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ずれるなぁ。 今や水、木、金って話になってきていて、こうなるとわからんよ、もう。毎日予報が変わるわけだから。でもさすがに明日は始めないと終われない危機だな。 いつもWSLが本部として使っていたボルコムハウス(旧ロペスハウス)の隣の家が売りに出ていて、いったいいくらするんだろう。最低10億とかかな、見当もつかない。そのレベルの大金持ちのひと、買いませんか? なので今回はもうひとつのボルコムハウス(旧ベンジーハウス)が使われていて、ジャッジスタンドも少しオフザウォール方向に移動した感じのレイアウトだ。こっちもずれてる(笑)。 昨夜は以前から決まっていた寿司パーティー。手巻き寿司とプライムリブを日本人の料理職人のりさんが来て作ってくれた。スレーター一家とドリアン一家と、少数の友人だけの気のおけないホームパーティ。毎年シェーンとはやってるんだけど、その写真とか見てて自分も食いたかったケリーなのだな(笑)。今年はのりさんがいたので、美味しいしラクチン。旧友たちと、久しぶりの再会だった。なんだかんだ言ってこの人たちとは30年以上の付き合いだし。 ティーンエイジャーの頃から結婚、子供ができて熟年まで友人って、かなりクレイジーな感じだと思う。私のリタイアを祝って乾杯もしてくれた。こっちではリタイアはコングラチュレーション。祝引退なのだよ。ケリーは俺より長くツアーにいる数少ないひとりだし、って笑った。ま、そうだわね、彼がルーキーだった92年には私もういたもんな。勝った! 今度はスノーボードマガジンとかやれば? とかいうので、それよりあんたが日本でケリー・スレーターマガジンやればいいじゃん、手伝ってあげるよ。って言ったらケリー・スレーター/シェーン・ドリアンマガジンだな、って。タイトル長すぎ。 続きを見る
コンテストのほうはこっち時間の月、火、水かな。なんか予報がけっこう変わってるけど、現段階での予報を見るとそこしかないだろうな、と思う。波があって風が合うのは水曜日のようだけど、どうなんだろう。 カノアのヒート中にブラックアウトした私の携帯は、強制再起動にて復活したものの、怪しいのでPCにバックアップを取り、バックアップは完了したものの、そのあとのアップデートでひっかかり、リンゴループ地獄でレストアモードから抜け出せず、結局アップルストア行きで、アップルストアの天才修理士もちょっとてこずったけど、かなりの時間をかけて何とか工場出荷状態になり、とっておいたバックアップでライン含むすべてが復活した。この間3日。 3日間ケータイなし、ラインなし、電話なし(ハワイなんで日本に国際電話はねぇ……)、何もなしで過ごして、何が困ったかって、時計。時計なんて持ち歩いてないしね、いまどき。夜中に目が覚めて、あれ、何時だろう? と思ってもわからなくて、それ以外は何も困ったことが特になく、あぁ、私ってケータイなくて一番困るのって時計なんだ、と思ったらものすごくおかしくなってしまって、夜中にベッドで笑った。 続きを見る
始まりました、レクサスパイププロ。 まぁ、今日やれてラッキーだったかも。土、日、月、火あたりがいいって話ですっかり油断していたら本日オン。デュアル使えないラウンドワンは終わっておきたいってことなんだと思う。誰も負けのないラウンドなので。 バックドアオンリー。北寄りのスウェルで、バックドアも必ずしもいいわけではなく、波の見極めが勝敗を分けたのかな、と思う。サイズのあるセットはクローズ気味、中ぶりのバレルになるやつは少数で、そうなるとやっぱりセス・モニーツとかジャック・ロビンソンとかケリー、ジョンジョンあたりの、この人たちにしか見えない波の、この人たちしかテイクオフできない場所、ってのがピンポイントであって、あと10センチずれればワイプアウトなんだよなぁ、ってところからの正確なテイクオフで即バレルみたいな職人技はうなるばかりだった。 続きを見る
