
2017年のビラボンパイプマスターは優勝ジェレミー・フローレス、2位ジョン・フローレンス。ワールドタイトルは2年連続ジョン・フローレンス、トリプルクラウンは史上初のカリフォルニアン、グリフィン・コラピント、19歳。
大逆転のジェレミーのラストライド、8.27出しても出さなくても、どっちでもよかったよね。8点は出たけど、8点後半ではない、って感じのライディングだから。8.33、絶妙にピッタリかな、と思う。ヒート全体を見たら2本選べばジェレミー優勢だったし。
今回のパイプは微妙なライディングの場合、ほとんどのケースでジョンジョンに有利なほうに転んでたと思う。その手の怪しいジャッジはいくつかあった。
このファイナルミニッツのジェレミーの逆転の1本も、私はうわぁ、出たし、と思ったけど、ラウンド3のイーサン・ユーイングでくらってるので、またやっちゃうのかジョンジョンプッシュ、と思ってたわけだけど、最後は正確にいったかな。ラウンド3のイーサンのラストライドに関しては低すぎという声が多く、昨日シェーンとその話になったんだけど、ケリーですらあれは出た、と言ってるらしい。
私も本当はラウンド3でジョン様負けてたと思うので、ワールドタイトルはガブだったんだろうと思う。でも、今シーズンコンスタントにクオーター以上をそろえたのはジョン様なので、結果オーライなのかな。

優勝こそマーガレットリバーの1試合だけだけど、ベスト9がすべて5位以上というのはタイトルコンテンダーの中でもジョンジョンだけだし、とても安定していたと思う。タイトルレースは一年を通して浮き沈みのない安定した成績が必須。この辺ジョン様成長してると思う。ロス・ウイリアムスコーチ、効いてる。パイプに関してはちょっとテクにおぼれたかな、という印象。じっくり待ってエクセレントな波に乗ってエクセレントレンジのポイントを出す、というよりは、中ぶりの早い波をテイクオフからバレルに入って走り抜けていく、という攻め方。テクニックに点をつけるならぶっちぎりジョン様だけど、波にもだいぶ点が付くのがパイプなので、こういう結果なのかな。パイプマスターの座はまたおあずけ。

イアン・ゴウベイア。ファイナルまで行けばリクオリファイだったのに1ヒート足らずに次点。ルーキーイヤーはこの最終戦まで全くいいところがなかったけど、本当に小さい時からお父さんのファビオに連れられてハワイには来ていたので、経験がものを言ったのかな。