JPSAの第1戦、さわかみチャレンジシリーズ一宮プロが千葉一宮海岸で行われた。
基本無観客、選手帯同者1名限定、までは昨年の最終戦と同じだけど、今回はなんと帯同者有料、5000円。メディアも同じで5000円払って取材させていただく。お金払ってよそ様のプロモするって……と考えると腹もたつけど、まぁ、初日に全員のPCR検査(唾液タイプの簡易式ですが)もあるし、それやったことないので、5000円でPCR体験なら、と考えれば割り切れるかなと思ったので、払いました。コロナ対策の実費負担分ということですかね。
外国行きの小包とかもコロナ対策費みたいなものが加算されてきていて、空港や航空各社のテロ対策費的な上乗せが、コロナ明けのあと続々やってくるのかと思う。便乗値上げ必至。
女子は優勝脇田沙良、2位川合美乃里、男子は優勝稲葉玲王、2位脇田泰地。意外にも稲葉はJPSA初優勝。しかも残り40秒切ってからの逆転劇。逆転しなければ脇田優勝で、脇田家兄弟優勝だった。
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今回はミックに代わってケリーが登場。ロスとは仲のいい友人同士で、序盤の何の話をしようか、のくだりで仮想通貨の話に乗ってきたあたりがケリーっぽいというか、振ったロスがさすがというか。ケリーの頭の中は投資家モードだからな。
ケリーという人は理論家というか分析家というか、対戦相手としてのコンペティター分析は非常に的確で聞いていて飽きない。30年以上にわたる近代サーフィンの歴史も彼自身が歩いてきた道なので、知識もバッチリだ。まぁ、空気は読まないと思うし、読んだらつまらないので、仕事としてのコメンテイターには向かないかもしれないけど、裏チャンネルなら(笑)。
さて、ココが冒頭で言ったように、よく考えたらオーストラリア4試合のメンズ優勝者は全部ブラジル人。イタロ、ガブ、フィリッペ、ガブ。まぁ、あの波であのジャッジするならああなるだろうな、とは思うけど、30年前ぐらいから徐々にオーストラリア、アメリカに次ぐ第3勢力になり、今やシーンを圧倒する存在になったブラジルに対抗できるのはどこなんだろう。当分はブラジル黄金時代が続きそうだと思う。今回面白いのはライバリズムの部分かね。史上最強のライバリズム、ケリーとアンディの真相をご本人様が語る。まぁ真相とはいえ、一方的にケリーサイドの話なので、アンディがどう思ってたかは別の話ですけどね(笑)。最後の2エピソードもライブ感満載。相変わらずケリーのジョークは本人が思ってるほどウケないですけど(笑)。この人こういうの、話すより書いたほうがいいいと思うな。彼がニュースクールだったころのあくの強いオールドスクールとの確執話は、けっこういろいろある。
ではロスとケリーのディベート第20回、行きましょう。
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ロットネスト、明日25日に男女セミから先のファイナルデーかと思うけど、サーフィンを見てる分にはガブとカリッサが抜きんでてるように思う。あの何かひとつすごいことするとポンと跳ね上がるジャッジングだと、カリッサがジャッジをびっくりさせるような、女子なのにしっかりしたレールワークからのブローテール、みたいなことをすると、ついていける選手がいない感じ。この先の女子はあの方向に進むんだと思う。イタロのすばしっこいサーフィンは英語でいうニンブルって言葉がぴったりだけど、なんか忙しくて好き嫌いが別れると思う。メンズはSF1でワイルドカードとルーキーという対戦になったので、どっちかがファイナルという大金星確定だし、SF2はガブ対イタロの直接対決。レベルの差がすごすぎ。
都筑有夢路5位。オーストラリアレッグ3試合出てイチコケなし。オーバースコアもあったけど、チャレンジャーとしてやらなくてはいけないことはできてたんじゃないかと思う。モーガン・シビリックも同じだけど、サイズのあるセットのいい波に乗って、自分のできる限り攻める。まぁ、無理してるだけにダメな時もあるけど、うまく行っちゃえば新鮮で意外なだけにハイスコアが出てくる。深いボトムターンとちょっとみんなと違うタイミングのリップが、ジャッジには新鮮に映るのかな、と思うと同時に、オリンピックを意識して日の丸押しのWSLなのかなとも思う。そうやって点出してもらってるうちに、足りないスキルを上げて、立ち位置を確定することかね。これでしばらくはプッシュしてもらえるはずだから。まぁ、この経験でCT以外ではどこで戦っても負ける気はしないだろうけど。
そんなことよりジョー・タッペルとラビットが盛んに日本人の選手はみんな重心が低いとか言ってて、大野修聖、大原洋人、都筑有夢路、みんな重心低いって。確かに白人に比べて小さくて短足という日本人体型は、重心が低く、バランススポーツでもあるサーフィンに有利ってことかと思う。タイラー・ライト、ニッキー・ヴァン・ダイク、トム・キャロルも同じかなと思うけど、今や重心が高くてもバランスが異常にいい、背が高くて手足が長くても早い動きのできる選手が出てきてるから、なんとも言えないか。
