著者 からの投稿 F+編集長

F+編集長

1585 投稿 0 コメント

松本コアとパルコレディース

昨日はスモールにつきオフ。 本日はサイズアップしたもののうねりまとまらず、8時半まで待ったけど、オフ。今日が一番いい予報だったんだけど…… 写真の人は、JPSA男子ルーキーオブザイヤーの松本コア、コア、コア! もうね、年取るとすべてがぼんやりしちゃって、この人の名前間違えちゃったわけです。F+028最新号がそろそろ皆様のお手元に届いているかと思いますが、その中のJPSA最終戦の記事の中で最後のほうにルーキーオブザイヤーの話があるんですが、そこで私ときたら、松本カイって書いちゃってるんですね。松本カイはコアのお兄さん。正しくは松本コア選手です。ここにお詫び、訂正します。でもって、間違えた記憶すらなく、思い込み老人のパーフェクトなまでの勘違い(笑)。 昨日ビーチで女子のほうのルーキーオブザイヤーの脇田紗良ちゃんと記事の話してて、「松本カイと脇田紗良って……」って言ったところでみんなに、コアでしょ、って言われ、その時点で初めて、えっ、記憶違い? みたいな。F+見たらカイって書いてあるし(-_-;)。 松本兄弟のファミリーとは長い付き合いで、カイもコアも生まれる前から知っているし、ハワイに行けば一度は顔を合わせる一家。パパのグレンとは現役時代に旅を共にしたこともあるんだけど、近すぎるからこその間違い? とにかく最近記憶の引き出しがだいぶ怪しいんで、今後気を付けます。申し訳ございませんでした。 トライアルの日の夜、松本家で大BBQ大会が催されたので、行くやいなや、ご本人とご家族にお詫びしました。ほんと、申し訳ない。 まぁ、しかしそのBBQたるや、おっそろしく濃いメンバー。主体はチームパルコレディース。パルコレディース、って知ってます? あのパルコが80年代に早くも女子だけのサーフィン大会を主催してたんですよ。パルコレディースという大会名にフックする人は、この写真の中にいるメンバーがいかに濃いかがわかると思います(笑)。今思えば、さすがパルコ。早かったな。 CT選手のコナー・オレアリーのおかあさん、柄沢明美はパルコレディースの優勝者でもあり、海外に出る日本人選手なら、誰もが一度はお世話になったことのあると思われるオーストラリア在住の日本人サーフママ。彼女やその仲間たち、日本からハワイから、みんな集まった楽しい夜でした。 パルコレディースチームのほかには大原洋人、松本カイ、コア、脇田紗良、西元エミリ、ジュリと、これまたパルコレディースとは別の方角で濃い、日本のトップ若手メンバー勢ぞろい。奇しくも問題のルーキーオブザイヤー男女そろい踏み。 JPSA2017年のルーキーオブザイヤーは、男子松本コア、女子脇田紗良でございます。

AIセレモニーと、パイプインビテーショナルからスタート

朝は恒例のアンディ・アイアンズ追悼セレモニーと、息子のアクセルの誕生日おめでとうセレモニー。そのあと、まぁとりあえずやれるしな、って感じでトライアルからスタート。 あのね、画面で見てると本当にいい波に見えるけど、なんか現実にビーチで見てるとちっともよくないのよね。 特にハワイ特有のモーニングシックネスってやつ? 朝9時過ぎぐらいまでうねりがまとまらないというか、ばらつくというか、なかなかクリーンにならなくて、ちょっとかわいそうじゃないの? みたいな時間帯はひどかった。午後も。 10時ぐらいにはよくなってきて、パイプもバックドアもあるコンディション。 今はケリーの家泊だけど、さ来週にはルームメイトになるシェーン・ドリアンも今年はトライアルにインビテーションされてて、なんで? みたいな。本人も、なんで? みたいな。腰を痛めてて、ジョーズのビッグウエイブの試合に出れなかったんだけど、とりあえず回復。ワイルドカードゲットはならなかったけど、それなりに、45歳のバックドア攻めを見せてくれた。 ワイルドカードをゲットしたのは新旧ハワイアン。元CT選手のダスティ・ペインと若手のベンジー・ブランド。 数少ないバレルをうまくねらってたジャック・ロビンソンはファイナルでリズムが狂った。同じく好調そうだったセス・モニーツは、バックアップが間に合わず。 本戦のほうはいつになるかなぁ……来週上がるらしい、って話もあるし、明日はサイズダウン方向なので、ないと思う。月曜、火曜とかかね。

