ラウンド1では良い波をつかめたみたいだね。そうだね。いくつかいいのに乗れた。楽しかったよ。クローズしちゃう波が多い中で、7いのを見つけるのは結構難しいんだ。意識して、中くらいのを選ぶようにしてた。いい波が来て、ヒート後半を上手くまとめられたのは、ラッキーだったね。イセイ(トコヴ、ローカルワイルドカード)は1本しか乗れなかったし。君は何年かイセイのサーフィンを見る機会があったわけだけど、彼は上手くなってきてるー うん、見てて楽しいよ。積極的にチャージしてた。彼は、あそこでどうチャージしたらいいか、正しいポジションがどこなのかを知ってる。良くなってきてると思うよ。僕は彼とケリーのヒートを見てなかったんだけど、ケリーはイセイがデカい波にテイクオフした時、10点になると思ったんだって。ちょっと早くチューブから出過ぎたみたいだけど。スウェルが来てること、聞いてるー 来てるみたいだね。地元では凄いことになってるみたいだけど。どれだけデカくなるかは知らないけど、気になるのは風だね。僕らがここに着いてから、トレードが吹いてない。ラインナップの右へ向けて吹く変わりやすい風だから、オンショアになっちゃう可能性もある。パーフェクトな波に右へのオンショアって、最悪だよ。12フィートのクラウドブレイクと6フィートのレストランツだったらどっちが良いー うーん、それは迷うね。両方とも完璧な波だから。6フィートのレストランツはそりゃ素晴らしいし、でも12フィートのクラウドブレイクもまた違った魅力がある。挑戦のしがいがあるよね。多分、クラウドブレイクに行くね。パーフェクトな12フィートだったら、クラウドブレイク。もしコンテストが12フィートのクラウドブレイクだったら、準備は万端ー ああ。喜んでやるよ。クラウドブレイクで乗った一番でかい波はー 2008年かな。スニップや、みんなと来た時にトウインしたよ。15フィートくらいだったかな。まあでも、ヒートになったら、どんな波が来ようともボードで向かってサーフィンするだけだからね。基本的に変わんないよ。ミッチ・コルボーンと当たるね。ミッチはかなり調子いいみたいだから、面白くなるよ。ウェス(パーコのトレーナー)は彼のトレーニングも見てるから、ちょっと変な感じでもあるんだけど。ここクラウドブレイクで4年間ツアーが開催されなかったわけだけど、改めてここでみんなのサーフィンを見ると、過去とレベルの違いを感じるー この4年間で相当変わったよね。特にチューブが変わった。コブとかで足下をすくわれない限り、みんな大抵チューブを抜けてくるからね。ジャッジも厳しく、どれだけディープに入ってるかを見てる。昔だったら、セットを取って、チューブに入って出てくるだけでハイスコアだったから。今じゃ、チューブに入っても深くなきゃダメなんだ。フィジーに戻ってこれてうれしい?島での生活よりいいものはないね。本当に、すごく楽しいよ。釣りのしすぎで、手にたこが出来てるよ。こっちに来て最初の2日間、ひたすら釣りばっかりだったからね。でも大丈夫。治ってきてるから、午後も釣りに行くつもり。ナモツ島には、何人かの新顔がいるね。そうだね。何人かの楽しい古株が去って、元気のいい新顔が入ってきた。ここにディンゴ(ディーン・モリソン) がいないのが寂しいよ。でも、彼の親友である、チャーリー・ニトラスを呼ぶべきだと思うね。あいつがいると凄く楽しいんだ。翻訳/MIJI写真/asp kirstin"
ラウンド2がスタートした朝、8時半の時点では波は実にクリーンで、午後にはラウンド3までやるというコールだった。しかしラウンド2の9ヒート目、ティアゴとコロヘの対戦あたりから北よりの、いわゆるデビルウインドってヤツが吹き始めて、波の様子が一変した。あの風が吹かなければ、一日中試合続行が可能なはずだった。とにかく、デビルウインドが吹くと、クラウドブレイクの波はまるでどうにもならなくなる。コロヘとティアゴのヒートは最初の10分間、まるでスコアできる波が来なくて、リスタート。結局トータルで45分間のバンピーな波でのヒートになった。次のブレット・シンプソン対トラビス・ロギーも似たような感じで、2日目はそこまででストップせざるを得なくなった。