F+編集長
モナリザ、佐川急便
見ました、モナリザ。いきなり。
シャルル・ド・ゴールに着いたのが朝10時、別便の友人と空港で待ち合わせて、電車に乗って、ホテルにチェックインしたのがお昼。で、私今やインターネット上のボーダレス人類に突入なので、ホテルのワイヤレスインターネット接続確認(ついこの間まで、こんなもの私の人生に関係なかったのに、今やこれがないと死亡? おかしいよね、こんな話)なかなか上手くつなげず、ストレスをため円脱コース?
バタバタして、ようやくウイルスバスターをはずせばつながるということを発見して、おっかなびっくりはずして接続完了。ウイルス感染し放題。きゃぁ~~~!!
なにかしらのセキュリティが引っかかってるんだな、きっと。
面倒だよね、最近のセキュリティソフト。ま、それもこれも、セキュリティソフト会社儲かり放題。アメブロサイバーエージェント儲かり放題って話で、私たち、けっこう踊らされてますよね~~~、って、何でみんな思わないんだろう???
ま、私は個人だったらそんなものには一切踊らされないけど、いまやお仕事なので、踊り放題。ダンシングクイ~~~ン!!
で、開通後のホッと一息で、友人寝てるし、ちょっとだけベッドに横になってみようかな~……で、眠れる森の美女。
気がついたらもう、夕方6時すぎですわ。
でも、本日は水曜日。ルーブル美術館は水曜日は夜10時までやってて、その閉館間際が一番モナリザ前が空いてるという情報をゲットしていたので、じゃ、メシ食って、行く? みたいな。
平日なら終日9ユーロ、6時過ぎは6ユーロの入場券で、ま、明日からはそこら中の美術館フリーパスのチケット買うので、今宵のモナリザだけのために6ユーロ、約700円。私的には全然アリでしたので、見ました。モナリザ1点狙い。
話どおり、この寒いパリには似合わない季節でもあり、遅い時間でもあり、モナリザの前には約10人以下。正解。
で、う~ん、やっぱ違うわ、本モノ。
今までテレビや写真見ていたモナリザと、まったく違う絵に見えたのにはビックリしました。ま、今すでに夜中の2時なので多くを語るのは明日にします。でも私的には、本物のすごさというか、あ、やっぱ自分の目で見ないと何もわからないんだな、ということを再認識しました。ホント、これが私の生きる道。
で、flow036問題はいまだ解決せず。しかも佐川ったら、こんな問題起こしたのに運賃の割引しか出来ないとかって話だし。私としては、えっ、この期に及んで私は佐川にお金払うの?? みたいな。
配達する品物を預けて、普通翌日に届くのが佐川なのに(ってみんな思って大事な仕事してますよね??)、半月後になってもモノがとどかなかったら、お金払いますか?? 払わないっすよね、普通。でも佐川横浜支店としては、それでも取るって話。ないでしょ、それ。ま、運送約款とか照らし合わせて、ここにこう書いてありますから、って話になれば、こっちの負けなんだろうけどね、たぶん。なんとか約款という類のものは、通常考えられる範囲内で何があってもボクちゃんは損しませ~んっていうふうに作ってあるからね。
ま、事と次第によっては、もう、みんなサーフィン業界さぁ、佐川やめてクロネコとか福山とか、他にしようよキャンペーン、一人でやりますです。ハイ。
ホント、ムカツク。
ざ~けんな、トリガタ
昨日の続きだけどさ、ま、情報は早くてナンボという世界もある時代になっちゃったよね。いい悪いは別として。
今回の先週1週間の世界のサーフシーンの明暗、両極端な10年に一度の2大ビッグニュースで、メディアしてのウェブの重要性というか、フットワークのよさというかを思い知ったね。
ホントに良かった、私F+に変身して。
だってさ、みんなが見たいと思っているうちに見せられるのよ。アンディのギャラリーもそうだし、ケリーのニュースもそうだし。今までなら周囲の何人かだけじゃん。ほら、こんなのあるんだよ、次号、みたいな。
この先F+サイト内のアンディギャラリーは、復帰後を終えて一気にデビューイヤーというか、私が撮影し始めた1995年頃に戻って、そこから近年に近づいてくるシステムで、たぶん今年中にはすべての写真が上がってしまうことになると思う。
一生懸命F+サイトを追ってくれている読者は、けっこうそれでおなかいっぱい系じゃないのかな。ま、惜しむらくは、かふぇ~がオープンしてれば会員の皆様と、その写真たちについて語り合えるのにな、みたいな。ま、この先ね、語り合いましょ。
で、今までなら次の3月の号までにいろいろ、アンディネタ、ケリーネタを集めたりしてたんだろうけど、いまや3月にはすでに別の話になるわけで、うん、そういうニュース系はやっぱウェブだな。
で、めくりたいものはめくりたいもので、雑誌。あまり時間軸の関係ないもの。
ま、でも、分けてみて初めて、逆に印刷物の良さを感じたかな。
いまF+サイトに上がっているPDFでflow(私の手元にはまだ届いていない)見たけど、なんかね、やっぱゆっくり紙で見よう、と思って途中でやんなっちゃったもん。古い人間なんで……。
で、そういうことも何もかもすべて含めて、このトリガタのナメた表情です。ヒッツヒ~、ざま~みろ、アホがみ~る、ブタのケ~ツ~、みたいな。
こんな顔されたら飼い主として、ムカついてもいいですよね?