ハワイ到着。 書くことがなにもない地獄から脱出(笑)。 今年は寒い寒いとみんなが言うけど、日本から行くと寒くはないよね。暑くもないし、ふつう。でも一夜明けてみると、確かにいつもの年より寒いかな、と思う。 この一週間ぐらいで急に寒くなってきたらしい。一応ハワイにも四季があって、北半球なので日本と同じ、冬真っただ中なわけだけど、半袖半ズボン……ズボンって言わなくなったなぁ、最近。これ死語かも、と思うので半袖短パンか。ま、その半袖短パンで問題ない。寒がりの友人は長袖のトレーナー(スウェット?)だけど。 一番大事な波のほうの見通しは、あまりよくない。どうやら今シーズンのノースの波は12月、1月で全部はけちゃったんじゃない? というのが大方の見方だ。 そのぐらい今までのパイプマスターズ、エディ・アイカウ、バックドアシュートアウトはすべて波に恵まれた素晴らしいイベントだった、という話を誰もがする。 波はずっとあって、来るときにはいつも予報よりワンサイズ上、っていう人もいたけど、残念ながらここのところ風が悪い。まぁ、ノースの1月2月はもともと風のシーズンで、いいスウェルとオフショアのコンビネーションは12月まで、というのが常識だったことを考えれば、WSLがスケジュールを12月上旬から1月下旬に移動してから数年、ラッキーが続いたのかな、と思う。地球温暖化でシーズンがずれてきているのは日本でも感じられることなので、ハワイもそうなのかなぁ、WSLラッキーじゃんって思ってたけど、今年は以前の感じに戻ったようだ。 続きを見る
何も書くことがないので、WSLのサイトをパラパラ見て、それでも何も書くことがないので、JPSAのサイトをパラパラ見て、また何も書くことが見つからずに、THE SURF NEWSを見て現在に至る、なわけです。 こちらの記事 「NIKEがサーフィン界に戻ってきた理由とは?」- THE SURF NEWS 以前コラムに書かせてさせていただいた「パイプマスターズとWSL、VANSの関係性」に続いてじゃないけど、今回のナイキサーフィン復活の記事について、時代の生き証人としては再び引っかかっちゃった。 『しかし、エリートなイメージが定着していたNIKEと自由でカウンターカルチャー的なサーフィンの市場がミスマッチであり、世界的に見ると限られたサーフィン市場の規模では、大手ブランドとしての収益性が見込めなかったことなどを理由に傘下の「HURLEY」に注入する方針に切り替え、あっさりとサーフィン界から撤退』 の部分はナイキサイドの発表とちょっと違って、私たちが当時そりゃそうだよね、と腑に落ちた理由は上層部から発せられた下記のもの。 『サーフィンというスポーツでは試合中に、ナイキの主力商品である靴を履くことがないから』 以下、『自分たちはやはりお家芸であるスポーツシューズの開発に集中していきたい』云々だった。 これはねぇ、カウンターカルチャーがどうとか、マーケットがどうとかという、おそらく本当の理由を吹き飛ばす、いたってシンプンルな…対外的に美しい理由で、ぐうの音も出なかったな。 確かにバスケット、フットボール、野球、ゴルフ……考え付く限りのアメリカメジャースポーツは、競技中に靴をはくわけだから。 続きを見る
何も書くことがないので、WSLのサイトをパラパラ見て、それでも何も書くことがないので、今度は国内のJPSAのサイトをパラパラ見て、エスリーグのサイトに移動して、そこもパラパラ観て、結局何も書くことが見つからずに現在に至る、なわけです。 どうしよう。 なんだろうなぁ、まぁ、シーズンオフだし、リタイア老人としてはそう執念深くいろんなことを追っているわけでもなく、現に私のグーグル検索ではSLEAGUEと入れるとシンガポールのサッカーリーグがトップで上がってくるぐらいシーンから離れているんだけど(だからと言ってサッカー追ってないですけど)、せめて、犬とか猫とか検索すると手 とか足跡とかタップで出てくるぐらいの楽しみは欲しいなぁ(笑)。 