつひとつ細かく観察して答えを出して解決していくことが、上達の近道だ。理由のない失敗は無い。
ジョンジョンね、CT辞退の心変わりのこれといった理由は結局出てこなくて、やはり自分のクルーザーで旅をしてフィルミングのほうが、ツアー回るより魅力的ということに尽きるのかな、と思う。まぁ、すでに3度のワールドタイトルをとっていて、次目指すとなればケリーの11と、最短でもあと8年はかかるわけで、なかなかそこ目指して懸命に努力しましょう、というのは現実的な目標ではないのかな。オリンピックで金メダルは取りたいだろうけど、それは2028年のツアーでいいわけで、もう少し休んでいられるだろうと思っているかも。まぁ、その間世界中のいい波でサーフィン極めるわけなので、無駄でもないだろうし。WSLの復帰発表がフライングって可能性もあるか。
さて、12月といえばパイプ、パイプといえばジョンジョン、という短絡的な選び方だけど、2025年はパイプしか出なかったし、バロン・マミヤにやられて9位だったので、あれこれ選択肢があったわけでもない。
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カレンダー解説も残すところジョンジョンだけなんだけど、やっぱツアーに戻るのや~めた、の実際のところがわからないままで、ツアー休憩は続く現状なので、ちょっとオリンピック関連のごたごた挟もうか。
ザ・サーフニュースでも報じられたように、2028年ロス五輪へ向けての選手選考基準が改訂された。男女各24人の計48人、各国男女各3名、まぁ、各国2名の特例3名までだった今までとあまり変わらないというか、日本にとってはそう影響はなさそうだけど、問題になっているのはCTからの枠。これが実質約半数に削られるということで、騒ぎになっている。2028年6月中旬の時点でのランキング、男女各上位5名、各国1名までで、計10名だけ。
で、そのCT枠の減った分はISAがオーガナイズするワールドサーフィンゲームスやその他のイベント枠に振り分けられている形だ。
世界各国の選手のチャンスを広げるだとかいろいろ理由はついているけど、シンプルにいうなら、誰が国際サーフィンのイニシアチブをとるのかのパワーゲーム、みたいなことだ。
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2026カレンダー完売いたしました。再入荷の予定はございません。ありがとうございました。
さてカレンダー写真解説もあとふたり。ラス前はコナー・オレアリー。昨シーズンJベイでCT初優勝をあげた。そんなこともあって、コナーの写真はJベイのにしようと思っていた。普通に選ぶとコナーはやはりバックハンドのえぐりリップ、ということになるわけで、テール抜けてるのに分厚いスプレーが出ている定番ショットになってしまうので、そこは避けようかな、と思っていた時にこれを見つけた。定番ショットの前、今のカメラなら10ショット以上前になるのかもしれない。目にもとまらぬシャッタースピードでの一瞬。
まぁとにかく一番最初に感じたのはそのスピードだ。この長さの落ちてくるリップをワンターンで駆け抜けるには、どれだけのスピードが必要なんだろう、というのが初めに考えたことだ。ワンターンで10メートル移動、みたいな。そのスピードのベクトルを、右レールを押し込んで一気に上向きに変えることでこの急ブレーキのスプレー。この先の動きはたやすく想像できる。板押し込めるだけ押し込んでおけ、だ。
オッキーの時代ならこのセクションを抜けるのに必死の2、3トリムは必要だっただろうし、ルーク・イーガンならフローターか。とにかく、この早いセクションがJベイではバックハンダーの足かせになっていたと思う。今はこういう最速のワンターンかエアーなんだろうか。
カレンダーの写真の選択としてはちょっと変わったチョイスかなとは思うけど、この先に続くリップライン、この先のアクション、ライン取り、いろんなことが想像できる、広がりのあるショットだと思う。じっと見ながら妄想が尽きない、玄人好みの一枚だ。
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カレンダー10月はジャック・ロビンソン。1月のイーサン・ユーイングと同じく、お手本のカービング。優勝したベルズでのショットだ。昨年のベルズは波が今ひとつで、特にファイナルデーはなかなかこういうことがやれる波が入ってこなくて、これを待って数本で決めるのか、ほかの波に乗ってミドルレンジをそろえるのかの勝負みたいな感じだった。これを待って、と言っても、これ、よく見てください。波がものすごいペタペタというか、寝てるというかブレイクしているのにファットというか、志田トラみたいな(笑)。普通の人ならこんな場所でこんなことできないわけですよ。レールが入っていかない。そこ、フルレールに持っていくところがジャック・ロビンソンのジャック・ロビンソンたる由縁というか、強靭な脚力のなせるワザなわけです。スピード感もあるし。
前回歯車のかみ合わない伊東李安琉の話を書いたけど、つい最近まで、ジャック・ロビンソンこそバラバラな歯車で、きっちり合えばこんなに変わるんだわよね、という典型的な例だと思う。自分のサーフィンや生活習慣を徹底的に見直し、トレーニングをまじめにやって、すべてを再構築していく作業は並大抵の努力ではない。騒がれていればいるほど、プライドを捨てるのは大変で、自分のサーフィンを正確に見直すことができない。だから神童からすんなり神になれる例は少ないのだ。
