F+編集長
サマータイム最終日のベルズはザ・デビルウインド
すみません、サマータイムが終わるのは今日の夜中でした。もうこっちの人もよくわかってないし(笑)。今夜の夜中の3時、昭和の子のお化けの出る時間に時計を1時間戻します。だから明日日曜の朝になれば日本との時差1時間ですね。
このサマータイム、ゴールドコーストのあるクイーンズランドやマーガレットリバーのあるウエスタンオーストラリアでは実施されないので、これまたよくわからんわけで、いつも混乱気味。
それにしても波ひどかったなぁ。びっくりするぐらい。ザ・デビルウインドといえいる最悪の風向きで、もう面も何もバラバラ。サイズはそれなりにあるので、コンテスタブルといえばコンテスタブルだけど、ほかのスウェルが期待できそうなら絶対やらないやつだわね。
この風だとお隣のウインキーもまるでアウトで、ベルズの引いているうちだけ、ってことになる。朝からウイメンズラウンド1の8ヒートの後、メンズラウンド2の2ヒートやったところで夕方までオンホールド。でも結局再開できずに本日そこまで。
まぁ、次のスウェルがコンテストピリオドの最後になる予報なので待てず、コンテスタブルならやっちゃおうよ、ってことなんだと思う。水温の低い海特有のオンショアの日の寒さときたら、もう体の芯から冷え切っちゃう感じで。年老いた身体には厳しかったなぁ。
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オンホールドからの夕方5時スタート
思った通り、オンホールドの一日。挙句の果てに夕方5時スタートって、なんだよ。史上初? あるいは夜8時過ぎまで明るいフランスとかで昔あったのかなぁ、夕方5時スタート。記憶にはないけど。朝から今日は無理な感じだったので会場には行っていないけど、ルームメイトのアンジェラは張り切って行きました。いまやサーフィンビクトリアのお抱えカメラマンだから(笑)。
昼前には過去、現在のワールドチャンピオン参加のレジェンドセッションが男女行われ、まぁ、お金払って入っちゃった観客のために何かやらないと話にならん、ということなんだろうな、と思う。とはいえ、行われたそれはライブでも放送されず、なんか不発な感じ。ケリーは遅れて出たけど、ミック出ずみたいな。でもって次のコールが夕方4時半コール。さすがのアンジェラも待てずに帰ってきてディナーの準備してるところに5時スタートのコール。そうかぁ、男子のラウンドワンの4ヒートってこういう風に使われるんだぁ、みたいな。
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グッドフライデーからイースターウイークエンドに突入しそう
たぶん明日スタート予定だけど、上がるのは午後だからオンホールド連続の日かも。このスウェルはちょうどグッドフライデーからのイースターウイークエンドに重なって、運営サイドとしてはバッチリじゃん、みたいな。近年は正月休みでさえどこでも開いてる感じの日本だけど、こちらではクリスマスとグッドフライデーはしっかり休んじゃうので、今日はこの週末の食材の買いだめ日。
ASP/WSLの50周年の式典パーティがあったり、大会中に行なわれる予定の過去のワールドチャンピオンによるレジェンドヒートとかがあったりで、ケリーとかミックとか来てるわけだけど、ミック相変わらずサーフィン速いな。そして相変わらずよくサーフィンしてるし。
日本のガソリンも高いけど、ここオーストラリアの比ではない。特にイースターの高い時期というのもあるけど、着いたときにはリッター2ドル後半、日本円にすると300円越えだった。そしてすでにオイルショック状態が来てるというか、みんなガソリン入れまくりで大都市では品薄気味になっているようだった。
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2026年もベルズへやってきました
やってきましたベルズ。いつものジャンジャックのアンジェラのおうちにステイですが、アンジェラはコーヒーフリークにつき濃くておいしいを飲むのが習慣で、こういうアート感あるコーヒーを飲むのがベルズでのお約束。というか、家にものすごいエスプレッソマシンあるけど、外にも飲みに行く、みたいな(笑)。
なんか年取って飛行機がものすごく疲れるようになっててびっくりしたかな。普段から車からすっと降りられないとか、身体中すぐに固まるわけだけど、昨年ハワイが12月になかったので、1年ぶりの海外お出かけで、すっかり身体がなまってる感じというか、もう結構無理なのかなぁ、と思った。
本日はスモールでウインキーポップならオッケーな感じだけど、予報や皆様の話を総合すると、たぶん金曜日かなぁ、みたいな。フォーマットの変更でルーザースラウンドがなく、負けたらおしまいのマンオンマンなので、ラウンドワンからサドンデスの下位の方々、けっこうピリピリだと思う。明日もしかしたらウインキーならやれちゃうかもしれないらしいけど、消化ラウンドというわけではなく、負けたらいきなりゴーホームなので、そう簡単にはやらないんじゃないかと思う。今のところの予報だと週末と来週にも波ありそうだし。
