2017年のワールドツアー、初戦は3月14日からスタートのゴールドコースト。まだ1ヵ月半ほど先になるのでしばらく時間があるが、QSは既にスタートしているわけである。
QS第1戦(QS1,000)はカノア・イガラシが彼のホームであるハンティントンビーチで優勝、2位には日本の仲村拓久未がつけ、新年早々WSLの幕開けに花を飾った。
また、先日サンセットビーチで終わったばかりの第2戦(QS1,000)はジャック・ロビンソンが彼自身のキャリア上で初めてとなる優勝を遂げた。
他にもQS1,000~1,500のイベントは既に5戦を終えているが、今シーズン最初の目玉イベントとも言えるQS3,000の第6戦『Volcom Pipe Pro』が、1/29~2/10までの間、パイプラインにて開催される。
ディフェンディングチャンピオンはケリー・スレーター。優勝から久しかったおじさんは、昨年のこのイベントで息を吹き返した。CT第1戦へ勢いを持っていくための調整をパイプラインで行えるというのはなんとも贅沢な話である。
今年もおじさんは参戦決定。他、ジョン様、スーザ、コナー・コフィン、ジョシュ・カーといったツアー連中。さらに、ジェイミー・オブライエン、メイソン・ホー、ブルース・アイアンズといったパイプの常連たちも参戦する。
日本からは、大橋海人、村上舜、稲葉玲王、大野マー、そして脇田貴之が参戦。
公式サイトでのライブ配信に目が離せない。
以下、VOLCOMからの公式リリースを紹介。
『私たちは2017年にVOLCOM PIPE PROを再び開催することに非常に興奮しています。過去のイベントでは歴史的な瞬間が沢山あり、今後もそれを超える事を目指しています。私達の目標はSustainabillty(持続可能)な取り組みを推進しながら、ワールドクラスのイベントを作り出す事です。パイプラインは世界で最も多彩な波の一つであり、私たちはこのような素晴らしいコンテストに参加する事を光栄に思っています。』
Brad Dougherty, Global VP of Surf
VOLCOM PIPE PROは、人気と視聴率が最も高いサーフィンイベントの一つである上、ツアー内でも最高峰のバレルがコンスタントにあり、歴史上に残るヒートが見れる大会として名が高い。
2016年大会は世界中から75万人近くの方々がウェブ中継を視聴されました。
この一流イベントはSustainabillty(持続可能)と環境へ最小限の影響しかないことを立証するDeep Blueに承認されています。
2016年にはWSLシーズン中、最もクリーンで「海にやさしい」イベントとして認識されました。
今年(2017年) はVOLCOMが掲げるSustainabillty(持続可能)へのコミットメントは、VOLCOM PIPE PROを最もエキサイティングなイベントにするだけではなく、世界で一番革新的なプロサーフィンイベントにしていく予定です。
そして、VOLCOMサーフチームライダーも多数参加し、日本からは村上舜が参戦!!キャンセル待ちで脇田泰地(キャンセル待ち25番、1/27現在)の参加にも期待したい!その他多数の日本人も参戦するので是非チェックして頂きたい。
大会オフィシャルサイトでは、Red Bull TVによるLive中継やコンテストリザルト、デイリーハイライト映像、ビデオ、写真など様々なコンテンツを用意しています。
Liveを見逃した方は、HEATS ON DEMANDで全てのヒートをチェックする事が出来るのでそちらもチェックして下さい!大会を記念したオフィシャルアイテムも多数リリースしているのでそちらもチェックして頂きたい!
2017 VOLCOM PIPE PROの最新情報は、 Instagramで随時アップされるので@volcom, @volcomsurf, @volcomhawaii_ ,@volcomjapan をフォローして下さい!
そして、Instagramで2017 VOLCOM PIPE PROの情報をアップする際は、#VolcomPipePro を付けて下さい!
