F+編集長
日本人に縁がある同士の戦い?もあった男子ラウンド2
男子ラウンド2の残り10ヒート、女子ラウンド3の4ヒート、男子ラウンド3の
ヒート6まで。6時の最終ヒートが昨日ケリーで今日ジョーディ。
たぶん明日もまるで同じ7時から6時勤務。どこで誰を捨てるか的な(笑)。
パーコちゃん、今回本当にあってると思う。スムーズで何もやってないように見えて、おっそろしく難度の高いカービングの連発、スキがあれば飛んだりして。今のところ全く問題なし。うまいなぁ……。
イタロ・フェレイラのビッグエア、イズキール・ラウのロングバレルに10点満点。
危なかったのはジョン様、ジョーディ。ジョン様はマイキー・ライトの岩の向こうからのバレルに、ジョーディはイズキールの10点満点バレルに押され気味。最後に何とか二人とも帳尻を合わせたけどね。ジョン様はこういう勝ち方が今まで得意なほうではなかったので、なんか成長した感あるね。
今日の見どころのひとつはアメリカのカノア・イガラシ対オーストラリアのコナー・オレアリーの日本人的応援合戦? 二人とも日本の選手ではないわけだけど、日本人に縁がある同士の戦い? 今日のところはコナー。カノア2年目にして初の33位。なんかね、昨日も全く合わなかったし、今日もなんか板が滑っちゃってていまいちだった。ああいう不安定なカノアは初めて見た。自分のサーフィンが昨日も今日もできてなかったと思う。体調でも崩してるんだろうか。そのぐらい、らしくなかった。
コナーは昨日はガチガチで、そんなに緊張しなくても……みたいな感じだったけど、今日はいつもの感じでクリティカルなバックハンド連発、CT初勝利を飾った。
GC名物ともいえるスチュアート・ケネディの応援団、STU CREW。今年も大挙して応援に現れたけど、残念ながらラウンド3でスーザにやられた。
しかしライト家、オウエン、タイラー、マイキーと、3人揃ってCT出場ってすごいね。
明日の朝一はオウエン対ミック。また早起きだわね。
計21ヒート、11時間。
昨日の残りの女子ラウンドワン最終ヒート、男子ラウンド1の12ヒート、女子ラウンド2の6ヒート、男子ラウンド2の2ヒート、計21ヒート、11時間。
そんなに詰めてどうする。
とにかくここ数日で詰めて詰めて、なるべく早く終わらせたいらしい。日曜、月曜になると風が強くなるので、その前に終わろうという感じ。死んじゃう。
パーコ、いいね。すごくいい。ガブもいい。ケリーは固い感じ。練習の時のほうがだいぶいいように見える。勝とうとする気持ちが強すぎるのかね。
ミックは勝ったけど、まだ本調子じゃないかな。なんとなくヒートのリズムがとり切れてない感じがした。
ジョン様、2年連続はないかな、と踏んではいたものの、コーチだったビード・ダービッジが現役復帰したので、ジョン様の今シーズンのコーチはロス・ウイリアムスになった。結構いい選択かも。コーチと選手というのはある意味破れ鍋に閉じぶた的なところがあって、選手の持っていないものを持っているコーチが合っているといえる。
ジョンジョンの持っていない分析力や何をして何点取る、的な緻密な作戦はロスの得意とするところ。ともすればただひたすらハードに行くだけになりがちな暴走ジョン様をコントロールするには適任といえるかもしれない。そうなると2年連続あるかも。でもなぁ、今シーズンのガブ、相当いいよ。
オウエン・ライト。お帰りなさいご祝儀ポイントもついていたように思うけど、うまかった。往年のオウエンと同じ動きだ。ただ、だいぶ痩せてしまったのでパワーのない感じは否めない。この先身体も全盛期に戻ってパワーアップできればギャップは埋まりそうだ。
女子は今日のところはタイラー、レイキー(この試合初の10点満点)。また女子のレベルが上がった感じ。
ウィメンズ第1ラウンドはクラゲショックでスタート
朝結構波がよくて、ただ天気がいまいちで、潮もいまいち。昨日潮がいい時に結構よくなったのでそれを待って11時まで待ち、その後12時15分、13時15分とひたすら待って、結局13時35分スタート。
ウイメンズラウンド1のヒート1から5までを消化。
しかし、結果論としては波が悪くなるのを待って待って、最悪の時にやってたかな、と思う。
あそこまで待って、なんであの波でやるかって感じかね。
しかも天気は結構不安定で、晴れ、曇り、雨、豪雨が入れ代わり立ち代わり風と共にきて、やってられないので、雨降り始めて退散。
しかしそのあとすぐ、ローラ・エネバーが首周りをクラゲに食われてヒート放棄。同じヒートのカリッサも食われて、結局クラゲショックで本日ここまで。女子ラウンド1の最終ヒートを残して初日を終わった。クラゲで試合中止(笑)。
日本語で言うカツノエボシ、こっちではブルーボトル。オンショアの時にはここ数日出てたわけだけど……。
