JPSAも見ておかないと、世のなかの流れに遅れる? ってわけではないけど、サーフィンジャーナリストの端くれとして、くまなく押しなべてプロシーンというのは見ておくという主義なので、週末鴨川の鴨川NAOプロに通った。


そうねぇ、もうJPSAは大野修聖と村上舜なんだね。2大ブーム。あからさまにこのふたりに点高くないですかね? 確かに評価できるターンもあるし、エクセレントで問題ナシな、内容もあるけど、そうじゃない時にでも同じようにエクセレント出すもんな。あの二人のあれにエクセレント出すなら、ほかの人のあれにもエクセレント出してあげてほしい。
えぐってるのと乗っけてるのの差を出さないとね、本人たちのためにならんのでね、オバサンはう~ん、と思うんだよね。ターンつまっちゃってるのに、あるいはずっと同じターンなのに、9点とかはないでしょ。
みんなリップからボトムにレールでカットバックっぽく引っ張り込むターンを練習すればいいのかな、とも思う。あれジャッジの大好物のようなので。
まぁ、そういうジャッジなので、どうしたってこのふたりのファイナルってことになるわけで、今シーズンのこのふたりのファイナル進出率は異常な高さではないかと思う。それは本人たちのせいじゃないし、いただけるものはいただく(→大野修聖談)というのは非常に正しいし、そういうジャッジのもとでやっているのだから、どうこう言う筋合いのものでもない。いやなら出なきゃいいだけだし。
結果は大野修聖が久しぶりの優勝、2位村上舜、3位安室丈、金尾玲生。


女子は地元庵原美穂が波を待って選んで、これぞローカルノーリッジ、というヒート運びで優勝した。2位は野呂玲花。サーフィンは野呂のほうがキレてたけど、ワンターンでポイントが伸びなかった。
なにはともあれ、そういうJPSAも残すところ最終戦の志田のみ。
最終戦も同じポイントブレイクダウンで私の計算が正しければ、グラチャン争いは加藤嵐、大野修聖が現実的。大澤伸幸、善家尚史、村上舜もあるけど、先の二人がイチコケして5位、3位以上みたいな話だし、田中英義、西修司、渡辺寛はイチコケしてもらって優勝みたいなことなので、実質加藤VS大野。
現時点のポイントで見ればランキングリーダーの加藤を大野が追う形だが、実際は加藤が追う立場。最終戦で大野よりひとつ上に行かないと抜かれる。数字のマジックを外した実質的なポイントリーダーは大野、それを加藤、大澤、その他モロモロが追う展開だ。