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昨日ラウンド5でオウエン・ライトがジョーディ・スミスに負けた時点で。39歳のワールドチャンピオンKS11は99%確定した。あとは、数学的な可能性をつぶしていく作業だけ。オウエンはこの試合9位確定、ケリーはすでに5位以上確定で、今シーズンQFまで行った試合5試合のうち4試合はファイナルまで行っているので、取りこぼしそうな感じもしない。おそらく現時点で、オウエンがひっくり返すなら残り3試合3連勝とかの話になると思う。しかもケリーが5位以下とかじゃないかな。詳しくはこの試合が終わったあとツアーマネジャーのレナトが出してくるだろうけど、昨年同様、ポルトガルで決まると思う。しっかし昨日のラウンド4のケリーはいやらしかったというか、コンペティターとして完璧だったね。3人ヒートだけど、ジェレミーは足首の怪我で不参戦状態だったので、ターゲットはルーキーのガブリエル・メディナひとり。ガブリエルの武器は、ここのところやたらハイポイントが出てくる飛びがらみのマニューバー。ダメモトで飛ばれて8点9点出されちゃけっこう危険なわけで、まずそこを押さえてきた。ケリーはオープニングライドでいきなりガブちゃんの得意技、エアーローテーションを決める。そ、あの飛んで回るやつね。英語ではあれをローテーションといいます。で、そのオープニングライドの走ってローテ1発にジャッジが7点台だったので、これで少なくともこのヒートでは走って飛ぶだけじゃ8点は出ないよ、ってスケールになった。必要以上のビックリ点を押さえた上に、相手にしたら、自分より格上の選手に自分が勝てるとしたらそれしかない、っていうワザを先に決められたというイヤな気分が残る。一石二鳥。ほんと、いや~な相手。あれをもし先にガブがやってたら、8点台の可能性もあり、そうなるとよっぽど厳しいエアーかリップで攻めないと競るのが難しくなるあたりを、あれできちんと止めた。ま、それが出来ちゃうのがケリーの技術の高さなわけだけど。なぜガブなら8点でケリーなら7点なのかというと、ここのところずっとそういう傾向だから。その辺はしっかり分かってるケリーなのだよ。ま、この相手の得意技を先にやって、相手のマックスのスケールを決めてしまうってのは、実はトラッスルズのセミのヘイター戦でもやってたんだけどね。で、終盤はガブのグーフィー側をしっかりブロック。もちろんそれはこのヒートでのガブちゃんのスコアラインに乗ってるハイポイントライドが、グーフィーの波でのライディングだから、という分析をした上でのグーフィーブロック。もうね、この辺のヒート中の状況判断とか、素晴らしいね。自分がコンペティターで、これを読んでいる人々がいるなら、ケリーすんげぇ~、とかやべぇ~、とかってアホみたいに口あけて見てるんじゃなくて、この辺にしっかり注目して学んで欲しい。技術的な部分は差がありすぎてなかなか追いつかなくても、こういうゲームプランや状況判断はすぐに真似できるでしょ。ま、そこまで突き詰めて考えて、ひとつひとつのヒートを戦ってるコンペティターが日本にいるのかどうかは、かなりーーだけど。でもいるとしたら、昨日のヒートでのこれは確実に見えてたはず。クオーターでまたガブと当たるわけだけど、ケリーったら笑いながら、でかいバレル勝負になればいいのに、って言ってたし。そう、そうなるとガブちゃんにチャンスはないわけで、相手の長所も短所も研究しつくした上での戦略。たとえそれがルーキーだろうが誰だろうが、きちんと把握している。こういう派手さのカゲで見逃しがちな研究や分析の積み重ねが、39歳、11回のワールドタイトルなんだよ。ケリーって決して初めからすべてに恵まれた天才じゃないから。若いときは年上のサーファーたちを見て学んで、今は下のサーファーたちを見て、新しいラインの取り方とかを学んでる、とも言ってたけど、漫然と試合して、勝った、負けたってやっててもてもダメなわけよ。考えて、考えてやらないと。だから、頭の悪い子はダメなのよ、コンペティターとしては。