おふらんす、らふらんす
flowは相変わらず私の家や、数件のショップには届かず、ふぁっきん佐川急便? あのね、flow036は10月27日には佐川急便に納品されてるのよ。私のせいじゃないわけ。この遅刻。
で、結局私はflow036を見ることなく、シカゴ経由のフランス行き。おふらんす、らふらんす。ラ・フランス、おいしいよね、洋ナシ。昨日食べたな、とある店で。
あの、今後、flowまだだぜバカヤローの人は、[email protected]に問い合わせて下さい。F+サイトのcontactの質問ボックス使ってもいいです。
今回はちょっとフランスの業界人とウェブ関連のお話し合い。シカゴでアメリカチームとお話し合い。ウェブやるとなったらなったで、世界中のいろんなとこと、いろんな人と、お手手つながないとね。インターナショナルっすから。結局お仕事は人脈?
でも実際問題個人的には今回の最大の目標は、モナリザの実物をこの目で見ること。そう、ダ・ビンチ、ルーブル美術館。
あのね、そういうことがどんな肥やしになるかわからんけど、やっぱ、本物見ないと何も見えないと実感してるのよ、常々。誰がなんと言おうと、これが私の生きる道。
遊んでていいな、と思えばいいし、お気楽極楽と思えばいい。でもね、こういうことは今やってるレベルで本質を見抜くためには絶対に必要な自己投資なの。こういうことをして本物が見える目を持つ。
わかってくれなくてもいいけど、こういう道楽にちょっとお仕事付け加えて、最近は1年に一度は、なにかサーフィン以外の本物を見に行くことに決めてます。
写真はゲート30グループに向かう成田第1ターミナルの通路にある象のサーフィンビルボード。昔っから気になってて、いつも写真、と思うんだけど、空港で写真って……と思ってしまう私なもんで、ひとりで照れちゃってなかなか撮らずに、もしかしたらもう1年以上たってるかも。で、ようやく今回ゲット。
最初に見たときには、う~ん、こういうサーフィンにまったく関係ない企業(コンサルタント系のよう)にもサーフィンが使われる時代になったか、って落ちでブログネタって思ってた。
しばらくして見た時には、これ知ってる? みたいな落ち予想。で、そのあとはこうやってイメージだけ使うのはずるいじゃ~ん、使うなら業界に還元して~(例えばWT協賛とか)の落ち計画。で、最終的にはこういうのずっと気になってたんだよね~、みたいなしょうもない話までに成り下がった。ほんとグ~タラでごめんなさい。
いってきま~す!
