今シーズンオフが長めだったので、なかなか現実に戻れずに苦労しています。あ~あ、始まっちゃったんだ…的な。まぁ、ついてすぐスタートという過酷な展開ではなかったので、まだいいけど。
過酷な展開なのはWSLそのものかね。何しろ冠ツアースポンサーだったサムソンが落ちちゃって、その穴が埋まらないままのスタートだから。よって会場内の設営などはだいぶダウングレード、建物がひとつまるまる削られてるし、残っている建物も小さめになってると思う。
かなりの大金をサムソンがつぎ込んでくれていてのツアー成立だったので、相当厳しいんじゃないかと思う。ルールブックに記載されているので、賞金額は変えられないし、削るとしたら会場内の設営やスタッフの人件費。ライブ中継は今年からフェイスブックでやることになったようなので、そうそうダウングレードもできない状況なんだと思う。でも、そういう目で見ていれば、なんとなく節約感でてるかもよ。
ま、そういう内輪のお財布事情とは関係なく、ツアーはスタートしていくわけです。
昨シーズン休んでいた選手たちも全員復帰、本来のツアーメンバーに戻ってのタイトルレースになる。個人的にはタイトルレースはミックがいるいないで大きく違うと思うんだけどね。男女とも、誰が写真のカップを手にするんでしょうかね。
ツアーはスタートしたけど試合はまだ始まっていないので、ジャッジの傾向とか選手ごとの配点の傾向とかはまだわからないけど、まずは皆さん元気でスナッパーに集結してます。ワイルドカードのトライアルを勝ち上がったのは、昨年惜しくもクオリファイを逃した、ナット・ヤング。
写真はデイブ・マコーレーの娘さんのブロンティ。似てるよね、やっぱ。
いよいよスタートするWCT2017シーズン。
メインスポンサーのサムスンの撤退、ミックのツアーフル参戦、オーエン・ライトの復帰などなど見所が盛りだくさん。
ワールドタイトルを再び狙うミックのインタビューです。
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3 Times World Champミック・ファニング、ブラジリアンストームの中心人物ガブリエル・メディーナ、昨年快進撃を見せたマット・ウィルキンソン、パイプラインの事故からの奇跡的復活を果たしたオウエン・ライト、昨年World Champタイラー・ライト、今期電撃移籍したコナー・コフィンなど、話題が絶えない豪華メンバーをチームライダーに抱え、今シーズンも目が離せないウェットスーツ/サーフアパレルのアイコン、リップカール。
そのリップカールが、ついに日本最大級のファッション通販サイト『ZOZOTOWN』にオフィシャルストアを3月16日(木)にオープンする。
アパレル、サーフグッズ、雑貨、サーフウォッチ等、幅広いラインナップでオープン時は300以上のアイテムが展開される予定とのこと。しかも、オープン記念セールでは最大70%オフの商品もあるようなので、絶対にお見逃しなく。
お買い得商品は早い者勝ち。3月16日はRIP CURLのZOZOTOWN店でショッピング決定だね。
リップカールストアZOZOTOWN店
http://zozo.jp/shop/ripcurl/comingsoon.html
F+025号が3月10日から配布開始です。今号はズバリ“ミックイシュー”。表紙はもちろんミック・ファニング。
世界のサーフコンペティションシーンを追う唯一無二のフリーマガジン『F+ MAGAZINE』を確実にGETが出来る(ご自宅に年4回自動郵送される)、F+年間購読会員にぜひご登録下さい。
さて、F+025号の内容をご紹介します。
【-BACK STAGE- BEHIND THE CURTAIN】
F+でおなじみのフォトグラファー、スティーブ・シャーマンの恒例のキャプション付きポートフォリオ。ハワイのバックステージ、シャーマンならではの視点で記録。