ま、その悪い頭を補うコーチがいて、言われたままに行動できる素直なリモコンロボットタイプも、いいコーチに恵まれればコンペティターとして伸びるわけだけど。写真ローザンヌ・ホッジ(もとWT選手)にインタビューを受けるケリー asp/kirstinいきなり相手の得意技のエアーローテーションから入ったケリー asp/cestari相手がジョーディという不運はあったが、実質この負けでタイトルはほぼ消えたオウエン asp/cestariルーキーはこういう経験をして成長する。精神的には強そうなガブリエル asp/cestariテイラーのフルレールターンにようやくポイントが出るようになった asp/kirstinクオーターまではかなりいい感じで来ているタジ asp/cesrari
今フランスではクイックシルバープロがまっさかりで、ラウンド4が始まろうとしている。 いや、実際さっき始まったんだけど、霧で中断。 フランスね、あるんだよね、この季節は。 それじゃなくてもフランスって潮待ちの中断多いし。ま、それだけ潮や風でコンディションが激変するって話なんだけど。 で、ワールドタイトル。 もうトラッスルズが終わった時点で、クイックシルバーとしてはあわててKS11グッズの手配に大わらわだと思う。 計算上ではいろいろ可能性があるけど、実質的にはこの試合でオウエン・ライトがケリーより上の成績じゃないと決まるよね、ほぼ。近そうに見えて、実はけっこう離れてる。パーコはすでに負けているし、それより下はないので、このふたりなわけだけど、現状ではふたりともフランスではすでに9位確定。ベスト8のうちの6試合揃ったとして(ふたつ下をカットしたとして)、ケリーが1,1,1,2,5,9 オウエンが1,2,2,5,5,9。同じ数字を消していくと、ケリーは1位ふたつ、オウエンが2位と5位。残り3試合でこれを変えていくのは容易ではないわけよ。ここでケリーが9位でオウエン優勝、なんてことになってくるとようやく実質的な争いがスタートなわけだけど、それでもまだ先は長い。 写真は10のときのキャップ。 昨年のハワイでもらったものだけど、今ではあちこちで売ってるね。ニューヨークでもKS10グッズいろいろ売ってたし。 後ろには10度のタイトルの年代が刺繍されてる。こうしてみると、改めて10回の重みというか、すごさが分かるというものだ。 これはオリジナルバージョンだから刺繍がすべて白だけど、色違いとか、いろいろ出てるね。2010の10の部分だけ10Xにかけて違う色の刺繍とか、よく見たな。 さてさて、11はどんなデザインでくるんでしょうかね。もうとっくにデザインは出来上がってるはずなんだけどね。じゃなきゃ間に合わないし。 39歳の世界チャンピオン、そのぐらい秒読み。 F+サイト、コンテストニュースもお楽しみください。
<img src="http://www.fplussurf.com/photo/パーコに続いてファニングもテイラー・ノックスに破れ、様相はますますケリーとオウエンの一騎打ちになったけど、4試合連続同じメンツのファイナルとか、あるのーなんか、あのオウエンに高い感じが続いてるので、あるのかー と思ってしまうね。ま、どっちにしてもサーフィンはケリーだね。というより、もうこの時点で、ラウンド4までいってるので9位確定。ま、それですでに11おめでたい感じではあるけど。今一所懸命11グッズ作ってるんだろうな。ラウンド3の日に一番うまかったのはデーン・レイノルズだったと思う。飛びよし、カーヴィング良しで、さすがな感じの後半だったけど、ちょっとスパート遅かったね。あの終盤のあの局面で、6点でいい局面で、2発当てたあとに飛んじゃうのがデーンだよね。飛ばないで適当にあてときゃね、問題なく6点だったのに。ま、よくも悪くもあれがデーン・レイノルズということだと思う。あれがもう少し管理されて、ヒートアップマシンになればタイトル夢じゃないけどね。ま、でもそこがデーンの魅力でもあるんだけど。ワールドツアーという舞台から見ると、大変に残念な才能です。写真はすべて Joliデーン・レイノルズケリー・スレータージョーディ・スミスタジ・バロウオウエン・ライト"