ケリーV10
ケリーV10、予定通り。すごいな、とにかく。
何しろ最低でも10年かかる記録ってさ、10年ってすごくね? しかも38歳。それだけでおじさん、ご立派。しかも、その試合プエルトリコのリップカールプロサーチ優勝。10点満点出しのトータル18.77のファイナル。
2位は子供が生まれたばかりのビード・ダービッジ。お父さんパワー全開。3位にタジ、ミシェル・ボレーズ。
ジョーディはケリーがクオーターを勝ちあがった時点でタイトルが決まり、そのすぐ後のヒートだったので、集中力も切れたのか、ミシェル・ボレーズに負けて5位だった。デーン・レイノルズ、エイドリアーノ・デ・スーザ、ミック・ファニングも5位。
タイトルがらみのレポートはF+ウェブサイトのニュースで。
あと、アンディを含む、ハーレイプロで乗ったボード解説ビデオ第2弾もニューリリースしています。
なんかね、こういろいろニュースが重なると、ウェブって大変だな。やってもやっても終わらないし、締め切りはいつだって今になっちゃう。
ま、V10といい、アンディの不幸といい、こんな大変なことはこの先10年は起こらないだろうけど……。
とにかくサーフシーン的にはものすごい1週間だったと思う。
で、その一週間終えても私のところにはflowが来ない。
ボチボチほかのところには届いているようなのですけどもね。
いいなぁ、みんな、私より先に見られて。
アンディ 4
flow036はまだ届かないけどアンディのお別れ会のインフォメーションが届いた。
11月14日日曜日、午前11時からカウアイ島のハナレイベイのパインツリーズで行われるそうだ。パドルアウトのセレモニーもある。
パイプマスターズの会期中にも、2度目で最後のセレモニーを行う予定だとのこと。
なんか、こういうインフォメーションが届くと、もう逃げられないというか、ごまかせないというか、本当に死んじゃったんだなぁ、という実感がひしひしやってくる。
ASPのニュースでパーコちゃんがアンディにささげるコメントを書いていたので、F+WEBのニュースに翻訳してあげておいたので、読んでみてください。
なんか、私は読んだとたんに、そうだよなぁ、ホント、そうだよなぁ、と思ってしまった。
F+WEBサイトはプレオープンとはいえ、動いているので、チョコチョコ新しいものも入っていくので、チェック入れてください。
しばらくはアンディにトリビュートで、アンディギャラリーを続けます。
私が撮影したアンディの写真の数々をギャラリーでお見せします。
まずは今シーズンの最新のもの、そのあと、今シーズンと昨年のもの、その後は1995年からスタートして2008年までを徐々に上げていこうと思いますので、よろしく。
ま、ちょっとキャプションボックスが発展途上で、変な記号とか入ってるかもしれないけど、プレオープンだから、細かいこと言わないように。会員だけのサイトになった暁にはそういう部分は解決してるはずだから。
95年から2004年前半まではまだアナログ、スライド写真だからね、タンスの奥から引っ張り出してスキャンして、というどうしようもない大変な作業なので、ぼちぼちやりますが、それより問題なのは90年代の写真たるや、ほとんど残っていないこと。
私ね、ホント過去をあまり振り返らないタイプなので、消えちゃっても気にしないのよ。
で、こういうときに困るんだな。
でも、残っている写真たちは大変懐かしいよ。
それにしてもね、こういうときにF+WEBなんだよね、きっと。
これが雑誌だけのままだったら。アンディ特集は来年の3月って話になっちゃうわけで、うん、変身して正解だな。
アンディ 3
とりあえず、皆さんにご迷惑をおかけしているflowの遅配問題ですが、早いところではぼちぼち届いているのではないかと……。運送業者の返答が二転三転で、ほんとに何度もすみませんが、最終的に本日発送済み。メール便のところは明日発送完了。う~ん、結局うちに来るのも来週なのか?? ホント、問い合わせの電話バンバンで、申し訳ありません。もうそのひと言しかございません。つのだのばかやろ~! と、ののしって、おいしいをビール飲んでください。 で、もうひとつの問題はアンディ。アンディはツアーの中でも奥さんのリンディ含め、夫婦ともに大変仲の良い友人だったので、ちょっと私なりにも頭を鎮める時間が必要で、こんなに遅くなりました。公式にはデング熱ってことのままだけど、デング熱というのはそんなに致死率の高い病気ではないので、それで治療中に死亡するってのもあまり無いことなんじゃないのかな、と個人的には思う。ハワイのニュースではメサドンによる中毒死が疑われる、というような話も出ているようだが、死因を究明したところで、アンディは帰ってこない。ま、変死なので捜査が現状どうなってるのか、という外側からの野次馬的好奇心は満たすかもしれないけど、私がそれを満たす義務はないし。
