F+編集長
20イヤーズアフター??
ウエイティングピリオドも残り少なく、もう後がないので始まった感じのリーフハワイアンプロ。早いラウンドで話題というか、私の引っかかる選手はみんなイチコケ。
まぁね、あの波だと厳しいッちゃ厳しいけど、条件は同じだからな。
デーン・レイノルズ、大野修聖、カリッサ・ムーア、みんなイチコケ。
デーンとマーの負けかたがなんか似てたな。ひとつのマニューバーはいいんだけど、ワンマニューバーでは5点どまりよ~、みたいな感じ? そうね、カリッサもそうだったかも。
ホント、シングルエアーに10点出すんだから、シングルマニューバーにも10点出せよ、ったく。
ああいうレールのタイプのサーファーがああいうハワイらしからぬ波でサーフィンしようとすると、どうしてもね、数入れられないのよね。それだけ難しいのよ、テール振り回すサーフィンをしないというのは。しかも4人いて20分ヒートってね、あっという間だし。
たまたまいい波をゲットしたロイ・パワーズ、ラッキー。ロイだってパワーサーフィン系だから、あの波がなかったら同じドツボにハマってたはずだもんな。
ま、そんな中で最も痛手はデーンじゃないかな。このイチコケは厳しい。現実問題来シーズンのクオリファイがぐ~んと遠のくというか、パイプワンチャンスっぽいもんな。
サンセットもあるけど、なんか、サンセットのデーン・レイノルズって印象希薄だし。
まぁ、そんなことより今年のリーフは相当このイベントに力入れてるようで、ウェブもWTレベルでいろいろやってるし、コメンテイターも、シェーンやロスがやったりしてて、モーメンタム世代にはたまらん仕上がり。
シェーン、ロス、カラニ、マチャドのレジェンドクラッシュなんて、もう、テイラー・スティール呼びましょうか、ぐらいな……と思っていたら、いたね、コメントリーブースに。
左は毎年おなじみのトリプルクラウンのDJ、真ん中が謎のメキシカンではなく、シェイ・ロペス。コリー・ロペス兄、もとWTサーファー、そして右がひげを生やしたテイラー・スティール。
なんか、イメージ違うなぁ。年を経るってこういうこと? 声を聴いてたときは、あぁ、いるんだ、と思ってたけど、映像映ってくりびつ~~~
試合のほうはもうね、現地23日にファイナルデーのようよ
カリッサ、メンズイベント出場について語る
今年のヴァンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィンは波不足のためスロースタートを余儀なくされている……ということは、30年ぶりにハワイからでた女子のワールドチャンピオンに、なぜ、ワイルドカードとしてメンズイベントに出場する権利が与えられたのかの謎解きするのにちょうどいい時間を授かったということでもある。まるで、ホームグランドでウイニングランするためのお膳立てのようではないか。トリプルクラウンのディレクターであるランディ・ラリックは、「ウイメンズをどうするかってことでジョディ・ウィルモット(トリプルクラウン・メディア・ディレクター)と話してたんだ。一試合もない事に関してね。これは我々が提案してみたエクスプレッションセッションのシリーズ戦をASPに却下されたあとのことなんだけど、それだったらカリッサを出したらいいじゃないってジョディが言い出したんだ。私もそれには大賛成だった。ヴァンズと相談した結果、もとよりASPハワイのワイルドカード枠だったので、あちらも彼女に与えることに問題はなかったってわけさ」と言う。短く切られてしまったウイメンズツアーの、普段ならハワイで手にする優勝カップだが、遥か前の7月にカリッサはそれを手にしてしまっている。「ウイメンズのスポンサー市場も不景気の煽りを受けてしまい、ここ20年間なかったことなのだが、ウイメンズのトリプルクラウンがとりやめになってしまった。彼女たちは以前にも増してエキサイティングなサーフィンはするようになってきてるし、カリッサ・ムーアをワールドチャンプとして紹介し、その上彼女はハワイ出身だから注目度も高いだろうから、新たにノースショアにおけるウイメンズのイベントに協力してくれる企業が現われてくれればいいと考えている」。とランディ。もし、誰か形勢を変えられる者がいるとしたら、それはカリッサ以外には考えられない。下記は、ワイルドカードを与えられた事に関しての彼女の考えである。トリプルクラウンのワイルドカードがあなたに与えられた話は、最初、誰から聞きましたー また、それを受けることに関して、迷いはありましたかー...