それでももうすぐ2025シーズンインのWSLは、パイプに関していろいろやってるけど、なんかあまり興味は惹かれなかった。パイプは映像で見るのと現地のビーチで見るのはまるで違うので、映像だと技術的なディテールばかり見てしまって、ついマニアックな部分のクローズアップになってしまう。 パイプは観客が座っているビーチから非常に近いところであのでかいバレルがブレイクするのが特徴で、波のブレイクする音とかその波の迫力は他にはないと思う。専門的なことを言えば、ほかのポイントなら600ミリ以上の望遠がいいかなぁ、になるけど、パイプでは600ミリだと長すぎてサーファーがはみ出てしまう。 タヒチやフィジーのボートショットの感覚というか、あれはチャンネルからサイドショットだけど、あの距離感を正面でという感じだろうか。 続きを見る
もうあけおめではないね。七草がゆも終わっちゃったし、毎日がチートデーのお正月もあっという間に終わったし、チートデーは続くけど令和7年もこの調子であっという間に終わるんだろう。 昨年7月の終わりに心肥大からの動脈血栓症で両足切断を余儀なくされ、九死に一生を得たトリ君は、心肥大は徐々に進行していて予断を許さない状況ではあるものの、なんとか一緒に新しい年を迎えることができた。 まぁ、外から見ている分には特に問題なさそうな感じではあるけど、エコー検査とかでチェックすれば心臓の肥厚は左心房右心房共に少しずつ進んでいて、心臓の回りに少し水もたまり始めていて、この状態でいつまでもつのかなぁ、というところだ。 本人的には普通にご飯を食べ、普通にひなたぼっこをし、普通に猫らしく、食べてる時以外は終日気持ちよさそうにウトウトという生活だ。もうちょっとで15歳なので、こんなもんだろうな、と思う。朝4種類、夜3種類の薬を毎日飲み続ける、人間の心臓病患者と同じような療養生活だ。 いつも大みそかはとっとと寝ちゃうけど、元旦の朝は犬の散歩がてら志田トラで初日の出だ。今年はほとんどフラットで、湖のような海面のそれでも初日の出サーフィンを狙うサーファーたちがいた。 弟が撮影したみっくんと日の出の写真には、偶然みっくんの足元にハートがふたつ。逆光のハレーションのいたずらだけど、なかなか新春早々縁起のいい感じだった。 続きを見る
ご心配をおかけしていたカレンダー予約販売ですが、順次お手元に届いていることと思います。いろんな方から嬉しい反響をいただいていて、作って良かった、って感じ。 私の一番好きなセンターのポルトガル、ペニシェの夕景ですけど、皆さんに味わっていただきたいのはあの空気感です。カリフォルニア、アメリカ西海岸でもなく、オーストラリアのゴールドコーストとも全く違う空気感。ちょっと寂しいというか、さびれた(さびれてはいないけど)感のある、漁村風な空気。明かりの色、建物の低さ、もういかにも南仏、スペイン、ポルトガルの空気が写ってるわけです。夕景の色の派手さがすごいのに、あのうらぶれた雰囲気というか、なんかねぇ、何回観てもしみじみ思うわけです。何を? と聞かれてもわからないけど、しみじみ沁みちゃう。この感覚って、紙ならではかなぁ、と思う。なんかね、年とるとアメリカやオーストラリアの明るさより、ヨーロッパ文化の重さにグッとくる感じ(笑)。 続きを見る カレンダーのご購入はこちら
カレンダー予約販売オーダーしていただいた方、発送は12月19日を予定しています。12月上旬に発送済み的なメールが行っているかと思うんですけど、タイトルだけでなく、本文を読んでいただければ12月19日発送予定となっていることがお分かりいただけると思います。 何人かの方から未着のお問い合わせを受けていますが、システム上自動で送られる対応済みメールなので、発送しましたというようなタイトルなってしまいますが、対応済みにしないとオーダーが自動でキャンセルになってしまう、というシステム上の都合で、誤解を招くようなことになってしまって申し訳ございせん。