F+編集長
ダラスの熱い日
写真は庭で出発の日に美しく咲いていたオクラの花。
今回初めてワシントンDC、ダラス空港という空港を使ったけど、この空港、ダメです。使いにくいし、どう考えても効率の悪い人の流れをしている。
各コンコース間も離れてて、電車での移動だし、プラス歩きも長いし。
で、私乗り継ぎに1時間半以上あったのに、乗り遅れたのだよ。こんなに長い時間があって乗り遅れたのは初めて。
ダラスの熱い日。
同じフライトで日本から来た人も、国内線の乗り継ぎ便にずいぶん乗り遅れてたもんな。だから、乗り遅れた飛行機のチケットを変えるために、カスタマーサービスも全開大行列。結局5時間以上後の飛行機、本日最終便の夜10時発にようやくスタンバイをかけてもらい、最後のひとりで滑り込み。
あのね、この空港の何がたぶんダメって、まず入国審査をふたつに分けてて、ここで外に出る人、ここから別便に乗り継ぐ人の入国審査場が別なのね。
で、ま、それはいいんだけど、それも大行列のすえ、その後そこから荷物を取って再チェックインした後の出口でまた大行列。
これはいったいなんなんだ、と思っていたら、そこでもうみんな再度X線とかなわけよ。だから、全然外に出られない。
他の空港なら一度イミグレのエリアから外に出るので、時間のある人はトイレや飯やで寄り道するし、急ぐ人はX線に直行だしで、そこでX線に全員が集中することもないわけで、行列はたいしたことないわけよ。
しかしここでは、4時間後のフライトの人も、後30分しかない人も、みんな一緒にそこを通過してから、それぞれに時間を使うという話で、なんかね、時間のある人にはいいけど、ない人には最低のシステム。
このダブルの行列を通過するのに1時間20分。その後ゲートまでも長い長いダラス空港。同じくJFK行きに乗り遅れたイギリスから来たという女の子とずっとドキドキしながらスタンバイしてた。だって乗れなきゃお互いワシントンDC泊だもん。
たまたま同じ飛行機でカリフォルニアから飛んできたエイドリアーノ・デ・スーザと乗り合わせた。スーザの話だと、けっこう波はこの先よくなりそうで一安心。
宿泊先は違うけど、空港で彼を待っていたシャトルに乗せてくれるように頼んでくれて、ありがと~。地獄で仏の感じ。
タヒチ・トーインセッション
これがタヒチのトーインセッションだ。本当にキャリア20年以上の僕もこんな波は初めて見た。チャージしているサーファーには本当に頭が下がる。昨年の不作だった波のおかげで、けっこう取材コストのかかるタヒチにくるかどうか、最後まで迷っていたけど、本当に来てよかったと思う。ビラボンもようやく元が取れたって感じかな。いや、それに有り余る話題になると思うよ、このタヒチは。写真アレックス・グレイインパクトゾーンブルース・アイアンズネーザン・フレッチャーコリー・ロペスケアラ・ケネリー"
じょ、浄水器ぃ~?
う~ん、冷蔵庫ではなかったね。崩壊は意外なところからやってきた。
浄水器。浄水器よ、おまえもか!
