オンショア、超スモール、どう考えてもどうにもならない。もしかしたら、私が今まで見たスナッパーの中で一番ひどいかも。よって、本日はコンテストディレクター、ロッド・ブルックスの意見を聞くまでもなく、キャンセル。モバイルなので、動けばって可能性もあるけど、ノースウェルにつき、動いてもどうにもこうにも……
ケリー・スレーター、タジ・パロー、パーコ、ミック・ファニング他"
<img src="http://www.fplussurf.com/photo/この2ヶ月、世界最速男ミック・ファニングは休暇をのんびり過ごしてきた。ファミリーと楽しい時間を過ごすかたわら、トレーニングしたり、サーフィンしたりという具合だ。そして、2011年度のASPワールドツアー開幕を控えメンタル面での調整にも余念がない。そのツアーが、彼のホームグラウンドであるスナッパーロックスで幕を開けた。2005年と2007年にファニングはこの地で優勝を遂げている。2007年と2009年には世界タイトルにも輝いた。昨シーズンはASPワールドツアーにおいて最終ランキング3位という結果におわった。ホワイトライトニング(白い稲妻)の近況を聞くにはちょうどいい機会なので、スカイプで彼のいまのモチベーションレベル、新しく変わったジャッジングの基準、注目のルーキーたち、それにスナッパーズのバンクに開いた大穴を至急ふさぐにはどうしたらいいか彼の意見を雷撃インタビュー!家でくつろぎながら競争心を維持するのってむずかしいんじゃないー どうやったら戦闘モードに戻っていくのーMF:コンペモードに戻るのはそう難しくないんだ。長いあいだ試合に出てないと、戦う感覚がむしょうに懐かしくなってくる。のんびり過ごすのも悪くないもんだよ。一年間黙々と戦っていると終盤には、は~って気分になるじゃん。でも、ほんとうはツアーに戻れるのが楽しみでならないんだけどね。向こう一年間の目標みたいなものはあるーMF:もちろんトップになることが目標だけど、それ以外にも目指してるものがある。自分のサーフィンをエンジョイできれば、それでいいんだ。自分のやりたいようにサーフする。それをやることによって喜びを得られればいいと思ってる。イベントって楽しいもの?MF:ジャッジが要求してるものは、去年みんな確認できたと思うんだ。その結果いちばん得したのはファンだよ。ジャッジングの基準を変えるっていう話は昔っからあったけど、変化といえる変化は今までなかった。去年いきなり180度転換したりするもんだから、僕らも慌てふためいたよ。でも、それでよかったと思ってる。そっちのほうがエキサイティングだし。新しい技のレパートリーも増えたし、自分のスタイルにも変化を与えた。その変化を認めてくれるといいんだけどね(笑)。こればっかりは始まってみないことには分らないよ。ジャッジというのは試合によって変わったりするものーMF:基本的な部分は変わらないと思う。去年、はじめの数試合はジャッジが要求することが不透明で言ってることが違ったりすることがあったけど、それ以降しっかりとしてきて一貫性がでてきた。ちがう土地に移動していくんだから、試合によってジャッジが変わるのは当然だともいえるけど、基本的な部分は一緒。スナッパーズが初戦であるゆえに難しい部分って何ーMF:自分で自分にかけちゃうプレッシャーかな。地元だからね。自分のために戦ってるわけだけど、でも、仲間はいるし、家族もここにはいるわけだから、彼らのためにも頑張らなきゃって思っちゃう。はじめの数年間はその対処の仕方に困ったりもした。地元以外のアウェイの試合のほうが断然やりやすかったね。でも、この頃はだいぶその辺もコントロールできるようになってきたんで、順調にいくことを祈ってるよ。スナッパーズでの出場回数はーMF:人の倍はここで試合に出てるだろうな。それに、ジョエルやディーンが入ってると、波をとるだけでも競い合わなきゃならないからなぁ(笑)。ディーンといえば…ディンゴがいないツアーってどんな感じ?MF:ここ数年、ディンゴは悪戦苦闘してたね。自分の居場所がツアーに見出せない感じだった。チューブだけ乗っていたい……みたいに、逃避してたよ。