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F+とBCMの2025コラボカレンダー、絶賛予約販売中です お届けは12月に入ってからになりますが、早めのご予約で安心を(笑)。 詳細はこちらから。 すでに11月も後半なので、来年の話も許されるわけですが、WSLもいろいろニュースを流していて、特に自然環境への取り組みとか、サステナブル系の感じとか、実にアメリカっぽいなぁ、と思う。アメリカっぽいというか、カリフォルニアっぽい。 カリフォルニアはサーファーにはとてもメジャーなエリアではあるけど、アメリカ全体から見るとものすごいリベラルというか、まぁ、ハリウッドやシリコンバレーがあったりするので富裕層も多く、昔から環境保護とか新興宗教とか、方角は違えど食足りてから考えるようなことが盛んなエリアといえる。昔々サーフィンはお金持ちの遊びであり、アメリカではカリフォルニアがメッカだったのもうなずける。 もちろんコッテコテのブルーステート、民主党ガチ。まぁ、見方によっては実にスノッブ(俗物)な感じでもあり、ニューヨークとかと共通する部分も多いように思う。ニューヨーカーはあんなカリフォルニアの田舎者と一緒にするなと言いそうだけど(笑)。 それでも先の選挙でアメリカ国民が選んだのは、食足りてる人たちの主張なんかくそくらえみたいな、中絶の権利よりパンよこせ、という方向だった。 まぁ選ばれたトランプさんは食足りすぎてはいるけど(笑)。第2次トランプ政権はちょっと面白そうな感じもする。彼は経営のアイデアをそのまま政治に落とし込もうとしていて、会社経営と国家経営の共通点が多ければ成功しそうだし、やっぱり政治は政治で特殊な世界、日本でいう永田町の論理がある、ということになれば失敗するだろう。どちらにしても今までの民主党政権とは大きく変わりそうなので、国民が求めた変化は起こりそうだ。 会社経営的国家経営が成功すれば、民主主義、資本主義社会に大きな転換期をもたらすことになるだろう。 で、WSLの大きな変化としては、来年どころか再来年の話ではあるけど、女子のCT枠を拡大するという話。 続きを見る
もう来年のカレンダーの話です。 来年用も制作いたしました、F+とBCMのコラボカレンダー。 お届けは12月になってしまうだろうけど、刷り上がったらそのまま発送ラインに乗るという、最速の予約販売をスタートします。 今年も頑張って価格据え置きの税込1280円。掲載されているサーファーや体裁等の商品詳細はこちらへ。 もっと欲しい人もオーダー大歓迎でゴザイマス(笑)。 クリスマスプレゼントにお年賀に、メディアのオンライン化が進み、近年なかなか探しにくい、トイレに貼れる紙のカレンダー。犬猫は数あれど、サーフィンモノはけっこうレアではないかと思うので、よろしくお願いいたします。 センターはポルトガルの夕景。このカレンダーの中で私が一番好きな写真。まぁベタといえばベタなカレンダーっぽい風景写真ではありますが、ヨーロッパって本当にこういう絵葉書みたいな夕焼けの色になるときがあって、特にコントラスト上げるとか彩度上げるとか、色温度調整とか、そういう小細工をしなくても息をのむような色の写真になるんです。こういう自然のショーに出会えるのも、サーファーであることのメリットですよね。 続きを見る