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2026年CTツアーの顔触れが出揃った
オーストラリアのニューキャッスル、ミアウェザービーチで行われていたCSの最終戦が終了、2026年CTツアーの顔触れが出揃った。
50周年だからというわけではないだろうけど、2026ツアーはけっこういろいろ変更のある新たなスタートっぽい年で、その変更の行く末がどうなのかも興味深いところだ。
男子36人、女子24人のCTツアー。CSからのクオリファイヤーは男女合わせて17人。そのうち8人は返り咲き組で、新人といえるのは女子4人、男子5人の9人だけだ。狭き門だなぁ。とはいえ、CSチャンプは男女ともCTルーキー選手だった。
メンズはカウリ・ヴァースト、ウイメンズはティヤ・ゼブロウスキー。どちらもタヒチ。なんか全体的にヨーロッパ勢押し込んできてる感じ。
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F+xBCMコラボカレンダー解説:ジョン・ジョン・フローレンス
スプレーマニアのコラムから、“マニアックに1枚の写真を見る”ということを継続しているわけだけど、やはりカメラマンとしては1枚の写真のディテールを見てほしいと思うわけですね。カメラ機材が飛躍的に進化を遂げて、今や特別な技術がなくてもサーフィンカメラマンなんて普通になれる(なれるけど食えない(笑))わけだけど、フレームの中に何を入れるかとか、どこで止めたショットを選ぶかとか、そこにはやはり個人の好みや思い入れがある。今はもうなかなか一枚の写真をじっくり眺める、みたいなことは少なくなってきているだろうけど、サーフィン雑誌華やかなりし頃は、どの雑誌にもポスターとか見開き写真とかあって、壁に貼っては毎日飽きずに見る時代があった。少なくともケリーたちの年代までは誰しもがそういう子供のころの思い出を持っていて、子供部屋の天井とかベッドわきの壁とかに、あの世代なら大抵はトム・カレンがいたものだ。そのあとの世代だと、それがケリーになる。
写真やビデオを見て、ただひたすら真似をする。スポーツ上達の基本はうまい人の真似をする、なので、誰もがそんなことをやったものだ。
そういう子供たちは指先の角度まで観察していたりして、とことんコピーした。彼らとそういう話をするのは楽しく、興味深い。
動画だと流れて行ってしまうものが、写真だとしっかり止まっているので、ディテールを掘り下げるには動画より写真のほうが多くを語ると私は思う。サーフィンの上達にビデオは欠かせないけど、静止画像もしっかり観察してほしいと思う。なぜそんな体勢になってしまうのか、なぜこんな形のスプレーが出るのか、なぜワイプアウトしたのか、バランスが崩れるきっかけは何だったのか……ひとつひとつ細かく観察して答えを出して解決していくことが、上達の近道だ。理由のない失敗は無い。
ジョンジョンね、CT辞退の心変わりのこれといった理由は結局出てこなくて、やはり自分のクルーザーで旅をしてフィルミングのほうが、ツアー回るより魅力的ということに尽きるのかな、と思う。まぁ、すでに3度のワールドタイトルをとっていて、次目指すとなればケリーの11と、最短でもあと8年はかかるわけで、なかなかそこ目指して懸命に努力しましょう、というのは現実的な目標ではないのかな。オリンピックで金メダルは取りたいだろうけど、それは2028年のツアーでいいわけで、もう少し休んでいられるだろうと思っているかも。まぁ、その間世界中のいい波でサーフィン極めるわけなので、無駄でもないだろうし。WSLの復帰発表がフライングって可能性もあるか。
さて、12月といえばパイプ、パイプといえばジョンジョン、という短絡的な選び方だけど、2025年はパイプしか出なかったし、バロン・マミヤにやられて9位だったので、あれこれ選択肢があったわけでもない。
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“猫ひろし現象”が進みかねない五輪選手選考基準の改訂について
カレンダー解説も残すところジョンジョンだけなんだけど、やっぱツアーに戻るのや~めた、の実際のところがわからないままで、ツアー休憩は続く現状なので、ちょっとオリンピック関連のごたごた挟もうか。
ザ・サーフニュースでも報じられたように、2028年ロス五輪へ向けての選手選考基準が改訂された。男女各24人の計48人、各国男女各3名、まぁ、各国2名の特例3名までだった今までとあまり変わらないというか、日本にとってはそう影響はなさそうだけど、問題になっているのはCTからの枠。これが実質約半数に削られるということで、騒ぎになっている。2028年6月中旬の時点でのランキング、男女各上位5名、各国1名までで、計10名だけ。
で、そのCT枠の減った分はISAがオーガナイズするワールドサーフィンゲームスやその他のイベント枠に振り分けられている形だ。
世界各国の選手のチャンスを広げるだとかいろいろ理由はついているけど、シンプルにいうなら、誰が国際サーフィンのイニシアチブをとるのかのパワーゲーム、みたいなことだ。
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F+...
