タヒチ優勝ジェレミー・フローレス。パイプマスターにして2015タヒチマスター。巨大なバレルという印象はジェレミーにはないけど、そこそこのバレルという感じはある。ま、似たような印象が2位のガブリエル・メディーナ。ここ数試合ようやくスイッチ入りかけた感じ。あまりチョープーの危険な感じな波ではなかったので、ちょっと意外なメンバーが残ったと思う。おかげさまで、スーザのゴールデンジャージーはそのまま。2位はミック、3位にオウエン。ここまで500ポイントぐらいの間に固まったダンゴ。第2グループはジュリアン、フィリッペときてケリー。じわじわ上がってきてるけど、だいぶ離れてるのでこの先優勝マストかね。ガブも10位まで上がってきた。日本ではNSAの全日本選手権大会とJPSAのオールジャパンが、ラッキーさんのお散歩コース上で同時開催。今のところ連日波も人もグチャグチャ。NSAのほうは太東寄りで、JPSAはロングが切れ目、ショートは志田正面でシケ状態の中やってる。初戦バリのファイナル1本目で今年はこの人がグラチャン、と思った仲村拓久未は着々とグラチャン街道まっしぐら。全8戦中の5戦目にあたるわけだけど、そろそろ確定しちゃうんじゃないのかな、と思う。昨日気になってランキング表とにらめっこしたけど、最終戦が1.5倍のポイントなので、この試合では決まらない。この試合を含めてまだ4試合、最大9000ポイントが動くので。それでも私の計算が正しければ、すでにチャンスがあるのは加藤嵐だけ。このふたりはこの試合勝ち進めばセミで直接対決になる。加藤嵐としては、まずはこれに勝たないと、その先全勝しても拓久未がこの先5位以上ならアウトなんじゃないのかな。拓久未が勝てば、次の茨城で決まる可能性が出てくる。ここまでのラウンドを見ていて、嵐に負けそうな感じはないけど、拓久未も負けそうな感じがしない。このふたりの集中力はすごいものがあると思う。嵐のほうは意識的な集中で、よく言うゾーンに入ってる感じ。拓久未のほうは天然で、海に入るまでぽや~、みたいな感じだけど、終わってみればきっちりハイスコア2本。マインドコントロールか天然かみたいな、対照的な集中力だと思うけど、どっちにしても高い。ま、そんなバチバチなふたりのわきをすり抜けて、関係ない人がパクッってのが試合なわけだけど→例)ジェレミー・フローレス(笑)
次号締切でばたついていて、ようやくひと段落。ま、そうこうしているうちに、カリフォルニアに向けて準備開始なわけですけど、その前に千葉、志田界隈一帯は全日本アマ、プロ同時開催に台風もぶつかって、大変なことになってるわけです。コンビニ、ファミレス大混雑(笑)本日からトライアルが始まるのかな。とにかくこの台風が抜ければ天気も良く、北うねりでいいんじゃないのかな、とは思うものの、風はどうなのかね、みたいな。今週はこの周辺、太東方向に逃げなくちゃならないぐらい波がありそうだ。なんか矛盾に思うのは、あのセット膝みたいなコンディションの支部予選を勝ち抜いた選手たちが、この大荒れのコンディションで試合するって、どうなの? というあたりかね。ま、だからこそ、選手たるもの脛からダブルオーバーまで、オールラウンドじゃなくちゃならないって話なんだろうけど、そうはいってもねぇ……波はありすぎてもダメだし、なくてもダメだし、難しいものです。写真はラッキーのお散歩中にある松林の中のユリの大群落。これで6分咲きぐらいで、満開の時はその小道を通るととてもいい匂いがします。毎年夏は楽しみな風景。最近志田から東浪見にかけて防潮堤工事とかして、松林をがっさがっさと伐採し、荒れ地にし、土手と道とか作って、個人的にはあの松林の中に住んでいたピーターラビットみたいな茶色い兎とか、キジとか、その他小動物、虫等、かわいそうに、と思う。どんなにお金を使って高い防潮堤を作ったところで、津波がその上をいかない保証はないし、海の近くに住むというのはそういうリスクも当然あるわけで、怖いと思う人は住まないことだし、住む人は覚悟するべきだ。護岸工事とか、そういう自然を人間の都合のいいように調整するって、やっぱ無理があると思うし、必要ないと私は思う。ただ、定期的にその工事を繰り返しすることによって雇用が生まれ……的な部分もあるので、経済効果的な意味はあるのか。でも、あの茶色い野ウサギたちは住むところを追われて死んじゃうわけだ。そういうことをしてていいのかな?