ハワイではリーフのパーティ
う~ん、変わらないといえば変わらない。
カラニ・ロブとロス・ウイリアムス。
なかなかコンテストが始まらないけど、ハワイではリーフのパーティが行われたようで、ロブ・マチャド、シェーン・ドリアン、ロス・ウイリアムス、カラニ・ロブ、アキラ・アイパあたりのオールドスクール?? が集合したそうです。
私はまだ日本にいるんだけど、これはハワイに潜入させている私のコピーロボットからの報告。私宛にピースサインしてくれたんだそうです。
もうホント日本わかってるね、この人たち。
ピースサインって、けっこう日本だもんな。
うんうん、もうすぐ、締め切り終わったらいくからね~。
カラニは居相変わらず笑うと目がなくなっちゃうし、このロスくんの超いたずらっ子っぽい笑顔もホント、かわらない。
あの当時はニュースクール、カラニの世代はプリスクールと呼ばれてたんだけど、今はオールドスクールになっちゃったのかね。
なんか、最近この辺の90年代ニュースクーラーたち、みんなリーフチームなんだよね。モーメンタムグループのケリーの変わりにミック・ファニングを入れれば、今のリーフチーム。ま、F+的にはおいしいところだよな。そのうちなんか、仕込もう。
今はね、それどころじゃないわけ。F+004の産みの苦しみ中。
黒い悪魔たち
WTの各種バタバタ(笑)もトップ引責辞任でひと段落。
なんだか、国会みたいな感じだけど、とりあえずはひと段落だわさ。
で、ハレイワも始まらないし、ネコに曲がるには今しかないな、というわけで、お待たせしました。
ってね、ブログだから、タイトル争いの真っ只中だろうがなんだろうが、ネコや庭話でもいいんだけどね、最近はF+ユニットメンバーにしかられたりするからな。
兄弟でやってきたトリガタとユウマはスクスクと育ち、いまや家で一番でかいふたりになった。
追いかけっことかに参加して若返りのトラ子さん(うちの一番の古株) は、若い頃は5キロ超だったんだけど、10歳にして3.5キロまでやせ、きりっと締まっていいからだ。
高血圧、高コレステロールの内科からも、腰痛の整形外科からも、ダイエットを勧められている飼い主としてはうらやましい限りだ。
で、いたずらがひどくて、「黒い悪魔たち」と呼ばれているトリガタとユウマは、たぶんすでに6キロ近いのではないかと思う。去勢後のオスは太るな、やっぱ。
よって、モノを倒したりすっ飛ばしたりの被害は甚大だ。
ネコの兄弟というのは人間でいう双子と同じ状況なので、この人たちは、おかあさんのお腹の中から今に至るまで、ずっと一緒に居るわけだ。だから、気がつけばたいてい一緒に寝てるし、2匹で同じかっこしてたりして面白い。なんかやっぱり双子みたいに不思議と調和するというか、リズムが同じというか、このふたりのナンチャッテな戦いアンド追いかけっこは、絶妙なタイミングで進行していて、見てるとけっこう面白い。ま、その間、いろんなものがひっくり返されていくわけですけど。
リズムが同じでも、性格はまるで違う。
耳折れのユウマはけっこうネコ寄りで、人間というよりはネコのユミちゃんが好き。
セットでついてきたトリガタは、もらってくれてありがとうなのか、何なのか、すごく甘ったれでスイート、いまだにスリッパの毛のところをヨダレでビチャビチャにして、オッパイをすうしぐさをする。で、それ目当てで足に絡み付いてくる。
私は一日に数回、その絡みつきが原因で、階段やキッチンで転んで死にそうになっている。
トリプルクラウンモード
さむいね。
日本のこの寒さには関係なく、常夏ハワイでは、12日からトリプルクラウンがスタートする。
トップが居なくても、バタバタしてても、世の中は動いていくわけやね。
今回のトリプルクラウンの目玉は、やっぱりカリッサ・ムーアでしょ。
6スターで女子どこまで通用するか。っていうより、みんな当たるのイヤだろうな。ワイルドカードだから、一番上のシードの選手と当たることになるわけで、誰なんだろうね。試合だから、何かの間違いで、ってことはあるじゃん。何かの間違いでカリッサに負けたら、ずっと言われるだろうし……。
ハレイワのリーフ・ハワイアンプロと、サンセットのオニール・ワールドカップの両方にワイルドカードもらってるから、たのしみだね。
ハレイワは日本人選手もよく出てる大会だから、その辺も見たいし、レジェンドヒートとかもあるようなのでそこもね。
とりあえずF+サイトにはライブにリンクするバナー張りました。あと、カフェにもトピ立てました。トピはトリプルクラウン3試合共通。
会員の皆さんバシバシご参加のほどを
ASPのCEO辞任!