シルバナ、やっぱ見てて面白いかもな。スタイルはちょっと固いけど。ただ、今日気合入ってたのはニッキー・ヴァン・ダイク。いい波をつかんでリップしまくりだった。
明日から風もよくなり、波も上がる予定なので、明日から週末にかけて連日佳境だと思う。問題は天気。毎日時折雨の予報。逃げ場がないので、カメラマンは結構厳しいなぁ。
WSLのお財布事情とは関係なく、ツアーはスタート
今シーズンオフが長めだったので、なかなか現実に戻れずに苦労しています。あ~あ、始まっちゃったんだ…的な。まぁ、ついてすぐスタートという過酷な展開ではなかったので、まだいいけど。
過酷な展開なのはWSLそのものかね。何しろ冠ツアースポンサーだったサムソンが落ちちゃって、その穴が埋まらないままのスタートだから。よって会場内の設営などはだいぶダウングレード、建物がひとつまるまる削られてるし、残っている建物も小さめになってると思う。
かなりの大金をサムソンがつぎ込んでくれていてのツアー成立だったので、相当厳しいんじゃないかと思う。ルールブックに記載されているので、賞金額は変えられないし、削るとしたら会場内の設営やスタッフの人件費。ライブ中継は今年からフェイスブックでやることになったようなので、そうそうダウングレードもできない状況なんだと思う。でも、そういう目で見ていれば、なんとなく節約感でてるかもよ。
ま、そういう内輪のお財布事情とは関係なく、ツアーはスタートしていくわけです。
昨シーズン休んでいた選手たちも全員復帰、本来のツアーメンバーに戻ってのタイトルレースになる。個人的にはタイトルレースはミックがいるいないで大きく違うと思うんだけどね。男女とも、誰が写真のカップを手にするんでしょうかね。
ツアーはスタートしたけど試合はまだ始まっていないので、ジャッジの傾向とか選手ごとの配点の傾向とかはまだわからないけど、まずは皆さん元気でスナッパーに集結してます。ワイルドカードのトライアルを勝ち上がったのは、昨年惜しくもクオリファイを逃した、ナット・ヤング。
写真はデイブ・マコーレーの娘さんのブロンティ。似てるよね、やっぱ。
F+025号、配布開始は3/10から
F+025号が3月10日から配布開始です。今号はズバリ“ミックイシュー”。表紙はもちろんミック・ファニング。
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さて、F+025号の内容をご紹介します。
【-BACK...
パタゴニアのアンバサダーに田中宗豊が加わる
独自の商品開発コンセプトで魅力ある商品群を世に問い続けるパタゴニア。
チームライダー選びも独自で、ライダーではなくアンバサダーという名称で、文字通りパタゴニア哲学を体現する人選がなされている。
そんなパタゴニア日本支社から、田中宗豊が新たにサーフィン・アンバサダーになったというリリースが届いた。
いやぁ、超懐かしい。お元気そうで何よりです(笑)
田中宗豊は90年代に活躍した関西のビッグウエイバーで、もの静かながら味のある、スタイリッシュなサーフィンをする選手だった。
下記、リリースに記された田中宗豊(タナカ ムネトヨ) プロフィールを転記すると、
1974年生まれ、大阪府出身、徳島県在住。田畑に囲まれて育つ。中学2年生の時に出合ったサーフィンの虜となり、プロサーファーを志し17歳の秋に徳島県宍喰町(現・海陽町)に単身移住。20歳でJPSAプロテストに合格。その後、ビッグウェーブサーフィンに魅了され、国内のアウターリーフやハワイ、メキシコ・プエルトエスコンディード、インドネシア・G-Landなど海外のビッグウェーブスポットで経験を積み現在に至る。
現在は徳島の自然豊かな環境のもと、クラシックサーフィンを追求しながら、家族4人で米や野菜・ハーブを育ている。自ら実践するだけではなく、昔ながらの農法を自然体験プログラムを通じて教えている。
とまぁ、宗豊らしいというか、パタゴニアらしいというか、ベストマッチな人選だと思う。このちょっとシャイな感じの笑顔は、20年前とほとんど変わらない。宗豊の作ったお米、美味しそうだな。
個人的には、久しぶりにほっこりしたニュースだった。
つのだゆき寄稿のサーファーズジャーナル日本版絶賛発売中
お待たせしました、つのだゆき寄稿のサーファーズジャーナル日本版絶賛発売中でございます。
つのだゆき、渾身の、魂の一文、掲載されておりますので、よろしく。
サーフィンコンテストに関する私なりの集大成論文とでも申しましょうか、ま、コンテストだけがサーフィンだと思ってるでしょ、あのババア、と思われがちなつのだゆきの意外な一面というか、実はオバサンはみんなの思ってるオバサンとは違うのだよ、という感じかな。
ひとりでも多くの人に読んでもらいたいので、手前味噌ながら、よろしく!