オレアリー台風上陸で、先週はなんだかんだバタバタした。 でもこの人たちは私にとってはお客さんというよりはお友達なので、なるべく構わないようにしている。 日本にいれば自転車でウロウロしていても、あ、コナー・オレアリーだ、と指さされるような有名人なわけだから、うちにいるときだけはなるべく自由に、自分たちのペースでいつもの生活ができるように心がけている。それはイコール放置プレイなわけで、ある意味ラクだ。 日本語も話せるし、車も運転できるし、ま、同じように世界中を旅してきた私としては、何度も来た場所なら別に助けがなくても大丈夫、というのは心から理解できるわけだ。 何しろ今は昔と違って、ケータイはあるわグーグルマップはあるわ、見知らぬ国でもロールプレイングゲームのように簡単に目的地にたどり着けるようになった。 近所のおススメのレストランも探せるし、電車の乗り換えだってアプリでスイスイだし、まぁ、すごい時代になったもんです。 続きを見る
イヌトモに近所に住んでいるイギリス人の人がいて、毎朝いろんな話をしながら犬の散歩をしている。 今はリタイアしているけど働いていたころは英語の先生をしていて、日本語も話せるし、日本のこともよく知っているので、その考え方とか日英の違いとか、とても興味深い。 サーフィン界に身を置くものとしては、アメリカ人やオーストラリア人の友達はたくさんいて、よく話はするけど、イギリス人ってちょっといないなぁ、と思う。キング&クイーンの国って、なんか高尚な文化な感じ。 で、この間ひょんなことから、男の子はブルー、女の子はピンクの習慣の話になり、それってどこから来たのかなぁ、と不思議に思っている。 ベタな昭和レトロ世代の私は、ランドセルは男子黒、女子赤。超レアで時折黄色の子がクラスにひとりいるかいないか、みたいな時代に育った。ベビー服も性別がわかっていれば男ブルー、女ピンク、不明なら黄色、みたいなことが常識的にというか、普通にそういうもんだ、と思っていた。 続きを見る
チャレンジャーシリーズ最終戦も終了し、1月のパイプからスタートする2025CTへのクオリファイヤーが確定した。 CSから上がるメンズ10人のうち6人がブラジリアンという、ブラジルの勢いもすごいけど、CTのハーフカットで残ったイタロ、ヤゴ・ドラ、ガブの3人プラスたぶんワイルドカードのフィリッペで計10人って、まぁ、ブラジリアンの定数といえば定数か。もう長いことブラジル勢はだいたい7人から10人の間で推移していると思う。 引退のうわさが絶えなかった、というより引退確定的な話になってたジョンジョンだけど、やるんだろうな、と思う。やめる理由が見当たらないし。 CSからクオリファイした選手の特徴的なところは、飛んでエグれる両刀使い、ってあたりか。もう本当に世界では、飛べないのはダメなんだろうな、と思う。でも飛べるだけでもダメで、しっかりトップえぐれるレールワークとの両刀が条件かな。 まぁ、それがいきなりバレルオンリーのパイプでスタートって話なわけだけど、近年のルーキーはパイプもそこそこやるなぁ、という印象。本当にオールラウンドが求められる昨今だ。しかもハイレベルでの。 続きを見る
まだ10月だけど、CTの2025年のツアースケジュールが正式に発表された。 昨年同様1月27日のパイプからスタート、アブダビ、ポルトガル、エルサルバドル、ベルズ、スナッパーロックス、マーガレットリバーまででハーフカット。その後6月のロウワー、ブラジル、Jベイ、タヒチでファイナルファイブ選出、ファイナルズはフィジーのクラウドブレイクとなっている。 2025 WSL Championship Tour Schedule 1 - Banzai Pipeline, Hawaii, USA: 1/27~2/8 2 - Surf Abu Dhabi, Abu Dhabi, UAE: 2/14~16 3 - Peniche, Portugal: 3/15~3/25 4 - Punta Roca, El Salvador: 4/2~12 5 - Bells Beach, Victoria, Australia: 4/18~28 6 - Snapper Rocks, Queensland,...