ボトムターン&カーヴィングが一昨年よりもパワーアップしてるのがわかります。
場所は誰もがご存知ローワートラッセルズ。ここでサーフするために大会にエントリーするトップサーファーがいるほど良質な波+大原洋人をご覧あれ。
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この子は誰なのかというと、ローソン子ちゃんだ。
東浪見の交差点から茂原方面に少し行った先、再会ラーメンの隣にローソンがある。そのローソンの駐車場を根城とし、ローソンのお客さんたちにお弁当のおかずを分けてもらったり、キャットフードを買ってもらったり、きっといろんな人からいろんな名前で呼ばれてた野良猫ちゃんだ。
車が来るとすぐに寄っていくような、冬は特に暖かい車の下に潜り込むような、もうあの駐車場で人間相手に生き抜く術を知り尽くした子だった。すりより上手。
店の人の話によると、最初は首輪をしていて、きつくなってかわいそうなので外してあげたんだそうだ。子猫の時に迷子になると、成長して首輪がきつくなってしまって悲惨なことになる。外に出す猫ちゃんの首輪は、すぐに切れるものにしてあげたほうがいい。うちは首輪はしないんだけどね。かわいそうだから。ましてや鈴なんて猫にとっては超迷惑でしょ。いちいち動くたびに耳元であの音がしたら、人間ならノイローゼになっちゃうよ。
基本猫は避妊手術後、完全室内飼いが一番平和で長生きする。
でも、この子はローソンの子になった。
そして最近、心ある猫好きに保護されて、健康診断、避妊手術、寄生虫駆除も終わり、健康にすくすく、ヌクヌク、室内飼いをエンジョイしている。第2の人生の名前はタマ子ちゃん。
外に出してもすぐに家の中に入ってくるそうだ。居心地がいいことがわかっちゃったわけね。この子をあのローソンでかわいがってたみなさん、タマ子は今、超幸せに一宮町のあるお宅でかわいがられて暮らしています。ご心配なく。
2016年6月、まだオリンピックが正式種目決定前のケリー・スレーターのインタビュー。
東京オリンピックについて、自分は参加するのか、ウエイブプールはありかなどなど興味深い内容です。
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ノア・ディーン(Noa Deane)。2014年のサーファーポールアワードの壇上で「F●●k The WSL!」という発言で世間を騒がせたことは記憶に新しい。現代における反逆のカリスマは、22歳のオージーサーファーだ。
どの時代においてもパンクでアーティスティックなサーファーをサポートするVOLCOMは、ノア・ディーンをファミリーに迎え入れることを正式に発表した。
Mudhoneyを聞き、独自の言語を話すNoa。ありきたりのエアリバースをセクションの最後にカマす単調なノリは嫌い、捨て身のトゥイークアウトを好む。ありきたりで出来上がったことを嫌い、超ヤバいことが大好き。オーバーサイズのTシャツとルースなデニムを穿き、足軽にモッシュピットへ飛び込む。Goons of DoomのコンサートでThrasherの帽子を盗まれ「お前取っただろ? 返せヨ?」「やっぱ、い~や」奴はクリスマスに新しい物をゲットできた。
母ちゃん父ちゃんを愛するNoaは一日中部屋でストラットを爆音で弾くのが大好き。ダチが大好き。半端なく好き。彼女は大好きだが、彼女を窒息死させないようスペースを与える為あまり表には出さない。クールである必要性・価値を良く理解している。Ozzie Wrightの裏庭にあるちっちゃな小屋で生活するNoaは、ガキの頃からOzzieの写真を部屋に飾っていた。Gavin Beschen、Shawn “Barney” Barron、Bruce Ironsの写真も。その頃からVolcomライダーになりたかった。何故かは説明できなかったが、自分ではその理由を感じていた。Freedom、親しみ、尖り具合(勇気)。VOLCOM STONEからそれらが滲み出ていた。いつか起こると感じていた。でも、その前に。まずは通るべき道。Boardriders、グロムバッシング(弄り)、ナショナルズ、ステッカー(スポンサー)、パスポート、サーフトリップ、マガジンの表紙 。ぶっ壊れた足首(怪我)、Cheese II、Strange Rumblings、A.I. Breakthrough、「Dane Reynoldsの様なサーフスタイルにKurt Cobainの様相」。Skeggs、Cluster、…the WSL、Pulp、それに Blister、そしてまさに今ここに突然現れた。残りの人生の始まり。
Noaは良い奴だ。思うことを述べ、思うがままサーフィンをして、あるがままの自分でいるだけで、サーフィンに対する人々の受け取り方を良い方向へ転換する力がある。彼は波乗りをつまらない数字に変えてしまうデータを焼き払う、サーフィンの解毒剤でもある。彼はサーフ野郎や問題児、血の気の多い悪党どものDNAを持ち合わせながら、子供のような無邪気さを持つ。
彼はまさにVOLCOM STONEの生きた形態。VOLCOMに子供が出来たとしたらそれがNoa Deane。おかえり、ノア。
「言葉では表現できないほど、Noa Deaneの加入が嬉しい。我々と同じ情熱を持ち、VOLCOMにとってはパーフェクトなフィットだと思う」
