ジョン様の映画のメイキングブック発見

ジョン様の映画のメイキングブック発見

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ジョン様の映画、View from a blue moonはこちらでもあちこちで上映会が盛んで、毎回多くのひとが集まっているようですが、なんと、メイキングブックも出ていて、業界向けの撮影をよくしているカメラマンのところに遊びに行ったら、ハーレーから送ってきたんだけど……といって、見せてくれた。

おそらくこれは売ってないんじゃないのかな、とは思うけど、う~ん、なんて金のかかったプロジェクトなんだ、と、再確認してしまった。
映画のほうは撮影用のREDのカメラが1台何百万もして、それを何台も使ってて……とかぐらいしかわからないけど、本ともなればこちらは本職なので、それを作るのにどのぐらいかかるかはひと目でわかる。
基本的にアメリカは結構本を作るのが安いので、日本とは比較にはならないけど、あの厚さのあの装丁なら、アメリカでだって100ドル以上の値段がつけられるんじゃないのかな、と思う。これ、コーヒーテーブルブックという常用保存版的な装丁なんだけど、そういう分厚くてかたい表紙がついている写真集的な本は、アメリカでは日本と比較にならないほど安い(たぶんけっこう数が売れるからだと思う)。それでもこれなら安く見積もっても100ドル越え、おそらく同じものを日本で商業ベースで売るとしたら、数万円という定価がつくんだろうな、というレベルの、凝った作りの本だ。売りに出しても誰も買わない感じ(笑)。

中身もただ同じ紙で淡々と続くのではなく、クリアなセルのページや金型を使った細かい切抜き模様の入っているページや、まあとにかく、制作費は無視、湯水のごとく金使え、系の作りなわけで、同じ本を作る人間としてはうらやましい限りのものだ。
ま、分厚すぎて綴じ部分の糊が弱くて、ちょっと乱雑に扱うとバラバラになっちゃいそうではあるけど(笑)、それにしても、う~ん、金かかってんなぁ~なのだ。
このプロジェクトはジョンジョンがハーレーに移籍した時に、何をやりたいのかをハーレーが聞き、その彼の希望に沿ったものなのだが、おかげでサーファーポールでの賞という賞をハーレーが総なめ的なことが起きたわけで、有形にしろ無形にしろ、元は取れてるんだろうな。お金はお金が大好きって話(笑)。

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