F+編集長
トラッスルズ初日
もうね、なにが変わらないって、ロブ・マチャド。相変わらず、ロブはロブであり、ロブ以外の何者でもないな。
隣のパット・オコーネルも永遠のエンドレスサマー2。
さてハーレープロトラッスルズ、初日。トライアルファイナルに続き、ラウンド1の12ヒートを消化。波は 腰胸。
後半戦最初につき、新人たちを中心に観戦した一日だった。
う~ん、う~ん、う~ん、だったな。3人とも。
詳しくはF+サイト、コンテストニュースで。
ま、ファニング以外は順当。
ファニングは朝のフリーサーフィンから合ってなかった感じだったな。いつものファニングのスピードもないし、なんか詰まってた感じ。板が問題なのか、本人がこの波と合わないのか。
波は腰胸。明日はサイズダウンだけど、火曜日からこの先、ずっとこの感じの波で試合は終了する予報。最後まで3-4フィートレンジのトラッスルズになりそう。
ASPジャパンサイトのYuki's...
新人不作
始まりました、トラッスルズ。本日のベストサーファーは、ジュリアン・ウイルソン、ってことになってます。ポイントでは。ホントーーえ~、今日は一応後半メンバーの初戦ということで、新人メインに観戦してました。そうねぇ、毒吐け、というなら、ねぇ、なんでこんな人たちがクオリファイしてきちゃったのー って感じ。超おどろいた。ジョンジョン(ジョン・フローレンス)、ガブちゃん(ガブリエル・メディナ)、ミギュ(ミギュエル・プポ)のなかで、まだレールが使えるのはジョンジョン。基本的に私はサーフィンはレールだと思っているので、レールが使えない、ピボットターンやテールサーフィンは直さなければいけない、と思うほうだ。もちろん自分はできないけど、評価するのは誰でも出来るわけで、私の評価のラインの基本はレールターンが出来るかどうか、という、サーフィンの最も基本中の基本。ターンで加速できるかどうかだ。そこが資質の見所だと信じている。そういう観点で見ると、この新人3人は、今日のところはビックリするほどなってなかった。みんなタイプ同じ。芸は飛んで回れるだけ。飛び回り以外のターンはもう、WQSの下というか、日本人っぽ~い、みたいな。トップで振るのが早いだけ。テールで回してるだけ。あのね、たぶんああいうサーフィンにWQSでエクセレントレンジ(8点以上)を出しちゃってるんだな、きっと。だから、彼らが上がってくる。飛んで、回って、きれいに着地すれば、他に何もしなくても8点以上、みたいなジャッジなんだろうな。よって、彼らはレールのサーフィンは覚えなくていいって話になっちゃうわけよ、きっと。ま、3人の中で、まだレールワーク的にましなのはジョンジョンだけど、それでもね、う~ん、この波(腰胸)になるとあなたはそれしかないんですね、って感じ。ジョンジョンはこのサイズだとターンに伸びがない。ワンターンで前に走らない。伸びない。よって細かく刻むサーフィン。でも、パイプがあることを考慮すると、3人の中ではまだマシかな。なんかね、今回の新人はダメだったな。不作。あれだったら、朝やってたコロヘ・アンディーノのほうがまだサーフィン走ってたと思うよ。ま、新人たちのこの先の精進と上達を望むよ、オバサンは。まだね、腰胸のトラッスルズだったから良かったけど、あの中で、誰が6-8フィートのベルズでまともなサーフィンできるのー って考えちゃったよ。世界のヘッド、リッチー・ポーター、頼むよ。オバサンは、あれが上がってくるのは違うと思う。あれで上がってきてもさ、苦しんで消えてくだけじゃん。今までのクオリファイヤーと較べたら、エアー以外は格段に低レベルだもん。ケリーのスプレーの厚さを見て下さい。このサイズなのにこれがこの後どれだけ開くか。これと較べるとね、もう3人ともサーフィン軽くて軽くて、ふぅ~~~、って感じ。頑張ってね~、みたいな。ロブ。相変わらずロブ。何も変わらず。いい味出してます。写真ジュリアン・ウイルソンジョン・フローレンスガブリエル・メディナミギュエル・プポケリー・スレーターロブ・マチャド
車なしの素敵なノースショア
初めてノースショアにいて車を持っていない、という生活をしている。
まるで動けなくて、毎日ダラダラと海を見て過ごしている。
時には家主の家の掃除を手伝ったりもするけど、基本的にはトラッスルズまでの時間つぶしなので、やることもそんなにはない。
ま、でもいまやこうやってブログだのサイトだの、なんだかんだとやる事はあるわけだけど、車がないというのは、ノースショアではけっこう致命的なんだな。
何しにきているわけではないので、困る事はないけどね。
そうこうしているうちにもうすぐここともお別れしなくてはならない。
いよいよロウワーに向けて旅立ちでごわす。
後半の初戦トラッスルズ、ハーレイプロ。
新人3名はみんな高校生界隈の年代なわけさ。ガブちゃん17歳、ミギュエル19歳、ジョンジョン18歳。日本の高校生の皆さん、お元気ですか?