【VANS TRIPLE CROWN OF SURFING】
11月12月にかけて、ハワイのノースショアで行われるサーフィンのビッグイベント3試合。
QS10000のハワイアンプロ、ヴァンズ・ワールドカップ・オブサーフィン、CTのビラボン・パイプマスターズの3試合の総称をトリプルクラウンという。
その3試合を通算して上位にいたものに与えられるのがトリプルクラウンの称号。それはサーファーにとって大きな名誉だ。
それと同時にシーズン最後にスケジュールされたこのQS10000の2試合は、CTへのクオリファイに向けての様々なドラマを生む。
この2試合だけでクオリファイすることだって可能だ。パイプはCT最終戦・ここでの結果もクオリファイには影響する。
とにかく、世界のトップサーファーにとって、この3試合はとても重要なシーズン最後のチャンスであり、ギャラリーにとっては迫力のあるハワイの波での見ごたえのある戦いなのだ。
【-STORY- MICK FANNING】
昨年、公式なイヤーオフを宣言、最低限クオリファイできるだけのポイントを取ることを目標にスポット参戦したミック。
もちろんそれは一昨年のシャークアタックや兄の突然死などのショッキングな出来事を受けてのことだ。
シャークアタックだけでさえ、とんでもない出来事なのに、いくつもの事件が重なったのがミックの2015年だった。
普通ならそのうちのどれかひとつでも、立ち直れないダメージをうけそうだが、ミックは見事にそのすべてを乗り越えた。
時を経て、今だから語れるあの年の出来事、そして気になる今シーズンは?
【-SNOW TRIP- ALASKA,ALASKA】
「そこは濃密な充実感を与える場所」
スノーボーダーにとってのアラスカは、サーファーにとってのハワイと同じ位置にある。
滑り手として世界最高レベルの手応え、幸福、充実感を味わえる場所として、数え切れないほどの雑誌やビデオに取り上げられ、多くのレジェンダリーな物語を聞かされてきたのだ。
自分のスノーボードライフの中にアラスカという地名を加えることは、特別な価値と感慨に満ちている。
ブランド創設から25年もの間、世界中でボードスポーツ界を牽引してきたVOLCOM。
クロージングブランドならではのデザイン性と、40年以上も研究と開発を重ねて生み出されたMade In Japanのクオリティーがハイブリッドされ、2016年9月についにローンチされたVOLCOM WETSUITSから、春夏コレクションが登場となった。
今季より、3人のアーティストをフィーチャーした3つの新しいVOLCOMオリジナルパターンが加わり、全てのJerseyモデルに新素材“MX7”を採用。
MX7とは?
特殊ナイロン中空糸を使用し超軽量、高伸縮、保温性がさらに進化したハイテクマテリアル。クロロプレン ゴムとジャージのラミネートに水性ボンドを使用することで今までにないしなやかさを実現。スポンジとジャージを貼り付けて(ラミネート)ウェッ トスーツの生地は作られる。
このラミネートの際には、石油由来の有機溶剤を含んだ接着剤を使用するのが一般的ですが、今回のMX7には人体の健康と環境に優しい水溶性の接着剤を使用しています。
ハンガー付き
全てのウェットスーツにVOLCOMオリジナルハンガーが付属します。
大きめのショルダーホルダーで型くずれを防止。
完全カスタムオーダー
カスタムパターン総数は10,000,000通り以上!
(モデルによって異なります。)
あなただけのオリジナルウェットスーツがオーダーできます。
詳細は下記URLをご覧ください。
カスタムオーダーのカラーシュミレーションも可能。
http://www.volcom.jp/wetsuits-vol2/
3/1(水)より順次、日本国内VOLCOM STORE各店及びVOLCOM WETSUITS正規取扱店舗にてオーダー受付開始!
