F+編集長
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なんか9月は瞬殺だったな。
毎日獣医さんに通って点滴、シリンジで1日3回の強制給餌、投薬、犬の散歩にほかの猫の世話で一日終了の連日だった。
トリ君は1か月入院ののち、1か月うちで上記のような生活を送り、結局2か月間、自分では水も飲まず、ご飯も食べずの日々だった。なかなかふさがらなかった術後の傷も何とかよくなって、回復傾向に転じるはずが今ひとつ停滞気味。しかし先日、ステロイドを注射してもらうと、状況が激変。その日病院から帰って数時間後には自分でご飯を食べ、水を飲んだ。もう大感動。いきなりそんなに食べてはいかがなものか、ぐらいな量を食べ、寝て、起きてまた食う、みたいな。ステロイドってすごい。
まぁ、副作用と天秤にかけながら最小限で使う、みたいな薬なわけだけど、トリ君には強力なゲームチェンジャーだった。
自分で食べ始めてまだ5日だけど、目力というか、顔つきがだいぶしっかりしてきたし、よく鳴くようになった。
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コロヘ・アンディーノのホームタウン、サンクレメンテ(後編)
前編はこちら
1994年生まれのコロヘは、全盛期のサンクレメンテサーフコミュニティのど真ん中にノーチョイスで巻き込まれることになる。なにしろ父親が大ボスのディノ・アンディーノだ。幼少期からティーンエイジャーをサーフバブル景気に沸く中心地で送り、見てきたものはその華やかさと成功、いくつものアメリカンドリームの成就だった。
新しいブランドが生まれてはそれぞれに地位を確立していき、やがて世界に打って出る。世界中のサーフマーケットにかかわるバイヤーたちは、常にASR、サーフトレードショーに出展する新ブランドに目を光らせていた、そんな時代だ。
スーパーヒーロー、ケリー・スレーターがサーフシーンのすべてを変えつつあった。まさにそんなサーフィンの黄金時代を見ながらコロヘは育った。
そして2012年には自身もCT選手として活躍を始める。しかし、皮肉なことにその頃からサーフシーンは勢いを失っていくのだ。もちろんそれ以前からバブル崩壊の兆しはあった。
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コロヘ・アンディーノのホームタウン、サンクレメンテ(前編)
ちょっと前に日本のBEWETと契約したこともあって、先月コロヘ・アンディーノが来日していて、東京、千葉、静岡、宮崎と、日本のあちこちで2%ユニオンのクルーや日本のBEWETチームと共に、子供たちにコーチングなどを行ったり、彼らのサーフムービー「Hijinx(ハイジンクス)」のプレミア試写会を行ったり、精力的に活動した。
2%ユニオンというのは、コロヘと彼のフィルマーを長いこと勤めているジェイコブ・ヴァンダーワークが立ち上げたブランドというかプロジェクトの名称。何やら意味ありげな2%という命名だけど、特別な意味はなくて、いくつかある候補のうちからコロヘの子供が選んだのでこれに決定ということらしい。
グリフィンとクロスビーのコラピント兄弟、コール・ハウシュマンド、ケイド・マットソンらのサンクレメンテクルーたちも協力しているので、ベルズでコールが優勝し、グリフィンが2位で、2%ユニオンが表彰台を占拠したときには、グリフィンが2%の話をちょっとしていた。
サンクレメンテを中心に才能ある若手を発掘し、サポートしようというのがメインの活動主旨だけど、根底にあるのは
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男女とも黄色いウイナーで一件落着
あーよかった、黄色いウイナーたちで。
ジョンジョン3度目のワールドタイトル、ケイトリン・シマーズ18歳、史上最年少でのワールドタイトル。
波が少なくて、なんかもっといい日はなかったんだろうか、と思うようなコンディションではあったし、思わず「え~?」って声の出ちゃうジャッジもあったけど、結果オーライとしよう。やはりタイトル争いは普通に終わって欲しい。