だから、これで好きなことができるようになったから、彼にとってもいいんじゃないかな。彼がいなくなるのは寂しいけど、どこかで必ず会えるから平気でしょ。ルーキーや他の連中で今年大ブレイクしそうなサーファーっているーMF:去年ジョーディとデーンの活躍はめざましいものがあったけど、彼らはすっかり自分のスタイルというものを確立したね。特にジョーディが多くのことを学んだように見えた。ワールドタイトルを狙ってるとするでしょ。そんなとき、勝てなくなってきたときのショックといったら並大抵じゃない。だから、それを乗り越えるのに苦労したと思う。でも、彼は若いけどかなりの自信家だから、逆にそれを糧にして大きくなっていくのかもね。やる気になったらなんでも成し遂げられる才能を持ってるし。でもオーエン・ライトこそ、今年は自分のやるべきことをはっきり自覚して活躍するんじゃない。ジュリアンも輝かしい年になるとおもうよ。きついヒートもあるだろうけど、ルーキーにそれは付きものだからね。2007年と2009年に世界タイトルを手にしてるけど、次のタイトルへのミックのハングリー度はーMF:タイトルはもっと欲しいね。べつに世界チャンピオンになれなくても、世の中が終わるわけじゃないじゃないんだけどね。中にはチャンピオンになるのが全てだと思って、それしか考えてない選手もいるでしょ。でも、見方を変えてみれば、ただのトロフィーとタイトルじゃん。それを得たからといって、いい人間になれるわけでもない。ただ、僕は沖に出て、ほかの連中と戦って勝ちたいだけ。だからコンペティションが大好き。あいつら相手に自分がどういう戦いっぷりをみせるかに興味ある。どうやって相手を倒すかを考えたりするのも楽しいんだ。シーズン中盤にワンワールドランキングをもとに入れ替えする新システムは、試合に対する取り組み方に変化を与えたと思うーMF:これからは油断ならない状況がつづくだろうね。自分を駆り立てることをしない選手が多いんだよ。9位かなんかになると、もうそれで満足しちゃってそれ以上頑張ろうとしない。ところが去年入れ替えが行われた後、みんな信じられないほど頑張るようになった。あれはツアーに残るにはどうしたらいいかを明確に示してくれたからだよ。すごい現象だった。それこそ、このスポーツを発展させ、進化させていく原動力だよ。スナッパーズのサンドバーに大きな穴が開いてるらしいけど。MF:また砂を放出すれば済むことだとおもうんだよね。ロックのところがちょっと切れてるのと、リトルマーリーやグリーンマウントのあたり。サンドバーはいい形なんだけど、ロックの奥のほうに全く砂がついてない。それに、今現在、ビーチの幅がやたら狭い。砂を放出すればいいだけのことなんだけど。コンテスト側から砂を放出するように進言できないのかなーMF:言ってるとおもうよ。パーコがロッド・ブルックス(コンテスト・ディレクター)に電話して聞いたらしいけど、「いい加減、砂を放出するように言えば!」って言ったら、ブルックス曰く、もう放出したんだって(笑)。だから、なんとかなるさ。ラビットもコネがあるらしいし。だってそのためにポンプがあるんじゃん。使わないともったないよ。ボードに変化は?MF:去年、5’11”じゃ短く感じたから、6’00”に戻したら、もっと力強く蹴り出せるようになった。ポケットのなかから抜け出せないような感覚から解き放たれていい感じ。2007年は6’1”に乗ってたっけ。そして、2009年度後半、僕を勝利に導いてくれたボードは、5’11”だった。でもあのときは波が異常に小さかったから、問題なかったのさ(笑)。トラッスルズのようなポイントだと引っかかってたような気がしたんだよね。激しいリップを仕掛けるときとかは、すこし短いような気がして絶対的な自信が持てなかったんだ。去年と比べ改善したこととかありますか?MF;年度始めの数試合ってなんだか慌ててコンピートしてるような気分になることがけっこうあるんだ。まだ心構えができてないのかー って。ところが今年は、もう2週間ほどまえから準備万端っていう気分だったんだ。だからすごくリラックスしてるし、いい感じだよ。