ケリーも夢中になったジョンジョンvsメディナのラウンド3。Day3ハイライトです。"
GPSとアプリが連動して波に乗ったログを保存・シェアするという画期的なアイデアを『SEARCH GPS』という商品として世に送り出したリップカールが、ウェットスーツブランドならではの新たなアイデア商品を生み出した。H BOMB MK2 POWER HEATED VESTが登場!H-BOMB VESTはすべてのウエットスーツに着用する事が可能で、多目的な使い方ができる優れたベストです。 すでに高い実績があるリップカールインターナショナルH-BOMBフルスーツにより開発された テクノロジーと耐久性を使用しています。 H-BOMBVESTは革新的な電力加熱型ヒートベストであり、 最高級素材と防水部品を使用しています。 水温の低い寒冷地での使用に高い効果を発揮します。【Ultimate Heating System】H-BOMBはカーボンファイバーヒーティングシステムを使用しており、他社製品に比べ4倍以上のエリア面積をカバーしています。【Slim-Line Power Source】2つの電池を搭載したシステムであり、防水ケースに入った 充電可能なリチュウムイオン7.4Vバッテリーです。 LEDライトを内蔵した振動制御スイッチを搭載しています。【Certified Technology】H-BOMBベストは、H-BOMBウエットスーツより3年間の水中テストと技術を使用し、作られた革新的なベストです。【100% E4 Neoprene - 0.3mm】最も軽量かつ非常に高いフレックス性能があり、そして温かくて薄い0.3mmネオプレーンを使用しています。【Marine Grade Waterproof Components】海水に適したステンレス素材と軍用規格のシール、ゴールドメッキピンコネクターと非腐食性の炭素繊維を使用。 これらのシステムは水中使用専用に設定されています。【Side Zip Entry】ジップが横に着いている為、着脱がしやすく、本体のヒーティングシステムに影響しない作りになっています。<お問い合わせ>RIP CURL JAPANOSAKA:06-6538-8011/TOKYO:0466-28-7755http://www.ripcurl-jp.com/"
ストールしてバレルの中をキープするコンディションだったDay2ハイライト。ジョシュ・カー、ジョンジョンが大爆発。"
さえないコンディションでチョープーでのビラボン・プロがスタート。ヒート1に登場したケリーは、12時間前にタヒチ入りしたが....."
