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カメの飛行機、フライング・ホヌくんでハワイから帰ってきて、ちょっとボケボケしているうちにアブダビのプールが終了、ナザレのビッグウエイブイベントが終了で、いまさらパイプのこととか蒸し返すのもいかがなものか、という情報の消費の早さだ。 雑誌の時代だったら、パイプの話はまだ紙面には登場していないか、締め切りのタイミングによっては今ごろ情報として世間に流れるわけで、今思えば何とものんびりしていたし、その分情報の命も長かったように思う。 今はすべての情報がライブでリアルタイムに流れて、ほんの数日で消えていくというか、ほかの情報に上書きされて、忘れ去られていく。 まだ1か月もたっていないのに、パイプなんて昔々の出来事のような感覚になるのはどうも違うかなぁ、という気がする。 レオの9.10に関してはネット炎上なわけだけど、それを消火すべくあれこれ理由探しが行われる中、まぁ、そこはちょっと聞いてやってもいいかな、と思ったのはテイクオフからのスピードの問題。でもなぁ、それ指摘するなら、ほかのヒートでもそこ見てほしいし、そこに重きを置くならほかのヒートでも結果は違ってくると思うし、それで納得がいくと思ったら大間違いかなぁ。 続きを見る
う~ん、終わりよければすべてよし……ってか? 超珍しいファイナル同点でのカウントバックの末、メンズはバロン・マミヤが2連覇、2位はレオナルド・フィオラヴァンティ。 ウイメンズはタイラー・ライト。ケイトリン勝って男女とも2連覇とかなのか? と思ったけどタイラー頑張ったな。 昨日の波がもっと残れば面白かったんだけど、大幅にサイズダウン。午前中はそれでも時々名残のセット入ってきてたけど、午後になるとだいぶ怪しくなって、風も吹いてきて、待ちは長いわ乗ってもバレルにならないわで、けっこう退屈というか、眠いというか。 ファイナルでバロンが序盤立て続けに2本決めてレオナルド・フィオラヴァンティをコンビネーションにした時点で、もう帰ってもいいかなぁ、って感じだった。だってそこまでのバロンの出来は、誰も寄せ付けない感じだったし、バロンにしか見えていない、バロンにしかテイクオフできないバレルを簡単にメイクしているのを見ていたから、あぁ、やっぱバロンなんだぁって感じだったもの。 でもそのあとのレオの猛チャージは感動ものだった。 ルーキーで頑張ったのはジョージ・ピター。結構行くのよね、この人。ルックスはもうハンサムのステレオタイプ。誰が見ても、あぁ、ハンサム君ね、という感じ。お父さんがまたそっくりでイケメンオヤジ(笑)。 続きを見る
やっぱサイズあるとおもしろいわね。時折セカンドリーフ、サードリーフの8‐10フィートのパイプ、バックドアは久しぶりに見たかな。ただ、まだちょっと砂の様子が美しくないので、ジャンク気味ではあったものの、お化けセットにヒュ~って声の出る感じはやっぱハワイだなぁ、と思う。 クリーンなビッグバレルがどんどん来るというよりは、ぼこぼこ来るモンスターセットの中に、ここの波をよく知っている人だけが抜けられるパイプとバックドアウエイブがまざってて、それメイクで9‐10ポイント。 一番スリリングだったのはジャック・ロビンソンのバックドアの10かなぁ。今日イチ、ひょえー、それ行くの? って思った。それでもバックアップが取れなくてルーキーのアラン・クレランドにR32 でやられた。そんなぁ、って感じだったな。アランが序盤に9.50を出したんだけど、それに比べればジャックのやつは12点なので、アランに負けたというよりは10点満点というスケールの狭さにやられたというべきか、あるいはアランの9.50が高すぎたというべきか。あの2本の間の差が0.5というのはなんか納得いかない感じだった。 続きを見る
う~ん、結局最後の2日間まで押せ押せで、金土マストゴー。もうオフってコールはできないので、何が何でも突き進むのみ。明日明後日、混みそうで面倒だな。 この間、何日早朝に会場行って、つまらない波見て、コール待って、やるやる詐欺に引っかかったことか。序盤には2日連続でオフとかやってくれてたけど、そのあとは連日その日その日のコールで、朝食ってコール待ち、早いランチ食ってコール待ち、結局パイプに座って食ってるだけ(笑)。 だからと言ってコール待ってからだと座る場所もなく、車止めるところもなく、ほんと、困るわけですよ。 波は昨日よりクリーンながらサイズダウン。やれと言われればやれるだろうけど、今日の午後からスウェルが入ってくるらしく、それ狙いで最終の2日間に賭けるところまでずれ込んだ。 とはいえ、その間あの日にやればよかったのに、ってのもなかったから、しょうがないといえばしょうがないかな。今日の午後からのスウェルがパイプらしい波を見せてくれるといいけど。 続きを見る
