パイプはキーラン優勝、トリプルクラウンはジョンジョン

パイプはキーラン優勝、トリプルクラウンはジョンジョン

0
シェア
F+編集長つのだゆきのブログ

キーラン・ペロウ。昨年に引き続きのファイナルで、今回こそ優勝。
ま、それにちょっとシェーンが手を貸したかも……って話は、F+サイト会員様専用カフェにて、のちほど。今朝会場に行くときにシェーンを乗せてったんだけど、その車の中で聞いた、これぞインサイダー情報(笑)
しかしね、嬉しそうだったね、キーラン。WT初優勝がパイプって、すごいよね。超おめでとう。すごくいい人なので、超つけちゃう。
キーラン、今日は10点満点も出したし、かなり危ないチャージもしてたもんな。手首のダックテープが死闘を物語ってるよ。表彰式のステージにオーストラリア国旗持って上がってたのはキーランの子供。お母さんと同じ顔なのよね、この子。超カワイイの。
でも、それでも本日のハイライトだったのはジョンジョン対ケリー、そしてジョエル対ケリー。やはりスタックサイドの上半分。
ジョンジョン対ケリーはもう、バックドアのディープなマジカルバレル対決。どうやって出てきたの? みたいなライディング同士の戦い。でもケリーがチャージしたのは終盤3分。それまでなんと、16.70のコンビネーションだった。それを終盤のバックドア2本でひっくり返した。その前までのヒートもそうだったけど、あれ? あなたその気になればいつでも9点出せるの? って思っちゃうぐらい後半チャージが多かったな、今回は。ケリーを追い詰めてはいけない? 
でも次のセミでは8点台後半2本のパーコに9点7点で僅差の敗退。しかし今日はこの2ヒートがハイライトだった。もうね、上半分の今日の人たちは上手すぎ。乗ってる波とスピードが他とまるで違うし。似たように見えるけど、波の形や大きさ、スピードがまるで違うので、暇な人はヒートアナライザーで見比べてみてください。
例えばポイントは同じ8.63だけど、QFのガブちゃんとSFのパーコ。これを同じ点にされちゃうとね、ちょっと困るかも。
いやいや、ゆきさん、短いバレルと何回もかぶってる差ですよ、ガブのほうが高くてもいいのでは? という人は、スピード、クリティカルポジションが見えない人(断言)。
でもね、ガブちゃん、日に日にパイプが上手くなってて、すごいな、と思った。ヒートごとに上手くなってる感じ。まともにサーフィンしたこともないポイントでのあれは、さすがゴールデンルーキー。日本人が10年かけてできるようになるものを3ヒートぐらいでやってる感じ? でもまぁ、もう少し要練習だね。今彼が乗れてるのは、クリーンに穴があいている、他のポイントでも見られるような感じのリップの薄いバレル。この辺はエキスパートのシェーンあたりがひと目で見抜いてた。でもそれに負けちゃえばダメなわけだけど(笑)。
セミでミシェル・ボレーズがキーランに負けた時点で、トリプルクラウンのタイトルはジョンジョンに。19歳、最年少トリプルクラウナーの誕生であります。
しっかし、パーコちゃんって、何でこんなに勝ちに恵まれないんだろうね。
ASPジャパンサイトのYuki’s WT Outlookもあわせてどうぞ。

コメントなし

返事を書く