ミック・ファニングケリー・スレーターサメ事件からひと月たって、タヒチがスタート。風が強く、ラウンドワンの8ヒート目でストップしたものの、とりあえずは順調な滑り出し。直前まで日本にいて、ついてすぐ1ヒート目というケリーも、問題なく1位通過。サメ事件の心因性のショックがちょっと心配だったミックも元気に復帰。1位通過を果たしている。帰ってからは連日のようにインタビュー攻めで大変だったようで、ま、それも良かったのかもしれない。考える間もなく、なわけだから。そのTV出演料とかを、つい最近オーストラリアでシャークアタックにあって両足をなくしたサーファーに寄付したらしい。サーフィン復帰に関してミックは下記のように語っていて、これがまた、深いというか、名言だと思う。「あまり長いこと海から離れていたくなかった。離れている時間が長くなればなるほど、またいろいろ考えて自分で自分に暗示をかけてしまう。だから、なるべく早く抜け出して、けりをつけたかったんだ」。これね、サメ問題だけじゃなくて、いろんなことに言えるかな、と思う。案ずるより産むがやすしー くよくよ考えても何も始まらないってことですよね。事故に背中を向けて考えていればどんどんドツボにはまるというか、ま、ありがちですけど、負けをいつまでも引きずるみたいな。落ち込んでても問題は解決しないし、考えても何も始まらないからね。起きてしまったことは変えられない。ミックの言うように、考えれば考えるほど、自分で自分を追い込んでしまう。さすが、世界のトップ選手ともなると、こういうことの解決方法も良くお分かりで、という感じ。とはいってもやはり影や水しぶきにはドキッとする、ってミックはインタビューで言ってたけど、それは仕方ないし、そのうち克服できると思う。とりあえず、よかったですね。写真・WSL/Cestari"
ビラボンメンズのボードショーツが3週連続で当たるキャンペーン【“LIFE’S BETTER IN BOARDSHORTS” Instagram キャンペーン】が8月5日よりスタート。応募方法は、毎週水曜日に投稿される下記の写真を、@BillabongJapan & #LBIBJP のキャプションと共にリグラムするだけ。※当選者は毎週水曜に@billabongjapanにて発表&ダイレクトメッセージにて連絡が届くとのこと。@billabongjapanのフォローをお忘れなく!応募期間:2015 年8月5日(水)~8月25日(火)23:59賞品:ボードショーツとステッカーをセットで毎週1名様に(合計3名様) また、応募画面をBILLABONG STORE にて提示すると 10%OFFの特典が受けられます。(OUTLET、フランチャイズSTOREを除く。有効期限2015年8月31日)Folow us on Instagram:https://instagram.com/billabongjapan/Week 1Week 2Week 3"
Jack Freestone. photo: Duncan Macfarlane/Billabong.ビラボンHQ-アーヴィン、カリフォルニア、USA-(2015年7月26日)ビラボンはジャック・フリーストーンとのインターナショナル・サーフ・チームとしての再契約を発表した。23才のフリーストーンは、オーストラリアはニュー・サウス・ウェールズ州のツイード・ヘッズ生まれ、世界で最も優秀なサーファーの1人である。陸でも海の中でも洗練されたスタイルの持ち主であるジャックは、コンペティションの才能に加え、ワールド・ステージでのフリーサーフィンでも、バランス良く才能を発揮している。彼のレイバックな姿勢と落ち着いた大人の雰囲気は、彼の友人達に知られ、ジャック・フリーストーンはプログレッシブ・サーフィンの最先端にありながらも、あらゆるモーメントを楽しんでいる。Photo by Duncan Macfarlane/Billabong.ジャックにとってのキャリア・ハイライトは、2010年と2012年のASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップの優勝。最近では数々のビデオ・エディットをリリース。またカイ・ネヴィルの最新ムービー「Cluster」でも極めて刺激的なパフォーマンスを披露した。ジャックにとって、今年のコンペティション・シーズンは、ニューカッスルのバートン・オートモーティブ・プロでの2位を含み、現在QS世界ランキングで第7位という好成績を残している。