ラウンド1ピックアップ/ケリー、オウエン、ミシェール、ミック"
クイックシルバープロ@フランスがスタート、初日はラウンド1とラウンド2の3ヒートが行われた。 で、いきなりパーコちゃん負けちゃうし。 別に対戦相手のラムジーってワイルドカード(モロッコのサーファー!)がうまかったわけじゃないけど、思いっきり仕掛けてて、それがすべてうまく回った感じ。対するパーコちゃんはNYに続いてまたまた板を折る不運。ってか、相変わらずポイント低いなぁって感じだったけど。ジョーディのデーンもこの試合から復帰。 調子よさそうだったのはミック、ケリー。チューブ狙いか、オープンフェイスでのカーヴィングかって勝負で、ここのところ大ブームだった飛び系勝負は一休みな感じ。くわしくはF+ニュースで。 写真asp/kirstin
タイトル争いの事実上の終盤、ヨーロッパレッグがスタート。計算上はまだまだ先が長いが、現実的にはこの試合でほぼタイトルが決まることもありうる。すでにラウンド2でジョエル・パーキンソンがモロッコのワイルドカード、ラムジーにまさかの敗退、25位になっているので、タイトル争いからは事実上脱落。ケリーとオウエンの一騎打ちという様相になった。とはいっても、オウエンはこの試合でケリーより上に行かなければ始まらないわけで、ラウンド1のケリーの感じからすると、取りこぼしはなさそうに見えるので、もしかしたらこの試合のあとにすで11X祝勝パーティとかひそかにあるかもしれない。この試合ではまだ優勝のないケリーなので、フランスクイック初優勝のタイトル事実上決定なんてのが、ケリーサイドとしては美しい展開なんじゃないだろうか。久しぶりに試合に顔を出したジョーディ・スミスとデーン・レイノルズ。デーンは今シーズン初めてのWT参加となる。ラウンド1こそ取り逃したものの、ラウンド2ではデーンらしい大きなラインのカーヴィングを見せて好調ぶりをアピール。しかし、今シーズン初めての試合ということで、シーディングは低く、ラウンド3ではトップ陣と当たることになる。ラムジーがケリーとラウンド3で当たり、デーンはなんとジョーディと当たってしまうのだ。何もこのふたりがラウンド3で当たらなくてもねぇ。個人的にはジョーディのサーフィンよりデーンのサーフィンのほうがキレてた感じがしたので、順当ならデーンだけど、出来不出来にバラツキがあるのがデーン・レイノルズ。コンペマシーンのジョーディ相手に自分のサーフィンを繰り広げられるかどうかがかぎ。ま、見てて面白いのはデーンなので、私はデーンよろしく、な感じかな。写真ケリー・スレーター/asp kirstinデーン・レイノルズ/asp cestariジョーディ・スミス/asp kirstinミック・ファニング/asp cestariジョエル・パーキンソン/asp cestariジョエル・パーキンソン/asp cestari
"DRAGON MYSTERY TOUR JAPAN 「D.D.T」開催決定!DRAGONが提案する全く新しい形の大会「D.D.T」が、今年も11月5日(土)に千葉県夷隅海岸で開催決定! エントリーは全て4人1組のチームで行い、選手交代、ダブルポイントなど「DDT」独自のルールで行われる。今年も参加者全員が最後まで楽しめる新たな試みも用意してあるので、そちらもお楽しみに。エントリー費は無料なので、気の合う仲間と気軽に参加して楽しんじゃおう。前回のリベンジを誓うチームも、今年から参戦のチームも大歓迎!DRAGON MYSTERY TOUR JAPAN「D.D.T」大会事務局"
”ビラボンストア湘南店”が明日、10月5日(水)リニューアルオープンする。同店がビラボンの直営店第一号として、日本のサーフカルチャーの発信地である、湘南にオープンしたのが、10年前。サーフィンを愛して止まない人達が多く訪れ、また来日したライダー達も多数来店するなど、今では、ランドマーク的な存在になっているといってもいいほど。今回の10周年リニューアルオープン記念して、同店では、ご来店のお客様200名に先着順で特製ミニタオルをプレゼントするキャンペーンを実施する!!新作秋冬アイテムも続々入荷中とのことなので、この機会にビラボン湘南店へGO!!ビラボン湘南ストアTEL:0466-55-5017お問い合わせジーエスエムジャパン03-5456-6275
