F+編集長
VOLCOM+Patagonia...
パタゴニア日本支社は、環境保全、地域支援など、よりよい未来を創るための様々な取り組みを推進する世界で初めて3S(サーフ、スノー、スケート)カルチャーをカバーしたアパレルブランド “VOLCOM”と協力し、日本の老舗サーフボード・メーカーであり、サーフィン専門店である“CHP”と、散乱ごみの調査やクリーンアップを通じて海や川の環境保全を行っている非営利の環境NGO団体“JEAN”の協力のもと、今回で7回目となるビーチクリーンを9/25(日)千葉県長生郡一宮町サンライズ&ヨンライズポイントにて開催いたします。
本イベントはどなたでも参加可能です。
【開催スケジュール】
●日程
2016年9月25日(日)
●時間
9:30...
サイズのあるロウワーはメンズもオン
波はちゃんと予報通りに上がり、ま、ここ2週間で一番いいコンディションという話だ。やっぱサイズのあるロウワーのマニューバー勝負は本当に勉強になるし、見応えがある。女子のラウンド2からスタートし、男子のラウンド1の11ヒートまでを消化。ここでは5時までしか試合ができないので、中途半端なところで切れた。
女子はもう本日はタイラー・ライトとココ・ホー。特にココの攻めぶりがすごかったと思う。猛攻。当てられるところに思いっきり当てて、悔いなし、と言った感じのサーフィン。あれはすごかった。ここのところいいところがなかったココだけど、今日ははじけた。大爆発の9.43だったと思う。相手のサリーちゃんも全然悪くなかったけど、超不運。
続いて男子。
いやぁ、パーコちゃんすごかったね。9.10スタートの後、9.57揃えて完勝。スタイリッシュ職人の本領発揮。カッコ良かったなぁ。
あと、タナー・ガダスカスもすごかった。さすがローカルといった感じの波選びとライン、恐れ入りました。今大会初の10点満点でウイルコ、コナーを倒してラウンド3へ。
今日イチ人がいて、終了直後ビーチガラガラになったのが、ケリー、フィリッペ、ジェレミー・フローレスのヒート。これはジェレミーには申し訳ないけど、ケリーとフィリッペのマンオンマン的展開。なんかね、あの波の高さの半分で完結しちゃうフィリッペのカーブに点高いなぁ、と思う。止まるし。
ケリー80%復活って感じですかね。まだたまに、おやっ? と思うときもあるけど、おおむねスムーズなケリーが帰ってきた。ここで勝つと12回目のタイトルが見えてくるので、本人もやる気十分。かなり気合入ってたように見えた。ま、でもその気合はフィリッペのほうがすごかったけど。ただでさえ目が怖いのに、もっと怖かったし(笑)。
そんなことより今日は、試合よりなによりツアーを震撼させる大ニュースがひそやかに流れた。ま、選手やツアー常連の関係者だけにとっての大ニュースだから、表に出るのかどうかもまだよくわからんけど、長いことツアーのセキュリティを務めていたウディが、ステイ先で亡くなった。
詳細はBCMのコラムで。
⇒波情報BCM内、F+(エフプラス)コラム「Fromカリフォルニア:今日の1枚Part2」
2016年のトラッセルズは女子からスタート
メンズ朝イチ組が勢結構気合入ってたし、来週は波も望めないので、どんどん進むと思う、というオフィシャルクルーおよび朝一の駐車場で隣に車止めてたパット・オコーネル情報で、こりゃ無理してメンズやっちゃうのかな、的な雰囲気だったんだけど、とりあえず10時まで潮およびスウェル待ち。しかし待てど暮らせど波は良くならず、メンズはあきらめ女子ラウンド1が10時スタート。
たぶんできればラウンド2もやりたかったんだろうけど、コンディションがどうにもこうにもで、ラウンド1の6ヒートのみで終了。
ま、このコンディションでもやったということは、この先本当に波が良くならんのではないかと思う。ワンスウェルなんだろうね。しかも土日のどちらかはローカルのために解放しなくてはならないルールなので、コンテストはやれないし。現状では明日上がる予定のスウェルを使って、土曜日まで連チャンのオンで日曜休み、火曜あたりで終了かね。ま、わからないけど。
今日のところはなんてったってステ。
カリッサもよかったけど、やっぱロウワーのようなポイントブレイクにはステのレールワーク光っちゃうね。ほんと、ラインが伸びやか。いつも言いますけど、伸びやかなサーフィンってホント大事だし、難しいんです。