クイックシルバーが「波乗りジャパン」とスポンサーシップ契約を締結

「QUIKSILVER」×「ROXY」×「DC SHOES」のボードライディングスポーツブランドを有するボードライダーズジャパンは、「QUIKSILVER」をオフィシャルブランドとして日本代表「波乗りジャパン」の世界での更なる活躍を応援すべく、一般社団法人日本サーフィン連盟と日本代表チーム「波乗りジャパン」のスポンサード契約を締結。 2017年9月1日~2020年8月31日の3年間契約で、サーフィン国際大会に出場する波乗りジャパンの公式ユニフォームを提供する事が決定した。 チームジャパンのユニフォームといえば、選手にとっては正装と言っても過言ではない。実際、現在宮崎県日向市で開催されているISAの世界ジュニアでも既に選手たちは公式ユニフォームを身にまとっている。 以下、公式コメントを紹介。 一般社団法人日本サーフィン連盟...

10/15(日)VOLCOM...

VOLCOM NEW...

ファイナルデーの晩餐@小林家

ファイナルデーの夜、サンクレメンテに30年以上住んでいる小林正樹さんの家にお邪魔した。息子の桂くんはJPSAプロサーファーで、今シーズンからQSを意欲的にフォローしている。そこに洋人とママ、サーフフードの江川氏も加わった。 マサキ君はもう本当にあきれるぐらいサンクレメンテローカル社会の中に溶け込んでいて、会場で並んで撮影していると、通る人通る人、みんながヘイ、マサキ~と声をかけていく。もちろんみんな外人。どんだけ有名なんだ、って(笑)。 ロウワーの波が大好きでここに住み着き、この社会の中に入った、根っからのサーフジャンキーだ。ものすごいポジティブ、ものすごい明るさ、あいさつは忘れず、いつも100%ニッコニコ。言葉が通じようが通じまいが、いつもにこにこしていて明るくて、あいさつを欠かさないポジティブ思考の人というのは、どんなコミュニティだろうが、すぐに受け入れられる。毎年ここで会う人の一人だけど、毎年この明るさ、ポジティブさには感心してしまう。似たもの夫婦で嫁のエミちゃんも底抜けに明るい、素敵な夫婦だ。 洋人ママは奇しくも私と同じ名前でユキちゃん。 洋人と一緒に世界を駆け巡る、世界のユキさんだ。パパも来ていたのだけど、仕事の都合で前半しかいられず、洋人のヒートは見られなかった。ま、アッパーでサーフィン三昧の日々で、それはそれで、結果オーライ? 大原家とは日本での家もご近所さんなんで、旧知の仲。あれやこれやで話が弾んだ。もちろん今回の試合の話とか、いろいろコアな話もあったけど、そういうのはオフレコ。みんなプライベートタイムなんで、ナイショ。 整列のほうの写真は左から江川氏、洋人ママ、私、正樹くん、桂、洋人。 テーブルのほうは江川氏、洋人ママ、洋人、エミちゃん、正樹くん。小林家の犬、ふたりとも太りすぎ(笑)。

ロウワーのファイナルデー、フィリッペ&シルヴァナ優勝

どんどんなくなるスウェルの中でのファイナルデー。今日もリスタートあったし、本当に今年のロウワーはダメだったな。 20分に1本入るか入らないかのエクセレントレンジの見込めるサウスウェルに的を絞るか、ちょいちょい来るウインドスウェルを何とかこなして7点2本で逃げ切るか、タクティクスの選択が勝敗の分かれ目だったと思う。結果からみれば、待った人はみんな負けていった。30分ヒートに1本か2本しか入らないスウェルだったし、ファイナルに近づくにつれてますます入らなくなってしまったから。 ジョンジョンは、セミのフィリッペ戦で、潮が引いてきて本当に波の来ないヒートにあたり、昨日のミック状態。待つほうに回って、フィリッペの早い仕掛けにやられた。 ファイナルまでずっとこの待つ作戦で勝ってきてたジョーディも、待ちに待って9.00を出したものの、8.00、7.67とうまくそろえたフィリッペにやられた。フィリッペ、今期2勝目。2位ジョーディ、3位エイドリアン・バッカンとジョンジョン。 これでタイトル争いはジョーディのリードが広がったようにも見えるが、ジョンジョンもこの試合では3位につけていて、アジャスティングを考慮すると実質はジョーディ、ジョンジョンが並んでいる感じ。タイトル争いはよほどのことがない限り、このふたりに絞られた感じはある。パイプがあることを考えると、ポルトガル、フランスの2試合はジョーディにとって実に大事な試合になる。取りこぼしは許されない。 連日ものすごいパフォーマンスを見せたウイメンズ。そのけん引者の一人でもあったシルヴァナ・リマが優勝。宿が同じなので、なんとなくよかった感じ? 2位はキーリー・アンドリュー。結構二人ともダークホース。シルヴァナは連日、攻めて攻めて攻めまくった。ワイプアウトの多い選手なんだけど、あの板当たったんだと思う。いつも抜けちゃうところできちんと板がついてきてた。だいぶ前に女子で初めてエアーで10点満点を出した選手だけど、そのあとケガが続き、CT落ち、苦労してようやく復帰しただけに、この優勝は感無量だと思う。 ま、男女通してこの試合は、待っちゃダメ、攻めなくちゃダメ、ということを教えてくれた試合だったと思う。つまり、試合は受け身ではだめということだ。

