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飼い猫の大病

猫のユウマ君が14歳にして大病を患い、ちょっとバタついている。 まぁ、結論から言うと助からないわけで、猫に多い腸のリンパ腫で、外科的に取れればいいんだけど、腫瘍は血管とか腸とかたくさん巻き込んでいて、とてもじゃないけど切り取れない状況で、開腹してみたものの、なすすべなくそのまま閉じる、いわゆるインオペ。病理検査の結果次第では抗がん剤がよく効く場合もあって、効けば腫瘍は大幅に縮小するものの、完治は無いわけで、遅かれ早かれ死んじゃうって話で、まぁそういう状況の場合うちはQOL(クオリティ オブ...

サーフィンは美しく優雅に

よいこのみなさん、GWはいかがお過ごしでしたか。GつながりでGCのCSも終了しましたが、何がって本戦より盛り上がっていたワールドチャンピオンセッションですかね。 ケリー、ミック、パーコ、オッキー、ステファニー・ギルモアの5人セッション。これねぇ、今のサーフマーケットを支える50代60代のドンズバケリー世代、つまりflow、F+世代のハートをわしづかみだったのではないかと思う。あれはずるいな。 まぁ、ケリー以外の4人はGCローカルなので、集まりやすいっちゃ集まりやすいわけだけど、そこにケリーがいるといないでは大違いなわけだわよね。 しかもスナッパーのマシンブレイク、小さいながらも時折バレル含む、みたいなコンディションになれば、レール職人の5人にはうってつけの見せ場ってことになるわけで、それはそれは素晴らしかったかな、と思う。 続きを見る

ケリー・スレーターのここがすごい

ゴールドコーストではチャレンジャーシリーズの初戦がスタートしていて、先日のマーガレットリバーでハーフカットされてしまった選手たちは早くも帰り咲きに向けて始動している。 そして思った通り、ケリーはタヒチ、フィジーのワイルドカードをゲットした。パイプは来シーズンなので、まだ発表はないけど、もらうだろうな、間違いなく。 昔90歳になってもパイプを滑ることが目標、みたいなことを言ってた時代があったけど、これは冗談でもなんでもなく、本当に目指してるんじゃないだろうかと思う。 まぁさ、ルックスはだいぶ年取ったとは思うけど、体はムキムキだし、逆に若い頃よりだいぶ筋肉量多そうだし、なんだろうね、印象としてはサイボーグ化一直線な感じというか、いろんなことやってそうな感じがする。昔からサプリ大好きだし、健康オタク的なところあるし、仲良しのドリアンもステムセル療法やったし、あの辺の人々は普通にじいちゃんになる気はさらさらなさそうだ。 肉体はさておき、ケリーに関してすごいと思うのは、そのモチベーションの継続している長さか。人間なかなか勝ちたいというモチベーションを10年以上キープするのは難しい。特に勝ってそれなりのことを成し遂げた後、なおそれを維持するって、どんなに負けず嫌いでも至難の業だ。ケリーのように30年とか40年とかずっと勝ちたいと思い続けることって、奇跡だと思う。まぁ、途中何年か休んだりはしていても、3世代、4世代のトップアスリートグループを征してきた事実は異常ともいえると思うし、今なお勝ちたいと思っているのは、マーガレットリバーのヒートを見れば明白だったと思う。ホント、変な人。 続きを見る

ロボとジョンジョンのファイナルは絵にかいたような理想的なシナリオだった

マーガレットリバー。序盤あまり波には恵まれなかったけど、ケリー引退とか、プポ兄弟対決負けたらCS行きとか、ハーフカットがらみのドラマもあちこちにあった。でも結局ジャック・ロビンソンよく波知ってるな、と、ジョンジョン鬼のようにマーガうまいな、という印象しかない。ふたりともだけど、もう絶妙というか、波の選び方もセクションの処理の仕方も当てていく場所も、もうね、その波のそこはそうやってそう当てるのが最適だわな、みたいなところだけをひたすら正確に攻めてた。 ジョンジョンのレールワークはもうどうしようもなくうまいと思う。特にマーガでは。セミの10点満点も、上半身スープの中で寝そべりながらの、足は板を探って探って探し当てて立つ。そこまでのゾンビシステムはわりとあるかもしれないけど、その体勢立て直した後の次のターンへのレールワークの流れときたら、あれあそこまで素早くスムーズにできる人っていないかな、と思う。一瞬の休みもなし。ザ・コミットメント。 よく見てると片側フィンヌケしてるトップターンですら、引っ掛かってるほうのレールを軸に加速して、トップターンを回り切る。波の高さの上1/3ぐらいのところですでにレールは波側に切り替わってるもんな、いつでも。板引っ張り切ったところで即座に一瞬でレールチェンジ出来てるし、決して蹴り回さないから板がフラットになることがない。だからホント失速しない。 ジャック・ロビンソンとのファイナルは、絵にかいたような理想的なシナリオかと思う。どのラウンドも飛びぬけてうまかったガチな優勝候補と、こちらも同じように安定して勝ち上がっていたローカルボーイ。 セミでピークが来ちゃったジョンジョンに対して、危ないヒートも淡々と切り抜けてファイナルにピークを持ってこられたジャックという感じか。 続きを見る

