F+編集長
コロヘ・アンディーノ
ボヤボヤしてたら11月で、もうすぐケリーの11で、そうこうしているうちに12月10日配布予定のF+004に向けてそろそろジタバタしなければならないことになり、なんかワサワサしている。
なので、すっかりブログのことは忘れてました。
この間に、コロヘ・アンディーノのインタビューF+サイトのニュース、インタビューにアップされているので読んで下さい。
私がジタバタしなければ……と思っているうちに、コロヘはブラジルで連勝、クオリファイを射程圏内にした。
ま、終盤何試合かあるので、確定ではないけど、この先少しでもベスト8のロウエストポイントを塗り替えられれば、いけるんじゃないのかな。
なんか、年取るごとにお父さんそっくりになってきてるような気がする。
小さいときは別に親父似だな、とは思わなかったけど、今こうしてみると、似てるなぁ。アヒルちゃんみたいなあたりはジョンジョンと共通だけど。
お父さん、ディノ・アンディーノ。覚えてますか? パワフルなスプレーをあげていた、サンクレメンテのWCTサーファーね。日本にも何回も来てます。
昔日本でWQSがたくさんあったころ、毎試合のように出てたような気がする。あぁ、懐かしい。
あの、もしですよ、もしコロヘがクオリファイして、WTでケリーと当たったりなんかすると、ケリーとしてはアンディーノ家親子2代とWTで戦うということで、これはこれで記録なんじゃないの? 誰かもうほかにいたっけ、WTで2代目サーファーって。女子はリーアン・カレンいたけど……。
コロヘ・アンディーノ、最近の2試合連続優勝と2012年の展望について語る
コロヘ・アンディーノにとって、今年は長く変化に富んだ年になっている。2011年はボルコム・パイプ・プロからスタートしたのだが、なんだが場違いな感じをぬぐいきれずに65位という不本意な結果で終わった。2ヵ月後、ハンティントンの4スターでは、テイラー・ノックス、エイドリアーノ・デ・スーザ、ダミアン・ホブグッドらASPワールドツアー選手たちを、次から次へと倒していった。そこからポイントを追いかけてローラーコースターのように世界を駈け巡り、プライムや6スターのイベントで何回かクオーターやセミに進出。そして今月に入ってからは新しいギアにシフトしたかのように、ブラジルで2試合連続6スターイベントで優勝を手にし、ASPワールドランキングで28位へ急浮上した。しかし油断は禁物だ。2011年に優勝したWQSの4つのイベントのうち2つは4スターで、キープするに値しない結果である。今シーズン最後のクオリファイベント3試合、コールドウォーター・クラシック、ハレイワ、もしくはサンセットで、クオーター以上の結果をだして、ベスト8の中にまだふたつある1000ptsをもっといいポイントと入れ替えたい。それに、WTのパイプラインマスターズの結果がでないと、最終的な2012年のクオリファイヤーは発表されない。リオからサンタクルーズに向け移動中だったカリフォルニア出身の17歳の天才少年をつかまえ、余念なくポイントの計算をしてるかどうかを聞いてみた。ブラジルでいったい何が起きたのー 最初のイベントのときはウィゴリー(ダンタス)の家にステイしてた。経験を積むためにブラジルに行ったんだ。向こうでは全員ブラジリアンのイベントばっかりだったから、ヤバかったよ。(イタマンブカでは)最終日になってもまだ勝ち残ってる自分がいて、気付いたらクオーター、セミ、ファイナルって勝ち進んで、「ワーオ。これって勝てちゃうんじゃないのー」ってなったわけ。あのファイナルは波に恵まれなかったなぁ。でも、最初の5分で2本スコアをまとめることができたんだ。そのあと波は来なかった。優勝したあとは、「ワーオ。ヤバいくない、これー ...