波が本当に来ないヒートばかりの今年のロウワー

問題のミック、カノアのヒートの取り直しの後、ウイメンズラウンド4、メンズラウンド4の2ヒート、ウイメンズクオーター、メンズラウンド5、クオーターの上2ヒート消化。 もうね、本当に消化、って感じ。リスタートのない日はない、ってぐらいに毎日波が入らないヒートがあって、選手泣かせ。スコアラインに乗る波が3本しか入らなくて、そのうちの2本を乗った人が勝ち、みたいなヒートが結構あって、とにかくこれだけ波来なかったら止めるよね普通、ってコンディションなわけだけど、コンテストピリオドの中ではそれでも今日が一番いいわけで……今年のロウワーはアウトだな。 でも潮がいい時にセットがけっこう入ってくるヒートはエキサイティングで、その時間帯はなぜかねーちゃんらにあたることが多く、今日もシルヴァナ、レイキー、カリッサあたり大爆発。でもQF上半分が結構きつくて、どちらも事実上の決勝な感じだった。 結局セミに残ったのはシルヴァナ、レイキー、コートニー、キーリー・アンドリュー。レイキー本命、対抗シルヴァナ、キーリー穴。あのねクオーターの上2ヒート、ヒートアナライザーで見たほうがいいよ。すごいから。もう女子は休憩、って時代ではないです。 男子。問題の取り直しは結局昨日と同じような展開で、カノアの勝利。ただ波が本当に来ないヒートだった。あのミックがスコアラインに乗るの1本だから。で、カノアはその勢いで、ラウンド5でジュリアン・ウイルソンを下し、クオーターファイナルへ。相手はフィリッペ。また絡まんといいけど。 やっぱここまでのところはジョンジョン、ジョーディ、抜けてる感じ。サーフィンの内容がレベル違いかな、と思う。フレデリコもぜんぜん悪くはないんだけど、ジョーディにかかっちゃどうにもならん感じだった。 淡々と勝ってるのはエイドリアン・バッカン。この人本当にバックハンドうまいと思う。ちょっと点高めに転んではいるけど、点出したくなっちゃうサーフィンしてるからね。 ジョンジョンはもう王様サーフィン全開。ビッグカーブにエアーに、レベル違いのサーフィンを見せてる。明日のコンディションにもよるけど、今回はジョーディ、ジョンジョン、ガチガチなんじゃないかな。ま、ひと足先にジョーディはセミに行ってて、ジョンジョンは明日ジェレミー・フローレスとQFを戦うわけだけど、よほどのことがない限りセミ行くと思う。そのぐらいすごいし、コンスタントで、落ち着いてる。 明日は女子のセミから先3ヒート、男子クオーター2ヒート、セミから先3ヒートのファイナルデー。土日波なしなんで、ノーチョイス。