イタロの快進撃は読めてたけど、最終的にジョンジョンのようなタイプと当たると、軽さが目に付いてしまうかな。それまではエアーに頼った感じというか、だいぶそれに助けられた感じだけど、相手がジョンのようにエアーをライディングの中に無理なく組み込んでくるタイプだと、エアー1発でのポイントは伸び悩む。2ヒート目ではマニューバーメインの組み立てに変えてきて、ジョンの強烈なレイバックハックに似たような動きはしているんだけど、テール部分を押し込んでる時間が短いというか、押し込みが浅いというか、出ているスプレーの厚みがまるで違ってしまった感じ。ジョンジョンの脚力勝ち。
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暑い暑いと言っていたら、もう9月
暑い暑い言ってるうちに、もう9月ですね。
9月に入るとうちの周りの道路では草刈りが盛んにおこなわれる。志田のお祭りのために神様の通り道をきれいに、お神輿が通りやすいようにしようということだ。テレビではおせち料理の広告とか始まってるし、本当に1年が早い。そして2025年のF+xBCMのコラボカレンダーの写真選びも始まっている。楽しみにお待ちください。
7月8月は猫に翻弄されて終わった感じだ。手術後快調だったユウマは突然いってしまったけど、術後不調なトリ君は2本足ながらまだ生きていて、でも状態はあまり良くなく、ご飯を食べず水も飲まないので、流動食をシリンジで給餌、輸液のために毎日病院通いだけど、入院しているときよりはだいぶいい感じだ。無理を言って家に帰してもらったけど、家にいたほうがだいぶリラックスしている感じなので、病院で逝っちゃうよりは家で逝ったほうがいいな、と私は少しずつ後悔を納得に置き換えている。
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CTフィジー終了、ファイナルファイブの顔ぶれも確定
CT最終戦はメンズ、グリフィン・コラピント、ウイメンズ、エリン・ブルックスの優勝で
シーズン終了。ファイナルファイブの顔ぶれも確定した。
まぁ、追い上げられてた人々がなんとなくちゃんと帳尻合わせたというか、そう違和感ないところに着地したというか。
個人的にはガブ行ってほしかったかな。今年はずっと過去のラックを返済している感じというか、なんかいいところでつまずきがちというかだったので、最後ぐらいねぇ、と思ってたけど、最後まで惜しいところでつまずいたシーズンになった。サーフィン的には超うまいなぁ、と思うんだけど……。
リオ・ワイダ、インドネシア人初のCTファイナル。確かにバリに似た波ではあったけど、ウルトラ快進撃で2位、ランキングもトップテン内の9位になった。本当に日本で試合とかしていたころとはサーフィンが別人。そのころ一緒に試合に出ていた日本人選手たちは相変わらずCSとかQSとかで伸び悩んでるわけだけど、なんだろうね、ほんと進化しない感じ。何度も言うようだけど、サーフィン変わらないもんな。まぁ、これ昔からのことなんだけど、世界の進化のスピードに全く追いつけない感じがずっと続いている日本のサーフコンペシーンだと思う。
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CTはフィジーがまもなくスタート。そして来シーズンCTはアブダビ追加
いよいよ後半戦の最終、ファイナルファイブが決まるフィジーがまもなくスタートする。
男女ともトップのジョンジョンとケイトリン・シマーズはすでにファイナルファイブが決まっているけど、残り4枠はフィジーで決まる。
しつこいようだけど、ファイナルファイブという馬鹿げたシステムがなければ、男女ともにほぼチャンプ確定ぐらい離れているわけだけど、これがねぇ、わからんわけでしょ。
ワールドチャンピオンでゴールドメダリストのキャロライン・マークスが2位につけているので、昨年同様ファイナル5で逆転タイトル2連覇とかあるんだったら、もう本当に何のために1年間ピリピリやってるんだって話なわけで、ほんと好きになれないこのシステム。
フィジーは男子のワイルドカードにケリー、女子はジョシュ・カーの娘シエラが入っていて、なんか隔世の感がある。まぁ、私がツアー回っていたころのツアー内保育所にいた面々がツアーに顔を出すようになったということだな。過去何度かクオリファイしたイアン・ゴウベイア(ファビオの息子)も現在CSトップで、すでにリクオリファイを決めている。
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トリ君が退院
