ページ 2
ラウンド32の残りやってる頃はまだよかったんだけど、昼ぐらいからものすごい雨降ってきて、敗北(笑)。家でネット観戦でした。 朝イチの番狂わせというか、まぁありがちだったのは、イタロの敗北。しかもほぼいいところなし。間違いなくプレッシャーだと思う。ビーチのみんなはザビアサポーターなわけで、それって超アウェイというか世界中が自分の敵みたいな話で、昔よくケリーがくらってたやつ。ローカルワイルドカードとやるってけっこうリスキーなんだよ、とよく言ってたっけ。特にここベルズはものすごい波に癖があって、合う人と合わない人が昔からはっきりしてる場所で、ローカルノーリッジがモノを言う。もうね、そうなると先行されると命取りだな。イタロはけっして悪いわけじゃなかったけど、波選びも違ったし、イタロらしくないワイプアウトも連発してて、なんか変な感じだった。対するザビアは早々に選んだセットの波をしっかりメイクして7.33スタート。そうなっちゃうとね、気分的に重くなっちゃうよね。それでもイタロなら行けるかなとは思うものの、ビーチ全体が相手の味方で自分の敵みたいなムードとなると、なかなか行けなかったな。 続きを見る
インキーポップ、絶対死ねる階段の上り下り、現在膝のアイシング中(笑)。 朝のうちはまだよかったんだけど、徐々にセット間隔が長くなってきて、メンズの始まるころにはかなりチャレンジーというかそんなに待てない感じというか、セット待ってる間に寝ちゃう感じ。 ウインキーとなると波質がまたまるで違うので、え~、って選手もいたと思うし、これでベルズだったら結果違っただろうな、ってヒートもあった。 今日の朝の女子といい、初日のベルズの女子といい、今年は女子の時のほうが波がいいような気がする。これねぇ、けっこうベルズあるあるだと思うよ ウイメンズで良さそうなのは安定感すら見えてきたガブリエラ・ブライヤン、絶大な自信とともにやれてる感じのタイラー・ライト、ここ2強かと。 ディフェンディングチャンピオンのケイトリン・シマーズはとことん今日の波に合わなかった感じ。それ、メンズのディフェンディングチャンピオンのコール・ハウシュマンドもなぜか同じ。 続きを見る
ライブで見てるとそれなりに見えるとは思うけど、現実はけっこうひどい。 メンズラウンドワンの残り11ヒートと、ウイメンズ、メンズのエリミネーションラウンド。 午前中は曇り、霧雨系のひどい天気に加えて強いオンショア。昼頃からは天気は回復したけど、波は相変わらず。ベルズだから何とかフェイスあるけど、なんか、これでやるんだ、って感じ。今日やるなら明日も明後日も明々後日もやるよね。 コンテストピリオド終盤に少し波ありそうだけど、そこに賭けるのもギャンブルだし、ベルズのようなポイントブレイクではできるだけデュアルヒート避けたいし、まだ誰も負けないし、早いラウンドだけでも終わっておきたい、ということだな。 急に寒くなって、ごっそり持ってきたヒートテック超極暖系大活躍。海ではダウン系のレインジャケット、手袋、ネックウォーマー、アグブーツ、これこそ正当なベルズアウトフィットって感じ。それでも寒いし。 このコンディションになると番狂わせが出やすいわけだけど、ターンの場所や質を一応見てる感じなので、マニューバー系レール使いの選手が取りこぼすことは少なかったように思う。たまに、えっ、ってのはあったけど。 続きを見る
本日ベルズはまるでダメで、お隣のウインキーポップで何とかやりたいところだったんだろうけど、風もけっこう吹いててサイズはだいぶ小さく、まぁ、日本の試合ならやるんだろうけど、さすがに世界のWSL、CTドリームツアーとしては、あれはないな(笑)。 この朝の相談を隣でやってて、黙って聞いてたんだけど、すでに今日はオフを前提として、今日オフのコールするのか、今日明日まとめるのかって話し合いだった。わかってるならなんでもいいからとっととオフにしてくれって感じだったな。 続きを見る