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雪も降ったことだし、カレンダー解説の箸休めにパイプのCS入れておこうか。
チャレンジャーシリーズの終盤2試合はパイプとニューキャッスル。両極端かなぁ。かたやバレル勝負、かたやビーチブレイク、両方得意というサーファーはあまりいないのかなぁ、と思う。まぁ、これはこれではたから見ている分にはランキングの入れ替わりが大きくて面白いけど、やってるほうは大変だろうな。特に今回は女子もあって、CT女子は何度かパイプやってるけどCS女子は初めてのパイプって人が多かったのかな。それでもクオリファイすればやらなくちゃならない場所だから、文句は言えないわけだけど、CT勢が強いのは明確だと思う。パイプではやはり経験がものを言うだろう。
優勝はメンズがカラム・ロブソン、ウイメンズはガブリエラ・ブライヤン。
この試合でメンズ一番乗りでクオリファイを決めたハワイのイーライ・ハネマンは、決まった後も集中を保ってファイナルまで頑張っていた。クオリファイするために出ている試合で、その目標が達成された後にもまだ勝つことに集中し続けるのって難しいだろうなぁと思うけど、頑張ってたな。
日本勢で頑張ってたのは伊東李安琉。クオーターファイナルまで勝ち進んだ。
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2026カレンダー解説も9月までやってまいりました。女子のワールドチャンピオン、カレンダー紅一点のモリー・ピックラム。
このアクションがメイクだろうがワイプアウトだろうが、そんなことはあまり関係ないというか、そこはまるで気にしないで一目見て決めた一枚。なんかね、いよいよ女子もこの波のここに、こういう風に当てる時代が来たんだな、って感じ。
さて、何でしょうね、ジョンジョン。やっぱ戻るのや~めた、って。代わりにラムジー・ブーキアムがワイルドカードをゲットした。よかったね、ラムジー。
世界中を家族とともに船で回って、いい波見つけてサーフィンして、フィルムに残して……みたいなことを昨年はやってたわけだけど、それをもっと続けたくなっちゃったってのが公式なアナウンスメントだけど、子供じゃあるまいしもっと遊んでた~い、みたいなのって、すごいな、と思う。でもそれは許されちゃうわけだし、遊んでいてもそれが仕事になるわけだから、スーパースターにはかなわない。
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2026カレンダー解説、いいな。毎週何を書こうか考えなくて済むってこんなにストレスのないことなんだって初めて知ったというか、いかにいつも頭を悩ませてこのコラムの主題を考えているのかを思い知った感じ。
とはいえもう8月なので、あと何週かでこのストレスレスは終わってしまうわけだけど。
8月はジョーディ・スミス。夏らしいオーストラリア、バーレーヘッズでのショット。
2025年のジョーディは本当に出来が良かったと思う。こういった本当にきわどいところへの攻めというのは今までのジョーディにはなかったところだ。この場所ね、コンマ何秒かでつぶれちゃう場所だよね。
まぁ、普通の人はこんなところに当てたことは無いわけだけど、この場面にはよく出くわすと思う。ゲティングアウトの時。セット食らって、神様もうやめて~の瞬間、最後の腕の力を振り絞って気合のドルフィンがギリギリ間に合う場所。まぁ、たいていの場合、ドルフィンで抜けてホッと一息沖を見れば次が来てて、モチベーションダダ下がりなわけだけど。ビーチブレイクは一般サーファーには優しくない。
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さて2026カレンダーもいよいよ後半の7月、イタロ・フェレイラ。
パイプラインでの余裕の1枚。高さと飛んでるセクションがイタロっぽいかなと思う。
昭和の日本人としてはどうしたって「イタコのイタロー」になっちゃうわけだけど、まぁ親近感のわく名前ではある。168㎝68㎏と日本人体格の小柄な選手だ。
ガブリエル・メディーナに続いてフィリッペが出てきて、そのあとすぐにこのイタロが出て来た時、いったいブラジルにはどれだけの才能がまだ埋もれているんだろうと思った。
フィリッペとイタロは同じ歳でQSデビューも同じシーズン。ただクオリファイはフィリッペのほうが先で、それは実力云々というより世界を回るコストの問題であり、彼らのような実力のサーファーはブラジルにはいくらでもいて、でも世界を回るためのスポンサーの協力が得られないから世界に出てこれないでいるだけだ、という話をブラジルのメディアの人から聞いたことがある。
いくらでもいると言われても、ゴールドコーストのマシンブレイクでいつでもどこでもフルローテーションで飛べて、ほぼほぼパーフェクトランディング、というのを見せられているこっちにしたら、これがいくらでもいるってどういう状況よ、とあきれるしかなかった。今から10年以上前の話だ。
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