オリンピックが終わり、USオープンが終わっても、まだトリ君は入院していた。
毎回安楽死の話をしようと心に決めて面会に行くんだけど、毎回ルックスは少しずつよくなっていて、う~ん、これは安楽死させられないかな、という状況だ。毛づくろいとかしてるし(笑)。
とはいえ点滴は外れず、両足はむくみ、相変わらずマヒ状態。オシッコもウンコも垂れ流し、上半身だけで少し動くみたいなことで、足の壊死も始まってきている感じ。それが腐る方向であれば切断しなければならず、乾いてミイラ状態になっていくのであれば、切らなくてもボロボロ崩れて取れる、みたいな、何とも恐ろしい状況なわけだけど、表情もだいぶしっかりしてきているし、目力も強いので、なんか頑張ってるな、って感じだ。ご飯もスープ状のものなら自分で食べてるようだし。
で、この先頑張らねばならないのはお母さんで、すでに2週間は過ぎている入院治療費の支払いが恐ろしいことになっているのは確実だ。
こちらのほうもいつも一度中間精算してもらおうと心に決めて面会に行くわけだけど、
ついつい言いそびれて、いまだにできないでいる。
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ユウマと兄弟猫のトリ君が倒れた
ユウマが亡くなって骨壺に収まり、骨壺ケースにある写真入れのポケットに写真を入れたと思ったら、兄弟猫のトリ君が倒れた。え~、2週続けて猫の死ぬ話を書くってどういうこと? だ。猫は兄弟とはいえ同腹で生まれてくるので、ツインズみたいなものだから、呼ばれちゃうのか? と思った。
先週月曜日の朝、変な声で鳴いているのでなんだなんだと思ってリビングに行ってみるとカウチの上に倒れていて虫の息。意識はまだあるようだったけど、時間の問題かなぁ、という感じだった。それよりなにより後ろ足というか下半身がもう死後硬直のようにカチカチで、冷たくて、生きてるのに死後硬直ってしていくの? とか思った。
横にいて優しくなでてあげて、頑張らなくてもいいからね、と声をかけていたけど、けっこうずっと生きているし意識があるので、ネコ下半身硬直とかでグーグルしてみたら、どうやら血栓閉塞症というものの症状にピッタリで、要は心筋症が悪化して血栓ができてそれが動脈に詰まってそこから先血が行かない、ということのようで、息が早く浅い(痛みが激しいらしい)、後肢が硬直している、体温が下がっているなどなど、どれもぴったりだった。数時間後、獣医さんが開く時間になってもまだ息があったし、呼吸は安定してきていたので、連れて行くとやはり血栓症の疑い濃厚で、即座に痛み止めと血栓を飛ばす薬の注射で、そのまま入院。
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オリンピックが開幕。ユウマとお別れ
おかぁオレアリーが来てバタバタしている最中に、ユウマが亡くなった。
おかぁオレアリーはオーストラリアでコナー嫁が作ったオリンピック応援Tシャツを千葉方面の濃い人たちに配布に来ていたのだ。ハーレーが作ったのもあって、気合だ、気合だ、気合だ~。私、オリンピック追わない人なんで、開幕後も別の世界の出来事のようにしか感じていないわけだけど。
ユウマは前日寝るまで普通に元気で、ごはんも食べて、カウチにウンコして、まるで病気っぽくなく普通にしていたのだが、早朝気が付いたときにはすでに意識がなく、変な呼吸をしていて、あぁ、もう帰ってこないんだな、という感じ。というより、えっ、今日死ぬんだぁ、みたいな。
先住犬のラッキーの時も全く同じように何の前触れもなく逝ったので、とても意外だったし、ユウマも同じ。ステロイドが効いていて、数日前に獣医さんに行って、良さそうですね、と言われ、次のクールが終わったら血液検査してみましょう、とか言ってた矢先。先生も訃報に驚いていた。
まぁ、ステロイドの効くは2か月ぐらいというのは一般に言われていることらしいので、そうなのかなとも思うし、腸リンパ腫末期の余命は1か月から半年とからしいので、まぁ、通常どおりなんだろうけど、あんなに元気よかった猫がわずか6時間ぐらいで死んじゃうって、びっくりだったな。ある意味ピンピンコロリなので、結果オーライか。
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