まぁ、結局水、木、金ですね。明日はサイズダウンの予報ですけど、よほどのことがない限り、コンテストピリオドの最終日の土曜日にかけるギャンブルはしないと思うので、メンズだろうな。今までの経験からすると、その予報が絶対でない限り、最終日にかけることはしないし。 本日は女子ラウンドワンの残りと男女エリミネーションラウンド、そして女子のラウンドオブ16。長い一日。 波はねぇ、結構ひどかったかな。バックドアオンリー、朝はハワイ特有のモーニングシックネスって感じで面がちょっとぼこぼこしてて、それがクリーンになったころには潮が引いて出るのが大変。砂がうまく動いてなくて地形イマイチだし、なんかいつものように海に向かって右に流れるパイプの強烈なカレントがあまり見られない。なんか違うなぁ、って感じだな。コンテスト会場の両隣、オフザウォールとエフカイビーチのほうが良かったような気がする。 それでもたまーにチョイかぶれるバックドアバレルが来て、まぁ、それをモアナ・ジョーンズ・ウォング相手に負けてたあのタイミングでつかんじゃうのが、ケイトリン・シマーズのケイトリン・シマーズたるゆえんなんだろう。 続きを見る
ずれるなぁ。 今や水、木、金って話になってきていて、こうなるとわからんよ、もう。毎日予報が変わるわけだから。でもさすがに明日は始めないと終われない危機だな。 いつもWSLが本部として使っていたボルコムハウス(旧ロペスハウス)の隣の家が売りに出ていて、いったいいくらするんだろう。最低10億とかかな、見当もつかない。そのレベルの大金持ちのひと、買いませんか? なので今回はもうひとつのボルコムハウス(旧ベンジーハウス)が使われていて、ジャッジスタンドも少しオフザウォール方向に移動した感じのレイアウトだ。こっちもずれてる(笑)。 昨夜は以前から決まっていた寿司パーティー。手巻き寿司とプライムリブを日本人の料理職人のりさんが来て作ってくれた。スレーター一家とドリアン一家と、少数の友人だけの気のおけないホームパーティ。毎年シェーンとはやってるんだけど、その写真とか見てて自分も食いたかったケリーなのだな(笑)。今年はのりさんがいたので、美味しいしラクチン。旧友たちと、久しぶりの再会だった。なんだかんだ言ってこの人たちとは30年以上の付き合いだし。 ティーンエイジャーの頃から結婚、子供ができて熟年まで友人って、かなりクレイジーな感じだと思う。私のリタイアを祝って乾杯もしてくれた。こっちではリタイアはコングラチュレーション。祝引退なのだよ。ケリーは俺より長くツアーにいる数少ないひとりだし、って笑った。ま、そうだわね、彼がルーキーだった92年には私もういたもんな。勝った! 今度はスノーボードマガジンとかやれば? とかいうので、それよりあんたが日本でケリー・スレーターマガジンやればいいじゃん、手伝ってあげるよ。って言ったらケリー・スレーター/シェーン・ドリアンマガジンだな、って。タイトル長すぎ。 続きを見る
コンテストのほうはこっち時間の月、火、水かな。なんか予報がけっこう変わってるけど、現段階での予報を見るとそこしかないだろうな、と思う。波があって風が合うのは水曜日のようだけど、どうなんだろう。 カノアのヒート中にブラックアウトした私の携帯は、強制再起動にて復活したものの、怪しいのでPCにバックアップを取り、バックアップは完了したものの、そのあとのアップデートでひっかかり、リンゴループ地獄でレストアモードから抜け出せず、結局アップルストア行きで、アップルストアの天才修理士もちょっとてこずったけど、かなりの時間をかけて何とか工場出荷状態になり、とっておいたバックアップでライン含むすべてが復活した。この間3日。 3日間ケータイなし、ラインなし、電話なし(ハワイなんで日本に国際電話はねぇ……)、何もなしで過ごして、何が困ったかって、時計。時計なんて持ち歩いてないしね、いまどき。夜中に目が覚めて、あれ、何時だろう? と思ってもわからなくて、それ以外は何も困ったことが特になく、あぁ、私ってケータイなくて一番困るのって時計なんだ、と思ったらものすごくおかしくなってしまって、夜中にベッドで笑った。 続きを見る
