アンディのことは詳細が徐々にわかりつつあるけど、私が今日は一日お出かけなので、詳しくブログになんかあげてる場合ではなく、帰ってきてからゆっくりやろうと思う。
悲しみに沈む現地では、翌日のコンテストはキャンセル、その後のことはサーファーやASPで話し合って決めることになっている。
そう、試合中だったのよね。それもタイトルのかかった。
でもみんなそれどころじゃないわけよ。
現役の昨日まで一緒に試合してたサーファーがこういうなくなり方するのって初めてだから。ファニングとかショックだろうな。仲良しだったから。
プエルトリコの大会会場では、みんなで沖にパドルアウトしてアンディの冥福を祈った。
サーフラインに載っていたケリーのコメントを以下に記しておく
アンディはすばらしいヤツだった。彼と知り合えて、同じ時代をすごせて本当にラッキーだったと思う。お互いの垣根を取り払い、自分のしてきたことは、アンディがいたからこそなしえたこと、と心から思えるのは喜ばしいことだ。昨年はお互いのGFたちといっしょに楽しい時間を過ごし、ハッピーでファニーで、瞬間瞬間の人生を仲間たちと楽しんでいる純粋な彼を知った。今、彼の訃報を知って、とても悲しい。弟のブルースや奥さんのリンディー、ご両親、そして世界中のアンディの仲間たちのことを思うとつらく、誰にとってもその喪失感は大きなものだろう。彼はとても感情的なコンペティターであると同時に、とても繊細な人間だった。まだまだあるはずだった、これから先の彼の長い人生を思うと心が痛い。アンディの思い出は、この先もずっと僕たちや、生まれてくる彼の子供の中で生き続けるだろう。みんながその子の誕生を待ちわびている。アンディがいなくなって本当に寂しい。彼は本当に素晴らしい心の持ち主だった。愛をこめて ケリー・スレーター
朝の電話というのはろくなことが無い。
何かの修理に来る職人が8時半ごろかけてくることはあるけど、それ以前となると、ハワイならまだしも、日本で7時半に電話、しかもケータイに、というのは私の場合、時差を考えない迷惑な国際電話か、何かよくない知らせだ。
今朝のそれは、国際電話で、なおかつよくない知らせ。
アンディ・アイアンズが宿泊先のホテルでなくなったという。
詳しいことはわからないけど、デング熱ということだ。
デング熱というのはマラリアみたいな感じのウイルス性の伝染病で、バリとか、日本よりずっと暑い地域のもののようだ。
デング熱にしても、アンディのことにしても、まだ詳細を語るにはあまりに時間が無いので、一報だけにしておく。
ハワイからはリリースが出ていて、家族には連絡を取ってくれるな、とのこと。そっとしておいてくれという家族の希望なので、思いやってあげてください。
わかりしだい、追ってお伝えします。
みなさん、大変お待たせしています。
なんか、あちこちでflow待ち混乱を引き起こしているようで、配布をしてくださっているいろいろなところから問い合わせをいただいたりして、ご迷惑をおかけしています。
ふ~ん、みんな待っててくれてるんだぁ、と、ちょっぴりカンゲキ
明日のお休み明けには届くと思います。
私もね、まだ見てないからさ、flow最終号。
だいぶ前に私の手は離れたんだけどね、運送業者の倉庫で眠ってるのよ。熟成期間中。flowがつくまで、いまや4匹になった我が家の猫たちでも見ててください。
左から、ゆみ、トラ子、ユウマ、トリガタ。
先日トリガタとユウマはタマトリ手術完了。
ウチは基本的にオスもメスも不妊手術しての完全室内飼い(それがもっとも長生きするようです)なので、問答無用。
もうね、まだ生後7ヶ月ぐらいなのに、早くもユウマ君なんてトリガタのクビ根っこ噛んで押さえつけて、上に乗ろうとしてたから。お前ら兄弟でなんだよ、みたいな。
タマトリして少しはおとなしくなるかな、と思ったけど、冗談ではなかったね。
ここのところの寒さで、ストーブだのこたつだの、兄弟にとってはお初にお目にかかります系のものが登場して、お坊ちゃん方は観察に余念が無い。
