
ハリケーンスウェルが入ったとはいえ、波数超少なく、与えられたチャンスは1回か2回。とにかくミスしたもの負け。そのチャンスの波でどう攻めるかが勝敗の分かれ目だった。ファイナルはパーコの仕掛けが遅すぎた。サーフィンはジョーディよりよかったけど、時間が足りなかった。
優勝ジョーディ・スミス。神様は見てたかな、と思う。とにかくどんな波でも、毎朝私がまだうす暗いうちにビーチにつくと、ラインナップにはジョーディがいた。あんなに波のなかったレイデーの昨日だって、しっかり練習してた。まるでミックが乗り移ったかのよう。

そういう意味ではニッキ・ヴァン・ダイクも毎朝いたんだけど、こっちは神様どうこうより、相手のステファニーが一枚上手だったのでしょうがないかね。

誰も止められないと思われたフィリッペ。ジョーディがというより、波が快進撃を止めた感じ?
スタート直後になんかどうでもいいような波に乗って、プライオリティをジョーディに渡してから、流れもジョーディにいったかな。本当に波のこないヒートで、その上今日のフィリッペは波の選択ミスが目立った。
対するジョーディは待って待って、来た波でしっかり決めた感じ。練習の成果出てたね。


トライアルからずっと勝ち続けてセミまで来たタナー・ガダスカスだったけど、セミはきっちりパーコに抑えられた。ま、私の希望通りのジョーディ対パーコなわけだけど、波がね、希望とだいぶ違って、なんかイマイチ、せっかくの好カードなんだからもっといい波で見たかったな。


それは女子も同じ。ラウンド1から好調だったタイラーとステファニーの一騎打ち、こちらももっといい波で見たかった。
メンズのほうはこれでジョーディがタイトル争いにがっちり食い込み、ヨーロッパレッグの出来次第でどうにでもなる感じになってきた。
女子は早ければポルトガルでタイラーの初タイトルが決まる。

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