オーストラリアから戻ってきたらすっかり春

オーストラリアのベルズから帰ってきて、なんかボケボケしているうちに4月も中旬。世の中すっかり春。 でもってマーガレットリバーはすでにスタートしてるし。ハーフカットへの最終戦。波予報は後半に期待のような感じだけど、ベルズにいたときの地元長期予報では、波はでかいけど風も強くて荒れ模様……って、いつものマーガって感じですかね。 まぁ、ベルズの流れを受けて、コール・ハウシュマンドとリオ・ワイダにちょっと点高めに転ぶのかなぁ、って予感はする。まぁ、ああいうことがあるとそういう傾向はよくあることだし、注目度アップ=ポイントもアップってのはどこの採点演技競技でもよくあることなんでね。特にアメリカベースのWSLとして若手アメリカ勢の活躍は大歓迎だし、新たなコンペマーケット(マーケットという意味合いでは)のインドネシアをもっと盛り上げたいのは望むところだし。どう考えても「推し」だわな。 初日は女子のオープニングラウンドが行われたわけだけど、ハーフカットのボーダーラインにいるブラジルのルアナ・シルバがエリミネーションラウンドに回った。ルアナはジョアオ・チアンカのGFで、すらっとした体格から繰り出すスタイリッシュなサーフィンが魅力なわけだけど、リハビリ中のチアンカのためにも頑張ってほしいものだ。 そのチアンカは近い人からの情報によれば、現在徐々に回復中で、最終目標としてパリ五輪に向けてリハビリに励んでいるらしい。こちらも頑張ってほしい。せっかく手にした代表の座なわけだから。 ベルズはやっぱり体力的にきつかったけど、今回最も印象的だったのはオッキー。 続きを見る

雨とオンショアのベルズファイナルデー

潮の引くのを待って、ネクストコール、ネクストコールだったけど、潮の引くのを待ったというよりは、結果的にオンショアになるのを待った感じになってしまった。とりあえずベルズ終了。セミのスタート時からしばらくは雨で、どよ~ん、って感じ。 男女ともにグリフィンとジョアンヌのポルトガルに続く2連勝なのか? と思ったけど、結果は裏に出て、コール・ハウシュマンド、ルーキー初優勝と女子はケイトリン・シマーズ。ケイトリン、思った通りベルは持ち上がらんかったな。 ハウシュマンド、どう発音するのか確認しておいて正解(笑)。ハウスにhつくのでハウシュマンド。日本のメディアは勝手にいろいろ決めるけど、私の場合はいつも日本人がカタカナ英語で発音してもこれなら通じるかな、というところを取っている。要は、英語の人たちの発音から日本語の音を拾っているわけです。ガブリエウ~ってカタカナ英語で叫んでも多分ふりむいてもらえないし、そこ大事じゃん(笑)。 ま、そのガブに勝ったあたりから、コールに関しては、なんか今回持っちゃってるんじゃないの?...

今日はファイナルデー…ではなかった

今日ウインキーで終わるか、待ってベルズで終わるか……どっちでもないし(笑)。 まさかのベルズスタート、そしてまさかまさかのSFから先残し。止めるならさ、潮どまりのイーサンのヒートの前で止めてあげてよ。 イーサンね、全然悪くなかったけど、ノーチャンスで敗退、みたいな。 逆にコール・ハウシュマンド、ガブリエル戦に続きウルトララッキー。スタート直後のノープライオリティで競り勝った波が9点台、そのあと最後まで30分ぐらいろくな波が来ず、イーサン・ユーイングを破った。あんなこともあるんだな。なんか大柄なこの人見てると、オウエン・ライトを思い出す。パワフルに動けるノッポさん。スプレーがダイナミックで、小柄な選手は見栄えでかなわない。 今回は若手カリフォルニア勢の活躍が目立つわけだけど、昨日の一件でガブちゃんまたお騒がせのようで、SNS上の熱い戦いはブラジルVSカリフォルニアの様相。ま、わかる。サーフィン的にはガブのほうが明らかに良かったもん。 続きを見る

