ジョンジョン・インタビュー

ジョンジョン・インタビュー

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地元のギャラリーのまえで優勝するっていうのは、どんなものー
これは僕の初めての6スター・プライムの優勝で、地元だし、家族も友達もみんないるとこでの優勝だった。まさに人生でもっとも輝かしい日になったね。パイプラインが待ち遠しいよ。

ジョンジョンのまえに優勝した歴代のレジェンドたちの名前が刻まれたワールドカップのトロフィーに、君の名が加わるのって、君にとってなにを意味してるのかなー
本当に小さなころから、この人たちを見てきたんだ。子供の頃からこういうイベントにやってきては、サインをねだってた。そして、今はそのイベントで優勝できるようになった……今の気持ちを説明しろって言われても、説明しようがないな。

パイプに向けて、現時点でジョンジョンがトリプルクラウンのリーダーだね。パイプラインとジョンジョンの関係って、どういうものなのー
パイプの目の前に住んでて、毎日、様々なコンディションでサーフィンしてきた。かなり面白いことになることは確かだと思うね。今年こそいい波が来て欲しいな。

今年はボルコム・パイププロとバックドア・シュートアウトの優勝からはじまったよね。そこから軌道にのって今の自分があるということかなー
まさに、そうだよね。あの試合で勝ったのが、それ以降のイベントでかなりの自信につながった。そうしたらクオリファイしちゃって、サンセットで優勝までできた。いま、ものすごくハッピーだよ。

プレッシャーとはどうやって付き合ってきたのー 今日の優勝でそういうプレッシャーから開放されたー
こういうコンテストをここ数年やってるんだけど、プレッシャーはかなりあった。でも、そういうことは考えないように決めたんだ。ただ沖に出て楽しもうって決めた。そうしたら、それが効いたみたい。インサイドボウルの波に何本か乗れた。ここで数え切れないほどサーフィンしてきてるから、どれがいい波かは確実に分かるから、ラッキーだったね。

ここで勝ち、このあとパイプラインを勝ってトリプルクラウンのタイトルを手にする可能性がでてきたわけだけど、そのなかでジョンジョンにとっていちばん欲しいのは、どれかなー
パイプライン・マスターズを勝ちたい。あのコンテストを勝った人たちのリストっていったらヤバい人たちばかりでしょ。それに、あそこは僕のホームグラウンドだし、目の前に住んでるし、毎日、そこでサーフィンしてるから。あのコンテストに勝つことは、それこそ僕にとって究極のことだよ。

サンセットのファイナルのことを少し聞かせて。自分の波の選択の差が、他の選手との差だったと思うー
そうだね、実は少し緊張してたんだ。ヒート前半は6ptと4ptしかスコアしてなくて、3位で停滞してたこともあった。そこでインサイドボウルに移動したのが、よかったみたい。サンセットは難しいんだよ。コンディションは15分ごとに変化するんだ。アウトサイドのピークだったり、ディープピークだったり、インサイドボウルだったりって頻繁に変わるんだ。でも……ラッキーだった(笑)。

クオーターからボードを変えたようだけど、短いボードに乗り換えたー
6’8”に乗ってたんだけど、ちょっと長すぎるような感じがして。インサイドボウルには引っかかるボードなんだ。だから、6’6”に変えてやってみたらバッチリだった。

ファイナルで何本チューブに入ったー すごい数、入ってたじゃない。
う~ん、いくつか入ったな。何回かコケて、何本かメイクした。あの9.5ptの波は小さめだったけど、ピークの裏から乗ってなかに入った。はじめはメイクできないなって思ったんだけど、一回板をしごいたら、波が僕を吐き出してくれたんだ。

ショルダーには絶対メイクしないって思ってた選手が2人ばかしいたよね。2人とも途中でテイクオフするのを止めざるをえなくなってたけど。
見えなかったんだ。ちょっとフォームボールがあったし、へんてこりんなコブとかもあって、それらを乗り越えてったら、また他のフォームボールが現われたりしたんだけど、なんとか出てこれたよ。

パンチョ・サリヴァンにキャディをやってもらえたのは、大きいでしょー
あぁ。ここの波のことをパンチョは全て知り尽くしてる。ハレイワの波も全て知ってる。ノースショアにおけるトッププロの1人だから、彼が一緒に入ってくれたことに心から感謝だよ。彼がいてくれて本当によかった。彼なしではこの優勝は考えられないことだよ。波に乗り終わると毎回アドバイスをくれてね。沖に戻るときリーフをなめるようにして戻れとか、細かいことを色々アドバイスしてくれた。

タジ・バロウが今日早々に敗退したとき、トリプルクラウンを自分がリードすることになるかもしれないって考えたー
うん、でも、まだミシェルもいたし、ナットもいたでしょ。アダム・メリングだってまだ残ってた。考えることは考えたけど、まだまだって感じだった。今、自分がリードしてるのさえ信じられないよ。

パイプラインは、どでかいレフトがお好みですか、それとも、でっかいライトー
ノースウェストスウェルのシックス・トゥー・エイトなら、どでかいライトとレフトが割れ、これ以上よくはなりようがないってぐらい最高になるから、そうなるといいな。すっごく自信があるんだ、いま。最高の波だといいんだけど。

すでに多くのことを達成してるけど、ジョンジョンの究極の夢っていったら、なにー
ワールドタイトルだね。今年クオリファイしたばっかだけど、ワールドタイトル向けて着実に近づいてるといいんだけどな。でも、楽しんでやってるし、サーフィンして給料もらえるんだから、それだけでも夢のようなことだよね。

写真すべて
Akihito Kashi

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