ここのところ3試合連続でケリーとファイナルを争ったオウエン・ライト。ま、今が旬、時の人ってところでしょうか。そのオウエンの最新インタビュー、先ごろのトラッスルズのあとのインタビューをF+サイトにアップしました。オウエン・ライト インタビューです。けっこういろいろ核心ついてて面白いよ。 ケリーに勝たないとワールドタイトルは取れない。ケリーを倒せる選手がいないときは、ケリーがタイトルを取る、っていうコメントは、いろんな部分で正しいなぁ、と思う。 さてさて、つい先ごろ帰ってきたわけですが、アメリカに3週間ってのは、長いな、やっぱ。 基本的に旅は一試合2週間だから、それより1週間長いとなかなか家の中が大変なことになっていたりして、そのアジャストが大変。もちろん時差ぼけのアジャストも大変だけど。 猫たちは相当暴れまくったようで、お留守番の人の話にはきいていたけど、元気すぎるぐらい……というレベルではなく、いろいろ置いてあるモノがなにひとつ無事に定位置にある事はなく、なんなんだよ、おい。 庭は庭で台風でガチャガチャなことになっていて、トマトもきゅうりもゴーヤもオクラも夏野菜はすべて終了、引っこ抜き大会です。 いろいろ日常が落ち着くまで、しばらくは時間がかかりそう。
ケリーの11度目のタイトルを今年阻止できる者はいないとおもいきや、どこからともなく痩せ細った弱冠19歳のオージーが現れケリーの前に立ちはだかるではないか。しかも本気サイズのチョープーでだ!オウエン・ライトは、3試合連続してケリーとファイナルを戦った。こんなことはASPでも初めてのことだし、うち2回はケリーが勝っているのだが、最も高額な小切手は(ニューヨークでの30万ドル)、なんとツアー2年目の新参者がかっさらっていった。それよりさらに重要なのは、まだプロキャリアが始まったばかりのオウエンが、もうすでに立派にタイトル争いを演じていることだ。ハーレープロで2位になった直後、サンクレメンテでオウエンをつかまえて、6フィート3インチの長身のタイトル候補がいまどのような精神状態にあるかをインタビューしてみた。初優勝はどうでしたー 期待してた通りでしたかーグロムだったころの僕のワールドツアーでの優勝のイメージとは違ってたね。優勝ってのは凄いことで、優勝した翌日も自分はずば抜けたサーフィンをする無敵なイメージを描いてたんだけど、チョープーでファイナルに進出し、ニューヨークで優勝を遂げたあと、イメージしてたような世界一偉大なサーファーって感じじゃないことに気付いたんだ。だって翌週には、ラウンド1からまたはじめなきゃならないから、あっという間に優勝のことは忘れちゃうしね。とっても短かかったけど、その1分1秒を大切にしたよ。ニューヨークでのファイナルで戦ってたとき、なんだか心の中があったかくなってきて、僕の家族の存在が近くに感じられた。みんな喜んでくれてるような……うまく説明できないんだけど、彼らがそこにいて、僕が楽しんでるように彼らも同じくらいあの瞬間をエンジョイしてくれてるような気がしたんだ。今年はじめの4試合は、13位とクオーターという結果で終わってるけど、ここにきて3回立て続けにファイナルをメイクしたね。なにが変わったんだろう?去年の終わりにいくつかいい結果をだし、その後、ちょっと休憩をもらった。怪我をしたり、プライベートな悩みとかあったから。だから、どこかいい所へ逃避したかったんだ。で、インドネシアに仲間たちと行ってみた。そこで、初心に戻れた。サーフィンについても考えさせられたし、ただ単にサーフィンする行為がどれだけ楽しいか、ってことも久しぶりに思い出した。試合に夢中になりすぎてたのかもしれないね。だから、サーフィンの他の面をエンジョイしたいとおもったんだ。そして、チョープーに着いてみると、コンペがすごい楽しいんだ。