あらまあ、こんなに思い通りの展開ってのもあるのね。最も美しい着地点に着地した感じ?
ジョン様の初タイトルが見え、ミック、シャークアタックを克服して昨年の雪辱を果たす……みたいな。多くの人にとって理想的。ガブは露骨にやな顔してたけど……。
でもまぁ、誰もがガブ対ミックよりジュリアン対ミック見たいわけじゃん、昨年のファイナルの再現。ビーチ中が敵のムードはしょうがないかな。
確かにラストライドは低かったのかもしれないけど、オープニングライドガブの8.33だっけ? あれが高すぎでしょ。
しっかしミック・ファニングってコンぺティターはすごいね。メンタルコントロールもそうだけど、チャンスの波でミスをしない。これね、究極の最強。
恐ろしいとすら思う。でもって、海から上がるとふっつ~に超いい人なんだよね。ウルトラフレンドリー。そこもまたすごいと思う。年々少なくなっていくツアーの中のお友達のひとりなので、頑張ってくれてうれしい。
パーコちゃん担いでたね。きっとまた、ファイナル前に、「俺がビーチで待ってるから」、って言ったんだろうなぁ。
ケリーに点が低いかな、とちょっと思う。ま、全盛期に比べて0.5ぐらい低めに転んでると思う。でも、弱いっちゃ弱いかな。フローがね、足りない感じがする。それはイコール板がね、まだまだなんだと思う。だいぶ安定してきてるけど、短かすぎ?
これでジョン様タイトルランキング僅差で2位、そのままタヒチ、ロウワーと続くわけだけど、こうなるとジョン様初タイトル濃厚じゃね? 今のところジョン様に点高く転んでるし。
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土曜日まで、みんな影をひそめてる感じ。ま、毎朝やってる人はやってるけど。
ジョンジョンもよくやってる。どんな波でも準備万端的な。
ま、あの波やらされちゃ、ちょっとここのクソ波も練習しておかなくちゃ、って気にはなるだろうね。ワールドタイトル狙いなわけだし。
さて前号でポッツのインタビューを載せたので、その号をポッツに渡そうと思ってたんだけど、来てないわけよ。
この南アフリカは彼の出身地だから、いないわけがないんだけど、いないわけ。
で、なんでかな~、と思っていたら、なんと、パスポートの残りページ数が足りなくて入国できなかったらしい。
確かポッツは南アフリカパスポートと、イギリスのパスポートと両方持ってて、旅の時にはイギリスのパスポートのほうがどこに行ってもスムーズなので、イギリスのほうを使ってたと思う。その残りページが足りないと。
インドネシアもそうだったと思うけど、入国の条件にパスポートの残りページが何ページ以上、というのがある国は意外と多い。
これ、けっこう旅慣れた人ならではの落とし穴というか、旅慣れた人ならではの問題というかで、たいていの人は10年かかったってパスポートのページがなくなるほど旅はしない。だから気にする必要もないわけだけど、私は10年パスポートではページが足りなくなるので、増補といって、ページを増やす(継ぎ足す)手続きをする。もちろん金がかかる。そして増補は一度しかできないので、それが無くなれば10年たってなくても新しいパスポートに作り直さなくてはならない。
最近は自動化ゲートなるものができて、出入国の日本のスタンプがいらなくなったので、今回は増補しなくても済みそうで、うれしい。ま、たくさんスタンプが押してあったり、増補してあると、どこの国の入国審査官も隙間を埋めるようにキチキチにハンコ押してくれるんだけどね(笑)。
そういうわけで、ライブではおなじみの顔のポッツが今回はいない。
波も不順だし、気候もやけにあったかい。Jベイで連日こんなにあったかいのって初めてかも。ストーブがいらないJベイ、初めて。
金曜、土曜日ぐらいまで、ないかね。
日本だったら絶好のコンディションというより、パーフェクトコンディションなんだけどね。そりゃね、日本の波じゃCTやんないよね。波質のレベルが違いすぎる。サーフィンのレベルも違いすぎるけど(笑)。
フィリッペ・トリード。