ミック・ファニングの最新ロングインタビュー、F+サイトにアップしました。デジタルのニュース、PEOPLEセクションです。けっこう面白いよ。で、ツイートしようと思ったんだけど、なかなかツイッターに接続できず、もうむかつくのでツイートやめ。時間の無駄。
本日はオンショアでくらげウジャウジャで、サイズも小さいので、日曜日で集まったギャラリーのためにエクスプレッションセッションのみ開催でした。
昨日久しぶりに会った、高梨直人と辻裕次郎。
オーストラリアのスターイベント参戦のための滞在で、このあとニューキャッスル。バーレーの試合とニューキャッスルの試合の間にちょうどこのクイックシルバープロ、ロキシープロが挟まれている感じで観戦隊だ。そうね、こういう試合を見るって本当に大事なことだと思う。
日本国内で日本流のモノサシでのプロサーファーとして生きるなら、今世界でなにが起きてるかなんて関係ないけど、上達を目指すなら、たとえWT選手が雲の上でも、見て何かをそこから盗んだほうがいい。
3人で、ああだこうだいいながら試合を見て、おにぎりたべて……
実は昨日の朝、高梨大先生がお目ざめになり、おにぎりモードに入ったのだよ。めったにないおにぎりモード。
朝からご飯炊いて、握る握る。空港で買ってきたという梅のおにぎりと、オリジナルのショウユおにぎり。ま、梅のほうはよくあるわけだけど、このショウユおにぎりに大先生お目ざめの一工夫。ご飯にショウユとダシのもと入れて混ぜて握る。これはアイデアだな。何も無いときでもけっこういい味のおにぎりになる。しょうゆだけでもいいけど、そこにダシの素というのがキモ。やっぱ日本人のソウルフード、ダシ、そしておにぎりでしょ。海外生活というか、何かと不自由なツアー生活をしていると、こういう創意工夫も生まれる。男の子なのに、意外とこういう工夫を良く見たりする。高梨大先生、嫁入り準備オッケー。
昨日よりずっと小さいので、本日はオフ。
次のスウェル待ちだな。あ~よかった。私、実は次の締め切りセット抱えてます、はい。サーフィン出版業界、カタログシーズンなんで……。
やっぱりいろんな意味で計画に無理があって、ついたその日から試合は無理ね。
普段ならどんなことがあってもコンテストピリオドスタート前日には現地入りするんだけど、今回はF+創刊号と、ケリー本のダブルブッキングにつき、締め切りもダブルブッキング。相当いろんな人を巻き込んで、被害絶大。討ち死に続出。もちろん私もセットをダブルでくらって、前日入りには間に合わず。スタート当日の朝にクーランガッタ空港到着になったわけ。
ま、私が何とか飛行機に乗るときには、まだセット抜けられなくてもがいてるヤツもいたけど。
で、一応ファニングヒート前ぐらいに会場にいったけど、波も波だったし、なんかこれでやっちゃうって事は結構波的にお先真っ暗なのか? という嫌な予感だな。
今年の我が家はコンテストフロントの今度の最上階につき、これ以上の眺めはない文字通りのべスポジ。それだけはね、素晴らしかった。ここにたどり着くのに苦節10年だな。毎年毎年、少しでもいい部屋へ、の努力の結果。
このビューをみよ。
で、試合的には今日いい感じだったのはタジかな。ファニングも悪くないけど、タジがあってた。ケリー先生はみんながあわてて抜けていくセクションでひとりだけ張り付き系のカーヴィングテールスライド余裕でかましてたけど。みんなノーズ前向きなのに、あの人だけ逆向き。あれで間に合うから不思議。
男子ラウンドワンのあとは女子。ストーカー系の暴漢に襲われたテーピングが痛々しいステだけど、なんか、いいところなくタイラー・ライトにやられたな。
なんか、よくわからないけど私はタイラー・ライトにすごく点が高いなぁ、とずっと思ってる。ま、オウエンとともに世界的にプッシュの兄弟だから、しょうがないのか。
辻裕次郎、高梨直人コンビに遭遇。久しぶりに楽しかったな。
ここにくれば雑務から離れてと思ってたけど、これはこれで、きついものがあるな、やっぱ。