事実は、プエルトリコのコンテストで負けたあと、家に帰る途中で乗り継ぎ地のダラスで具合が悪くて乗り継ぎ便に乗れず、宿を取って1泊した翌朝10時ごろ、ホテルの従業員によって死んでいるのが発見された、ということだ。
来年には子供が生まれるのに……なんかね、ドラマみたいな悲惨な話。
コンテストは金曜日までオフ。その後もまだわからない。アンディと特に仲がよかった現役WT選手は、ロイ・パワーズ、ダスティ・ペイン、ファニング、パーコちゃんあたりだけど、ツアーにいない仲間たちもたくさんいる。みんな相当ショックだろうと思う。
アンディという人は、ケリーとかに比べるととても子供っぽいというか、純真でストレートな人で、裏表が無い人。臭いものには臭い顔をしてしまうタイプだ。ニコニコしたくないときにニコニコするって、たぶんアンディのもっとも不得意なことだったと思う。だから、感情がわかりやすいので、カメラマンたちには評判がよかった。ケリーも純だけど、その出る方角が違う感じで、何を考えているのかわからないという方向に誤解されやすい。というか、本当に感じ悪いなぁ、こいつ、って思うときもあるけど、本人はそういうつもりではないことが多い。アンディは無防備に自分を出してしまう性格ゆえに、とても繊細でナイーブなところがあった。いいやつだった。...
アンディ2
アンディのことは詳細が徐々にわかりつつあるけど、私が今日は一日お出かけなので、詳しくブログになんかあげてる場合ではなく、帰ってきてからゆっくりやろうと思う。
悲しみに沈む現地では、翌日のコンテストはキャンセル、その後のことはサーファーやASPで話し合って決めることになっている。
そう、試合中だったのよね。それもタイトルのかかった。
でもみんなそれどころじゃないわけよ。
現役の昨日まで一緒に試合してたサーファーがこういうなくなり方するのって初めてだから。ファニングとかショックだろうな。仲良しだったから。
プエルトリコの大会会場では、みんなで沖にパドルアウトしてアンディの冥福を祈った。
サーフラインに載っていたケリーのコメントを以下に記しておく
アンディはすばらしいヤツだった。彼と知り合えて、同じ時代をすごせて本当にラッキーだったと思う。お互いの垣根を取り払い、自分のしてきたことは、アンディがいたからこそなしえたこと、と心から思えるのは喜ばしいことだ。昨年はお互いのGFたちといっしょに楽しい時間を過ごし、ハッピーでファニーで、瞬間瞬間の人生を仲間たちと楽しんでいる純粋な彼を知った。今、彼の訃報を知って、とても悲しい。弟のブルースや奥さんのリンディー、ご両親、そして世界中のアンディの仲間たちのことを思うとつらく、誰にとってもその喪失感は大きなものだろう。彼はとても感情的なコンペティターであると同時に、とても繊細な人間だった。まだまだあるはずだった、これから先の彼の長い人生を思うと心が痛い。アンディの思い出は、この先もずっと僕たちや、生まれてくる彼の子供の中で生き続けるだろう。みんながその子の誕生を待ちわびている。アンディがいなくなって本当に寂しい。彼は本当に素晴らしい心の持ち主だった。愛をこめて ケリー・スレーター
アンディが死んじゃった!!
朝の電話というのはろくなことが無い。
何かの修理に来る職人が8時半ごろかけてくることはあるけど、それ以前となると、ハワイならまだしも、日本で7時半に電話、しかもケータイに、というのは私の場合、時差を考えない迷惑な国際電話か、何かよくない知らせだ。
今朝のそれは、国際電話で、なおかつよくない知らせ。
アンディ・アイアンズが宿泊先のホテルでなくなったという。
詳しいことはわからないけど、デング熱ということだ。
デング熱というのはマラリアみたいな感じのウイルス性の伝染病で、バリとか、日本よりずっと暑い地域のもののようだ。
デング熱にしても、アンディのことにしても、まだ詳細を語るにはあまりに時間が無いので、一報だけにしておく。
ハワイからはリリースが出ていて、家族には連絡を取ってくれるな、とのこと。そっとしておいてくれという家族の希望なので、思いやってあげてください。
わかりしだい、追ってお伝えします。