あれ以来ずっとそんな感じさ。なにか一つ変わったことをあげるとしたら、もう1年目じゃないってこと。本気になってタイトルを狙うときがきたんだよ。ルーキーの年はお父さんとツアーを回ったんだよね。今年は誰と回ってるのー今年は、ライヤン・フレッチャーっていうリップカールのチームマネージャーとが多いな。それに僕のコーチであるディーン・デイヴィスかな。2年前に知り合って、それ以来ずっと話し相手になってもらってる。彼はものすごくいいアイデアをもってて、いろんなことで助けになってる。うちの家族は大家族だし、父はそっちのケアほうが忙しいから、僕も21歳になったんだし、ここで独り立ちするか、ってことになったわけ。コーチとフレッチと自分っていう、小さいけど立派な僕のチームだよ。コーチは栄養管理から肉体的健康に関することまで全てやってくれる。彼はダウンヒルの自転車レーサーで、サーフィンはまったくやったことがない。だから、けっこう違う視点からの意見が新鮮でいいんだ。それと、いちばんいいのはサーフィンに洗脳されてないところ。彼自身、世界チャンピオンだから、最も高度なレベルでのコンペティションに必要なものとかに理解があるんだ。インドネシアでの怪我についておしえて。あれは僕にとって転機だったのかもしれないな。ジェフリーズベイの前からのことなんだけど、ジェフリーズに行くまえ6週間サーフィンしなかったんだ。足首を骨折したからね。あのイベントが終わったあと、翌日にはインドネシアに向かってた。異常にサーフィンしたくて、地元の仲間ら数人だけを連れてインドネシアに向かった。そこで最高の時を過ごせて、サーフボードの調整もできた。で、2週間のステイの最後のほうになると、かなりハードに突っ込むようになっていた。慣れてくると、自信過剰になるんだね。そしたら、突然、ガーンってやられちゃった。頭からリーフに突っ込んでしまったんだ。だれか傷口を縫ってくれる人はいないかって探しまわったんだけど、見つけた病院のベッドに血がついててさ、さらに友達が血がついてる針を見つけて、「うそでしょ、さようなら~」って出てきちゃったよ。次の病院で縫ってもらったんだけど、綺麗に消毒してくれてなかったんだろうね。その晩は入院したんだけど、翌日になってみたら僕の顔はぱんぱんに膨れ上がってて、どうやら感染しちゃったらしいんだ。縫ったから、膿んだ部分が封じ込まれたような状態になったらしい。やむなくフェリーでバリに戻って病院に行った。糸をぜんぶ取り除いて、なかのものを綺麗さっぱり出した。たいへんなことになると思ったんだろうね、オーストラリアに帰されちゃったよ。家にもどってくると強烈な抗生物質があったんで、無事治すことができたんだけど。8日間家にいて、それでタヒチに出発したんだ。チョープーの波の予報を聞いて、ナーバスになりました?いや、チョー興奮してたさ。ザ・デイがどこまで大きくなるかは、すこし気になったけどね。どでかいチョープーは以前見たことあるから、「あんなのに乗ってみたい」って感じで軽く思ってたんだけど、やってきた波はいままでに見たこともないような波だった。ありゃ、怪物だよ。でも、その次の日は最高のコンディションになって、みんなどでかいバレルにプルインしてたよ。ものすごいチャージをみせてるんだけど、時にはひるんじゃうような巨大なセットがはいってきちゃったりしてヤバイんだけど、それでも突っ込んでた。あんなのを実際に見れてすごく嬉しいよ。みんな、自分の限界にチャレンジしてたね。巨大なチョープーからニューヨークやローワーズといった違ったタイプのロケーションに合わせていくっていうのは、どんなもんなんでしょう?ああいうのは困る。チョープーがあまりにも神秘的だったんで、そのあとのニューヨークでしょー ビーチに着いて海を見渡したら、波が無いんだ。だから、サーフィンしないで3日間都会で遊ぶことにした。イベントが始まっても、僕のラウンドワンのヒートはとても波が小さかった。モチベーションを高めていくのが難しかったね。とくにチョープーのあとじゃ、やる気になれないよ。それで、お次は、トラッスルズに。