ローカルモーションのヒストリーブック

ローカルモーションのヒストリーブック

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あれだけ飛行機に乗っていたのに、最後に乗ったのはいつだったかなぁ、と思い出せないぐらいの年月が経ってしまった。最後に飛行機に乗って外国に行ったのは、コロナで海外渡航の規制がかかる直前のことだった。2020年の3月、ローカルモーションのヒストリーブック制作の取材のためにハワイに行ったのが最後だ。現地ではカメラマンと共にファウンダーのロブ・バーンズを取材した。
ローカルモーションといえば、もうハワイでは知らない人はいないぐらい有名で、古くからの老舗サーフブランドだ。日本でもあのヤシの木マークは大ブームになった。
その立役者であるロブ・バーンズという人はとても興味深い人で、もともとは自宅のガレージで趣味が高じてシェイプを始めたシェイパーだけど、サーフショップを開店すれば経営の才能があり、アパレルに進出すればファッションセンスがあり、ローカルハワイアンとの結びつきが強く、ハワイアンミュージックへの造詣も深く、音楽プロデューサーとしての才能もあり、現在は不動産業を営み、政界にも進出するらしいという話も聞いた。とにかく多才な人なのだが、そういう風には感じさせない、とても気さくで優しいハワイのおじさんだった。創成期の70年代80年代の話はいくら聞いても飽きないぐらい本当に面白かった。サーフィンの古き良き時代だ。

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