前回と反対側の膝のケガでハワイに帰ったジョン様、ハワイからの情報だと手術ということになりそうなんだけど、オリンピックがあるなら無理しても絶対出たい、と周囲を困らせてるらしい。無理して選手生命を縮めてもねぇ。
療養中のケリー、日本の軽ワゴンの中古オーダーしたらしいよ。友人がその商売やってるんだけど、ハワイでは軽自動車ってカテゴリーがなくて輸入できない。でも30年だったか40年以上だったか、とにかく超古ければビンテージアンティークとして輸入が認められてナンバー登録もできるらしい。
さて、ミックとロスのディベート第19回、今週はクレイムの話が面白い。日本でいうガッツポーズね。クレイムといえば私はパーコちゃん。めったにクレイムしない選手だったけど、パーコがクレイムするときは確実にハイナインか10点だった。超カッコイイ。では行きましょう。
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ロットネストアイランドがスタートしてますが、その前のマーガレットリバーはフィリッペとタチアナ。まぁタイトルレースを面白くするためにはうってつけのリザルツ。本命と対抗ではないところでワンクッション、みたいな。なんかなぁ、ストーリー展開的に理想的過ぎて、あまりにもあまりにも。
しかもジャッジがだいぶ見世物優先的なことになっていて、きっと現地に行ってたらキーキーになってたんだろうな、と思う。少なくとも今までのツアーやジャッジに慣れ親しんだ人から見れば、ワオ! な瞬間がひとつ入ってればいいわけ? みたいな、なんか意向は明確にわかるけど納得できないジャッジかなぁと思う。ぶっちゃけ、技術は未熟でも根性勝ちアリな感じ。しかもシーディングルールが少し変わっていて、基本的なオーダーはあるものの、シーディングですら最終的にはオフィスに決定権があるような感じなので、それってどうなんだろう、みたいな。
とはいえすべて画面上でしか見ていないので、それを語る立場にはないけど、なんかねぇ、このまま興行化路線を突き進んでプロレスショーと化していった先に何があるのかなぁ、という感じで興味も薄れていくわけなのだよ。ジョンジョン、ケリー、コロヘのアメリカトップ3を欠いたロットネストってのもビミョーっちゃビミョー。
タイラー・ライトのレインボー・フラッグとか、コナー・オレアリーのオーストラリア/日本のデュアルフラッグとか、フラッグ問題まったく気にしていなかったので、見ておこうかな、ぐらい。タイラーはツアーから離れた時にLGBTでどうこうみたいな話があって、昔の女子にはたくさんあったけど、最近は珍しいかな。まぁ、オーストラリアってその辺ものすごくオープンなんでね。日本人の感覚だと、え、カミングアウト? みたいな感じだけど、むこうじゃ、あ、そうなのね、レベル。
今回はロスの代わりにヴォーン・ブレイキーを迎えての第18回。オージーノリの冗談が笑えるし、最後の失われた国別応援合戦みたいな部分は、サーフィンがスポーツ化してサーファーがアスリート化して消えていった古き良き時代。「今はフィルマーやコーチがキャリーするんだ」ってミックの言葉が実に言いえて妙というか、そうだよね、だからつまんないんだよ、って感じ。まぁ、だからってあのブラジリアンの大騒ぎをヨシとする、って話じゃないけど。ではまいりましょう。
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マーガの試合で誰が活躍しそうか、セス・モニーツ、ブロンティ・マコーレー、ロス君的中。セスは現在3馬身差ぐらいでタイトルレースをひた走るガブを破ってクオーターファイナル。ブロンティはジョアンヌ・デファイを破ってセミ。セミまで行っても驚かないって言ってたから驚いてないね(笑)。
まぁ、タイトルレースとしてはこの辺でガブがコロッといってくれないと離れすぎなわけだけど、これで面白くなってきたかと思いきや、ジョン様膝の負傷でこの試合途中棄権。同じ膝でも前にやったところとは違うようだけど、なんかこの人ケガが多い。次のロットネストアイランドも出ないってことになった。結構厳しいかな、と思う。まぁ、今シーズンは5位以内に入ればヨシなので、そんなに深刻でもないかもしれないけど。
選手というのは、そのキャリアの中でずっとケガに泣かされる人と、ほとんどケガのない人に分かれると思う。今回出ていないレイキー・ピーターソン、そしてジョンジョンは怪我の多いほうだと思う。50歳近くなってようやくケガし始めたケリーではあるけど、そのキャリアの大半は怪我なくすんでいた。基本的にスタイルに癖のない人って怪我がないように思う。正しい身体の使い方ができてるんだろうと思うし、癖のある人はどこかに無理がかかってるということだと思う。スタイルほんと大事。
