
ワールドツアーはジョンジョン・フローレンスの初タイトルが決定、あとは最終戦のハワイ、パイプを残すのみ。みんな心置きなくパイプマスターの座を争うことになる。あ、クオリファイボーダーに居たり、QSからのクオリファイに頼らなければならない人はそれどころじゃないハワイなわけだけど。
ジョン様にしてみれば、パイプマスターとなって地元で家族や友人に囲まれて決めたかったんだろうけど、ま、決まっちゃったものはしょうがない。
ウイルコがとんでもないリードを前半してたんだけど、その勢いが続かず、タヒチでゴールデンジャージーを脱ぐことになる。そこにヒタヒタと攻め寄っていていたのがジョンジョンとガブ。しかし、そのあとのロウワーから先の後半、ガブがまるでガブらしくないというか、たぶん本人は陰謀だと思ってるに違いないけど、変な負け方をしていくのだ。
ロウワーでは本人は勝ってたと思ってたのにポイントが出ず、世紀の誤審レベルの騒がれ方をSNS上でされて、ラウンド3で敗退。続くフランスでは2位につけるけど、ジョンジョンもしっかり3位と差を詰められず。そしてポルトガルではジェレミー・フローレスに敗れて再びラウンド3負け。中盤の安定感はすっかり消え、出入りの激しい終盤になってしまった。
タイトル争いはハワイにもつれ込むはずだったんだけど、おそらくガブが13位でジョンジョンが優勝すると決まる、的な、ほぼほぼないでしょ、みたいなことだったんだと思う。なんか、突然あっさりだったから。
中盤から後半、我慢して我慢して真面目にコンテストしてた感じの強いジョン様の粘り勝ちですかね。

まぁねぇ、3年連続でブラジルにタイトルってのもどうなのかな、とも思うけどね。WSL的にもサーフィンマーケット的にもジョンジョンのほうかいいんだろうし。
で、そのジョン様のタイトルを受けて、ケリーおじさんがやる気になってるってあたりも、らしいな、と思う。オヤジ、若造にもう一発鉄槌かましたい、って感じ。ま、実際のところ、シーズン序盤のモタモタがなければ中盤はフィジー3位、Jベイ5位、タヒチ優勝、トラッスルズ5位と、十分にタイトル争いにからめる成績だからね。ケリーならずとも、カッチリ合わせれば取れる、という確信は持てるよね。
とにかく天邪鬼なので、みんなが引退引退と噂すれば意地でもやめなさそうだし(笑)。ま、それより自分が勝って自分のビジネスに結び付けたいんだろうね。
今シーズンからワールドチャンピオンのカップのデザインが大きく変わり、なんかちょっとオシャレになった。中には歴代のチャンピオンの名前が刻まれてる。女子のカップには女子の名前が入ってる。パッと見、ケリーの名前ばっか(笑)