私はどうしてもこの人のサーフィンが好きになれないんだけど、好き嫌いでジャーナリストやっちゃいけないわよね。でも、どうも……。何が嫌って、カービングに見せておいて、回ってる最後の最後にレール抜いて引っ張っちゃうとこ? でもってそれが順当に評価されてればいいけど、ジョーディやジョンジョンのそれと同じように点もらってるあたりが気に入らない。
とても努力家で、一生懸命なサーファーであることは認めるし、持ってるとは思うものの、ちょっとこの彼のカービングの過大評価は彼のためにならないんじゃないのかな、と思う。余計なお世話だけど。
ま、フィリッペといえば飛びなわけだけど、今年はどうやらその評価から抜け出そうとしているように思える。
とにかく飛ばないのよ。エアー封印。
Jベイでも波のよくないコンディションの時にエアー勝負になったりして、エアーワンマニューバーでエクセレント出たりしてても、フィリッペだけは飛ばない。ひたすら例の最後にテールエンドで引っ張っちゃうカービング勝負。
ま、それが定着したころに飛ぶと、またびっくり点出てくる、って読みもあるんだろうかね。
あるいはメディアにエアー職人に否定的なこと書かれたか。ブラジルならありうる。エアーがなければ勝てない選手、ぐらいのことは平気で書くから。でもそれでフィリッペがエアーを封印すれば、彼は新たにカービングという武器を得ることになる。進化する。実際問題今シーズンのフィリッペはどのべニューでもカービング主体の組み立てだ。もう怪我したくないってのもあるんだろうけど(笑)。
1日レイデイを挟んでスタートしたDay4はラウンド3からラウンド5まで行われた。
サイズは物足りないものの、クリーンでパーフェクトなコンディション。
マット・ウィルキンソンがラウンド3で敗退し、ワールドタイトル争いも激しくなる。
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本日クオーターファイナル1ヒートのみ。
なんていっていいのか、ホント、ジョーディ可哀そう。いったいジョーディがなにをしたっていうんだ? って感じ。
負けた後のインタビューではジョーディは普通にしてたけど、もう表情でどれだけ怒ってるかわかっちゃうね。目は口ほどに物をいう。お気持ちお察しします。
見た目と実際のクオリティのギャップのでかいJベイマジックに惑わされたコールに、みんなが惑わされた(笑)。
っつっかさ、やるか? あれで。あと1週間もあるのに。
勝敗を決めるポイントコールが出たのは試合が終わったあとで、ふたりとも海から上がってきてたけど、ジョンジョンは負けたと思ってたし、ジョーディは勝ったと思ってた、って表情だった。ジョーディ、ジャッジにやられ、キーランのコールにやられ。
ジョーディが乗ってる波の半分もないインサイドの波で、飛んでリップにヒートのハイエストスコアの7.33が出ることも、どうなの? だし、ジョーディのこのヒートの一番でかい波のライディングとジョンジョンの最後のインサイドのライディングが0.8しか違わないって、なによまったく。昨日まできっちり波に点つけてたくせに、今日はテクニカルポイントかい。どうしたリッチー? そりゃね、お気に入りの3.1(正しくは3.37)だよ、ってジョンジョンは笑い、ジョーディは開口一番、ラストライドがオーバースコアって言っちゃうでしょ。
ジョーディは今日のコンディションでやりたくなかったわけ。いやいや行かされて、始めはしたものの、リスタートだし(笑)。
でもって、もっとやりたくなかったのがケリーでしょ。出たな、ケリーコール。だって、相手のジョシュ・カーはすでにラインナップにいたし。
ジョーディがNOと言っても試合は始まるけど、ケリーが言えば止まるってか? WSLの現実だわね。でも今日はNOが正しい判断だと私も思う。早朝にミックがちょいちょい乗ってたからゴーになったんだろうけど、ミックですから。世界一どんな波でも乗れるミックを基準にコール出すとね、こういうことになる。今日はマジでやらかしちゃったんじゃないのかね、キーラン。ジョーディに菓子折もって頭下げに行くレベル(笑)。
あるいは思惑通りにジョン様がワールドタイトル争いにがっちりからんでくるというシナリオ?