【本商品に関するお問い合わせ先】
VOLCOM JAPAN CUSTOMER SERVICE
TEL : 03-5771-4560
独自の商品開発コンセプトで魅力ある商品群を世に問い続けるパタゴニア。
チームライダー選びも独自で、ライダーではなくアンバサダーという名称で、文字通りパタゴニア哲学を体現する人選がなされている。
そんなパタゴニア日本支社から、田中宗豊が新たにサーフィン・アンバサダーになったというリリースが届いた。
いやぁ、超懐かしい。お元気そうで何よりです(笑)
田中宗豊は90年代に活躍した関西のビッグウエイバーで、もの静かながら味のある、スタイリッシュなサーフィンをする選手だった。
下記、リリースに記された田中宗豊(タナカ ムネトヨ) プロフィールを転記すると、
1974年生まれ、大阪府出身、徳島県在住。田畑に囲まれて育つ。中学2年生の時に出合ったサーフィンの虜となり、プロサーファーを志し17歳の秋に徳島県宍喰町(現・海陽町)に単身移住。20歳でJPSAプロテストに合格。その後、ビッグウェーブサーフィンに魅了され、国内のアウターリーフやハワイ、メキシコ・プエルトエスコンディード、インドネシア・G-Landなど海外のビッグウェーブスポットで経験を積み現在に至る。
現在は徳島の自然豊かな環境のもと、クラシックサーフィンを追求しながら、家族4人で米や野菜・ハーブを育ている。自ら実践するだけではなく、昔ながらの農法を自然体験プログラムを通じて教えている。
とまぁ、宗豊らしいというか、パタゴニアらしいというか、ベストマッチな人選だと思う。このちょっとシャイな感じの笑顔は、20年前とほとんど変わらない。宗豊の作ったお米、美味しそうだな。
個人的には、久しぶりにほっこりしたニュースだった。
お待たせしました、つのだゆき寄稿のサーファーズジャーナル日本版絶賛発売中でございます。
つのだゆき、渾身の、魂の一文、掲載されておりますので、よろしく。
サーフィンコンテストに関する私なりの集大成論文とでも申しましょうか、ま、コンテストだけがサーフィンだと思ってるでしょ、あのババア、と思われがちなつのだゆきの意外な一面というか、実はオバサンはみんなの思ってるオバサンとは違うのだよ、という感じかな。
ひとりでも多くの人に読んでもらいたいので、手前味噌ながら、よろしく!
http://surfersjournal.jp/ でサワリだけはチラ見せされてるようよ。
サーフィンというスポーツもいよいよここまで来たか、という感が強いニュースが飛び込んできた。
ガブリエル・メディーナが、自身がサーフィンを始めた思い出のポイントのビーチフロントに、エキスパートサーファー養成所を開設したのだ。
建設費用はすべて彼のポケットマネー。ま、伊達直人が子供たちに寄付するような感じ?
古くて話がわからん人はグーグル先生に、タイガーマスクってなに? って聞いてください(笑)。タイガーマスクを生んだ虎の穴は悪役レスラーの養成機関だったわけだけど、ま、ここで得た技術を持って、孤児から正義派のヒーローになるんです。
ガブの養成所は、タイガーマスクが地獄のトレーニングでテクニックを習得したように、才能のある10歳から16歳の子供を集めて、ガブリエルがやってきた方法を伝授して、サーフィンエキスパートを養成しようというコンセプト。技術面ばかりでなく、体力面、メンタル面、語学の勉強も、救急措置も、道徳的なことも、ありとあらゆることを教えてくれるスーパーサーフィンスクールなのだ。そこで2月1日に38人のエリート候補生が歩み出した。
彼の両親、チャーリーとシモーヌはガブが若いころ、ガブのサーフィン上達のために、ありとあらゆる努力と投資を惜しまなかった。その結果がブラジル初のワールドチャンピオンにつながったのだ。そして今なお、すべての試合に付き添い、フリーサーフィンもヒートも残さずビデオに収めるパパ、チャーリーの姿は、すでにツアーの風景の一部。その彼らファミリーが歩んできた道、運命を切り開く方法を惜しみなく後進に伝えるための施設でもある。
