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  伝統的なワークウエアや、音楽からのインスピレーションを落とし込んだヴィンテージスタイルを提案するカリフォルニア発のBRIXTON(ブリクストン)が、日本初となるフラッグシップストアを、2021年12月18日(土)原宿にオープンする。     クラシックなシルエットを現代的にアレンジしたキャスケットやフェドーラ、ポークパイハットなど、ブランドを象徴するアイテムでもあるヘッドウェアをメインに、アパレルラインもメンズ、ウィメンズの両ラインを取り揃えるなど、BRIXTONの世界観を体験できる空間となる。是非チェックしてほしい。       BRIXTON TOKYO 東京都渋谷区神宮前6-18-6 TEL: 03-6712-5578 営業時間: 12:00-20:00 / 土日 11:00-20:00 定休日: 火曜日 www.brixtonltd.com   ■About Brixton 2004年、カリフォルニアで3人の友人達によって、ヴィンテージやアンティークからの着想を表現したヘッドウェアを作る事からスタートしたBRIXTON。音楽やスケート、サーフィン、モーターサイクル、ストリートカルチャー、これらにまつわる人々に触発された3人のライフスタイルと、敬愛するヴィンテージに対する思いはヘッドウェアだけに留まらず、 現在はウエアやアクセサリーなど様々なアイテムに落とし込まれています。 ブランド名はイングランドのパンク・ロックバンド「THE CLASH」の楽曲"GUNS OF BRIXTON"に由来し、昨年にはJOE STRUMMERとのカプセルコレクションをリリース。今春にはフェンダー社とのコラボレーションを行うなど、音楽やカルチャーに根ざしたスタイルと、ベーシックながらも時代を超えて身に着ける事ができるこだわり抜かれたディティールのアイテムを展開しています。
もうこんな景色が世の中のあちこちに輝くようになりました。ついこの間コロナがどうこうって始まったような気がしてるけど、もう2年ですね。あんなに通っていた空港も、もう2年近く行ってないわけで、世の中変われば変わるもんだな。私は車は走って止まればいいと思っている人なので、めったに洗ったりしない派で、以前はクラウンパーキングのおばちゃんに成田で預ければ洗車機かけてくれるから、きれい、ってレベルだったけど、それがずっとないのでこの間、人生で初めてセルフの洗車機をかけてみた。いいね。ケルヒャーより簡単でキレイになる。また一つ、私人生で今まで何やってたんだろう、が増えた(笑)。 ゆで卵をキレイにむけるようにするゆで方、焼き芋の作り方、布団カバーのかけ方、洗濯槽洗浄ボタンの発見……すぐにはすべて思い出せないけど、家にいるようになって、人生終盤に差し掛かっていろんなことに開眼している。 ●質問 ユキさんが思う「リタイア後のキャリアで最も成功を収めたと思うサーファー」はズバリ誰ですか? 人それぞれ、リタイア後もサーフィン関連の仕事をする人、異業種につく人、仕事をしない真のリタイア生活を送る人など、さまざまだが、昔はサーフショップやシェイパー、近年はコーチ業やWSLの内部の仕事やコメンテイターなど、別のリタイア後の道も開けてきている。 コーチとしてリタイア後に名をはせた走りはグレン・ホールかな。 続きを見る 今年も残すところあと1ヶ月を切りました。そろそろ来年のカレンダー選びを始めませんか? 2022年F+カレンダー「CHAMPIONS」絶賛発売中です。 今年のは最も出来がいいと好評価をいただいています。やっぱチャンピオンってそれなりに持ってるしね。ああして並べるとワールドタイトルのカップのデザインの変遷とかも面白いし、何よりみんな誰もが、僕の、俺の、みたいな得意顔してるのが笑える。