トラッスルズは完璧な波だから、意外とパワーがあって波が押してくれる。でも、初日は小さかったなぁ。そのあと腰から肩ぐらいのサイズになってきたら、かっ飛べるようになった。でも、いつだって波が大きいほうがサーフィンしやすいよ。ワールドタイトルは考えてるーもちろん。いつだってワールドタイトルが欲しかったし、この状況に憧れてきた。ただ、今年そのチャンスが来るとは夢にもおもわなかったけどね。でも、このチャレンジを受けて立つ覚悟はできてる。いつも夢みてたことだから。こんなチャンスは滅多に無いんだから、やるつもりさ。実は、かなり燃えてるんだ。2位という位置にいることと、ファイナルを何度か経験できたし。ケリーとは、3回ファイナルを争った。彼から学ぶことは多かったよ。だって、彼は70回ぐらいファイナルを経験してるんだからね(笑)。だから、彼はファイナルをどう攻めるべきかをよく理解してるよ。オーエンは10回ケリーと対戦してるけど、うち4回彼を負かしてるよ。ケリーと戦って学んだことってなにーそれは、彼に勝つには、こてんぱんにやっつけないといけないってこと。彼は超一流だから、どんな時になにを仕掛けたらいいかを分かってるんだ。何をしたらいいかをしっかり把握できてて、僕はそれを把握しようと今頑張ってるところ。だから、彼と戦うことはとっても為になるんだ。ワイルカードとして何度かケリーと対戦してるよね。なにも失うものがないワイルドカードとして戦うのと、タイトル争いを彼と競いながら戦うのじゃ、やはり違うのかな?そうだね、違うよ。やる気が違う。何を失うものがないんじゃなくて、かなり失うものが多いからさ。だから、勝つ動機は計り知れないぐらい大きい。それはべつに悪いことじゃないと思う。モチベーションが増すっていうのは、いいことさ。ケリー相手にファイナルを戦うには、どんな下準備が必要なのー最近の3つのファイナルを考えてみたら、ワールドツアーで戦ったことあるファイナルって全部ケリーとなんだ。だから、ほかとどう違うかはわからない。よって、ファイナルに向けて必要と思われることは、ちゃんと全部やる。一度はそれが報われ、その他の2回は報われなかった。ただ、その2回もかなりいい線いってたと思うんだ。ヘッドフォンをつけて音楽を聴くでしょ。いい状態に自分を高めてから沖に向かう。ヒートが始まったら、すべてが動き出す。自分のところにくる波に乗ってさえいれば、いつか終わりが来る。トラッスルズでは、そんな感じだった。僕が波をとらえ、彼もとらえて、彼が優勝した。あなたはケリーをライバルとしてみてますかー ケリーはどうでしょうー海のなかでは、コンペティションのライバルだよね。でも、陸上では、友達さ。話すし、まったく気まずいこととかないし。でも、沖にいるときは、彼はまったく隙をみせないし、僕もそう。お互いベストを尽くしてる。だから、僕にとっては、ライバルというのは、そういうもの。僕らが海のなかにいるときといったら競争心丸出しだよ。多くの人がケリーは陸の上では心理戦とかを使ってくるなんて言うけど、僕にそんなことしてるようには思えないんだけどな。ケリーを本気にさせるものをあなたは持ってる…みたいなことを他の選手に言われたことあるー彼に勝てって熱烈に応援してくれる選手は何人かいるね。ニューヨークではとくにオージーの選手たちが喜んでくれたし。みんな僕のことを励ましてくれた。ケリーが絡んだタイトル争いで最初のワールドタイトルをとれたら、どれだけすごいか。先週のファイナルでケリーと一緒になれたのも、よかった。2連敗にならなくて本当によかった。でも、3回ファイナルで一緒になって2対1だもんな。せめてタイに持ち込みたいから、もうひとつ勝てたら最高だね。今年はスラブ・グラブをよく使ってるけど、ニューヨークやトラッスルズでは高得点に結びついたけど、ブラジルでは評価されなかったね。こういうテクニックは、どう採点されるべきだと思いますかースラブ・グラブは難易度の高い技の一つだよね。やってる選手はあまりいないし、けっこう自分はこれを使うんだ。でも、インディーとかダブルグラブでも、同等のスコアが付くんじゃないかって思うときもある。