う~ん、毎日いろいろありすぎて、忙しいなぁ。
なかなかネコの話や庭の話にイケない。
はい、まだまだ尾を引きます、ASP問題。
今度はケリーのタイトル計算間違いの責任をとって、ASPのCEOブロディ・カーが辞任しました。ブロディはこの写真の中央の人物。右がツアー・マネジャーのレナト・ヒッケル。女子はケリーのGFのカラニ・ミラー
タイトルの計算ミスの責任は、ASPのCEOである自分にある、と辞任の意向を表明して、重役たちがそれを受理したということで、ASPからリリースが出てました。
そんな大変なこと? ま、大変なことだけど、当事者たちは別にいいんでしょ? ケリーもいいわけだし、オウエンがなんかあそこでモチベーションが折れたとかいって、抗議してるわけじゃないでしょ?
わかんないけど、個人的には最近のASPを見てて、やめるならヘッドジャッジか? とか思うけど、まぁ、確かに今年はいろいろありすぎたといえばありすぎたね。
ケリーのこともだけど、ボビーのこともあるし。
まぁ、景気も悪いので、やめ時っちゃぁやめ時だけど、やめることはないんじゃないのか? と思うけどね。ま、このまま矢表に立ってるなら、やめたほうがラクではあるけど。
第一ね、あの計算で、タイだってのはオウエンとケリー、当事者が一番最初に気がついてなくちゃいけない種類のことでしょ、ある意味。それを争って試合してるんだから。
レベルの低いタイトル争いならいざ知らず、ワールドタイトルだからさ、ま、だからそれを運営するASPがきちんとしなくちゃいけないわけだけど、当事者である選手は当然きちんと計算するべきだと思うよ。っていうか、絶対計算してたはず。オウエンはケリーがどうあれ2連勝しかないので、ディテールは気にしてなかったかもしれないけど、ケリーは確実にわかってたはずだと思う。
誰だって自分で、じゃ、ここで何番だったら決まりなのね、って計算ぐらいするでしょ。自分で計算してから、ASPに聞くよね。その辺がなんか納得いかないというか、不思議。ケリーにしちゃ珍しすぎるね。
っていうか、数字を消しこんでいく簡単な比較なので、実は私ですら気づいてなくてはいけないことなのだよ。超落とし穴。ASPから出るタイトル争いのシナリオを、私を含めてみんな、鵜呑みにしてたんだろうな。やっぱ、何事も疑わないと。信じられるのは自分だけなのだよ、この世の中。
ま、ともあれ、ASPトップ辞任ですわ。
あ、会員の方、カフェの最新情報リークします、確認してください。今晩どこかで……
写真 sherman/quiksilver
レールだよ、やっぱサーフィンは、と私は思う
リップカールプロ・サーチ、現地からジョリさんが伝えてくれてますので写真とともにお楽しみ下さい。F+サイト、JOLI HOTLINEです。今日の写真もJOLIさんからです。
その中で、ブラジル人サーファーがWTで3試合連続優勝、とジョリさんが書いているんですけど、そうだね、ほんとに。ガブ、スーザ、ガブ。
史上初。ブラジル人が優勝することすら本当に珍しいことだったんだけど、今シーズンの10試合中4試合ブラジルの人が優勝。
ちょっと考えちゃうなぁ。結局、彼らが今年いきなりうまくなった、というわけじゃないのが考えちゃうキーポイント。まぁ、ブラジルのサーファーがみんな同じサーフィンというわけではないけど、タイプはとても似ていて、いわゆる早くて軽いサーフィンに今までは、まるでポイントが出なかった。それはなぜかというと、レールじゃないから。
で、じゃ、彼らが今年いきなりレールを使ってきたのかといえば、そういうわけではなく、その逆で、レールじゃなくても点が出るようになってのこの結果。
ブラジリアンの攻勢はWQSではずいぶん前からのことなんだけど、結局WTに入ってくるといまひとつで、去っていくのが今までのパターン。WQSとWTのサーフィンの間に歴然たる差があったからだ。しかし、ジャッジがここのところ、その差を見ない、というか、その差をポイントに反映させない。
だからWQSで活躍している選手がすんなりWTで活躍できる。
それがいいか悪いかではなく、ガブリエル・メディナのサーフィンがレールのサーフィンではないことは確かだ。それでもエクセレントレンジを連発して、優勝する。ってことはある意味、WQSのサーファーにチャンスが大きく広がったといえると思う。
マー以外の日本人にもチャンスが出てきた、と考えるべきか?
私は絶対に間違ってる方角だと思うけど、これがWTの進む道であるなら、それに合わせた選手の勝ちなので、ガブちゃんはすごい、ということになる。
ってか、その前にレール使えるのに負けちゃう選手がダメなわけだけどね。でもね、難しいんだよ、レールサーフィンのほうが。で、今からいきなりテールサーフィンは出来ないのよ。難しいのに同じ点しか出ないわけだから、なかなかね、厳しいやね。
あと、ケリーのポイント計算ミスの詳しいお話、クイックシルバーのサイトに出てます。疑問解決なので、ご一読を。