こんな波でこんなに先まで進めちゃうんだぁ、って感じ。
R3の残り8ヒート、ラウンド4、ラウンド5も終了。クオーターファイナリストが出そろった。ま、順当すぎるぐらい順当かね。
写真のジョン様の、走りまくった後の高さのあるローテーションのワンマニューバーに8.50が出てから、Jベイなのにエアーゲームな感じも出てきて、なんかどこ行くの? って感じ。ジョン様にちょっと点高いかな、と思う。
いい感じなのはジョーディ。昨年とは打って変わって集中して勝ち上がってる。しかし、このふたりが次のクオーターで当たるので、どっちかは消えてしまうわけ。ま、事実上のファイナルともいえるかもね。
ケリーも危なっかしいけど勝ってる。徐々にいつものケリーっぽくなっては来てるけど、やっぱサーフィンがおかしい感じは否めないと思う。なんか様子見ながら、な感じ。
昨年のファイナリストのジュリアンとミック。サメ騒動で決着がつかなかったファイナルだけど、今年こその決着はない。だって勝ち上がればてセミで当たっちゃうから。ま、このセミになれば、ここはここで事実上のファイナルだと思う。ジュリアン、ここまではすごく集中できてる。怪我してもさわやかだし(笑)。
明日からオンショアぶんぶんらしく、しばらくオフではないかと。しかし次のスウェルは日曜日、ピリオド最終日らしい。どうする? 賭けるか? ま、でも半日で終わっちゃうからね。明日やっちゃうのかね?
順当に行くなら上はジョン様、ジョーディの勝った方、下はジュリアン、ミックの勝った方って感じかね。裏行くとケリー、ガブ? ケリーが裏行くとって言われちゃうって……(笑)。
12時半の時点で、たまーにセット入ってくるものの、コンテストをオンにするにはだいぶ無理のある感じで、オフ。夕方には、なんとかなるのかね。
ま、明日ってことで。
朝焼けの中、すでに人が集まってて、けっこうわさわさしてたね。この試合はJベイウインターフェスティバルという催しの中の一環で、この辺のいろんなエリアから人が集まってるようです。
会場内にはコロナバーがあって、午前10時半ぐらいにはオープンするわけで、波もないし、天気はいいし、ほかにやる事無いから飲んじゃう? 的な人々で今日は結構午前中からにぎわってた。つっか、連日ここは大賑わい(笑)。
波は明日、あさって、あるいは来週。ただ、あさってはデビルウインド吹くようなので、どこまで行けるやら。明日はとりあえずやりそうだけどね。
優勝候補のパーコもラウンド2を勝ち上がり、ケリー、ジョディが順当にラウンド3をクリア。
デビルウインドのトリッキーなコンディションで進行したDay2ハイライト。
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ひどかったね、ケリーのヒートの波。もうどうにもこうにもオンショア、ここJベイではこの風をデビルウインドと呼ぶわけだけど、まさにデビル全開。
何でやったんだろうね。個人的には絶対ケリーがいやだって言って、その前のイタロとジョシュのヒートで止めると思ってたんだけどね。珍しく行ったよね。
でも考えようによっちゃ、あのコンディションだとエースに不利だよね。あれでケリーとやるとなれば、1ヒートに2本しかない奇跡のセットをつかむしかないわけだけど、どんなに待っても波来ないもんね。逆にケリーにしてみたら、あのひとには技の引き出しがたくさんあるから、どんな波にもそれなりに対応できちゃうわけ。よって、あそこまで波がダメになるとエースにはノーチャンスに近いわけで、その辺、ケリー読んでたかね。
ま、それでもケリー、危なかったというか、変なサーフィンしてたな。
でもね、見た目よりだいぶバンピーでダメな波なんで、よくやってたほうなのかも。
ラウンド3の4ヒート目まで終了。たぶん明日も風が吹き出すまでは波がありそうなので、できればやるんだと思う。
次の波は土曜日。明日できれば土日で終わっちゃうかもな。
今日いい感じだったのはジョーディ。あの大きな体があれだけうまく動かせると、本当にダイナミックなサーフィンというか、こういう形のいいオープンフェイスにぶっといトラックと分厚い真っ白なスプレーが人一倍飛ぶ感じの、伸びやかで大きなサーフィンは見応えがある。
ジョンジョンも悪くないけど、たぶん一緒のヒートになると、ジョーディのほうがラインが大きいんじゃないのかな、と思う。
ラウンド3の残りの見どころとしては、やっぱ、8ヒート目のジュリアンとパーコかね。何でこんなに早く当たっちゃうのよ、このカーバーふたり。どっちももう少し見ていたい感じなんだけどね。早くも事実上のファイナル系。
ジョンジョン、ジョーディ、ケリー、ウイルコが上でつぶし合い、下はガブ、ジュリアン、パーコ、フィリッペ、ミック、スーザ……ま、どっちもどっちで今回はうまく分散したかも。