気の毒なビッグネームが続出…

終日ウインキー。朝のうちはクリーンなコンディションだったけど、風が変わるとかなり波数が減って、面も荒れ気味でトリッキー。これで継続するんだ、って感じだった。だいぶひどかったよ。リスタートのヒートも出る中、試合はどんどん進行。急ぐ急ぐ。 そういうコンディションだったので、気の毒なビッグネームがたくさんいて、まずは朝のガブ。ヒート終了数分前までは、強いガブちゃんおかえり~、って感じだった。乗るたびに1ポイントづつ上げてくる感じ、終盤にはきっちりプライオリティ握ってる感じ、完璧だな、と思ってたところに大きな落とし穴。波が入ってきたときには大した感じではなかったし、ガブもこんなサイズの小さい波で相手が何かをするとも思わなかったようで、奥からコール・ハウシュマンドが乗ってきていたけど行かせた。コールはどうせブロックされると思っていて、ガブが乗る前の2ターンぐらいでなんかできないかと思い、最初のセクションで思いっきりいったら結構うまく行っちゃって、来ると思っていたガブが押さえに来なかったので、そのまま乗り切って逆転。ガブは納得いかないままラウンドオブ32で負けることになった。うまかったのは断然ガブだけどね。 ま、あぁ、押さえないで行かせるんだぁ、とは思ったから、ガブのミスなのかな。あれで押さえて、沖からもう一本くれば同じく負けなので、何とも言えないけど、う~ん、な感じ。病むな、ああいうの続くと。 続きを見る

オーストラリアでも29(肉)の日を満喫

29日なので、肉の日(笑)。 私は年取ってきてからやけに肉食になってきていて、よくテレビでやってる年取ると食べれなくなってきて……とか言ってるサプリの宣伝見て、うそつけぇ~とか突っ込んでる人で、最近お肉大好き。昔はオーストラリアに来て毎日の肉攻めがきつかったけど今はガッツリだ。ラム、牛、豚、ラム、牛、たまに鳥とかでぐるぐる回っても何の問題もない。何なら日本では高いので、毎日ラムでもいいよ、みたいな。 ブッチャー(肉屋)に行くとすごいの売ってて、巨大なラムチョップ的な形の牛肉をこちらではトマホーク・ステーキと言って、ちょっとしたごちそう。もちろん迷わず購入。ワンピース1キロ半越え。大きさは横に置いてある10センチぐらいの普通の栓抜きとの対比でわかると思う。骨がデカいので、肉は実質半分ぐらいなのかね。 もちろんいくらオージーでもこれひとりでは食わないので、BBQで焼いて、みんなで切り取りあう感じ。 そういうワイワイディナーの時に、今日本では何が一番大きな話題なの? と振られることが多くて、まぁ、無難に大谷の結婚と通訳の不祥事とか言っちゃうわけだけど、まるで通じない。大谷、誰? みたいな。日本のプロ野球選手でアメリカのメジャーリーグで大活躍してる人、って説明しても、そうなんだぁ、ぐらいな。オーストラリアではほとんどの人が大谷を知らない。 続きを見る

進行を急ぐ謎…Day2はトリッキーなウィンキーポップ

いやいやいやいや。急ぐな、なんか。 ちょっとトリッキーな感じのウインキーだっただけに、番狂わせ続出。 女子のエリミネーションラウンドに続いてR16、そのあとメンズの R32H1からH5。 昨年の女子ファイナリストふたり、タイラー・ライトとモーリー・ピックラムがそろってR16で敗退。好調な感じだったタイラー・ライトを破ったワイルドカードのエリー・ハリソンはトーキーボードライダーズクラブのローカル。このあたりの女子はけっこう今イケイケで、エリー・ハリソンばかりでなく、インディア・ロビンソンとかその下のハパツ3姉妹(ゴールドコーストで活躍していたけど、もともとこの辺りが地元で、最近帰ってきた)とか、続々来そうな感じ。技術的はエリー・ハリソンかなりイケてると思う。最近のアップカマー、みんなレベル高いね。今回はネクストジェネレーション的な女子がやたら印象的だった。もう日本の同世代とは比較の対象にすらならないかも。ま、それはそれであきらめつくけど(笑)。 男子のほうではジャック・ロビンソンがモーガン・シビリックにやられた。まぁ、モーガンはこういう波が得意ではあるけど、ジャックが今一つ集中しきれてなかった感じだったかな。 つっかね、女の最後で止めると思ってたけどね。そういうコンディションだった。男子最初の5ヒート無理やり。すでに女子の後半からコンディションは怪しかったし。オンショアで掘れないか掘れすぎてダンパーか、みたいな。ちょうどいいところがなくて、トリッキーで波数も少なかったし。 続きを見る