サイレントオークション

サイレントオークション

0
シェア

昨日の夜、タートルベイリゾートのサーファーズバーで、デニス・パングのためのサイレントオークションがあった。
もう、ノーズ中のサーファーが来たんじゃないかという大盛況。ジョン様のサイン入りボードをはじめ、たくさんの板がオークションに出てたし、ジャック・ジョンソンもプレイした。
デニス・パングという人は古くからのサーファーであり、シェイパーであり、聞くところによると、日本国内でのサーフボードシェイプの父的存在らしい。初めて海外から日本に来て、シェイプとはなにか、のようなことを伝えたのだ、ということを聞いた。もちろん今でもシェイパーなんだけど、なんで彼のためのオークションなのかというと、デニスは今、大変な災難にあっているのだ。
娘さんが若くして癌になり、その治療費も必要、デニス本人も首の骨を折って手術が必要、そのうえ保険に未加入という、悪いことがすべて重なってセットできちゃった感じなんだとか。アメリカは日本と違って国民健康保険的なものがなく、しかも医療費はびっくりするほど高い。
だから逆に売薬が発展していて、みんなたいていの病気はドラッグストアに売ってる売薬で治してしまう。日本みたいにすぐ医者にはかからない。でもさすがに首の手術やがんは無理なわけで、高額なお金が必要になってしまったわけだ。
そこで、友人たちが声をかけ合ってチャリティオークションの開催となった。これ、海外ではけっこうよくあるもので、オーストラリアでも友人の知り合いが若くしてかなり進行した癌におかされ、手術代をオークションパーティで募っていた。
オークションにかけられる品物が展示され、そこに入札用の紙が貼られていて、実際の価値(価格)、スタート価格が書かれている。気に入ったものがあれば、そこに名前と値段を書くシステム。
後で一番高い金額を書いた人に落とされ、代金は全額寄付されるというもの。だから、出展した人は出展した時点でその品物を寄付したことになる。あの、トンカチでたたいて、ハイ、いくら、いくら、みたいな競りがないので、このやり方は英語ではサイレントオークションと呼ばれている。
ジョンジョンの板は1200ドル相当となってたけど、長さもいい感じだったから日本だったら3000ドルとかで落ちるんじゃないのかね。もっと出す人います? サイン入りだしねェ……
ジョンジョンの板はF+プレミアム会員様用CAFEコーナーの「ユキさんブログ」のほうにアップしてます。

で、そのサイレントオークションを一回りしたあと、近くにあるレストランに行くと、なんかすごいいろんな人がいた。カレンとその家族、アンディ未亡人、ピーター・キング夫妻……そのうちぞろぞろ奥の特設テント会場にWCTサーファーたちが集結。ミック、ケリー、マット・ウイルキンソン、ビード・ダービッジ、トラビス・ロギー、ノックス隊長、ステファニー・ギルモア、キーラン、その他忘れちゃったけど大勢。みんなサーフボードとゴルフクラブを持った漫画の描いてあるTシャツ着てたから、なんかチャリティゴルフトーナメントとかの打ち上げだったんじゃないかね。明日まではほぼほぼオフが決まっているので、みんないろいろですね。
来季への契約の話だとか、そういうこともこのハワイのノースショアのレストランのどこかで語られたりしてるわけで、ホント、冬のノースには世界中のサーフィン業界が集結しているわけ。

コメントなし

返事を書く