今シーズンを終えて

今シーズンを終えて

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今シーズンも終了し、来年のエリートツアーのメンバーも決定し、ま、変わったといえば変わったし、さほど変わらないといえばさほど変わらない。
男女ともトップグループは安泰だし、入れ替わりも大幅な、という感じではない。ただ、ますますブラジル元気かな、その分アメリカが食らってるかな、という、感じ。
トップ10に入ってるのはハワイアン含めてもアメリカではケリーとナットだけだから。ケリーは2月で44歳になるわけだけど、相変わらずアメリカ人選手の中のトップを走っているというわけだ。
ブラジリアンストームは居座り続け、甚大な被害をもたらしていると思う。
トップ32の内訳は、オーストラリア13、ブラジル10、アメリカ5、ハワイ2、フランス1、フレンチポリネシア1と、アメリカとハワイを足してもアメリカは総数でブラジルに届かない。
政界で言えば2大派閥的な(笑)。
問題なのは、トップ10だけに切れば、ブラジル4人で最大派閥。トップ5の中に3人いる……ってことはまた来年もストームは居座る可能性が高いということになる。このままのクライテリアで行くなら、という条件付きだけど。
私は変える(エアーへの配点を減らす方角)ための正当な理由が見当たらないとは思うけど、来年はクライテリアが変わる、という根強いうわさがある。ま、パイプマスターズで、1発のエアーでトリプルクラウンが決まるってのは、やはり違和感を感じるわけだけど。

でもこのブラジリアンストームは、クライテリアだけの話ではない。
クライテリアはみんながわかっていることだから、それに合わせたサーフィンをすればいい。でもそう簡単にはできないから、それに向けて努力する。
何度も書くけど、ブラジリアンストームは彼らの努力のたまもの。
勝ちたいという強い気持ち、それに向けての努力、練習……その表に見えにくい、地味な部分と、その努力を支えるモチベーションの確保は、並大抵のことではないけど、世界のトップ選手になっても、いや、トップシーンにいるからこそ、それをやらないとあっという間において行かれてしまうのだ。
来シーズンのスタートは3月、いつもの年より少しだけ開幕が遅い。この2か月半ぐらいの間に、各選手がどれだけ準備ができるかで、開幕からのスタートダッシュが決まる。オフとはいえ、そうそう休んでもいられないわけだ。”

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