ブラジルでは、日常的なエアーって感じで見過ごされてたのは確かだね。スラブを試して失敗する人って多いでしょ。僕は好きなんだな。やってて自分に合ったグラブだとおもってる。高く上がっていってあのレールをつかむ感覚が好きなんだ。真っ直ぐ飛ぶと、とっても滑らかなエアーに感じる。それをエアーリバースに持っていっても、同じこと。ジャッジが気に入るときもあれば、気に入らないときもある。いま、自信は、どのくらいありますーかなり今の自分は自信があるね。3回ファイナルに進出し、このポジションにつけたんだからね。次の試合が待ち遠しいし、自分の実力に疑問を感じたりはまったくしてない。背が高いということはいいことー それとも欠点ー1フィートの波では完全なる弱点だよ(笑)。ニューヨークでのラウンド1で、それははっきりしたでしょ、いきなり負けたから。その次のローワーズでは、やっとのことでラウンド1をクリアできたよ。あの時は、ついてた。サイズが上がってきたら、自分の高い身長を利用して大き目の波に乗る術を習得してる。ターンをするとき、ほら、そこに長さがあるから、早めに蹴りだせるんだよね。でも、ときには身体が長すぎると、見栄えが悪いときもある。こっちの腕があっちに行き、こっちの脚がそっちに行きってバラバラになったときなんかね。だから良くもあるし、悪いときもあるってことだね。いま自分のサーフィンに足りない部分って、なにー上達しなくてはいけない部分っていうのは常にあるもの。チッパ・ウィルソンがやってるようなスケートからくるトリックなんかは、めちゃくちゃカッコいいよね。それにジョシュ・カー、彼も発明家だよ。そっち側の部分は、足りないってわけじゃないけど、向上の余地ありかもね。ヴァリアルを試してるけど、フリーサーフしてる時間が今年は全然とれないんだ。だから、フランスは試合が始まる1週間前に現地入りして、ビーチブレイクに慣れ、どでかいエアーとかフリップなんかも練習してヴァリアル系のトリックも試そうとおもってる。だから、今回はフランス行きが楽しみでしょうがない。派手なヴァリアルを一発決めただけでヒートアップできるんだから、大きいよ。現時点では、ジャッジはあれが好きみたいだな。シーズンが終了するまで、どのようにして今の勢いをキープしていくつもりでしょうーニューヨークのあと、作戦を練り直す必要があった。優勝したあとって結果を残すのが意外と難しいものなんだ。それでも勢いをキープするには、ワールドタイトルを獲るんだっていうモチベーションを強くもつことだよね。ケリーの結果をみれば、それがわかるでしょ。1試合コンテストを欠席してしまったことをものすごく悔やんでたら、バンバン勝ちだしちゃって、あと何試合勝つつもりなのー って感じでしょ。僕もそういうのを使ってこの勢いを維持していくんだ。ワールドチャンプになるには、どうしたらいいのでしょう?ワールドチャンピオンになるには、ケリーに勝たなくてはいけないと思う。なぜならば、彼を倒せる選手がいないときは、必ず彼がチャンピオンになってしまうような気がするから。相当な集中力がいるだろうけどね。わかんないよ。なるようにしかならないんだから、やってみるよ。勝つためには、できることはなんでもやるさ。

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ケリーのパイプ快進撃...

パイプでの開幕戦から休む間もなくサンセットではCT第2戦がもうスタートしている。ラウンド1ではヒート3に登場したイエロージャージのケリーはなんと3位でエリミネーションラウンド行き。 サンセットのケリーだしなぁって思ったけど、なんとかヒート2位に入ってラウンド3に進んだ。 さて、先日のコラムで紹介した「ケリーのパイプ快進撃」サーフフードピクチャーズによるオリジナル映像からのキャプチャですが、いよいよ映像のほうがYoutubeにアップされてます。 サーフドロップスVol.4に収録されるフッテージのダイジェスト版ですが、このイベントでのケリーの様子も収められているし、見ごたえあり。 続きを見る