2022年F+カレンダー絶賛発売中です 今年のは最も出来がいいと好評価をいただいています。やっぱチャンピオンってそれなりに持ってるしね。ああして並べるとワールドタイトルのカップのデザインの変遷とかも面白いし、何よりみんな誰もが、僕の、俺の、みたいな得意顔してるのが笑える。 ●質問 ガブリエル・メディーナは、技術、メンタル、タクティクスと三拍子揃っている選手。特に近年では頭の良さがコンペに必要と、試合を見ていて感じます。 ユキさんが今まで見てきた中で一番頭が良い(ずる賢い、も含めて)と感じたサーファーって誰ですか? また、その逆(柔らかく言うと…頭の良し悪しは抜きにしてもサーフィンがうまい人?)も知りたいです笑 コンペティターとしての頭の良しあしは、いかに相手の心理を読み、いかに早く20点までのコンマ1刻みの加減計算をこなし、いかにルールブックの隅々までを理解し、それを自分の利益につながるように瞬時に応用、行動するか、ということだと思う。 人間としてのインテリジェンスとなると、それはインタビューでの受け答えとか、発言とかで見えたりはするけど、まぁ、プロサーファーの個々のインテリジェンスを論じるのはやめておこうと思う。職業プロサーファーとなれば、試合に勝って賞金を取る、あるいは勝たなくても高い人気を得る、影響力を持つ、というようなことが成果になるわけだけど、今の世の中、SNSは炎上させてナンボのような面もあるので、人気、影響力のようなものはインテリジェンスとは無関係だろうし、本当の意味での支持率が計りにくくなっているように思う。 30年近く試合を見てきて、頭の良さ、というキーワードで検索をかけて、やはり一番驚いたのはガブのプライオリティがないけど相手を押さえるために犯したインターフェア。2019年パイプ、相手はカイオ・イベリ。 続きを見る
遅くなりましたが、カレンダー販売スタートでございます。 F+サイト内マーケットでお求めください。 すでにご購入の方、発送まで今しばらくお待ちください。 サイト内でも一般公募をさせてもらいました「サーフィン格言」、今回採用させていただいた格言は下記の方々の投稿です(敬称略、掲載月順) ユキさん 東海岸北 毛離慰・擦痛―っ ハナコナ なかぢサン てつ 富士 イヌマ・パリオ moichan-surf 健やかメタボ 練馬・ザ・サーファー さわやか なんか、ペンネームだけでサーファーの少子高齢化が見えるような気がするのは私だけだろうか(笑)。ま、いいやね。年寄りでも若くても、サーフィン好きには変わりはないわけだから。 なんだかんだ言っているうちに今年ももうあとひと月なわけで、早いなぁ。 先日田原で行われたJPSAの最終戦では男女グラチャンが決まり、メンズは西慶司郎、ウイメンズはルーキーオブザイヤーと同時受賞の松岡亜音。コロナ禍で試合数が少なく、実際に行われたのは4試合、うち3試合のトータルだけど、それでも年間4試合で、まがりなりにもツアーという体裁を整えられたのは国内ではJPSAだけで、う~ん、やっぱJP逆風に強いなぁ、という感じがする。選手としては感謝感謝、足向けて寝ちゃダメだと思う。 今年1戦目の一宮を見た時点で、今年は慶司郎が取るんだな、と思っていた。確か初戦は3位だったけど、サーフィンの安定感が半端なかったし、それは時折見かける練習でのそれも同じだった。だから鴨川の時に本人にちょっとオマジナイをかけておいた。 続きを見る
●質問、先週の続き ②サーフィンのスポーツとしての競技力を追求すると、没個性に向かってしまうのか? ③サーフィンがメジャースポーツになるためには、採点方法が変わる必要があるのか? このふたつは共通するところが多いので、一緒に回答します スポーツとしてというか、コンペということになると思うけど、そうなると、最も優先する問題は勝敗。昔はスタイルを出すことで尊敬されたり、優勝しなくていいからその試合で最も印象に残った選手になりたい、とか言っていたものだが、今は経過より結果、美しいサーフィンよりコンマ1でもポイントの高いサーフィンを目指すわけで、それは順位に金銭がついてくるようになったからなのだろう。 だからプールのようにある程度条件が同じであれば、みんな同じライン、同じサーフィンになっていくのは自然なことで、それが没個性というならその通りだし、ジャッジの理想にかなったサーフィンが最もハイレベルということになる。そのジャッジの理想がみんなの理想と同じとは限らないし、サーフィンをどの方向に引っ張っていくかはジャッジに決定権がある。クローズセクションでエアー1発8点、ということになれば、みんな当てられるセクションを当てずに走ってクローズセクションで飛ぶし、走らずに当てたほうがポイントが高ければ、みんなどんどん当てていく。どちらが技術が上か下かは問題ではない。得られるポイントの高低の問題だ。 20世紀のサーファーたちには強烈な個性があったと思うけど、それはサーフィンがスポーツというよりはカルチャーだった時代で、21世紀になるとそれらの個性は淘汰されていき、同時にサーファーはアスリートになった。これはある意味現在のジャッジ基準に照らし合わせれば、進化といえる。なぜなら・・・ 続きを見る