あと、ワイルドカードのベサニー・ハミルトン。片腕というハンデがあるのに、ハンデなしでふっつ~にCTで通用するって、どゆこと?? って感じ。すごいとしか言いようがないです。パラリンピックじゃなくても全然平気。パドルも早けりゃテイクオフも早い。しかもターンごとに自分の限界まで攻めてる。
今日は2位で負けたけど、僅差だったもんな、ホントに。
余談ですが、10月9日の日曜日に、このロウワーのお隣、チャーチというポイントで日本人のコンテストが開催されます。こちらに住んでいる日本人が中心にはなりますが、日本からの観光がてらエントリーもオッケーです。詳しくは私のBCMのコラムで追ってアップします。
ゴードン・マーチャント(BILLABONG創始者)&オッキーによるトークショー@逗子
サーフィンが正式種目になるか否かのタイミングに、世界中のサーファーに愛され続ける、インターナショナル・サーフブランドの中のリーディングブランドの一つである「BILLABONG」の創始者であるゴードン・マーチャントと、ブランドアイコンであるオッキーの緊急来日が決定。
サーフィン史の伝承者とも言える二人によるトークショーが、8月4日(木)逗子の「surfers」にて開催される。
ビラボン創始者で、一時期は第一線から退いたものの、新グローバル体制で、以前にも増して深くブランドの方向性に関わる事になったゴードン・マーチャント。
そして、そのゴードンに才能を認められ、若くしてプロキャリアを華々しくスタートさせ、一躍スターダムに登りつめたオッキーことマーク・オクルーポ。
イベントでは、ゴードンによるブランド創業時の秘話をはじめ、キャリア途中でスランプに陥り、一時は戦線離脱を余儀なくされながら奇跡のカムバックを果たし、ワールドタイルを獲得したストーリーをオッキーが語る。
また今回はトークショーのゲストMCに岡田修平氏を迎え、ディープでマニアックになること間違い無しだ。
【イベント概要】
■イベント名
ONLY A...
記憶をなくすほど飲んじゃうミック
朝帰りしたシャーマンの話によると、昨夜のミックは後半大ハジケだったらしい。あの人ハジケるととんでもないから。まぁさ、その辺のパーティボーイぶりとあの試合の真面目ぶりのバランスの取れ方がミックのすごいところでもあるわけだけど。ミックって外人には珍しく、記憶をなくすほど飲んじゃう人なんです。日本人はけっこう酔って簡単に記憶なくすけど、外人どんなに飲んでも普通は覚えてるから(笑)。
最後にはケリーと床で取っ組み合いとかしてたらしい。外人特有の破壊系。でも、許されちゃうんじゃない、ミックだから。
ものすごい感情の嵐とか、プレッシャーとかが付きまとうこの試合でベストな結果を出したわけだしね。誰も何も言えないよ。ほかの誰があんなことできるっていうのよ。
ま、結局なんだかんだ言って今年は、さすがJベイって感じの波には一度もお目にかからず、本日はオンショア。昨日やっておいて正解。あさってぐらい超いいらしいけど、ま、ありがちというか、波って試合前と試合後に来るもののようで……
WSL JAPANのほうにもレポートを、波情報のBCMにはコラムをアップしてますので、チェックしてみてください。BCMのほうはもう1回コラム更新します。
最も美しい着地点に着地した感のある2016Jベイ終了
あらまあ、こんなに思い通りの展開ってのもあるのね。最も美しい着地点に着地した感じ?
ジョン様の初タイトルが見え、ミック、シャークアタックを克服して昨年の雪辱を果たす……みたいな。多くの人にとって理想的。ガブは露骨にやな顔してたけど……。
でもまぁ、誰もがガブ対ミックよりジュリアン対ミック見たいわけじゃん、昨年のファイナルの再現。ビーチ中が敵のムードはしょうがないかな。
確かにラストライドは低かったのかもしれないけど、オープニングライドガブの8.33だっけ? あれが高すぎでしょ。
しっかしミック・ファニングってコンぺティターはすごいね。メンタルコントロールもそうだけど、チャンスの波でミスをしない。これね、究極の最強。
恐ろしいとすら思う。でもって、海から上がるとふっつ~に超いい人なんだよね。ウルトラフレンドリー。そこもまたすごいと思う。年々少なくなっていくツアーの中のお友達のひとりなので、頑張ってくれてうれしい。
パーコちゃん担いでたね。きっとまた、ファイナル前に、「俺がビーチで待ってるから」、って言ったんだろうなぁ。
ケリーに点が低いかな、とちょっと思う。ま、全盛期に比べて0.5ぐらい低めに転んでると思う。でも、弱いっちゃ弱いかな。フローがね、足りない感じがする。それはイコール板がね、まだまだなんだと思う。だいぶ安定してきてるけど、短かすぎ?