朝イチはケリーのヒート。体調はまだ完璧ではないながら、なんとかワイルドカードのイセイを下し、ラウンド3へ。タジはダスティ・ペインのリプレイスで入ったブラジルのウイリアン・カルドソを下し、エイドリアン・バッカンは仲良しのキーランを破った。ジュリアン・ウイルソンは今シーズン、どの試合でもまだまだ彼の持ち味を100%出せていないように思う。しかしこの日はようやくジュリアンらしい、絶好調のサーフィンでパット・ガダスカスを下した。パットはインサイドのクローズアウトでハマってから、最後までリズムを取り戻せないままだった。気の毒なことにパットはインサイドの浅いリーフで巻かれ、板はさんご礁の浅瀬のはるか先まで流されてしまったのだ。クラウドブレイクの手厳しい洗礼。その間ジュリアンはバレルに次ぐバレル。9.10、9.47と久しぶりの快勝だった。昨年のハワイ、パイプで怪我した足がようやく完治したのではないかと思う。予報はこの先数日は小さい日が続くが、週末にはビッグウウェルがやってくる。これは、かかとを怪我しているジョシュ・カーや、体調を崩しているケリーにはラッキーなオフになるんじゃないかな。photos and text by joli写真上からジュリアン・ウイルソンパット・ガダスカスパット・ガダスカスパット・ガダスカスケリー・スレータークラウドブレイク"
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フィジーも宴たけなわ。
もうすぐ6月10日です。
さて、6月10日は何の日でしょう、はい、F+006の配布日です。
表紙はタジ。ゴールドコーストでのもの。あのときのタジのサーフィンこそ、キレてる、という言葉がピッタリだと思うね。
超かっこよくないですか、この写真。
そのゴールドコーストからのスティーブ・シャーマンのバックステージショット、コンテストレポートはゴールドコーストとベルズ、そしてこの号からいよいよスタートする、ロス・ウイリアムスが執筆する書き下ろしスペシャル、日本だけ企画、モーメンタム世代の真実のお話、そしてASPバンケットからのレッドカーペットショットと、今回も盛りだくさん。
これ、マジでただであげちゃうのか、おいおい、って感じで、毎回クソッ、って思うね、私は。でも結局あげちゃうのよ。
その辺の記事のオープニングページの写真はF+サイトのインフォメーションで。
お店に並べられた瞬間に消えてしまうマジック本なので、確実に手にしたければ、そしてそれと同時に、これ以上のもっとディープな世界のサーフィン情報が欲しい方は、今すぐ会員になってちょうだい。
すでに1年を過ぎ、会員さんにも続々2年生が生まれています。
会員更新率99%以上。ありがたいことです。それだけ皆様にお楽しみいただけていると思うんですけど、そうですよね、会員の方々。
サーフィン業界初のSNS的展開も、どんどん広がり始めているので、乗り遅れないように。
ってなわけで、もろもろよろしく。
けさ、じゅん子は2階デビューを果たした。
兄ちゃんたちと激しい追いかけっこの末、勢い余って半分ぐらい階段を駆け上がってしまい、階段のコーナーを曲がって、ハタとその上の存在に気がついた。
もう興味津々で、ご飯もそっちのけで探検だったね。
最近じゅん子のほうはだいぶほかの猫になれてきてて、ほかの猫たちもしょうがねぇなぁ、みたいな感じになりつつある。
ただ、小さすぎてどうしていいか、わからない感じ。
トラ子さんは、相変わらず、無視。
ただし、ケージの中のじゅん子の子猫用フードは盗みまくり。
その分じゅん子はトラ子さんのシニアフードを小さな歯でカリカリ食ってます。
フードを年齢別に分けるって、ホント無理。
さて、F+サイトのほうではジョリさんの現地フィジーからのロングレポートが届いていて、それがやはリ現場からのホットな情報なので、面白いね。
なるほど、みんなはいつも私の現地レポートをこういう風に楽しんでるんだな、と初めてわかった感じ。オフィシャルリリースとは違う臨場感というか、う~ん、だから現場なのよね、という現場臭プンプンなディープレポートを先ほどアップしました。F+サイトでお楽しみください。