お手元に届くまで今しばらくお待ちください。 何だかんだやってるうちにもう師走。今年は猫トラブルの年だったな。佑馬は一足先に天国へ行っちゃったけど、兄弟猫のトリ君は九死に一生を得た。 手術の時に剃った毛も生えそろってきていて、毎日ご飯を食べ、薬を飲み、元気に暮らしている。他の子たちと違うのは階段を登れないことぐらいで、あとは自分でトイレに行き、ごはんも自分で食べている。トイレはトリ君用に低い段を作ってあげて入りやすいように工夫したので、今まで通りみんなと同じトイレを使えている。 うちは犬がいるので猫たちはキッチンカウンターの上でご飯を食べるんだけど、トリ君はもうそこに上がれないので、一人で小さいケージの中で食べている。ドライフードと一緒にちょっとおいしそうなパウチに入ったウエットフードもあげているので、ドライフードしかもらえないほかの子たちは何とかしてそのケージに忍び込もうとスキをうかがっている。どこかのタイミングでこの甘やかしもストップしなくてはと思っているんだけど、トリ君的にもドライよりウエットフードが好きなようなので、なかなかやめられない。 続きを見る
BCMxF+コラボカレンダー予約販売、オーダーしていただいた方には個別にメールお知らせしていますが、発送時期は19日前後を予定しています。お手元に届くまで今しばらくお待ちください。 2週続けてハワイのトリプルクラウン界隈を思い出したり書いたりしている過程で、いやいや、本当にハワイを取り巻く状況って大きく変わったなぁ、と感慨深かった。 21世紀初頭まで、ハワイのビッグウエイブに乗れないサーファーなんてダメ。みたいな価値観があって、そのハワイを攻めるにはローカルたちに敬意を表して少しずつ認めてもらって……みたいな、実力主義の対極にあるような序列があったし、ビジター、特にオージーとかブラジリアンたちはツアーで、ハワイに来たら覚えてろよ、的な圧をかけられていたのもあながち冗談ではなく、いろんな意味でハワイというのは特別だった。それが今のように特別色が薄れたのにはいくつかの要素があると思う。 まずひとつは、ビッグウエイブといえばハワイ、という価値観の崩壊。世界で唯一無二の大波ではなくなり、タヒチ、マーベリックス、ナザレなど、世界各地のビッグウエイブスポットが紹介されたことだ。特にタヒチのチョープーの海面に穴が開いたような、ボッコリほれ上がった写真のインパクトは大きかった。え、実はハワイじゃないんじゃん、みたいな。それと同時にサーフィンのテクニックもボードも進化し、CTのパイプで初のハワイみたいな選手もそれなりに試合をこなせるようになった。昔なら何年も通ってようやくパイプのピークに近寄れる、そんな感じだったけど、今やみんないきなり普通に攻める。それはビッグウエイブがハワイのものだけではなくなったことも大きいと思う。 ふたつ目には・・・続きを見る F+とBCMの2025コラボカレンダー、絶賛販売中です。来年のカレンダー選びはこちらをぜひ。 お届けは12月20日頃になります。予めご了承ください。 詳細はこちらから。

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ケリーのパイプ快進撃...

パイプでの開幕戦から休む間もなくサンセットではCT第2戦がもうスタートしている。ラウンド1ではヒート3に登場したイエロージャージのケリーはなんと3位でエリミネーションラウンド行き。 サンセットのケリーだしなぁって思ったけど、なんとかヒート2位に入ってラウンド3に進んだ。 さて、先日のコラムで紹介した「ケリーのパイプ快進撃」サーフフードピクチャーズによるオリジナル映像からのキャプチャですが、いよいよ映像のほうがYoutubeにアップされてます。 サーフドロップスVol.4に収録されるフッテージのダイジェスト版ですが、このイベントでのケリーの様子も収められているし、見ごたえあり。 続きを見る