ま、ビーチブレイクでは飛べ、というジャッジなので、飛べない人はアウトみたいなところがあるわけだけど、パイプになると、飛ぶな、というジャッジになるので、飛べるだけの人はダメなわけで、結局WTとしてはオールラウンドに全部出来ないとダメで、39歳でも飛べないとダメだし、17歳でもフルレールのカーヴィングターンが出来ないとダメなのよね。
そう考えるとね、新人たちは苦労するだろうし、ケリーオジサンは有利だよね。
NYの2位から、いきなり人々の口に11がのぼり始めている。
あるよね、マジで。しかも40歳で1ダースってのもあるよね、きっと。
デーンは出るのかな、ジョーディはどうなのかな、またケリーがファイナルに行くのかな……いろいろ興味は尽きないけど、考えてもしょうがないので、現場で現実を見ることにしよう。
ジョンジョンWTへ
まもなくワールドツアー後半戦の第一試合、ハーレイプロがカリフォルニアのトラッスルズでスタートする。それに先駆けて最終の2011年後半のトップ34(ワールドカード2含む)が決定した。F+ニュースもあわせてどうぞ。
結局入れ替わりというか、新しいメンバーはわずか3人。
今までのシステムよりだいぶ狭き門になってしまった。
ボビーのように吼えまくる気はないけど、もともとがWQSのサーファーたちにもっとチャンスをという目的もあったわけだから、ちょっと当初の方角とは逆に機能しているような感じもする。
ワールドツアーと、プライム、スターのポイントを一緒にしたワンワールドランキングのトップ32の中に新しく入ったのは16位のガブリエル・メディナ(ブラジル)、27位のイェイデン・ニコル(オーストラリア)、28位のミギュエル・プポ(ブラジル)の3人だけ。ワイルドカード枠は、インジュア(ケガ)がフレッド・パタッチア、ネクストワン(33位)がトラビス・ロギー。
そしてリプレイスメントの1位がジョンジョン(写真)、2位がアダム・メリング、3位がCJ、4位がトム・ウイッタカーだった。
だった、というのは、最終的に日本でフリーサーフィン中に怪我をしたというイェイデンが、回復に数ヶ月を要するということでクオリファイを断念。ひとつずつ繰り上がり、ジョンジョン・フローレンス(ハワイ)が滑り込みでクオリファイしたのだ。
う~ん、イェイデン、気の毒だとは思うけど、選手たるもの健康管理も仕事のうち。職人の間でよく言われる、怪我も弁当も自分持ちってヤツで、試合中ではなく、フリーサーフィンでというところがASPとしては救いようもなく、自己責任なんだろうな。
そんなことでクオリファイを棒に振る結果になるなんてね。
でも選手の中には、シーズン中に怪我をしたくない、という理由で、試合以外での無茶なチャージやフリーサーフィンを避けている選手もいるので、その自覚の差がこういういうことにつながってくるわけだ。
ま、ボビーの暴言にかかわらず、このシステムは動いてみていろいろ問題点があることが明白だと思う。
前半一度もWTでサーフしていないデーン・レイノルズが、24位でリクオリファイしちゃうってのも、なんか下位のほうの選手にしてみれば納得いかないだろうし。
デーン、怪我がなければNYから復帰の予定だったのか、最初からもうどうでもいいのか、本人のみぞ知るだけど、結局イェイデンと同じように日本で怪我をしたので、後半間に合うのかどうか、というシチュエーションになっている。
さすがのデーンも、後半はいくつかいい成績を残さないと2012年のWT残留はなくなる。
ま、本人はどっちでもいいんだろうと思う。もともと試合好きじゃないし。今はそんなことを聞かれるのもウザイって感じだろうと思う。わかる気はする。
無事わいは~
特攻取材911でしたが、当日のJFKは別になんと言うこともなく、なんとなく静かで、空港のあちこちにあるテレビ画面からは、セレモニーで名前を読み上げるライブ放送が流れ続けていた感じ。セキュリティもけっこうガラガラで、拍子抜け。写真は、それこそ突撃隠し撮り(笑)。