2026カレンダー完売いたしました。再入荷の予定はございません。ありがとうございました。
さてカレンダー写真解説もあとふたり。ラス前はコナー・オレアリー。昨シーズンJベイでCT初優勝をあげた。そんなこともあって、コナーの写真はJベイのにしようと思っていた。普通に選ぶとコナーはやはりバックハンドのえぐりリップ、ということになるわけで、テール抜けてるのに分厚いスプレーが出ている定番ショットになってしまうので、そこは避けようかな、と思っていた時にこれを見つけた。定番ショットの前、今のカメラなら10ショット以上前になるのかもしれない。目にもとまらぬシャッタースピードでの一瞬。
まぁとにかく一番最初に感じたのはそのスピードだ。この長さの落ちてくるリップをワンターンで駆け抜けるには、どれだけのスピードが必要なんだろう、というのが初めに考えたことだ。ワンターンで10メートル移動、みたいな。そのスピードのベクトルを、右レールを押し込んで一気に上向きに変えることでこの急ブレーキのスプレー。この先の動きはたやすく想像できる。板押し込めるだけ押し込んでおけ、だ。
オッキーの時代ならこのセクションを抜けるのに必死の2、3トリムは必要だっただろうし、ルーク・イーガンならフローターか。とにかく、この早いセクションがJベイではバックハンダーの足かせになっていたと思う。今はこういう最速のワンターンかエアーなんだろうか。
カレンダーの写真の選択としてはちょっと変わったチョイスかなとは思うけど、この先に続くリップライン、この先のアクション、ライン取り、いろんなことが想像できる、広がりのあるショットだと思う。じっと見ながら妄想が尽きない、玄人好みの一枚だ。
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F+...
カレンダー10月はジャック・ロビンソン。1月のイーサン・ユーイングと同じく、お手本のカービング。優勝したベルズでのショットだ。昨年のベルズは波が今ひとつで、特にファイナルデーはなかなかこういうことがやれる波が入ってこなくて、これを待って数本で決めるのか、ほかの波に乗ってミドルレンジをそろえるのかの勝負みたいな感じだった。これを待って、と言っても、これ、よく見てください。波がものすごいペタペタというか、寝てるというかブレイクしているのにファットというか、志田トラみたいな(笑)。普通の人ならこんな場所でこんなことできないわけですよ。レールが入っていかない。そこ、フルレールに持っていくところがジャック・ロビンソンのジャック・ロビンソンたる由縁というか、強靭な脚力のなせるワザなわけです。スピード感もあるし。
前回歯車のかみ合わない伊東李安琉の話を書いたけど、つい最近まで、ジャック・ロビンソンこそバラバラな歯車で、きっちり合えばこんなに変わるんだわよね、という典型的な例だと思う。自分のサーフィンや生活習慣を徹底的に見直し、トレーニングをまじめにやって、すべてを再構築していく作業は並大抵の努力ではない。騒がれていればいるほど、プライドを捨てるのは大変で、自分のサーフィンを正確に見直すことができない。だから神童からすんなり神になれる例は少ないのだ。
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カレンダー解説の箸休めに…パイプのCSを考察
雪も降ったことだし、カレンダー解説の箸休めにパイプのCS入れておこうか。
チャレンジャーシリーズの終盤2試合はパイプとニューキャッスル。両極端かなぁ。かたやバレル勝負、かたやビーチブレイク、両方得意というサーファーはあまりいないのかなぁ、と思う。まぁ、これはこれではたから見ている分にはランキングの入れ替わりが大きくて面白いけど、やってるほうは大変だろうな。特に今回は女子もあって、CT女子は何度かパイプやってるけどCS女子は初めてのパイプって人が多かったのかな。それでもクオリファイすればやらなくちゃならない場所だから、文句は言えないわけだけど、CT勢が強いのは明確だと思う。パイプではやはり経験がものを言うだろう。
優勝はメンズがカラム・ロブソン、ウイメンズはガブリエラ・ブライヤン。
この試合でメンズ一番乗りでクオリファイを決めたハワイのイーライ・ハネマンは、決まった後も集中を保ってファイナルまで頑張っていた。クオリファイするために出ている試合で、その目標が達成された後にもまだ勝つことに集中し続けるのって難しいだろうなぁと思うけど、頑張ってたな。
日本勢で頑張ってたのは伊東李安琉。クオーターファイナルまで勝ち進んだ。
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