大野修聖が参戦する事で注目の2011クイックシルバープロのトライアルズ。波はここ1週間で一番コンディションが良く、アベレージで胸サイズ、セットで頭+のクリーンコンディション。このトライアルには去年迄WTだったディーン・モリソンとティム・ウィッタカー、先週のBreaka pro18歳ファイナリストのトーマス・ウッズ等が大本命とされていた。前半のビッグサプライズはなんといっても大野修聖のトライアルズの最高スコアー9.40。セットのディープバレルを高速でぬけて、ハードなリップを2発。会場の日の丸応援団だけではなく、今日一番の歓声は大野修聖のこの1本だった。セミファイナルが予定時間よりも早く始まるという予定変更で大野修聖は遅れて登場。急遽の変更だったため、大野修聖を待って慌ただしくヒートがスタートした。残念ながら大野修聖はセミファイナルで敗退。地元の有をいかし、安定してファイナルまで進んだディーン・モリソンは右足の怪我で走る事もできない。他のサーファーはロングライドすればビーチを走るが、ディーンは走れないために地元友人が担いで運ぶシーンには会場も歓声をおくった。このトライアルを制して、クイックシルバープロのワイルドカードをゲットしたのはゴールドコースト出身のミッチ・クルーズ。ハーレーがメインスポンサーのアップカマーだ。エアーはもちろんハードなカーヴィングが武器のミッチ・クルーズはクイックシルバープロでケリー・スレーターと対戦する。
昨日もうすぐ今シーズン第1戦が開幕するゴールドコーストで、ケリー・スレーターが練習中に頭を切る怪我をした。デュランバーというビーチブレイクでのフリーサーフ中だったが、ケリーお得意の大きなラウンドハウスカットバックでスープの中に消えたあと、何らかのトラブルで自分の板が自分の頭を直撃した模様。傷の長さは5センチほどあったが、幸い縫うことなくすんだようだ。それでも試合前ということで、念には念を入れて病院には行ったけど。コンテストは明日からトライアルがスタート、メインイベントは土曜日からだ。しかしその前に僕には今晩のビッグナイトが控えている。そう、ASPバンケット、つまりASPの昨年のチャンピオンその他の表彰パーティだね。それが今晩行われるんだ。あまりのみ過ぎないように頑張って、ちゃんとパーティの模様をカメラにおさめてくるよ。お楽しみにね。CheersJoli"
ケリー本の広告ビジュアル完成。本は今日校了しま~す。これでなんとか3月10日発売に間に合った。すごい。企画から1ヶ月未満で発刊って、本当に大丈夫なのか?
全国サーフショップ、クイックシルバー公式オンラインストア、+BCMの波乗り市場で手に入りま~す。
で、先日からお騒がせのサニー、ジェレミー問題ですが、現地特派員の情報によると、どうやら新聞の先走りって話になってて、現地では急激にトーンダウン。なんでもドロップインしたのはサニーの息子ではなく、ローカルのほうで、本人は反省モードらしいよ。でもね、先に手を出したのはどっちなんだって話のはずなんだけどね、ドロップインした人は賊軍。されたほうは官軍って感じになってて、サニーもジェレミーもわるくないんだも~ん、って感じらしい。
土曜日からスタートする今シーズンのWT、ゴールドコーストのクイックシルバープロ、ロキシープロ。開幕に先駆けて記者会見が行われた。ケリー、ファニング、パーコ、ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンスなどのトップスターたちが顔を揃え、開幕繊維対する意気込みを見せた。話題は当然10Xワールドチャンプのケリーの今シーズンの活動状況。本人は、今朝起きた時に思ったのは、ツアー全戦を回るテンションではないという事。でも今はまだはっきりとは言えない、と答えた。相変わらずの様子見。ここのところ開幕は毎年こんな感じだ。このコンテストの成績いかんでリタイアもあるのかなとは思うけど、個人的にはないと思うよ。勝てるうちはやめないと思う。ステファニーはまだ暴漢に襲われた腕が完治していないながらも、様子みながらサーフしてるそうで、あまり影響の無いことを祈るばかり。ミックに、ケリーにリタイヤしてほしいか? という質問があったが、ミックは、ケリーみたいな偉大なサーファーがいると自分のサーフのレベルアップにもつながるんだ。もちろんツアーにいてほしいよ。と答えた。