私の乗ったLAX便は定刻にして満席。
ひとつだけ、あ、そうなんだぁ、と思ったのは、最初の飛行機が突っ込んだ8時46分から1分間、黙祷があったことかな。
そのとき私はちょうどセキュリティの列にいたんだけど、その前に全部ストップして、46分から黙祷するからよろしく~、みたいな感じで、空港業務オールストップの黙祷。あとは、あの体が丸見えになっちゃう新しいスクリーン通過が全員マストで必要だったぐらいで、特に混乱も混雑もなかった。
混雑を見込んで早めに空港に行ったんだけど、まるで時間が余ったね。
LAXも同じで、特に変わった感じはなかった。ま、LAXでは外に出ていないので、外の様子はわからないけど、ゲート界隈は別に普通。10年前の大混乱な感じはまるでなく、普段の空港だったよ。
クイックシルバープロの行われたロングビーチのフリーウェイの降り口のところに、ニューヨークのビル群を見渡せるビューポイントがあって、そこには2本のワールドトレードセンターの模型みたいなモニュメントが建ってて、そこでもセレモニーやってるみたいだったね。テレビでやってた。
コンテスト会場でもパドルアウトのセレモニーがあったと思う。やるよ、やるよって言ってたから。
でも私はもうノースショア、ハワイのひと。家の前のビーチは今日は最高のファンウエイブ。クリーンな腰胸です。ハワイ、海がきれいだな。
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ジョンジョン・フローレンス、見事クオリファイ
ついに2011年度のASPワールドツアーが、折り返し地点に到達した。今年は全11試合がスケジュールされており、先週6戦目のニューヨークでのイベントが終了した時点でミッドイヤーの選手の入れ替えがおこなわれた。このシステムは去年からASPが取り入れたもので、ようやく選手や関係者たちも慣れてきたというとこじゃないだろうか。ただ未だにこのシステムに異議を唱える反対派もいる。先のF+ニュース、F+ビデオでもお伝えしたとおり、ニューヨークのイベントでDQ(失格退場処分)されたボビー・マルチネスなどがその筆頭で、ツイッターを使ってASPやこのニューシステムを猛烈に批判している。ただ、今回の選手入れ替えでマルチネスは34人の枠から落ちてしまい(J-ベイとチョープーを蹴ったんだから当然なのだが)、もう彼のキレたバックサイドのリッピングをワールドツアーで見ることはないだろう。ほかにもゲイブ・クリングやアダム・メリングが脱落し、そして最も悲しいのがCJ・ホブグッドとのお別れ。フロリダ出身なのにパイプやチョープーというレフトの本気波が得意で、敬虔なキリスト教徒としても有名。そして弟のダミアンとは双子の兄弟というなんともユニークな存在だった。そのCJがツアーを離れていくのは残念なことだ。でも、当人のほうはいたってポジティブで、ニューヨークでのインタビューでは、「ぜったい悲しい日じゃないことだけはたしか」と笑顔で答えていた。これまでの選手生活を十二分満喫し、将来への希望を膨らませているからこそ言えるセリフじゃないだろうか。落ちる人がいれば、新しくツアーに加わってくる選手もいるわけで、そのなかでも当然期待がかかってくるのがハワイのジョンジョン・フローレンス(18)だろう。じつはジョンジョンはニューヨークが終わった時点でクリファイしてたわけじゃないのだが、念願のツアー入りを果たしたイェイデン・二コルがなんとフリーサーフ中に足を負傷して出場できなくなり、空いたスポットをジョンジョンにがゲットしたというわけ。カリフォルニアのコロヘ・アンディーノとともに次世代のアメリカの星として期待されているジョンジョン・フローレンスだが、コロヘよりも先にASPのエリート集団にクオリファイしたのは大きい。彼の最大の武器はパイプライン。ジェイミー・オブライエンの再来ともいわれ、パイプラインの波でサーフィンを磨いてきたジョンジョン。