さて今回は後半の板の話が圧巻。ミックのフィンの話なんて、聞いててよかったこのコンテンツ、って感じ(笑)。では第17回まいりましょう。
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バースデーガール。
すでにガールではないこの歳になると、誕生日ごとに天寿をまっとうする日に接近していく感じになるので、あまりめでたくはない。なので、普通に過ぎていく。もうGWですよ、ついこの間お正月だったのに(笑)。
ウエスタンオーストラリアは波予報によるとかなりでかいスウェルに恵まれそうで、それを踏まえての今回のディベート。笑えるのはどうもミックは本当にマーガレットリバーのメインブレイクが嫌いだったようで、終始一貫、嫌いモード。確かにあの癖のあるメインブレイクの、掘れそうで掘れない、掘れなさそうでクローズアウト、は合う人にとっては腕の見せ所、合わない人にとってはストレスピーク。ミックが嫌いというのもわかる気はする。そしてコンディションによっちゃCT選手ですらパドルアウトが困難になるヘビースポットだ。今はジェットがあるからいいけどね。私の記憶ではマーガは波のでかいときはいつでも小雨交じりのドン曇りで風ビュービュー、試合やってるメインブレイクの右のボックスでフリーサーフィン、それも決まって2秒のショートバレルオンリーという印象で、昔は最速で秒3.5コマとかのフィルムカメラで、ピート・フリーデンが送ってくる写真のどのシークエンスもきっちりスライド7枚だったのを記憶している。ある意味マシンブレイク。
さて、それだけ違うオーストラリア前半2試合と後半2試合、どっちも行けそうだな、というオールラウンダーはカリッサとガブだと思う。このふたりは本当にスキがない。前々からロスはマーガとロットネストでのジャック・ロビンソンを押してるわけだけど、今回のディベートではあえてそこ外してきた。当たり前すぎるからかね?
すでにマーガはやはり風雨の中オン、ケガで欠場のレイキー・ピーターソンのリプレイスで入っている都筑有夢路は、キャロライン・マークス、マリア・マニュエル相手にラウンド1を1位抜け。まー、あのクローズセクションで当てて残るのが、今彼女があそこにいる理由だと思う。技術的には根本的に直さなくちゃならないところがあるけど、あのイケイケと驚異のバランスは武器。ジョン様10点満点、ガブ盤石。じゃ第16回、行きましょう。
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いやぁ、このディベートいつまで続くんでしょ。面白いからいいけど。今回はミックのケリー、アンディ、ガブ比較論、最高。ワイルドカード後、より一層現役感出たコメントだしな。なんだろうね、ロスはコメンテイターもやってるから、やっぱりちょっとトーンがWSLサイド寄りというか、え、それ言っちゃうの? みたいなのはない優等生。どちらかといえばミックのほうが本音感が強い。でもこのディベートは何を言ってもいい、歯に衣着せぬ討論会、という触れ込みだったので、なんかもっと両者弾けてほしいなぁ、と思うんだけど。
今回はオーストラリアのビーチブレイク2試合の話。まぁ個人的にはこの2試合はひたすら、ガブサーフィン上手いな、って感じで終始。今世界で最もテクニカルにうまいサーファーだと思う。リップ勝負、バレル勝負、エアー勝負、戦略、メンタル……どれも世界トップレベルでいけるからね。順当にいけば今年はガブかね、明らかにイタロよりうまいし、ジョンジョンより器用だし。あ、そうか、ロウワーの魔の1日で決まるんだっけ。じゃ、わからないか(笑)。
ジュニアの王者からCTに入ってきたときにはまだまだパシパシしたサーフィンで好きになれなかったけど、CTに入ってしばらくしてからサーフィンが別人になったよね。特にタイトル取ってからの伸び方は半端ないと思う。身体もでかくなってるし。
では第15回、行きましょう。
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サーフィン波情報サイト「BCM」からの発行で知られる、年間ガイドブック『ビーチコーミング・マガジン』の2021年版が完成。来るGWを前に、今年は4月24日頃より順次、全国のサーフショップや提携施設より無料配布がスタートします。
1993年の創刊以来、29号目となる本冊子は、日本全国のメジャーなサーフポイントと、海近くでサーファーに人気の飲食店・宿泊施設などを紹介するサーファー専用のガイドブック。
各地でサーフィンをする際にぜひ参考にしたい地域情報が毎年更新されているほか、年間で使えるウェットスーツ指数や潮汐カレンダー、初級者必見の「サーフィンの基礎知識」なども掲載されています。
ベテランサーファーからビギナーまで、サーフィンを楽しむための情報が詰まった「ビーチコーミング・マガジン」は、合計256ページの情報量で今年も無料。品切れ前に全国のサーフショップへ急げ!