これでジョン様タイトルランキング僅差で2位、そのままタヒチ、ロウワーと続くわけだけど、こうなるとジョン様初タイトル濃厚じゃね? 今のところジョン様に点高く転んでるし。
『リバティーサーフ』の夏のキャンペーン
海まで徒歩1分と抜群のロケーション。さらに、JR外房線大網駅まで送迎も対応してくれるというのがありがたい『リバティーサーフ』では、夏のキャンペーンとして
『Instagramのフォロワー が500人以上の方を対象に
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ポッツがいない
土曜日まで、みんな影をひそめてる感じ。ま、毎朝やってる人はやってるけど。
ジョンジョンもよくやってる。どんな波でも準備万端的な。
ま、あの波やらされちゃ、ちょっとここのクソ波も練習しておかなくちゃ、って気にはなるだろうね。ワールドタイトル狙いなわけだし。
さて前号でポッツのインタビューを載せたので、その号をポッツに渡そうと思ってたんだけど、来てないわけよ。
この南アフリカは彼の出身地だから、いないわけがないんだけど、いないわけ。
で、なんでかな~、と思っていたら、なんと、パスポートの残りページ数が足りなくて入国できなかったらしい。
確かポッツは南アフリカパスポートと、イギリスのパスポートと両方持ってて、旅の時にはイギリスのパスポートのほうがどこに行ってもスムーズなので、イギリスのほうを使ってたと思う。その残りページが足りないと。
インドネシアもそうだったと思うけど、入国の条件にパスポートの残りページが何ページ以上、というのがある国は意外と多い。
これ、けっこう旅慣れた人ならではの落とし穴というか、旅慣れた人ならではの問題というかで、たいていの人は10年かかったってパスポートのページがなくなるほど旅はしない。だから気にする必要もないわけだけど、私は10年パスポートではページが足りなくなるので、増補といって、ページを増やす(継ぎ足す)手続きをする。もちろん金がかかる。そして増補は一度しかできないので、それが無くなれば10年たってなくても新しいパスポートに作り直さなくてはならない。
最近は自動化ゲートなるものができて、出入国の日本のスタンプがいらなくなったので、今回は増補しなくても済みそうで、うれしい。ま、たくさんスタンプが押してあったり、増補してあると、どこの国の入国審査官も隙間を埋めるようにキチキチにハンコ押してくれるんだけどね(笑)。
そういうわけで、ライブではおなじみの顔のポッツが今回はいない。
波も不順だし、気候もやけにあったかい。Jベイで連日こんなにあったかいのって初めてかも。ストーブがいらないJベイ、初めて。
フィリッペ・トリード、エアー封印。
金曜、土曜日ぐらいまで、ないかね。
日本だったら絶好のコンディションというより、パーフェクトコンディションなんだけどね。そりゃね、日本の波じゃCTやんないよね。波質のレベルが違いすぎる。サーフィンのレベルも違いすぎるけど(笑)。
フィリッペ・トリード。
私はどうしてもこの人のサーフィンが好きになれないんだけど、好き嫌いでジャーナリストやっちゃいけないわよね。でも、どうも……。何が嫌って、カービングに見せておいて、回ってる最後の最後にレール抜いて引っ張っちゃうとこ? でもってそれが順当に評価されてればいいけど、ジョーディやジョンジョンのそれと同じように点もらってるあたりが気に入らない。
とても努力家で、一生懸命なサーファーであることは認めるし、持ってるとは思うものの、ちょっとこの彼のカービングの過大評価は彼のためにならないんじゃないのかな、と思う。余計なお世話だけど。
ま、フィリッペといえば飛びなわけだけど、今年はどうやらその評価から抜け出そうとしているように思える。
とにかく飛ばないのよ。エアー封印。
Jベイでも波のよくないコンディションの時にエアー勝負になったりして、エアーワンマニューバーでエクセレント出たりしてても、フィリッペだけは飛ばない。ひたすら例の最後にテールエンドで引っ張っちゃうカービング勝負。
ま、それが定着したころに飛ぶと、またびっくり点出てくる、って読みもあるんだろうかね。
あるいはメディアにエアー職人に否定的なこと書かれたか。ブラジルならありうる。エアーがなければ勝てない選手、ぐらいのことは平気で書くから。でもそれでフィリッペがエアーを封印すれば、彼は新たにカービングという武器を得ることになる。進化する。実際問題今シーズンのフィリッペはどのべニューでもカービング主体の組み立てだ。もう怪我したくないってのもあるんだろうけど(笑)。