質問:というよりお願いでしょ、これ
「Kissed by god」をゆきさんなりに翻訳していただけないでしょうか。
世界のトップサーファーとして君臨したAndy、父親としてのAndy、1人の男としてのAndyをもっと深く知りたいと思いました。
していただけませんね、これは。版権の問題とかあるし、超面倒くさいし(笑)。ただ、私なりにあのフィルムのリリース当時のことと、アンディのことを書いておきます。
Kissed by god、神に祝福された男、とでも訳すのかな。このフィルムに関しては発表当初から賛否両論で、賛のほうは派手に世間に流れたけど、否のほうは表立っては誰も言わなかった。死者にムチ打たない的な遠慮もあったと思うし、日本でも死んじゃえばみんないい人だから。でも業界筋では否定論が陰でよく語られていた。
もう時効かな、とも思うので書いてしまえば、否定的サイドでは魅入られたのは神にではなく悪魔にだろう、とか、美化されすぎとか、ネガティブな部分をあえて公表することで、アンディを英雄に祀り上げたいためのスポンサーのキャンペーンだとか、ドラッグ中毒患者をあんな風に英雄化してはいけない(教育上よくない)とか、まぁとにかくひどい言われ方だった。
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先日の夕焼けに続いて、昔の人なら怖かったろうなシリーズ(笑)
月食。私あまりこういった天体ショー的なものには興味がないというか、あるにはあるけど、わざわざ見よう、という感じでもなく、たまたま誰かが見ようというので連れていかれたり、見たりはあるレベルだ。今回は夕方からやけに月がキレイで、これは誰がどうやってもバッチリ見えるんだろうな、と思い、外に出てみてみたら始まっていたのが肉眼ではっきり見えたので、ケータイで撮影したものの、半月的なものは撮れたけどイマイチだった。まぁいっか、と思い家に入ってだらだら飲みの継続をしていたんだけど、なんか、考えたら私一応カメラマンもやってるし、カメラもあるし、撮らないってどうなの? と思い直し、急遽ベランダにカメラと三脚持ち出してガサゴソ。もう完全に影になる直前に何とか間に合った感じ? 明るいうちにきちんとセッティングしとくんだったな、と思ったけど後の祭り。まぁ、1枚でもお見せできるようなものがあったからよかったかな。
赤い月にウサギはいないけど、このもやもやは肉眼でも見えたよ。この色は夕日と同じ太陽の赤い光のなせるワザ。白いほうは陰の去り際。
なんかねぇ、この肉眼で見ても赤い月って本当に昔の人には不気味だったと思う。やっぱり恐怖におののいて加持祈祷しちゃうよな。
天体ショーといえば昔、30年以上前にハワイで見たしし座流星群だったかな、とにかく流れ星がいっぱい見えるやつ、あれはすごかった。グレン松本って当時現役JPSAプロサーファーの家がラニアケアのビーチフロントにあったころで、同じくJPSAプロの息子たち、松本カイ、コアが生まれるずっと前に、ノースにいた日本人プロとかみんな集まってBBQやろうって日だった。
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太平洋の真ん中の島とか行くと毎日夕焼けやばいけど、ここ東浪見でもたま~に、年に一度か二度ぐらいですが、ものすごい色の夕焼けとかあります。この間犬の散歩中にあまりにすごかったのでケータイショット。色補正無し。昔の人ってこれ見てキレイ、とかじゃなくて恐怖だったんじゃないのかな、というのは容易に想像できるな。
質問
①チューブライディングテクニックは限界値に達しているか?
②日本人シェイパーの腕前と、CTの壁には相関関係があるのか?