バックナンバー販売開始
最近なんか、F+サイト内のカフェが変な盛り上がりを見せていて、私はとてもうれしい。よく敷居が高いとかいう声を聞くけど、何を気にしてるのかまるで分からないので、そういう人たちは置いていくので、遠くから指をくわえて見ててくれればいいです。
敷居が高くて入りにくいとかいう人を、みんな優しく取り入れようとするなら、毒にも薬にもならない、問題提起も意見も何もない、優しいだけのカタログ本、ハウツー本、日本の他のサーフィメディアと同じことになってしまうので、そういう人はそっちででぬくぬく楽しんでくれればいいと思う。
真実って、厳しくて苦しくて、痛かったりするんだよ。でもそれを避けたら何も始まらない。
でもホント、敷居は高くないです。そう思う人は勝手に自分で妄想してるだけ。
会員になって、カフェのメンバー登録をすれば、誰でも対等にモノ言う人々。主張は自由。質問も自由。
サーフィンを深く考えたい、語りたい、今のサーフィンの世界の最先端を知りたい、ウソで固めた偶像じゃなくて、本当のことが知りたい人なら、敷居がどんなに高くても、ハイジャンプで超えてきてください……って、高くないよ、ほんとに。
で、そのカフェでバックナンバーが手に入れられないか、という質問があったので、いろいろ考えて、販売スタートしました。001と002、在庫のある限り1冊525円(税、送料込み)で、F+サイトのマーケットで売ってますので、欲しい人は早いもん勝ち。
ま、もらいそびれることがないように、年間購読会員になりましょう。
そういえばずっと書こうと思ってすっかり忘れてたんだけど、F+003のフィジーの記事の扉の写真、P16-17ですが、あれ、波の裏側からの景色だって、気がついてました?
なんか私はひと目見たときに、おぉ~、裏から見てこのサイズって、マジでヤバイな、って思ってすぐに扉の写真はこれって決めたんですけど、周囲に聞いてみるとほぼ全員気がついてないもんなんで……。グーフィーの波の後ろ、つまり沖側から見た写真なんですよ。
ケリーの11-11-11
これはつい最近ベランダで発見した蜂の巣。
スズメバチ属、セグロアシナガバチ、というひとたちのようだ。
ベランダの雨戸の戸袋の下に巣をかけていた。ほんと、自然の人々って、うまく考えるもんだよね。絶対濡れない場所だし、狭いほうのベランダなので、ほとんど人が通らない。よって、まるでひと夏気がつかなかったし。
柄を観察してググって、セグロアシナガバチという名前にたどり着いたんだけど、これ、夏に盛んに外ネコの水を飲みに来てた人々だな。黄色の縞の柄に特徴あるもん。
この仲間たちはそんなに攻撃的ではないようだし、庭のイモムシとか食ってくれるようなので、出来ればその辺のお仕事は重ね重ねお願いしつつ、うまく共存したいところだ。この夏のチュウレンジハバチ(子供イモムシ系)の被害はひどかったから。バラ食いまくられて坊主になったのあったし。だから、放置。
あれ、でも居たのに被害ってことは、働き悪いなぁ、ってこと?
とはいっても、もうすぐこの人たちのシーズンも終わりで、10月末には巣は空っぽになってしまうようなのだ。巣は直径15センチぐらいかな。けっこう大きいよ。でも女王のみどこかで越冬して、来年新たな場所で巣をスタートするらしい。今年の働きモノたち、種付け終了後の男子、すべて滅亡。今この巣にたかってる人々は死を静かに待つってこと? 自然って時にクールで残酷~~。
さて、あっという間に10月も末に近づき、11月になるとサンフランシスコでケリーの11度目のタイトルが決まります。9位になった時点で決まるので、11月11日までひっぱりのV11はないだろうけど、2011年11月の11のタイトルはあるね。現地時間の11時11分ってのもあるかもしれない。ラウンド3は出番6ヒート目だから8時10分スタートで30分ヒート。ロスタイム1分で、11時11分だし(笑)
こういう数字並べ好きだからね、あの人。11月決定は狙ってたでしょ、きっと。
じゃ、来年は40歳、2012年12月12日、12時12分のパイプで12回目のタイトル狙い?