●質問 ①今後、更に少子高齢化が進むなかでも、ローカリズムは存続するのか? ②サーフィンのスポーツとしての競技力を追求すると、没個性に向かってしまうのか? ③サーフィンがメジャースポーツになるためには、採点方法が変わる必要があるのか? まず①は、少子高齢化が進めば進むほど、ローカリズムは強くなっていくのかな、と思う。年長の人間というのはことあるごとに自己主張したがり、威張りたがり、弱者を押さえたがるものだ。基本的にはローカリズムはそういうものの上に成り立っていると思われるので、同じクオリティの波が、そこにいるサーファーみんなに均等に配布される、という状況にならない限り、排他的な方角のローカリズムというのはサーフィンからは消えないと思う。 ただし、その力を行使するローカルという人が本当にそこのローカルなのかどうかは微妙かな、と思う。 続きを見る そんなことよりあなた、2022カレンダーですわ。 今回は2001年のCJからこっち、2021までのワールドチャンピオンを集めてみました。もちろん皆様から募集した格言の中から傑作をピックして掲載。チャンプ獲得の年代順なので、1月はいきなりケリーってことになりました。何しろ今から30年前1992年が初タイトルなので。センター見開きにはスティーブ・シャーマンのトラッスルズ、WSLファイナルズのガブとカリッサの様子のコラージュです。 今回新たな試みとして、各月にQRコードがついていて、それ読み取っていただくとカレンダースペシャルコラムにジャンプ。各月の採用写真の解説とか、その人のワールドタイトルの思い出とか、当時の思い出とか、いろいろ私の思い出話が読めるようになっています。毎月のカレンダーコラムは毎月1日に公開、つまりケリーの思い出話は元旦公開です。まもなく販売開始できるかと思うので、今しばらくお待ちください。
質問、楽でいいなぁ、と思ってたんだけど、たまり始めるとあっという間にたまるもんで、それはそれで追われる感があり、久しぶりに締め切りの恐怖感を味わっている。 でも何書こうかなぁ、と考えるよりはだいぶ楽なわけだけど。締め切りなんて最悪ぶっちぎればいいし(笑)。 ●質問 コナー・オレアリーがフランスのチャレンジャーシリーズで優勝し、リクオリファイが濃厚になってきました。ユキさんはコナーが幼い頃から彼のことを知っていると思いますが、コナーはどんな人なのかを詳しく教えて下さい。 え~、生まれる前から知ってるけど、本当に普通の人です。でかいけど。 お母さんの柄沢明美とは、もう40年近く前からの知り合いで、まだ私がこの仕事をする前、プロサーファーになりたくて湘南の辻堂、鵠沼あたりでブイブイ言わせてた頃のチームメイト。私はその後コンペに挫折して、取材する側に回り、明美ちゃんはJPSAのグラチャンになった。 続きを見る
●質問1:近年サーフボードデザインに大きな変化はなく、結局、原点回帰しているように感じます。ユキさんは、今のサーフボードデザインが完成形だと考えますか? これね~、まさに世界中のあちこちでもう何十年にもわたってこういう会話がなされているのだと思うけど、結局何も変わらないのが現実ではある。 今の形がサーフボードという道具の完成形なのかどうかはわからないし、完成形に興味はないけど、使う側のほとんどが今の形にある程度満足しているのは事実なんだと思う。だから変わらない。 もう何年も前にダニエル・トムソンが世に送り出したノーズのない板とか、デーン・レイノルズのテール切っちゃった板とか、その辺は近年ではだいぶ革新的というか斬新だった部類だと思う。でも結局今、元の形が定着しているということは、使う側が元の形を選んだということだ。 続きを見る なお、写真は現在鋭意制作中の2022カレンダー。今回は2001年から今年までのワールドチャンピオンを集めてみました。新作のオーストラリアレッグからの写真あり、アーカイブ写真ありで、なかなかいい出来だと思います。今しばらくお待ちを!