BEACH COMBING Magazine(ビーチコーミング・マガジン)2021
ページ数 : 256ページ(オールカラー)
サイズ : A5 (天地210mm×左右148mm)
主な配布方法 :
全国のサーフショップ、海近くの駐車場などで無料配布のほか、波情報BCMサイトの「プラチナ会員」向けの年間特典送付など。
【お問合わせ】
株式会社ライズシステム
www.bcm-surfpatrol.com
【2021年版の主な内容】
■特集:サーフィンとビーチライフ
サーフィンをするなら、いつかは実現させたい海沿いの暮らし。それを「移住」という形で叶えた人たちの生活をご紹介。
■定番のサーフポイントMAP&ショップガイド
この一冊あれば、どこへ行っても安心。サーフトリップに役立つエリアガイドページ。
■初心者必見のルールと基礎知識
ビギナーサーファーはもちろん、中級者以上の方にもぜひ改めて読んで頂きたい基礎知識。
ナラビーン、ミックのサーフィンは往年のものをほうふつとさせたね。スピードとキレ。40歳であれって、結構すごいかも。ラウンド3でイタロにやられたけど、エアー勝負じゃないところだったらまだまだいけそう。それと共に、イタロのエアーにあのスコアリングするなら、ワールドタイトルは当分安泰かも。いくらビーチブレイクでも出しすぎ。特に最初のやつ、あれはビッグジョークだったな。直前のヒートのモーガンの6点より高いってのは意味不明。なんでもかんでも飛べってメッセージとしか思えないので、みんな飛べばいいんだね。
ギャラリーも相当密だけど、完ぺきに国内外からの人流を早い段階でシャットダウンしたオーストラリアは感染抑え込みに今のところ成功しているので、マスクなしでの密も大丈夫ってことだね。まぁ、これやっててなんかの間違いで感染者入っちゃうと大変なことになるわけだけど、タイミング的にそうこうしているうちにワクチンいきわたるという成功例かと思う。国内外とも人流ゆるゆるの後手後手対策だった失敗例の日本に比べると別世界ね。
しっかしこのミックとロスのシリーズ、試合より面白いかも。
特に今はミックがワイルドカードで現役復帰の真っただ中なので、選手目線のコメントとかしびれっちゃうね。日本のコンペティター全員耳をかっぽじってよ~く聞いとけ、ってレベル。今回は特に、試合に勝つためのタクティクスとか考え方とか、ミックのコメントが超一流でホント興味深い。
では。第14回? 先週の金曜日のやつね。祝週回遅れ解消。
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ミック、ディベートやってる場合ではなく、ナラビーンの試合にワイルドカード参加。今回のディベートで彼自身がそれについて語ってるのでそこは注目だけど、それよりなにより、相当マジでやってきてるな、と思う。もう顔つきが全然違うし。ツアーにいたころのミックの感じに戻ってるというか、そういう顔に絞れてる。だいぶトレーニングとサーフィンやってる顔になったと思いませんか?
この人ストイックなんだなぁ、って思う。
まぁ、コッテコテのビーチブレイクのナラビーンなんで、ブラジルの飛び組を相手にしてのミックはどうかな、とは思うけど、本人のいうように今やらないともうできないかも、というのも現実で、年齢的な問題はあると思う。なんだかんだ言ってミックも6月で40歳なんでねぇ。
ではディベート第13回。今回は進行役のココ・ホーがいないけど、これはこれで問題ないと思う。とにかくこのふたりがいれば話は面白いので。
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