今年はじめにおこなわれたボルコムパイプラインプロ(5スター)で優勝し、ついにあのロングヘアーの少年が若き戦士に成長したことを実感した。今後のワールドツアー、ならびに3ヵ月後のパイプランでは彼に大暴れしてもらい、大物キラー役を演じてもらいたい。足の怪我でまたしてもデビュー果たせなかったイェイデンだが、実は数年前にも、あと1ヒート勝ったらクオリファイというとこで負けた過去がある。そして今回ようやくクオリファイしたものの、故障で参戦できないという不運。もしパイプラインマスターズの時点で完治して出場できるというのであれば、ワイルドカードの用意があるとASPは言っている。12月におこなわれる次の選手の入れ替えの段階で彼はInjury Wildcard(負傷者用ワイルドカード)を申請する予定で、もしそれが通れば晴れて2012年、ワールドツアーでデビューとなる。写真ネクストワンから格上げクオリファイのジョンジョン不運に泣いたイェイデン・ニコル堂々16位でクオリファイのガブリエル・メディナこのエアーでクオリファイしたガブリエルガブリエルと同じくブラジル勢のクオリファイヤー、ミギエル・プポ残念ながらツアーを去る2001年ワールドチャンピオンCJホブグッド"
NYFD...
オウエン祭りから一夜明けて、本日はニューヨークの消防署代表対ニューヨーク警察代表のサーフィン大会。NYPD(ニューヨーク・ポリス・デパートメント)対NYFD(ニューヨーク・ファイヤー・デパートメント)。911に大活躍した勇敢な人々です。
で、各チームにキャプテンひとり。
NYFDのキャプテンがケリー・スレーター、NYPDのキャプテンがトラビス・ロギー。
なんかね、日本では考えられないけどね。ま、消防士のほうはあるかもしれないけど、現役警察官のサーフィン大会って、あるのかな。柔道剣道なら別だけど。
ま、でも警察官のサーファーは何人か知ってますけど……。
で、それがガチンコ対決って所まで話が行くと、日本ではありえないだろうな。
ケリーがなぜ消防署キャップなのかというと、お母さんのジュディが昔消防署にいたことがあり、ステップファーザーも消防士だから。
波は腰ぐらいだけど、けっこうみんな上手かったよ。
さて、私はこれから荷造りをして、明日、911の飛行機でロサンゼルス経由ホノルル行きです。もう乗るなら長距離フライト何本でも乗ってやる、ぐらいな。
ま、10年前の911のとき、まさにロスでスタックした私なので、10年ぶりにハマってみようかと。空港のセキュリティぶりとか、命がけの取材でどう?
なんかユキさん調子に乗りすぎて死んだらしいよ、ってのも楽しいかなと。
ま、ボヤボヤNYかLAにいるよりノースでボンヤリしようかなと。友人がそのほうが安上がりなんじゃないの? というので、それに乗ることにしました。ま、確かに1週間ホテルにいるよりはチケットのほうが安いし、マイルは売るほどあるし。
もし生きていれば、命がけの取材敢行現場レポートは、後日お届けします。
ま、私がテロリストなら、同じ日に同じ事はしないということで。
オウエンWT初優勝、ケリー2位
ものすごい人。メディアルーム内の話では、今日だけで3万人、この1週間で10万人は下らない人出だったようです。ものすごい人だったよね、確かに。
具合悪くなりそうだったもん。
もうこれで予定通り、コンサートだとかスケートだとかがあった場合のことを考えると、もうウンザリな私だよ。
今日は優しい日本人のローカルに助けられて、出遅れたにもかかわらずけっこうべスポジに三脚立てられて、ありがたかったです。ありがとうございました。この辺のこともいろいろ教えてもらって、ふ~ん、そうなんだぁ、って感じで参考になりました。
さて、ファイナルデーは昨日より風がない分クリーンでいい感じ。早いうちはまったく無風だったので、エアーが難しかったかも。それで負けたわけじゃないけど、好調だったジョシュ・カーがケリーに負けた。1本足りず。でもまたエアー1発で9点やってたから、ケリーもドキドキだったろうけどね。