よくここにネコが手をかけて、小窓から外を見てたんだけど、ふと気づけばポッキリ折れてたし。
付け根の部分が古くなってボロボロになってたね。
普通の蛇口ならこの部分だけ替えられるわけだけど、この水栓はシンクの下にある浄水器のカートリッジとつながっていて、この水栓を経由して水が出入りするシステムになっている。この下の部分に銅のパイプが3本出てて、それぞれが浄水カートリッジの出入りと給水のパイプ。それらが組み込まれて全部一体になっていて、部分交換不能。ビルトイン浄水機専用水栓ってヤツですね。だから替えるときは水栓ごとすべて交換というシロモノ。メーカー希望小売価格5万円也なのであるよ。冗談じゃないなり~~~~。
ま、ググってみると、この手の水栓の平均的寿命が10年って、もうピッタリなわけで、参るなぁ。
シンク下にもぐってみたら、どうやら水栓キットさえあれば、自力で交換できそうな感じなので、部品おとりよせ。インターネット激安価格。それでも3万円コースで、8月に入って家の修繕に関してだいぶかかっているわけで、家計直撃ですわ。
でも私、水は室温派なので、この浄水器の水は飲み水として欠かせないもの。普通の浄水器を通ってない水とはまったく味が違うので、マジでこれがないと困るのことよ。
私けっこうDIY女なんです。先日エアコンの室外機もいろいろ調べて自力でポンピング(ガスを室外機に封じ込める作業をこう呼ぶらしい)してからはずし、電気屋さんに感心されました。室外機の移動が超重くて死ぬかと思ったけど。
なんか、工具とか好きで、変わった工具とかプロの人が使ってるの見ると欲しくなっちゃうのよね。
それで買ったのがパイプレンチ(通称パイレン。この響きにぐっと来た)とパイプカッター。電動ドリルもあるでよ~。
そうそう、タヒチのジョリホットライン、ファイナルデーの写真アップ完了。そしてお楽しみのトーインセッションの写真ももうすぐあっぷされるよ~ん。
想い出に残るタヒチ2011
ケリーの優勝で幕を閉じた2011年のタヒチだったけど、昨年波に恵まれなかった分、有り余る波に恵まれた。コンテスト以外のフリーサーフィンも、そして魂を揺さぶられるようなトーインセッションも、今シーズンのタヒチはカメラマンにとって一粒で何度もおいしいトリップになった。僕は今からオーストラリア経由でニューヨークに向かう。ニューヨークでもいい波に当たればいいんだけど。明日にはトーインセッションの写真もアップできると思う。驚かないでくれ。本当にものすごい波だったんだ。チョープーが今まであんなサイズになったことはないんじゃないか、ってみんな言ってたよ。写真ケリーとカラニケリー・スレーターオウエン・ライトジョシュ・カートラビス・ロギージェレミー・フローレス"
タヒチケリー優勝、日本もNYも台風大変?
ブログって更新しなくちゃ、しなくちゃ、って2回ぐらい思うと、もう1週間もたってるのね。困ったもんだわ。
すごい波だね。例のでかすぎてコンテストができなかった日のタヒチのトーインセッション。チョープーってなんでこんなふうになっちゃうんだろうね。造形の美というか、なんか、これが波というのもなんか気味が悪い感じ。
それに乗ってるブルースってのも、お~~~い、な感じだけど。
これでブルースは過去最大のフィジーとチョープーを立て続けに乗ったことになる。
すごいね。
コンテストはケリー優勝。Jベイ欠席以来、出た試合全勝。F+ニュースで
こうなっちゃうからね、結局あの人には誰も何も言えないというか、これならいいんでしょ、みたいなことするからね、簡単に。勝負の世界なので、勝てば官軍。
なんか、ここのところのビッグウエイブラッシュは10年に一度が連続みたいな話だけど、日本にもでかい台風が接近してて、ちょっと、あのコースでこられると、私のNY行きの飛行機は飛ばないんじゃないかな、と思うのだったよ。だって、直撃でしょ。
で、行き先のNYはNYで今ハリケーンで大変なことになっていて、作った設営物は飛んでっちゃうと危ないので撤去命令が出て、せっかく作ったのに取り壊し解体。
再度作ろうにも、空港は閉鎖の交通機関ずたずた。
海外のメディアの方、ローカル空港の情報を確認してから飛んできてください、今のところ閉鎖中です、みたいなメールもきてるし、各種イベントも予定変更になりそうな感じ。大丈夫かなぁ……。
ビラボンプロ・タヒチ 優勝ケリー