ま、でも現地でレポート書いてるより、日本でそれ読んでるほうがラクチンで楽しいね。私はそう思うよ。誰か、代わってくれぇ~。
ボルコムフィジープロ、コンテストピリオド初日の朝、まだ暗いうちにヘッドジャッジのリッチー・ポータ、コンテストディレクターのマット・ウイルソン、それに現在のタイトルレースのポイントリーダー、ジョエル・パーキンソンを乗せたボートが、ナモツ島からクラウドブレイクに向けて走り出した。ボートがポイントに着くと、そこには8フィートレンジのセットがやってきたところだった。KP(キーラン・ペロウのニックネーム。選手会長で、いつもは彼がこの朝の波チェックに参加する)はどこー とリッチーが聞くと、パーコが、あそこでオバケセットをゲットしてるよ、といった。なるほど、で、このコンディションどう思うー とリッチー。やろうぜ、とパーコが答えた。18ヶ月に及ぶ準備期間のあと、たった30秒足らずでボルコムフィジープロのスタートは決断された。その後のビッグスウェルの予報を考慮すると、そんなに早くスタートしなくてもいいんじゃないか、という感じではあったけど、目の前で6-8フィートの波がブレイクしていたら、どんなコンテストディレクターでも迷うことなくゴーサインを出す。それより何より、まだ暗いうちからキーランがラインナップでサーフしてるんだから、どうしようもない。この試合最初のバレルをメイクしたのは、ジョーディ・スミスだった。8フィートのバレルをクリーンに抜けて9ポイントライド。まずは優勝に向けてラウンドワンを抜け出した。フィジーといえばホブグッド兄弟というぐらいにここでのパフォーマンスに定評のあるふたり。ラスティ時代から長いことここで経験を積んでいる。最初に登場したのはCJ。インサイドのディープなバレルを抜けてクレイム。チャンネルのボートから見たらそれはハイエイトから9ポイントといった感じのライディングだったけど、スコアは7.33。あとでCJに聞いてみたところ、彼ももう少し出ると思ったそうだ。ここで長いことサーフしてるし、どの波がポイントになるかはよくわかってるつもり。でもたぶんあれがヒートの最初のライディングだったから、押さえられちゃったんじゃないかな。でも勝ったからそれはどうでもいいよ。ちなみに彼のこの波は、沖に向かってパドルバックしている途中でつかんだ波。それを聞くと、インサイドでそれ食らうより乗ったほうがいいじゃん、と笑った。ダミアンはテイラー・ノックス相手に厳しい戦い。ヒート終盤テイラーはわずか3ポイントライドが必要だっただけ。ピッタリ張り付いて、何とかテイラーを乗らせずに1位通過を果たした。マーシャルボートに戻ったテイラーは、ああいうハッスルは嫌いじゃないよ、と笑っていた。ブラジルをスキップしたケリーはシーディングが2位になり、フィジーのワイルドカード、フィジアンスレーターの呼び声高い、イセイ・トコヴーと当たったのはトップシードのパーコのほう。2位のケリーはボルコムのワイルドカード、オージーのミッチ・コールボーンと当たり、ミッチがとんでもないバレルを抜けて、ケリーはラウンド1を取りこぼした。前日のオープニングカヴァセレモニーを、体調不良(食あたりかー)で欠席したケリー。ジョンジョンも同じような症状だったけど、こちらは快調にラウンドワンを1位通過した。後で話をしたところ、ケリーはその日のコールがいまひとつ納得できないようだった。波数が少なく、コンスタントにセットが入らないのが理由だが、6-8フィートのクラウドブレイクなら、いつだってコンテストはオンになる。ファニングも調子良かった。数日前にフィジー入りして、エース(エイドリアン・バッカン)と一緒にフリーサーフしてたんだ、とミック。同じヒートになるのはわかっていたようだが、それがなかなか厳しいヒートになった。トリッキーなヒートだったよね。エースは1本しか乗れてなかったし、ウイルコ(マット・ウイルキンソン)も2本だけ。自分は2本いいのに乗れてラッキーだったよ、と上機嫌。ジェレミー・フローレスは、20点満点を出したチョープー、優勝したパイプに続き、ここでもチューブマスターの名を広めつつある。この日のベストウエイブを完璧にメイクし9.87をたたき出した。最後になったけど、パーコのことを語らないで、初日のレポートを終わるわけにはいかない。みんなけっこう苦しんだ末にヒートをメイクしていったのに、パーコだけは、チャンネルで見ていた選手たちにオォ~、とかアァ~とかため息交じりの歓声を上げさせていた。お得意のリラックススタイルのまま、バレルに吸い込まれていったパーコ。う~ん、あれはグーフィーに有利なフィジーだけど、バックハンドでも優勝争いに絡んできそうな感じの出来だったな。photos and text by joli