ファイナルは因縁の対決、ケリー対オウエン・ライト。
ケリーがジョシュ、タジとミラクルで下して、もうこれはケリーのゲームだと誰もが思っただろうけどね。運切れ? 今回はオウエンがきっちりタヒチの借りを返してツアー初優勝をあげた。
詳しい試合の様子はF+ニュースやASPジャパンのYUKI‘S WTOUTLOOKで。
オウエン・ライトという選手は、昔のクリス・デビッドソンのように、ワイルドカード時代からケリーを脅かしたりしていたケリーキラー。なんかね、このふたりは因縁ある感じだな。2試合連続で同じファイナリストってのも、これだけ波質違うのになんなんだろ、って感じ。後半のコンテスト会場、というか、次のトラッスルズのことを考えると、X11、かなりクリアに見えてきちゃうのよね。39歳、若者にエアー勝負で勝ってるから(笑)。
クイックシルバープロ・ニューヨーク、オウエン優勝
オウエン・ライトNY優勝、30万ドルゲット。初優勝だよねー あれ、どこかで優勝してたっけー タヒチに続いて2試合連続の同じ顔合せのファイナル。タヒチの借りをきっちりケリーに返した感じになった。
私は個人的にこの人のサーフィンスタイルがあまり好きになれないので、う~ん、とは思うけど、ファイナルはもう序盤から完璧にオウエンのリズムだった。
ケリーの神様のパワーもファイナルまでは及ばなかった感じというか、ジョシュ・カー、タジと続いたハードヒートで燃え尽きた感じー
それでもタイトル争いは実質的にこのふたりに絞られる感じかな。ま、先々の場所の波質とか考えると、オジサンかなり有利、グッと近づいたんじゃない、11に。
なんか気の毒だったのはタジ。
あのセミはどうかなぁ……私はタジだと思ったけど。あのケリーのエアーに10点って、ホントかな。いよいよエアー一発で出ちゃったね10点。あれは9点台前半だったと思うけど。
ま、それまでずっと失敗してて、最後にタジが乗らせた波で(何で乗らせちゃったかのあたりはASPジャパンのブログに後で上げます)無理やりやった1発で、ケリー本人も含んでのビーチの盛り上がりぶりったらなかったから、それに0.5ついたかー あれがこの試合のベストライドって話になっちゃうのは、違うかな、と。
その後のタジのラストライドはちょい低かったし。
でもクオーターのジョシュ・カーに勝ったときも、セミでタジに逆転勝ちしたときも、珍しく相当嬉しそうにしてたもんな、ケリー。写真見ると優勝ケリーみたいでしょ。勝ちたかったんだろうな。東海岸はローカルみたいなものだからね。家族も来てるし。
こうなると日本の大会で、ノミ規模のエアー決めても10点出たりしちゃうような状況になっちゃうのかね。それは困るね。
この大会で10本近いエアーに9点以上が出たけど、それって、本当に波のサイズも高さもいろんな部分で本当にものすごいものだけで、ちょっとしたエアーには5点とかという極端なスケールはちゃんとあったからね。
まぁ、このエアー、トリック重視のジャッジの傾向はおそらくトラッスルズも例年そうだから、試合の展開は似たようなことになると思う。ま、それか、誰かからクレームが出て、少し変わるのか……。
ジョシュ・カーとしてはようやく俺の時代がやってきた、って感じかな。最初にWTから落ちた年も、やってることはそんなに大きくは変わらなかったわけで、今なら9点のものが当時は5点だったって話だから。
ま、どっちにしても両方出来るケリーって、やっぱすごいし、だからこその10Xなんだろうな。毎日、39歳であのサーフィンってさぁ……って思ってませんでした、みなさんー
オウエンなんか、ケリーが初のワールドタイトル取ったとき、2歳よ、2歳!
今から生んで育てるか。
写真
表彰式でのオウエンとケリー。その年齢差20歳
オウエン・ライト
ケリー・スレーター
タジ・バロウ
オウエン
珍しく、まるで優勝したときのように嬉しそうだった、クオーターとセミのケリー。"