途中、今までにないものすごいビッグウエイブのトーインセッションアリ、ジェレミー・フローレスのラウンド5、20点満点で20点あり、んでもってジェレミーはアンディアワード受賞。これはアンディ・アイアンズフォーエバーってことで、最もチャージした素晴らしいライディングをした人に贈られる賞で、ブルースがプレゼンテイターだった。アンディと仲の良かったジェレミーにしたら、優勝に値するほど栄誉な賞だったに違いない。さまざまな話題があった今シーズンのタヒチ。波にも恵まれたこの大会で、結局最後に輝いたのはケリーだった。ファイナルデーはセットの間隔は長かったけど6-8フィートレンジのいい波。上位陣が前日のビッグウエイブコンディションのときにボロボロと取りこぼし、結局ファイナルデーに残っていたワールドタイトルコンテンダーはケリーぐらいなもので、こうなるとというか、こういうコンディションになるとケリーのうまさが光ってしまう。バレルの中にいる位置の調節が絶妙。ハイラインのギリギリのところキープで最後の最後までチューブの中に張り付いているから、出てくるときはスピットに逆らって失速させてる感じというか、吹き出たりしてこない感じー なんかチューブから出るときには止まってる感じに見えたんだけど、そう思いませんでしたー あれ、すごいテクよね。みんなよりいる場所がだいぶ深いし。あのマニューバーコントロールが必要だから、取り回しやすい短い板が必要、という彼の理論なわけだけど、5’11”ってね、昔私が鵠沼の膝波で乗っていた板と同じサイズですから。さて、こうなるともうJベイのオサボリは帳消しになるわけで、Jベイオサボリのあと、USオープン、タヒチと出た試合負けなし。そりゃね、誰も何もいえないって話だわね。お次のNYは今ハリケーンで大騒ぎ。台風一過の何とかで、いまひとつ波には期待できそうもないけど、膝コシのクソ波となれば、ココアビーチのおじさんにかなうものもなく、続くトラッスルズは得意中の得意。11、見えてきた感じーまだ上位3人、ケリー、ジョーディ、パーコは団子だけど、ジョーディはタヒチでやった肋骨が長引かなければいいなぁ、という不安があるし、ジョエルはこういうとりこぼしがありがち。総合的に考えると、ケリー有利だよね。ファニングは今年、13位と2位の繰り返しという珍しいパターン。ラウンド3を抜ければファイナル100%進出。でも優勝はなし。順番的にいくと次のNYは2位だけど。NYのあとに入れ替えもあるので、ボーダーにいる人はランキングも気になるところ。写真ケリー・スレーターケリー・スレーターオウエン・ライトジョシュ・カートラビス・ロギージェレミー・フローレス"
GRAVISより復刻バックパック「A-frame」が、USのセレクトショップBODEGAとのコラボにて登場!
GRAVISより復刻バックパック「A-frame」が、USのセレクトショップBODEGAとのコラボにて登場!ネイビーウールとコーデュロイのコンビでハイエンドなモデルとしてブラッシュアップ。 【GRAVIS】 グローバルで150個限定バックパック発売USで140個、日本で10個限定発売です。日本では8/19?販売スタート!ライフスタイルブランドとして、近年はスケートブランドとしてのポジションも確立しつつあるGRAVIS(gravisfootwear.jp)と、ボストンを拠点に展開し、良品を取り揃えたセレクトで人気のオンラインショップ BODEGA(https://bdga.myshopify.com/)は、この度コラボバックパックを発表した。全米で140個、日本では10個限定のバックパックとなり、内側にはシリアルナンバーもついている。ウールにコーデュロイをあしらったこのハイエンドなバックパック。すぐにソールドアウトすることは疑いの余地もない。「BODEGAのデザインチームとタッグすることによって得たクリエイティブビジョンは本当にすばらしいプロダクトを生み出すという結果につながった。ディテールにまで気を配るだけでなく、チームの意識をまとめ、マテリアルとファンクションの質を高めていったんだ。」 と、GRAVISのデザインディレクターであるKelly...
ビラボンプロ・タヒチ・ラウンド1
8月20日に行われたタヒチのラウンドワン。グーフィーフッターが報われる日がようやくやってきた感じだ。とラウンドワンを終えたダミアン・ホブグッドが言った。彼が言うには、これが今シーズンはじめてまともにグーフィーの波で行われるコンテストだとのこと。考えてみればここまでずっとWTの試合はレギュラースポットだったな。エイドリアン・バッカンやオウエン・ライトなんかのグーフィーフッターはけっこうここ数年上位で頑張っているけど、この日はそれ以外のグーフィーの選手もようやく爆発って感じだ。ラウンドワンの12ヒートのウイナーは、レギュラー、グーフィー6人ずつの半々。でもこれだけのグーフィーが勝ち進むって、今シーズン初めての出来事だな。