http://surfersjournal.jp/ でサワリだけはチラ見せされてるようよ。
ガブリエル・メディーナ、サーフィン虎の穴開設
サーフィンというスポーツもいよいよここまで来たか、という感が強いニュースが飛び込んできた。
ガブリエル・メディーナが、自身がサーフィンを始めた思い出のポイントのビーチフロントに、エキスパートサーファー養成所を開設したのだ。
建設費用はすべて彼のポケットマネー。ま、伊達直人が子供たちに寄付するような感じ?
古くて話がわからん人はグーグル先生に、タイガーマスクってなに? って聞いてください(笑)。タイガーマスクを生んだ虎の穴は悪役レスラーの養成機関だったわけだけど、ま、ここで得た技術を持って、孤児から正義派のヒーローになるんです。
ガブの養成所は、タイガーマスクが地獄のトレーニングでテクニックを習得したように、才能のある10歳から16歳の子供を集めて、ガブリエルがやってきた方法を伝授して、サーフィンエキスパートを養成しようというコンセプト。技術面ばかりでなく、体力面、メンタル面、語学の勉強も、救急措置も、道徳的なことも、ありとあらゆることを教えてくれるスーパーサーフィンスクールなのだ。そこで2月1日に38人のエリート候補生が歩み出した。
彼の両親、チャーリーとシモーヌはガブが若いころ、ガブのサーフィン上達のために、ありとあらゆる努力と投資を惜しまなかった。その結果がブラジル初のワールドチャンピオンにつながったのだ。そして今なお、すべての試合に付き添い、フリーサーフィンもヒートも残さずビデオに収めるパパ、チャーリーの姿は、すでにツアーの風景の一部。その彼らファミリーが歩んできた道、運命を切り開く方法を惜しみなく後進に伝えるための施設でもある。
プロスポーツ選手として成功した後に、慈善事業や寄付と言った社会の成功者としての活動や、自身が愛したスポーツへの恩返し的な行為はよく見られる。しかし、養成所を作るというのはサーフィン界では初めてのことだし、相当メジャーなスポーツでないと聞かない話だ。コンセプト的にもコスト的にも、サーフィンもいよいよここまで来たか、と思ったのがそこだし、またそれは管理育成されたアスリートだからこそなのだと思う。
サーフィンというのは感覚のスポーツという側面もあり、例えばケリーがケリーのやってきたことを子供達にやらせたところで、子供たちはケリーにはならないだろうと思う。ケリーの時代のやり方はもっと感覚的なものだった。しかし現代サーファーは、そのトレーニングメソッドが確立されていて、コーチを受け、トレーニングを受け、の結果なので、そのメソッドは具体化されて後進に伝わるわけだ。
わかりやすく言えば、あんな感じ、こんな感じ、ではなく、あと腕を10センチ後ろに動かして、肘の角度は45度……みたいな(笑)。
あんな感じは伝えられないけど、あと10センチは確実に後世に伝わる。
ま、なんにしてもガブリエル・メディーナという選手が、ワールドチャンピオンにふさわしい品格と思慮と行動を身に着け、その体現をした、というのがこのニュースの本質だ。あの若さで、すごいな、と思う。