女子からスタート。 特別よくはないけど悪くもないという、微妙なコンディション。ラウンドワンの6ヒートが終わるころにはだいぶ怪しくなってきて、男子行くのかどうするのか、って感じだったんだけど、そのまま続行。しかし1ヒート強行したものの、オンホールド。午後からの潮引いてのリンコン移動狙いだったので、その間、ミック・ファニング、ステファニー・ギルモア、メイソン・ホーのエクスプレッションセッション。それはそれでよかったけど、それが終わってもまだリンコンがダメなんで、もうひとつ、ルーク・イーガン、ネーザン・ヘッジ、ロージー・ホッジなどなど、いる人集めてのセッションが終わるころにはオンショアがひどくなって来て本日終了。まぁ、ミックは相変わらずミックだったし、ステはステだった。 続きを見る
空港でカート3つにコフィンといわれるどでかいボードバッグを6~7個積んでひとりで迎えを待ってる、ミギュエル・プポかなと思われる選手がいたけど、まぁ、エルサルバドルから時間もなかったし、この先3試合オーストラリアで、ベルズ、ゴールドコースト、マーガレットリバーと休む間もなく試合が続くわけで、それぞれ板も違うだろうし、余裕でひとりそのぐらいの数は必要なのかな、と思う。現地調達よりは追加荷物払ったほうが安上がりといえばそうなんだろうけど、大変だなぁ。 ベルズはたぶん明日からスタート。昨日より今日のほうが少しサイズアップで明日はもう少し上がるので、ほぼオンに間違いない。本日はプレスカンファレンス。 長袖とかダウンしか持ってこなかったけど、暑いし。でもまぁ、今晩から気温低下傾向らしいので、大丈夫かな。 オーストラリアではサーフィンがすごい盛り上がってるって話だ。 続きを見る
ベルズ行きなのでバタバタなんですが、エルサルバドルから来る人はもっとバタバタかと(笑)。 後半はサイズ的に今ひとつの波だったからう~ん、ではあったけど、まぁ、なんか結構パワーターンに点が出ていたように思う。よって、ジョーディ・スミス久々の優勝。個人的にはああいうサーフィンを高評価する感じは好きかな。パシパシ早いだけのスイングは好みではないし。やっぱ、う~んってうなっちゃう感じのパワーって、オフレールの技より真似しにくいかと思う。強靭な足腰マストだし、体格も重要だし。 2位のマシュー・ミギルヴレーも同じ南アフリカのパワーサーファー。まぁジョーディも言っていたように、JベイっぽいといえばJベイっぽい感じの波ではあったと思う。 37歳、2017年のベルズ以来の優勝。当然次のベルズも得意な場所なので、頑張ってほしい。近年減り続けている本格的なパワーサーファーのひとりなので、ここで一発パワーサーフィンブームが起きると面白いかな。とはいえ重たいだけのドッカ~ンではなく、スピード、シャープさ、フローを兼ね備えたパワーサーフィンなので、いわば進化型。だからこそ見ていて面白い。古さは感じさせないと思う。 女子のほうも同じようにパワーがウリのガブリエラ・ブライヤン。 続きを見る
CT第4戦のエルサルバドルは最初のスウェルでできるだけ消化してひと段落、次のスウェル待ちという所か。まぁ、どこでも絵に描いたように2スウェルで終了なわけだけど、2週間に2スウェルを当てられる場所、日本にないですかね。そんなに難しいことには思えないかもしれないけど、実際に2週間で2スウェルってけっこう難しいかなと私は思うんですよ。例えば台風シーズンとかだとしても、日本の場合台風って荒天をともなっちゃうケースがほとんどで、なかなか試合っていう風には結びつかないと思うし。 ここなら、という場所があればツアーは日本に戻りたいことは確かなんですけど、まぁ、波が解決しても金銭面が解決しないのかな、とも思う。90年代、日本で2試合行われていたのなんて、奇跡だな。 さて、どうですか、みなさん、あの赤本的なジャッジクライテリアの詳細を読んでから試合観戦すると、ちょっと今までと視界が違わないですか? エルサルバドルに関しては先のポルトガルのバレル勝負のディテールほど詳細に踏み込んではいなかったけど、まぁ、それでもそうかぁ、そこかぁ、みたいなところはあったと思うし、正しく理解した人から見ればツッコミどころも今までと違うのかな、とも思う。 もうひとつ深くいけば、選手の目指しているところとかももっと理解できるのかな、とも思う。 個人的にはあれで目からウロコってわけではないので、あぁ、この人で評価されてるのはここなんだろうな、みたいな、ある意味今まで通りではあるんだけど、それは私の経験則から来るもので、30年間で培ってきた知識と経験の積み重ねなわけで、まぁ、そうなるとあれはまさに赤本ですね。 赤本で30年のキャリアが簡単に埋まっちゃうとも思えないけど、埋め方がわかればいいわけで、知識と経験というのは全く違う景色を見せてくれるものなんだな、と感じてほしいなぁ、と思います。 ようやくシェーン・ヘリング。 オーストラリアのディーワイ出身、ケリーと同時期にツアーデビュー。ニュースクールの一端を担った期待の若手だった。92年、CTデビュー戦のノースナラビーンで行われたコーククラシックでケリーとのファイナルを征し、優勝をしている。当時5人のシェーンとか言って話題になった5人のうちのひとり。 続きを見る