質問: 近年、WSLをブラジリアンが席巻していますが、この先のWSL勢力図はどう変わっていくと考えますか? そこに日本は絡んでいけるのか、ジュニア世代の育成状況等、ユキさんの見解をお聞かせ下さい。 まぁ、この先何年かはガブを先頭に、みんなしてそこに追いつけ追い越せという時代なんだろうと思う。シーンというのはいつもそうなんだけど、誰かが技術革新を成し遂げて頭一つ抜け、みんながそれに追いつこうとレベルをあげていくことの繰り返しだ。ブラジリアン3羽ガラスの中でもガブは別格で、イタロにしてもフィリッペにしても、バックドアやチョープーでのパフォーマンスを考えると、まだだいぶ差を詰めなくてはらないと思う。ジョンジョンも安定感が課題。そろそろオーストラリアからタイトル争いに絡む若手の実力者が出てきてもいいのかな、とは思う。端境期長すぎ(笑)。 さて、そこに日本が絡んでいけるのか、だけど、まぁ、短いスパンでは無理かな。皆さん二言目にはジュニア世代の育成とおっしゃるけど、私は10年以上前から、日本のサーファーの育成に関して問題なのはそこではない、と主張している。もうずいぶん前からジュニアというカテゴリーでは日本は世界でもトップクラスの実力を誇っているのだ。ジュニア世界一というタイトルだってゲットした。海外の人から見たら、ジュニアの世界トップレベルの次はCTなので、すぐにでも日本からCT選手が生まれる、と、もう10年以上にわたって思われていて、それが何で出てこないのか、と、不思議がられている。ジュニアではあんなに強いのに……という、外から見たら日本は非常に不思議な国なんである。 続きを見る
質問: WSLファイナルズが、WSL史上最高の視聴率を記録したようで、そうなるとWSLは当面この方式を続けることが考えられますが、来年度以降のこの方式のメリット・デメリットをお聞かせ下さい。また、ファイナルズに相応しい会場は、どこだと考えますか? あれ、WSL史上最高の視聴率を記録したの? 大盛りに盛ってるでしょww まぁ、事実にしても盛ってるにしても、私は好きじゃないな。 あの方式のメリットは、年間ランキング2位から5位までの選手にセカンドチャンス、下剋上ステージがあるってことぐらいかなぁ。男女計8名にとってはまたとないシステムだと思う。 あとはまぁ、焚き付け材料として、この1日で世界チャンピオンが決まるってあおれることぐらいだろうか。 デメリットは年間ツアーを1位で終わった選手が、もう一度勝たないと1位になれないってこと。やってられないだろうな、と思う。そしてもっと大きなデメリットだろうと思うのは、私自身がそうなんだけど、通常の年間の試合ごとのランキングの上下への興味が薄れることかなぁ、と思う。トップ5か否か、という見方になってしまうし、たとえ今1位争いをしていても、結局ファイナルズで決まるんだと思うと、なんかどうでもいいかな、と思っちゃうのは私だけなんだろうか? 続きを見る

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ケリーのパイプ快進撃...

パイプでの開幕戦から休む間もなくサンセットではCT第2戦がもうスタートしている。ラウンド1ではヒート3に登場したイエロージャージのケリーはなんと3位でエリミネーションラウンド行き。 サンセットのケリーだしなぁって思ったけど、なんとかヒート2位に入ってラウンド3に進んだ。 さて、先日のコラムで紹介した「ケリーのパイプ快進撃」サーフフードピクチャーズによるオリジナル映像からのキャプチャですが、いよいよ映像のほうがYoutubeにアップされてます。 サーフドロップスVol.4に収録されるフッテージのダイジェスト版ですが、このイベントでのケリーの様子も収められているし、見ごたえあり。 続きを見る