皮肉なのは、こんなときにエイドリアン・バッカンとオウエン・ライトがラウンド2に回ってしまったこと。でもフレッド・パタッチアやコリー・ロペス、カイ・オットンやホブグッド兄弟はいいスコアをたたき出した。ポイントリーダーのパーコを破ったCJが最大の功労賞だろう。ただ勝っただけじゃなくて、パーコをコンビネーションで破ったんだ。ここのところ長いことパーコのコンビネーション負けなんて見ていないような気がする。CJとダミアンの兄弟がチョープーでコンテストに出始めたのは1999年からで、どちらも優勝経験があるし、2位にも何度もつけている。この試合じゃ誰もこの兄弟とはなるべく当たりたくないって思ってる事をパーコにわからせた感じのヒートだった。CJはこのヒートを以下のように振り返った。ジョエルはヒートの最初にすごい波に乗った。ちょうどパドルしてた僕はそれを見て、クソ、出てくりゃ10点だぜ、って思ってた。でもつぶされたけど、もしあれを彼がメイクしていたら、ヒートはまったく違う話になってたと思うよ。そのあと僕がスコアラインに乗るポイントをゲットすると、彼はプレッシャーを感じたのかなんなのか、ラインナップをあちこちに移動して、ライトスポットをしきりに探してた感じだ。ちょっとピリピリした緊張感はあったけど。3人ヒートだからさ、プライオリティはないし、みんな自分のことで目一杯でしょ。ま、今回はどういうわけか僕がいい感じでメイクしたけど、ジョエルには何回もやられてる。ファイナルでも何回か当たって、やったりやられたりさ。ぼくたちはいつも全力勝負してるんだ。ジョエルはもちろんこの結果に相当ゴキゲンナナメの八つ当たり系だった。今ランキングは1位だけど、シーディングは8位と言うジョエルは、ある意味ラッキー。なぜなら、ラウンド2ではここで最も危険なワイルドカード陣と当たらなくて済むからだ。ラウンド2の相手はブレット・シンプソン。もちろんスレーターやジュリアン・ウイルソン。ダスティ・ペインなんかのレギュラー陣もとても目立っていた。最終ヒートでジュリアンは、スタンディングチューブイン、そのあと体制を低くし、グラブレールのまま姿を消し、完全につぶされた感じで、誰もが絶対出てこないと思ったあと、白い泡の中から姿を見せて、再度スタンディングバレルの姿勢に戻るという離れ業。これに9.80が出て、本日のハイエストスコアをマークした。さて、25日木曜日現在、最初のスウェルはようやく去り、波は小さく、風も吹いて雨模様のタヒチだが、実はこの先相当いい波に恵まれる予報になっている。ピークは土曜日で、すべてがうまくあえばチョープーでは過去最大の30フィートプラスというビッグウエイブになる可能性もあるという。もちろんコンテストにはでかすぎるけど、迫力のトウインセッションが見られそうだ。ここまで約1週間、ずっと晴れて波も良かったので、今日はちょっと休憩モード。写真ジュリアン・ウイルソンCJとパーコミック・ファニングフレッド・パタッチアコリー・ロペスケリーとパーコ"
フリーセッション
今日は午前中の10時から2時間ほど、ポイントをトップ34とワイルドカードの練習のために貸切にしてくれるという、地元の配慮があって、みんな感謝。ソリッドな6フィートは一日中パーフェクトだった。雲ひとつない空に、緩やかな風、西と南西のミックスしたスウェルだ。セッションはまだ薄暗い早朝6時ぐらいからスタートし、夕暮れ(日没は午後5時半ぐらい)までずっと続いた。夕方4時ごろには風が少し入り始めたが、別に気にならないレベル。西うねりがブレイクしたところに南西のうねりがブレイクし、そこでミックスするといきなりほれる。スレーターやパーコ、ミシェル・ボレースなんかはそのパーフェクトなAフレームの波でウエストピークのはじからライトへのライドをしきりにトライしていた。スレーターもボレーズもラグーンの上ででかいセットを食らい、パドルバックは無理という感じになってしまったけど、ジェットスキーに助けられて無事ラインナップに帰還。パーコはタイミングよく自力で戻れた。目立ってたのはCJとダミアンの両ホブグッズ、スレーター、オウエン・ライト、ミシェル・ボレーズ、コリー・ロペスあたり。コメンテイターできているオッキーもラインナップにいて、いくつかディープなヤツを決めていた。あと、ブルース・アイアンズも。ダミアン・ホブグッドは、このサイズとスウェルディレクションでは、なりうる限りの最高のコンディションだよ、と興奮気味に話していた。これがラウンド1の前日の話。すでに僕は10時間もボートの上にいてくたくた。写真ケリー・スレーターゲイブ・クリングダミアン・ホブグッドコリー・ロペスCJ・ホブグッドエイドリアーノ・デ・スーザ