プロスポーツ選手として成功した後に、慈善事業や寄付と言った社会の成功者としての活動や、自身が愛したスポーツへの恩返し的な行為はよく見られる。しかし、養成所を作るというのはサーフィン界では初めてのことだし、相当メジャーなスポーツでないと聞かない話だ。コンセプト的にもコスト的にも、サーフィンもいよいよここまで来たか、と思ったのがそこだし、またそれは管理育成されたアスリートだからこそなのだと思う。
サーフィンというのは感覚のスポーツという側面もあり、例えばケリーがケリーのやってきたことを子供達にやらせたところで、子供たちはケリーにはならないだろうと思う。ケリーの時代のやり方はもっと感覚的なものだった。しかし現代サーファーは、そのトレーニングメソッドが確立されていて、コーチを受け、トレーニングを受け、の結果なので、そのメソッドは具体化されて後進に伝わるわけだ。
わかりやすく言えば、あんな感じ、こんな感じ、ではなく、あと腕を10センチ後ろに動かして、肘の角度は45度……みたいな(笑)。
あんな感じは伝えられないけど、あと10センチは確実に後世に伝わる。
ま、なんにしてもガブリエル・メディーナという選手が、ワールドチャンピオンにふさわしい品格と思慮と行動を身に着け、その体現をした、というのがこのニュースの本質だ。あの若さで、すごいな、と思う。
ミック・ファニング1月26日のオーストラリアデー、つまりオーストラリアの建国記念日(イギリス艦隊がオーストラリアについた日)に、名誉ある国民として勲章を授与された。これは一般市民としてのオーストラリア人が受けられる最高の栄誉の一つだ。
この勲章はオーストラリアの女王であるエリザベス2世によって、1975年に創設されたもので、日本で言えば文化勲章のようなもの。国民栄誉賞よりはだいぶ格式の高いものになる。オーストラリア人として誇り高き行動をとり、国内外で大きな成果を上げたものに与えられるのだ。
プロサーフィンに大きく貢献するとともに、幅広い慈善活動での成果を評価された。
「こんな栄誉ある勲章をもらえるなんて、光栄だよ。誇り高きオーストラリア人としてナイトとして認められるようなものだからね。僕はサーファーとしてやってきたけど、この受勲は長年やってきたチャリティ活動が評価されたものだと思う。チャリティは見返りを求めないものだけど、こうして評価されることは光栄だし、サーフィン以外の部分で認めてもらえたのも格別なことだと思う。ワールドタイトルとはまた違った感動だよ」。と、ミック。
後日授賞式典があり、そこで他の受賞者とともに受勲することになるが、ミックの今までの功績を考えれば、当然の受勲と言えるかもしれない。おめでとう。
2016年、日本人の両親を持つ純粋な日本人として初めてCTに参戦した、カノア・イガラシ。昨シーズンは長いこと“Round3の壁”にぶち当たっていたが、最終戦のパイプラインで壁を越えるどころか、ジョーディにケリーまでをねじ伏せてのファイナル進出。
2020年東京オリンピック開催までには、年齢の問題で日本かアメリカかの国籍選択を迫られるが、カノア自身は先日放映されたNHK-BSのパイプマスターズ番組内インタビューでは「日本人としてオリンピックに出場したい」と明言していたこともあり、今後のカノアの動きには誰もが気になることだろう。
そんなカノアの来日が、昨年に続き決定。
来日期間中の2月14日(火)には、パシフィコ横浜で開催される「Inter Style」会場にてサイン会も決定した。
【五十嵐カノア サイン会概要】
日時:2017年2月14日(火) 14:00~
場所:パシフィコ横浜 「interstyle」会場内 M2F商談スペース
パシフィコ横浜→http://www.pacifico.co.jp
インタースタイル→http://www.interstyle.jp *一般入場可
(ご注意)
*サイン会は先着順とさせていただきます。場合によってはご要望にお応えできない場合もございますので、予めご了承ください。
*サイン会の模様は、QUIKSILVER JAPANサイト、各SNS、及びテレビ、雑誌等に取材の予定をしています。当日、また後日、各報道の取材カメラに映り込む場合もございますので、予めご了承ください。
問い合わせ:クイックシルバー・ジャパン
TEL]:0120-32-9190
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