③スチュアート・ケネディのサーフィン(彼以外に、ユキさんが上手いと思うアップカマー)について
すべて同じ方からの質問なんですが、どれも考えすぎな感じであまりフックしないのでオールスルーといきたかったところですが、まとめてお答えします。
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コナーの置き土産プレセント、訳ありにもかかわらず本当に多数のご応募ありがとうございます。なんかものすごくびっくりしてます。そんなにみんなこのコラム読んでるのかい、みたいな。そういえば先週コナーに続いて五十嵐カノアが志田に登場してたっけ。なんでも松岡修造にサーフィン教えるっていう趣旨のテレビ番組の収録だったようです。結構波大きくて、カノアにはよかっただろうけど、修造さんにはきつかったかも。
まぁ、今のCTのシステムの唯一いいところは9月から1月まで、5か月のオフが取れるということ。コナーやカノアのように、プロモーションにもたっぷり時間がさけるというわけだ。
お待たせしているカレンダーももうすぐできると思います。
2023年版は超シンプルにライディング写真のみ。格言ナシのコラム無し。格言はオヤジギャグ方向に曲がりすぎた感あるし、コラムはけっこう面倒だったし(笑)、一度全クリア。そのかわりにセンター見開きの写真はちょっと工夫して、いろんな選手の写真をアーカイブから引っ張ってみました。「あの時キミは若かった」シリーズ。乞うご期待。
国内ツアーのJPSAも終了。2022年のグランドチャンピオンは男子、金沢呂偉、女子、中塩佳那。JPSAとはいえ、タイトル連覇って難しいんだなぁ、と改めて思った。西慶司郎、行くと思ってたんだけどね。思いっきり予想外しました。まぁでも考えてみれば最終戦のひとつ前、鴨川での金沢呂偉とのセミファイナルの直接対決。あそこを押さえておけなかった時点でアウトだったんだろうね。逆に呂偉のほうはその直接対決を制したからこそ、最終戦イチコケでも初タイトル奪取行けたってわけだ。第4戦のセミが今シーズンのタイトルの行方を決めたヒートといえるな。結果が逆なら最終戦の立場は全く逆になってたわけだから。
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オレアリー台風は先週の火曜日には羽田空港で温帯低気圧にかわり、南西方向に遠ざかっていって、千葉沿岸では穏やかな日々が続いている(笑)。
バタバタしていてカレンダーのこととか何人かにお問い合わせいただいていたのに、お返事できなくてすみません。
今年も2023カレンダー、鋭意制作中でゴザイマス。カレンダーは毎年これ、の人は他を買わないで待っててね~。
2023カレンダーにも掲載が予定されているコナー・オレアリーの置き土産もあって、それは読者プレゼントにしようと思う。1名様にプレゼント。
応募はこちらのフォームから。お名前とメルアドだけ書いて送ってください。
当選はプレゼントの発送をもって発表にかえさせていただきます。
お土産プレゼントはツールスのトラクションパッド、コナーモデル。コナーのシグネチャーモデルなのにスペル違いはご愛嬌。コナーはCONNERではなくCONNORなんですね。コナーだから笑っておしまいだけど、面倒なアメリカ人とかだったら訴訟問題かもね。なんでも裁判だから、あの国。まぁ、このロットはミスプリのレアものかも(笑)。そういえば昔PARKOをPERKOと表記して、パーコちゃんに叱られたっけ。俺はパーコじゃなくパーコだよ、って。はい、でも日本語にすると同じなんですよね~(笑)。キャパ広いな、カタカナ英語(笑)。
プレゼント用に、ひとついただいてコナーにサインしてもらったら、コナーは私にあげるんだと思って、私の名前を書いてしまいました。サーフィンはとっくに引退して、家にはボードもないのにどこに貼るんだ、っての。まぁ、そういうわけなので、苦肉の策として、私からコナーへのメッセージとサインを書いて、ダブルネームの珍品攻撃。欲しい人はこちら記よりご応募ください。
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母明美、コナー、弟リクのオレアリー一家が来日していた先週は、うちもけっこうバタバタして、台風直撃の様相。まぁでも子供たちは生まれる前から知っているので、家族同様、うちの動物たちもすぐになれて、忙しいけど楽しい日本トリップを満喫していた。
ピンポン鳴らしてコナーがうちの玄関先に立ってた時、あぁ、もう日本人は勝てないんだな、と心の底から思った。188センチ93キロ(いまオフなので、トレーニングして落とすベストは88キロ前後)、履いてるデニムは34インチで、両国で買ったのか? と思うほど、どんだけでかいんだよ、お前、な感じ。デニム1本超重いし(笑)。
海に入ってても、ひとりだけでかいのですぐにわかる。