Brad Dougherty- Global VP of Surf
「VOLCOMと契約を結んだ時、子供の頃からの夢が叶った。また、自分の家族や周りの友達までも大事にしてくれるヤバいチーム・ファミリーに入れてもらえたのは凄く特権だと思う」
Noa Deane
About Volcom
クリエイティブな精神にインスパイアされ、1991年に創設されたVolcomは、自分の好きな事に情熱的でひたむきな人たちのためにプロダクトを提供しています。Volcomは、忠実になれるものを追い求めるために生まれました。そうしたいのではなく…そう生きなくてはなりません。Volcomは様々な障害を可能性に変化させるビジョンと、不可能に挑戦するクリエイティブな野心を持ち…異端に対して共感します。もっと自分たちをプッシュして…何度でも挑戦し、常に進化を求め続けるという同じ志によって、私たちはつながっています。ビジョンを具現化するために夢中になり続ける…その時、周りの世界が静寂に包まれる…その一瞬が人生で一番輝いているはずです。Volcom、True To This
インスタでちょっと書いたけど、チャネルアイランド問題。
ドル100円計算で、確かバートンが12億で買ったものをケリーが4億で手に入れたらしい。アメリカのチャネルね、だいぶ前から売りに出てて、買い手がつかない状態だったのは確か。日本はどうなんだろうね。傘下なのか、財布別なのか。未確認情報ですけど、メインランドのサーフィンインダストリーの上層部からの情報なので、たぶんそうなんだと思う。4億、お買い得だし(笑)。
どっちにしてもこの話が真実ならケリーおじさんはファイヤーワイヤーとチャネルアイランドの持ち主なわけで、イコールCT選手の半数以上をライダーとして抱えることになるんだと思う。
ジョン様だってパイゼルとともにきっと買われちゃうし(笑)。もとよりパイゼルはファイヤーワイヤーやってるしね。
自分で自分をスポンサーする帝王ってのも、なんかすごいな。サーフィン業界にケリー王国、着々建設中。これでウエットでも買っちゃえば怖いものなし?
現状はスレーターデザイン普及に尽力中。いろんなサーファーに配ってる。ただ、リペア工場筋の話によると、リペアに回ってきたケリーの板はふっつ~のポリエステルにそれらしいラインが描いてあるだけのものだったとか。ま、そういう話は昔からあちこちで聞くよね。真偽のほどはわからんけど。
EPS系の板というのは普通の人が普通の波に乗るには非常に向いている。浮くし軽く前に出る。だけどレールワークのうまい人には扱いにくい。思ったより沈められないからだ。あれを沈めようと思ったらミシェル・ボレーズの脚がいる(笑)。ま、CTレベルのエキスパート向けとは思えない。
K様、CTでよく見るサーフボードブランドのビッグファイブのうち二つ買収。あとはメイヘム、JS、DHD……どこまで行くのかね。
株で稼いで会社買い。K様的にはお金なんてもういらないわけだけど、全部自分のものにしないと気が済まない性格。勝っても勝っても勝ちたいし、買っても買っても買いたい。スレータータワーとか建てちゃいそう(笑)
写真はF+を楽しむジャクソン・ドリアン。シェーンの息子、日本語読めるんです(ウソ)
カノア・イガラシなのか、五十嵐カノアなのか(笑)。私カノア・イガラシ派。コナー・コフィンと同じグループ。
日本じゃカノアフィーバーなんだろうか。どうしても日本人にしたい感じなのかね? でもアメリカの選手だしねぇ……ここアメリカじゃ、ヤングアメリカンとして扱われてるし、彼もアメリカ人としてふるまってるし。
今となっては取り合いなの? どっちなんだろうね、すごく考えちゃうところ。
本人は日本人になりたいんだろうか? ご両親は別として、彼自身はカリフォルニアで生まれ育ってるわけで、カリフォルニア白人社会の中にある日本人差別みたいなものを相当くらってきたと思う。彼のアマチュア時代からやってきた実績を考えれば、アメリカのメディアやシーンで正当に評価されてきたとは思えない。もっと騒がれてもよかったはずだ。でも、五十嵐カノアなんで外されてきたんだと思う。カノア・コフィンだったらもっと早くからメジャーに乗ってたんじゃないかな。
日本人になれば、当然日本人トップにいきなり行くわけで、アメリカよりは金になるという選択? ホント? 私だったら、自分がくらってきた差別のようなものがベースにあるので、日本に対しての好感度なんてきっとゼロだろうし、自分はアメリカ人だ、と思っているし、アメリカ人として認められたいと思うだろう。
英語のインタビューで言ってることも、行動も、態度もなにもかも、100%ヤングカリフォルニアンで、それは当然のことだ。育ちがそうなんだから、日本人の様に固まったりはしないし、遠慮もしないし、自信過剰、ビッグマウス上等、堂々としてて普通だ。そうでない方が不思議。それがアメリカの文化だし、彼が年取って帰りたくなるのはアメリカのはずだ。
そういうカノアが、ある意味後退する感じで、日本人としてそのキャリアの後半を送るのだろうか。鶏口となるも牛後となるなかれ、英語ならBetter be a dog than the tail of a lion? それやる? フィールドのグレード下げる?