定期的なメンテナンスでウェットスーツの寿命を延ばすウェットスーツクリーニングを利用しよう!サーフィンをはじめ、各種マリンスポーツで欠かせないウェットスーツは、寒さから身体を守る「保温性」のみならず、怪我などからも身を守る大切なエキップメントです。近年では素材のハイテク化も進み、ウェットスーツの耐久性、寿命も格段に延びていますが、それ は日頃の的確なメンテナンスがあってのお話し。 ウェットスーツにはワックス汚れなどはもちろん、見た目では分かりにくい汚れ、雑菌等が不着して おり、それらを放置したままでは製品の劣化につながります。また、シーズンオフなどご自宅で保管している間もウェットスーツの生地は確実に硬化していくた め、これらを市販のシャンプーや、ご自宅での水洗いのみで対処するには限界があります。当クリーニングサービスでは、個人では洗浄しきれない汚れを落とすと同時に、生地本来の柔ら かさを引き出して、ウェットスーツの寿命を延ばします。 特にシーズンオフでの保管前は、汚れをしっかりと落とせる専門クリーニングがオススメです。 ぜひ、次回着用時も清潔で快適なウェットスーツを着用してください。※ 長期保管後、着用前のクリーニングも有効です。ウェットスーツクリーニングの特徴1 自宅では落とせない「汚れ」が落ちる!2 殺菌・消臭効果で「清潔」になる!3 生地本来の「柔らかさ」に近づける!★ 結果、ウェットスーツの寿命を延ばす!!大切なものだからこそ・・ 定期的なメンテナンスを実施して、快適なサーフィンを楽しんでください。【お問合せ】 株式会社 新幸 ウェットスーツクリーニング事業部http://www.wet-c.com/ [email protected] ★ただいま 20%OFF キャンペーン実施中! (サービス・料金について詳しくは、ホームページをご覧ください)
いきなりわらわら始まってる感じのフィジー。
英語で言うダイイングスウェルってヤツで、試合前のいいスウェルの最後の名残なんじゃないのかな、と思う。それでラウンド2の10ヒート目まで消化。
写真はラウンド1のCJホブグッド。フィジーといえばこの兄弟よね。兄弟そろって優勝経験アリだもの。
これ以外にも、現地にいるジョリさんからの写真やニュースはF+サイトでみてください。
なんか、ライブサイトとか見てると、とっても懐かしい感じ。
クラウドブレイクのバレルだよね、ホント。
フィジーの試合はずっと行ってたから、現地のスタッフとかもみんな知ってるし、後ろのほうに写ってたりすると、あぁ、あの人まだ居るんだぁ、とか、景色みれば、それがどこなのか手に取るようにわかるので、なんかね、やっぱスペシャルな感じだな、フィジーって。
着いていきなり連日コンテストで、いまひとつ準備も完璧に行かないなか、みんなバタバタ。ウェブサイトもサテライトの調子が悪くて序盤は滞りぎみだったけど、今は回復してるんじゃないかな。今日はラウンド2の10ヒートが行われたけど、ま、順当。トップシードに取りこぼしナシってところか。試合はクラウドブレイクの4フィートレンジで行われたけど、タバルア島のレストランツもいい波で、4-5フィートレンジのファンウエイブ。ステイ先のナモツ島に帰る途中にパーコとスイミングプールというポイントでワンセッション。波予報に居よれば、金曜日あたりにサイズのいいスウェルに恵まれるようだから、それが楽しみだ。(写真文・joli)写真上からケリー・スレータージョエル・パーキンソンジュリアン・ウイルソンジョンジョン・フローレンスジョシュ・カー初日の金星、ケリーに勝ったミッチ・コールボーン