始まりました、レクサスパイププロ。 まぁ、今日やれてラッキーだったかも。土、日、月、火あたりがいいって話ですっかり油断していたら本日オン。デュアル使えないラウンドワンは終わっておきたいってことなんだと思う。誰も負けのないラウンドなので。 バックドアオンリー。北寄りのスウェルで、バックドアも必ずしもいいわけではなく、波の見極めが勝敗を分けたのかな、と思う。サイズのあるセットはクローズ気味、中ぶりのバレルになるやつは少数で、そうなるとやっぱりセス・モニーツとかジャック・ロビンソンとかケリー、ジョンジョンあたりの、この人たちにしか見えない波の、この人たちしかテイクオフできない場所、ってのがピンポイントであって、あと10センチずれればワイプアウトなんだよなぁ、ってところからの正確なテイクオフで即バレルみたいな職人技はうなるばかりだった。 続きを見る
ハワイ到着。 書くことがなにもない地獄から脱出(笑)。 今年は寒い寒いとみんなが言うけど、日本から行くと寒くはないよね。暑くもないし、ふつう。でも一夜明けてみると、確かにいつもの年より寒いかな、と思う。 この一週間ぐらいで急に寒くなってきたらしい。一応ハワイにも四季があって、北半球なので日本と同じ、冬真っただ中なわけだけど、半袖半ズボン……ズボンって言わなくなったなぁ、最近。これ死語かも、と思うので半袖短パンか。ま、その半袖短パンで問題ない。寒がりの友人は長袖のトレーナー(スウェット?)だけど。 一番大事な波のほうの見通しは、あまりよくない。どうやら今シーズンのノースの波は12月、1月で全部はけちゃったんじゃない? というのが大方の見方だ。 そのぐらい今までのパイプマスターズ、エディ・アイカウ、バックドアシュートアウトはすべて波に恵まれた素晴らしいイベントだった、という話を誰もがする。 波はずっとあって、来るときにはいつも予報よりワンサイズ上、っていう人もいたけど、残念ながらここのところ風が悪い。まぁ、ノースの1月2月はもともと風のシーズンで、いいスウェルとオフショアのコンビネーションは12月まで、というのが常識だったことを考えれば、WSLがスケジュールを12月上旬から1月下旬に移動してから数年、ラッキーが続いたのかな、と思う。地球温暖化でシーズンがずれてきているのは日本でも感じられることなので、ハワイもそうなのかなぁ、WSLラッキーじゃんって思ってたけど、今年は以前の感じに戻ったようだ。 続きを見る
何も書くことがないので、WSLのサイトをパラパラ見て、それでも何も書くことがないので、JPSAのサイトをパラパラ見て、また何も書くことが見つからずに、THE SURF NEWSを見て現在に至る、なわけです。 こちらの記事 「NIKEがサーフィン界に戻ってきた理由とは?」- THE SURF NEWS 以前コラムに書かせてさせていただいた「パイプマスターズとWSL、VANSの関係性」に続いてじゃないけど、今回のナイキサーフィン復活の記事について、時代の生き証人としては再び引っかかっちゃった。 『しかし、エリートなイメージが定着していたNIKEと自由でカウンターカルチャー的なサーフィンの市場がミスマッチであり、世界的に見ると限られたサーフィン市場の規模では、大手ブランドとしての収益性が見込めなかったことなどを理由に傘下の「HURLEY」に注入する方針に切り替え、あっさりとサーフィン界から撤退』 の部分はナイキサイドの発表とちょっと違って、私たちが当時そりゃそうだよね、と腑に落ちた理由は上層部から発せられた下記のもの。 『サーフィンというスポーツでは試合中に、ナイキの主力商品である靴を履くことがないから』 以下、『自分たちはやはりお家芸であるスポーツシューズの開発に集中していきたい』云々だった。 これはねぇ、カウンターカルチャーがどうとか、マーケットがどうとかという、おそらく本当の理由を吹き飛ばす、いたってシンプンルな…対外的に美しい理由で、ぐうの音も出なかったな。 確かにバスケット、フットボール、野球、ゴルフ……考え付く限りのアメリカメジャースポーツは、競技中に靴をはくわけだから。 続きを見る

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ケリーのパイプ快進撃...

パイプでの開幕戦から休む間もなくサンセットではCT第2戦がもうスタートしている。ラウンド1ではヒート3に登場したイエロージャージのケリーはなんと3位でエリミネーションラウンド行き。 サンセットのケリーだしなぁって思ったけど、なんとかヒート2位に入ってラウンド3に進んだ。 さて、先日のコラムで紹介した「ケリーのパイプ快進撃」サーフフードピクチャーズによるオリジナル映像からのキャプチャですが、いよいよ映像のほうがYoutubeにアップされてます。 サーフドロップスVol.4に収録されるフッテージのダイジェスト版ですが、このイベントでのケリーの様子も収められているし、見ごたえあり。 続きを見る