狙えるよね。だっていまだにたぶんツアーで一番サーフィンうまいし、本人のキャリアの中でも今が一番サーフィンうまいもんな。
スーザ優勝、ケリー秒読み
ポルトガルがあっという間に終わってしまったので、試合に次ぐ試合の間にちょっとしたオフが出来て、みんなホッと一息ってところだと思う。
優勝エイドリアーノ・デ・スーザ、今シーズン2勝目。2位ケリー、3位タジ・バロウ、ビード・ダービッジ。
詳しくはF+サイト、コンテストニュースで。
ケリーは11X秒読み。サンフランシスコで9位、ラウンド3抜ければ決定。
写真 asp/cestari
リップカールプロ・ポルトガル ファイナルデー
ポルトガルで行われていたリップカールプロ。始まったと思ったらあっという間に終わってしまい、本当にワンスウェルで試合を終わらせるって、あるんだなと思った。ま、でもこれも夜8時ぐらいまで明るい今の季節のヨーロッパならでは。一日20ヒート連日って、けっこう現地にいる人々は厳しかったと思う。優勝したスーザなんて、この日だけで6ヒートやってるんだもんな。ま、でもスーパーチューボスってところはやたらビーチの近くでブレイクするし、ラインナップへのパドルバックはかなりラクだから可能だったのかも。私はカフェにチョロッと顔を出しながらクオーターの最後まで見てて、パーコちゃんアウト~の時点で寝ましたけどね。あの時点ではサーフィンならケリー、勢いならスーザって感じだったから。で、勢いの勝ち。でもまぁ、これは何をどれだけ欲しいって勝負だと思うけどね。ケリーにしてみれば、ファイナルの時点ですでにタイトル確定で勝とうが負けようが状況はあまり変わらないしね。対するスーザはフランスで同じブラジルの新鋭、ガブリエル・メディナにデビュー2試合目にしてあっさり優勝されて、内心は超面白くなかったと思う。スーザは優勝するのに何年もかかってて、今年ようやく今までの努力が実を結んだ感じで勝ててるから……。でも、私はフランスの飛び合戦よりこのポルトガルのほうがずっと面白かったけど。ま、ジャッジはいまや何百万のウェブウォッチャーから評価されるわけで、英語のフェイスブックやツイッターでいろいろ言われちゃうわけで、相当プレッシャーなんだと思う。それにしてもね、なんでそんなうるさくなってしまうかというと、あまりにあまりな変化だからなんだよ。その辺きちんと説明して欲しいよね。パワーサーフィンにもポイントは出る。飛ばなくてもいい、っていうけど、飛べばいい、ってジャッジになってるもんな。さて、ケリー11への道。超簡単。サンフランシスコで9位で決定。すなわちラウンド3を勝ち上がればオッケー。まさかの13位負けでもオウエンは最低2位、スーザは優勝しないとアウト。25位で負けるとオウエン、スーザは最低2位以上、パーコ、タジは優勝でパイプにつなげる。ま、オウエン以下の人々は、負けた時点でおしまいって話。ケリーがラウンド3で負けるとも思えないので、サンフランシスコの早い段階で決まるはずだ。だってね、出場した8試合で13位がひとつ、クオーターがふたつ、残りの5試合はすべてファイナルですから。しょうがないよね、どこをどう切り取ってもうまいんだもん。写真(表彰式以外すべてasp/kirstin)エイドリアーノ・デ・スーザ asp/cestariエイドリアーノ・デ・スーザケリー・スレータータジ・バロウビード・ダービッジパーフェクトコンディションだったスーパーチューボス"
ポルトガル、早くもファイナルデー?
この新しいフォーマットなら3日で試合が終われる。
でも終わったためしがないじゃないか、というのがボビーの言い分だけど、初めて終わるかもしれない。
リップカールプロポルトガル、日曜日に始まったんだけど、昨日スウェルのピークで、最高のビーチブレイクバレル勝負。
その中でもすごかったのがジュリアン・ウイルソン対カイ・オットン。
なんか、あれで負けるってあまりにもカイが気の毒なので、写真でフィーチャー。詳しくはF+ニュースで。
今日もそのスウェルが残っていて、この先これ以上の波は望めないということで、8時にはスタートして、そのままいけるところまで、終われるなら今日終わるというコール。
もし順調に進めば、日本時間の夜中の1時2時あたり、ファイナル。
明日午前中から東京でお仕事なので、私は寝るけどね。
でもま、そうなるとラウンド3の後半の選手は、ファイナルまで行けば一日6ヒート戦うって話。ま、会場のスーパーチューボスはパドルバックが短いので、ベルズとかよりはだいぶラクだろうけど、それでもね。
どんどんサイズが下がっていくコンディションなので、チューブ待って待って自滅とか、番狂わせもありそうな感じだよね。
写真 カイ・オットン asp/kirstin