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話は飛びますが、日本語版のWSLルールブック作りました。
翻訳担当の水垣さんはさぞかし大変だったろうと思います。校正と編集をした私も死ぬかと思うぐらい面倒でした。おかげさまで今ではけっこうルール詳しいです。
せっかくなのでできるだけ多くの皆さんに利用していただけるように、いろんなところで公開してもらうことにしました。
公式の翻訳ではないので、すべて英語版が正しいのですが、英語難民には朗報かと思います。一応翻訳して配る旨はWSL APACの許可を得ていますので、どんどんDLして使ってください。メンバー登録のしかたの日本語版もあるでよ~。
リオ・ワイダ。2023CT確定。そりゃそうだね、CS年間8戦中2試合優勝すれば、あと何ヒートかで足りるだろうし、ましてやフランスがキャンセルになって7戦になってしまえば、計算上の確定は早まる。
これからは和井田理央ではなくリオ・ワイダにしよう。
インドネシアのサーフシーンをしょって世界のトップシーンに出ていくんだから、いつまでも日本を引きずらせちゃ、インドネシアに失礼ってもんだ。
インドネシア人の父と日本人の母の間に日本で生まれ、5歳の時にインドネシアに移住。インドネシアの波でサーフィンを磨いた。
ま、どうしたって上手くなるだろうな、あのフィールドなら。何しろホームタウンがウルワツだもの。
リオのサーフィンはポケットとタイミングだ。
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デーヴォの愛称で知られるクリス・デビッドソンが45歳でなくなった。
酔って殴られて倒れたときに頭を強打して、病院に運ばれた時にはすでに意識がなかったようだ。殴ったほうもつかまっていて、42歳にして傷害致死ってことになるんだろう。
まぁ、デーヴォなら酔ってけんかはあるかもな、と思う。不運な死といえば不運な死だ。2時間ドラマじゃあるまいに、殴られて、倒れたときの打ち所が悪くてって、そんなぁ、という感じ。
クリス・デビッドソンといえばベルズでのケリーキラーとして名をはせた。90年代半ばごろだろうか。当時全盛期だったケリーをワイルドカードで登場したデーヴォが面白いように何度も倒した。90年代半ばといえば、負けるとニュースになるというぐらいケリーが強かったころだ。そしてケリーに勝てば、あのケリー・スレーターに勝った男として大いに名を売ることができる。ワイルドカードは未知数なので、何が起きるかわからないし、ワイルドカードに負けるのは絶対王者だったケリーやアンディにとっては本当に受け入れられないことだった。
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CTは早くも2023年のスケジュールが出て、Gランドがサーフランチに変わっただけで試合数、会場、時期等ほぼ同じ、ファイナルズもまたトラッスルズと変わらず。まぁ、そんなにコロコロ変わるのも大変だし、各ポイントによって波のいい時期も限られるので、基本ツアーというのは永遠のマンネリ的な、似たりよったりでやってきたわけだ。ここ数年の大きなシステム変更でスケジュールにも変化があって、2022年が実質初めてフルで回した新システムの年となり、なんかうまくいったからこれでいいでしょ、ということなんだろうと思う。
質問1
パイプに始まりタヒチまででファイナル5を決定。ファイナルズは、再度トラッスルズ。このポイントセレクトと順序に、何かWSLの意図を感じますか?
質問2
今後のツアーでは、3Dエアーがワールドタイトル獲得には必要不可欠ですか?
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前半後半を通して1年間のツアーの中で、一度もポイントリーダーになったことのない、イエロージャージーを一度も身につけていない選手が年間ワールドチャンピオン、という現実に対する違和感がまだ消化しきれない。
獲得したトータルポイントもカリッサより10000ポイント近く少ないにもかかわらず、だ。なんかこうなっちゃうと、ポイントとかイエローとか関係ない感じになっちゃうよね。とにかく5位に入って、ファイナルズの一日を負けなきゃいい。
そう考えればこのシステムは、最近勝てなくなってきたベテラン勢には有利ともいえるかもしれない。例えばケリーだって、ケガでスキップしないで、もうひとつどこかでパイプやタヒチみたいな、クオーター、セミ以上の成績なら、5位とか可能だし、そのファイナルズの会場がパイプってことになれば、12回目のタイトルを50歳代で獲得って、現実的なシナリオになるシステムと言える。そこで……
質問
ジョーディってどうですかね? 年齢的にもそろそろ、な気がしますが、個人的にファンなので来シーズンは歯車かみあって欲しいんですが。
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