ミックVSカノアのヒートやり直しの解説

ラウンド3のミック・ファニングVSカノア・イガラシ。すっかりリズムが外れた感じだったミック。でも、外れちゃった理由はプライオリティのコールミス。問題はヒートスタートのノープライオリティシチュエーションの時の出来事。タヒチ以降、WSLでは新しいブロッキングの追加ルールとして、ヒートスタート時のノープライオリティシチュエーションの時には、相手を波に乗らせないためのブロック目的のパドルをした場合、プライオリティを失う、というものが加わった。無駄なハッスルを避けるためね。 簡単に言うと、ノープライオリティの時に自分がピークにいて、別にその波の乗る気はないけど、相手を乗らせないために乗るふりのパドルをすると、プライオリティを失う、つまり相手にプライオリティがわたる、ということ。 で、ミックとカノアのヒートのスタートでこのケースが起きた。2本のセットが来て、カノアがピークにいて、最初の波にパドルしかけてやめるわけだけど、これが新たに加わったブロッキングのシチュエーション。本来ならプライオリティはその時点でミックに移動することになるわけだし、ミックもその場で手を挙げてアピール。でもその裏のセットの2本目の波にカノアが乗って8.90。思い起こせばそのあとミックは何度か手を挙げてアピールしたものの、ヒートはそのまま継続。結局ヒートが終わってからカノア、ミック、オフィシャルでビデオ協議の結果、このヒートは明日の朝取り直しになった。 あんなにリズムがはずれるミック見たことないし、負けたとはいえあんな怖い顔でファン素通りで上がるミックも見たことなかったのは、そういう理由のようです。ヒートアナライザーの後半のほうにその場面が収録されていますので、気になる人はどうぞ。エキストラの星印3つ並んでる2個目ね。ミック、カノア問題、これで解決!

ジョーディ、ジョンジョン盤石=エヴァン、洋人アウト

ウイメンズラウンド3の残り2ヒート、メンズラウンド3、ラウンド4の2ヒートを消化。 ジョーディ、ジョンジョン盤石=エヴァン、洋人アウト。 ガブはジャドソン相手に全くリズムに乗れず、逆にジャドソンはリズムばっちり。エアーでエクセレントを狙うも、そのまま押し切られた。これでガブもタイトルレースから消えた感じ。 同じようにまるでリズムから外れたのがミック。でも、外れちゃった理由はプライオリティのコールミス。詳細は別記事にアップしてますのでそちらをご参照あれ。 ラウンド3のジョーディ対エヴァン・ガイゼルマン、ジョンジョン対大原洋人はもうどちらも大人と子供の対決的な、どうにもならない実力差のある上位の王様ゲームだった。洋人は波の選択も悪くなかったし、自分の今できることはやったと思う。あれ以上を求めたところで、出てこないだろう。ボコボコのコンビネーション。ある意味予想通り。他では9点でも、ここに入れば自分のサーフィンは7点ということなんだと思う。それをどう受け止め、どう考えるかでこの先が変わるんだろう。まさか、あれがなければ勝てた……みたいなことを思ってはいないと思うけど、思ってるとしたら、大間違い。 女子ではシルヴァナ、カリッサ、サリー・フィッツギボンス、サージ・エリクソンがQFへジャンプ。男子はスーザ、フレデリコ・モライスがQF決定。モライス、フリーサーフィンの時から思ってたけど、ここ、あってると思う。本当にレールワークのうまい選手だ。特に返した後のレールの切り替えのスムーズなことスムーズなこと。ぬめぬめしててまるで止まることがない。スタイルは置いといて、ただ、うまい、と思う。おかげでジョーディがラウンド5に回った。どちらかといえばジョンジョンのいる下のほうが楽そうなので、ラウンド5のセバスチャン・ズィーツ戦を取りこぼすと、タイトル争いはジョンジョンがとびぬけることになる。ジョンジョンはジェレミー・フローレス、カノア・イガラシとの3人ヒートなので、今の調子なら取りこぼすことはないだろうけど、試合は何があるかわからないから、まだ何とも言えないけど。 フィリッペ、なんか爆発感が薄いかな。ペース配分きっちりなのかもしれないけど、悪くはないけどスーパーよくもない、静かな感じ。あの飛びと、濃く見えて薄めのビッグカービングのコンビネーションは、なんとなく見慣れた感じかな(笑)。 本命はガチガチでジョンジョン、ジョーディ。まぁ、難易しても今年のロウワーは今一つ波に恵まれそうもなく、期待されていた今日のサイズアップもなんか、別に変わらないんですけど~って感じで期待外れ。引き続き明日に期待。

F+027号、配布開始は9/10から

F+027号が9月10日から配布開始しています。表紙はケリー・スレーター。 世界のサーフコンペティションシーンを追う唯一無二のフリーマガジン『F+ MAGAZINE』を確実にGETが出来る(ご自宅に年4回自動郵送される)、F+年間購読会員にぜひご登録下さい。 さて、F+027号の内容をご紹介します。 【-BACK...