シーズン中盤に差し掛かり、今回のカリフォルニアで開催中の「USオープン」というステージは、ジャックのプログレッシブ・アプローチにとって好都合だ。そして彼の究極のゴールは、射程距離内にあるワールド・ツアーをメイクすることだ。「僕がサーフィンを始めたとき、ビラボンは何よりも自分のものにしたいと思うブランドでした。」と、フリーストーンが言った。「現在、そのビラボン・ファミリーと自分の関係を続けられていることは本当にハッピーです。」Photo by Pat Stacy/Billabong.ジャックは、このスポーツのトップの最もエキサイティングなヤング・サーファーの1人として、彼自身の名声を確立した。ジュニアのワールド・タイトルを獲得したとか、次ぎのムービーの撮影がどうかに関わらず、ジャックはいつもベストなのです。」と、ビラボン・グローバル・チーム・マネージャーのクリス・ヘフナーが言った。「未来はジャックのために輝いている。我々は、彼との契約を続けられる事を本当に喜んでいます。」"
写真 WSL・ROWLAND超早朝、ハワイの友人から電話があって、大原洋人の優勝を知った。おめでとう。ま、さまざまな条件がいいほうに向いた、ということだと思う。日本人がQS10000、ようはプライムで優勝する、という日がこんなに早く来るとは思っていなかったけど、ヒートアナライザーを見てみれば、うん、これは勝てるチャンスのあった試合だよね、と思った。現時点で大原洋人のできるサーフィンがあの波でできれば、優勝できる条件はそろっていたと思う。そういうチャンスというのはそんなにたくさん来るものでもないけど、そのチャンスを逃さず優勝したことには敬意を表したいし、大原洋人というコンペティターのコンペティターとしての資質は認めざるを得ないと思う。では、この結果のように、大原洋人のサーフィンがQS10000で優勝するレベルのサーフィンなのか? と問われれは、う~ん、それは~……みたいなことに正直なところはなってしまう。あのハンティントンのクソ波で、幻のセットをつかんで9点で逆転勝利。現時点での大原洋人のサーフィンであの大舞台で優勝するとすれば、あの条件しかないと思う。もちろんそれはほかの日本人選手も同じだけど。幻のセットのあるクソ波、という条件は、どんなことでも起こりうる、というチャンスでもあるのだ。そのチャンスを生かすのも才能のうちではあるけど、チャンスはそうたくさんこないように世の中はなっている。ちょうど週末、志田でプロジュニアが行われていたけど、こちらもクソ波。HBの半分以下という悲しい波ではあったけど、同じように番狂わせはたくさん起きた。ま、こういうことを書くと、またユキさん、そんな文句言わなくても、とか、水差さなくても、とかいう人が出てくると思うけど、このニュースをどう分析し、どう理解し、どう扱うかにこの先の日本のシーンがかかってるわけで、出来れば、今までのように過剰反応とか、盛って盛って持ち上げるとか、大原洋人CTに一直線とか、そういう過剰なポジティブはやめてほしい。その「盛り」で、いままでどれだけの優秀なサーファーが消えて行ってしまったか。このラッキーな1勝を生かして、もうひとつQS10000に勝てればクオリファイは確定する。昨年140番ぐらいから終盤2勝でクオリファイしたダスティ・ペインがそれは証明している。ゴールはそこだと私は思う(洋人に聞いてないからわからんけど)ので、これは通過点であるに過ぎない。喜びに浸るのは、次の試合までだ。現時点でのランキング13位を、後半どこまで維持するかだ。団体の取組とか、ジュニア育成の成果だとか、自分がかかわったとか、周囲の人間にライトを当てたり、出てきてライトを当てられたがる人間の雑音がすでに聞こえそうだけど、こういう試合の結果というのは、本人個人のものであって、周囲のものではない。彼の努力へのご褒美でしかない。やったのは洋人だ。感謝するべき人には、洋人自身が評価し、感謝すればいい。あ、無条件に親御さんには最大の感謝をしなさい→命令。出来ればみなさん、あくまで冷静に、洋人が現実に今いるステージより上に彼を持ちあげないでもらいたい、と切に願う。私が今望むのは、この洋人の優勝で、ほかの日本人選手たちにとってのQS10000優勝が夢物語ではなく、現実になっていくことだ。洋人にできるなら、俺にもできる……レベルは違うけど、ブラジルのガブちゃん効果が日本人選手の間にも波及してくれれば、と願う。洋人には、クールにあとひとつ、と考えてもらいたい。

