ケリーがデビューイヤーにワールドタイトルをとったころ、90年代序盤に同年代で活躍し、ケリーを倒すライバルとして有名だったシェーン・ヘリングがなくなったというニュースからすでに2週間たってしまった。おそらくもうほとんどの人が知らないであろうヘリングのことを書こうと思っていたんだけど、なかなかヘリングにたどり着けないでいて、ようやく今回と思ったら、そうだ、ポルトガルだったじゃん、とすっかり視界から外れていたポルトガルの採用で、ヘリングはまたまたお預けになった。ごめんねヘリング。 まぁ、グリグリのバレルあり、エアーショーありで、ダイジェストなエンターテインメント的にはかなりいい感じのポルトガルだったけど、優勝はヤゴ・ドラ、2位にきっちりイタロ・フェレイラ。今年はイタロなのかな、今のところ。なんかねぇ、ガブ無し、ジョンジョン無しとなると、なかなかねぇ……フィリッペもなんか抜けちゃってる感じだし、ジャックロボもパッとしない。まぁ、このシステムはハーフカットに生き残った後でのトップ5争いが本番だから、この前半はハーフカットさえクリアできればいいわけで、まだまだ先は長いわけだけど。 女子はキャロライン・マークス、2位ガブリエラ・ブライヤン。 ポイント的には男女ともトップは独走態勢、イタロとケイトリン・シマーズ。 すっかり視界から外れていたので、ヒート表を見ようと思ってサイトに行ったら、初めて見たジャッジクライテリアってリンクがあって、なんだこれ、って思ってクリックしてみてびっくりだわよ。 続きを見る
前回コラムからの続き。 サーフィンはメジャースポーツにはなりえない、というボビーの話。当時のASP、そして現在のWSLも、目標はサーフィンをアメリカのメジャーな商業スポーツのように発展させよう、ということだった。テニスやバスケットボールや野球のように、選手が何十億、何百億と稼げるスポーツ。サーフィンをしたことのないファンですら、ビール片手にサーフィンを熱く語るような状況。それを夢見た。 ボビーはそこにひとつひとつ、なぜサーフィンはそうなりえないかの検証を示して見せた。 まずボビーが言ったのはスポーツとしての入り口のハードルの高さ。 サーフィンをするというときに、1000ドルもするボードが必要なこと。海に行くのに車でドライブしないといけないこと。場所によってはウエットスーツもいるし、とにかく金銭的な負担が大きい。 LAでも治安が悪く貧しいエリアもよく知っているボビーだからこそ、現実にそこの子供たちがサーフボードを手にすることなどありえないこともよく理解していたし、逆にバスケットボールなら、ボールひとつあれば街中の空き地でみんなが楽しめることもよく理解していた。 もうこれだけでサーフィン人口がある一定以上増えないのは自明の理だ。まぁ、昔からマリンスポーツというのはお金持ちのスポーツともいえるわけで、ボールひとつと何千ドルの道具は比べるべくもない。それでもサーフィンは、マリンスポーツの中ではお金のかからないほうなのかもしれないが。 次にサーフィンができる場所の少なさ。 続きを見る

Video

ケリーのパイプ快進撃...

パイプでの開幕戦から休む間もなくサンセットではCT第2戦がもうスタートしている。ラウンド1ではヒート3に登場したイエロージャージのケリーはなんと3位でエリミネーションラウンド行き。 サンセットのケリーだしなぁって思ったけど、なんとかヒート2位に入ってラウンド3に進んだ。 さて、先日のコラムで紹介した「ケリーのパイプ快進撃」サーフフードピクチャーズによるオリジナル映像からのキャプチャですが、いよいよ映像のほうがYoutubeにアップされてます。 サーフドロップスVol.4に収録されるフッテージのダイジェスト版ですが、このイベントでのケリーの様子も収められているし、見ごたえあり。 続きを見る