CSのエリセイラが終了。メンズはサムエル・プポ、ウイメンズはサリー・フィッツギボンスがUSオープンに続き2連勝。 強いな、サリーちゃん33歳。今シーズンCS5試合を3位、3位、5位、1位、1位で残りブラジル1試合。今のところ5位がスローアウェイって、下々のものにはうらやましい限りだ。もちろんCT返り咲き確定。 まぁ、スタイル的にはいろいろ気になる部分はあるけど、今買われているのはスピードとキレなんだろうなと思う。超攻めてると思うし、最近のサーフィンを徹底的に研究分析して、何がリワードされるかを熟慮して実践しているように思う。 近年の女子サーフィンの進化はこの攻める力というか、攻める勇気というか、それに尽きると思う。コミットメント。 そして攻めるために絶対必要なのがスピード。もっさり時間かけてボトムターン引きずってる場合ではない。そういうサーフィンは時代遅れだ。 早い波をクイックで深いボトムターンで走り抜けながら当てる。これが近年のコンペサーフィンだけど、クイックで深いというちょっと矛盾した感じのボトムターンをやるには、それ以前にいろいろやらなければいけないことがあって、カノア、コナー以外の日本人選手はそこが欠けていると思う。 続きを見る
なんか9月は瞬殺だったな。 毎日獣医さんに通って点滴、シリンジで1日3回の強制給餌、投薬、犬の散歩にほかの猫の世話で一日終了の連日だった。 トリ君は1か月入院ののち、1か月うちで上記のような生活を送り、結局2か月間、自分では水も飲まず、ご飯も食べずの日々だった。なかなかふさがらなかった術後の傷も何とかよくなって、回復傾向に転じるはずが今ひとつ停滞気味。しかし先日、ステロイドを注射してもらうと、状況が激変。その日病院から帰って数時間後には自分でご飯を食べ、水を飲んだ。もう大感動。いきなりそんなに食べてはいかがなものか、ぐらいな量を食べ、寝て、起きてまた食う、みたいな。ステロイドってすごい。 まぁ、副作用と天秤にかけながら最小限で使う、みたいな薬なわけだけど、トリ君には強力なゲームチェンジャーだった。 自分で食べ始めてまだ5日だけど、目力というか、顔つきがだいぶしっかりしてきたし、よく鳴くようになった。 続きを見る
前編はこちら 1994年生まれのコロヘは、全盛期のサンクレメンテサーフコミュニティのど真ん中にノーチョイスで巻き込まれることになる。なにしろ父親が大ボスのディノ・アンディーノだ。幼少期からティーンエイジャーをサーフバブル景気に沸く中心地で送り、見てきたものはその華やかさと成功、いくつものアメリカンドリームの成就だった。 新しいブランドが生まれてはそれぞれに地位を確立していき、やがて世界に打って出る。世界中のサーフマーケットにかかわるバイヤーたちは、常にASR、サーフトレードショーに出展する新ブランドに目を光らせていた、そんな時代だ。 スーパーヒーロー、ケリー・スレーターがサーフシーンのすべてを変えつつあった。まさにそんなサーフィンの黄金時代を見ながらコロヘは育った。 そして2012年には自身もCT選手として活躍を始める。しかし、皮肉なことにその頃からサーフシーンは勢いを失っていくのだ。もちろんそれ以前からバブル崩壊の兆しはあった。 続きを見る
ちょっと前に日本のBEWETと契約したこともあって、先月コロヘ・アンディーノが来日していて、東京、千葉、静岡、宮崎と、日本のあちこちで2%ユニオンのクルーや日本のBEWETチームと共に、子供たちにコーチングなどを行ったり、彼らのサーフムービー「Hijinx(ハイジンクス)」のプレミア試写会を行ったり、精力的に活動した。 2%ユニオンというのは、コロヘと彼のフィルマーを長いこと勤めているジェイコブ・ヴァンダーワークが立ち上げたブランドというかプロジェクトの名称。何やら意味ありげな2%という命名だけど、特別な意味はなくて、いくつかある候補のうちからコロヘの子供が選んだのでこれに決定ということらしい。 グリフィンとクロスビーのコラピント兄弟、コール・ハウシュマンド、ケイド・マットソンらのサンクレメンテクルーたちも協力しているので、ベルズでコールが優勝し、グリフィンが2位で、2%ユニオンが表彰台を占拠したときには、グリフィンが2%の話をちょっとしていた。 サンクレメンテを中心に才能ある若手を発掘し、サポートしようというのがメインの活動主旨だけど、根底にあるのは Make the surf industry great again の思いだ。 続きを見る

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ケリーのパイプ快進撃...

パイプでの開幕戦から休む間もなくサンセットではCT第2戦がもうスタートしている。ラウンド1ではヒート3に登場したイエロージャージのケリーはなんと3位でエリミネーションラウンド行き。 サンセットのケリーだしなぁって思ったけど、なんとかヒート2位に入ってラウンド3に進んだ。 さて、先日のコラムで紹介した「ケリーのパイプ快進撃」サーフフードピクチャーズによるオリジナル映像からのキャプチャですが、いよいよ映像のほうがYoutubeにアップされてます。 サーフドロップスVol.4に収録されるフッテージのダイジェスト版ですが、このイベントでのケリーの様子も収められているし、見ごたえあり。 続きを見る