私は五十嵐カノアと日本人方式で表記してしまうことすら、彼に失礼な感じがするんだけど……。
ジュン・ジョーなのか、城純なのか? きゃぁ、なつかしい。ジュンは今、ルックス普通のおじさんやってますけど(笑)。
写真はブラジルのロングボードワールドチャンピオンのフィル。
パイプのファイナルデー、爆発しているオフザウォールでこの人は、ハングファイブのままでかいバレルに入ったりして、私やその周辺はそっちにくぎ付け。あまりにすごかったので、隣のブラジルのテレビクルーに知ってるかどうか聞いてみたら、ブラジル人のロングワールドチャンピオンだということでした。レベルが違いすぎて、こちらもびっくり。
小ぶりながらハイポイントが連続した2016年WCTイベントの最終日。
好調をキープするケリー、ジョンジョン、ジョディ、そしてカノア・イガラシ達にも注目が集まった。
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ケアヌ・アシンの時にやっちゃったんで、今回もやりますけど、カノア・イガラシがパイプマスターズで準優勝することがあると思ってた人?? シ~ン。ですよね、きっと。
でもあったんですね。優勝ミシェル・ボレーズ、2位カノア・イガラシ。ミシェルのほうはジョンジョンに勝った時点で優勝かな、って感じではあったし、ミシェルがいつかパイプマスターになる、ってのは想像できたことだと思う。
ファイヤーワイヤーVSチャネルアイランド、どっちにしてもケリーおじさん万歳。両方自分の会社のライダー(笑)。
今日のところはミシェルの優勝よりなにより、きっと皆さん、ユキさんがどうカノアを評価するかというところが興味津々なのではないかと思うけど、ま、今日のところはケリー、ジョーディ、ジュリアンとともに、ギャフンといわされた、と言っておきましょうか(笑)。カノア、おめでとう。シーズン最終戦でルーキーレースの中での結果を出して帳尻合わせるところも、なんかさすがやるなぁ、という感じ。
サーフィンのスキルがパイプ2位順当とは全く思わないけど、ヒートで2本、自分のサーフィンが確実にできる、チャンスが来たらそれは確実にものにして逃さない、というところは高く評価する。自分が今できることがキチンとヒートでできる。これは強いし、それを続けられれば、こういう日がやってくる、ということだ。
今日カノアを見ていて、CT入りたての頃のガブを思い出した。ガブも初めはそういうタイプだった。ガブはそこからスキルを手に入れ、ワールドタイトルを取った。
ジョーディとのヒートのカノアの9.93は、あの波が彼に来たことがすごかったし、それを余すところなくメイクしたところがすごかった。あれ、ジョーディが乗っても誰が乗っても10点近いポイントが出る波で、クリーンでコブもない、ずっと口を開けてるバックドア。スピード調節もそんなに困難ではない、波が10点の波。それを見つけてミスせずメイクする、その時に自分がプライオリティを持っていた、というのがすごいかね。
ケリーとのセミは、私はケリーだったと思う。ケリーもそう思ってたと思うし、カノアもそう思ってたと思う。カノアのラストライド高すぎ。でもあのヒートはケリーとの差が良く見えたと思う。スピードが全く違うし、走って入る感じとストールして入る感じのスキルの差は歴然だった。
とはいっても、勝ちは勝ちだからね。2016年のパイプマスターズのカノアは、ジュリアン、ケリーX2回、ジョーディX2回を破って準優勝ということには変わりがない。
でもねぇ、噂で聞いたけど、猫ひろしシステムで、日本人になってオリンピックに日本人選手として出る、ってのはなんか無理があると思うけど……。カノア、ふっつ~の感じのいいカリフォルニアンキッズだし。言ってることも、たぶん考えてることも、日本人のかけらもないと思う。本人がそれを望んでるんだろうか??
ま、そこ狙うなら、表彰式で日本語で一言、「ありがとう」ぐらい言ってほしかったかな。日本人としてはね。ナショナリティって、そういうことでしょ。
圧倒的な力の違いを見せ続けるケリーとジョンジョン。
一方でトリプルクラウンをリードするフレデリコや、ガブリエル・メディナも敗退。
Day2ハイライト動画。
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