ユミもトラ子も、その辺のものには動じず、いたずらなんてまったくしないのだけど、いきなりトリガタ、しでかしました。ガスストーブの上に乗ってスイッチオン。
知らない間に家の中猛暑。もうこれで今年の冬はストーブのコンセントは常時抜き決定、使うたびにコンセント入れなくちゃなんねぇ。
このお坊ちゃん方を見ていると、トラ子とユミがいかにいいお嬢さん方だったかを思い知る今日この頃です。
トリガタとゆうまくんのチュッチュ詳しい人はご存知のとおり、このブログはアメブロ、アメーバブログに間借りしてF+サイトからつながっている。
私は、こういうものには一切関係ない人生を送りたいとかねがね思っている人なので、ツイッターもフェイスブックも、そういうわかりやすい孤独な人向け、あるいはさとい企業向けのツールはことごとく固辞している。
だからアメブロだって、あめりかんぶろぐ?? とか思ってたぐらいだ。アメーバなのね、アメーバ。アメーバのように広がる、見ず知らずの友だちの輪。
で、これをはじめると、アメンバーになりたい人がいます、承認しますか? みたいなメールがバタバタくるわけですわ。なんですか、アメンバーって?? 私はアメンボじゃないし、稲垣メンバー(なつかし!)ではないので、ここに正式にアメンバー交際はすべてお断りしますといっておきます。
アメンバーなるものの解説を読むと、どうやらあんたは私のアメンバーとして苦しゅうないので許す、近うまいれ、みたいなシステムで、許された人だけが読めたりするような、レベル別交際というか、秘密の小部屋がアメンバー同士で持てるようなのだよ。
あのさ、そういう近しい交際って、電話じゃダメなの?
みんなが見るブログと、一部の苦しゅうない人が見るブログを書き分ける神経って、私には到底理解できないので、アメンバーシステムには触らないことにしますので、よろしく。
で、このアメンバー系の交際を私と望む方は、F+のサイト内のカフェにその場が設けられますので、そこでよろしく。メンバーだけの会員制カフェですから。
エフプラスメンバーだから、エメンバー?? もう何でもいいけど、アメブロ会員じゃなくてもエメンバーにはなれるのよ。
私にとっての特別な人は、これから創刊されるF+の熱心な読者であって、特別な人たちに発信する場所はエメンバーエリアなのだよ。
そこんとこ、よろしく。
え~、本日が10月最後の平日ですね。 で、それなのに、あぁそれなのにflowが届かないんです。はい。flow15年目にして初の配布遅延事故。flow最初で最後の遅刻です。
本はいつもどおりにきちんとできてるんですけどね、発送元が今回は今までと違っていて、その運送業者との口座開設やら何やらで手間取りまして……来週までお待ちいただくことになってしまいました。申し訳ありません。
その間プレオープンのwww.fplussurf.com でお楽しみ下さい。
まだプレオープンなので、すべてがきちんと動いているわけではないですが、ここで、ご案内ツアーを。
今は遅刻している最終号のflowを材料にし、来年3月10日F+の創刊号では、どのように記事がラインナップするのかというシュミレーションをしています。
まずトップページから、右のF+DIGITALとい言うボタンをクリックします
ここはデジタル画面上のメディア、F+のコーナー
F+ NEWS
これは基本的にコンテストレポートなどの、flowだったらDEEEEEPのような感じのニュースが上がります。鮮度が命ってほどではないですが、鮮度を競うとライブウェブキャストにはかなわないので、週刊誌感覚で、少し深めのオリジナルレポートやインタビュー、ニュースなどを随時アップします。
現在は遅刻中のflow036に入っているコンテストレポート3つがアップされています。
文字組みとかはまだ未完成で、読みにくいので、遅れて届くflowでじっくり読んだほうがラクかと思います。
整備が整った暁にはもう少し読みやすい字組みに出来ると思いますし、もしかしたら老眼鏡ボタンがつくかもしれません。チョイ老眼、老眼、ガッツリ老眼の3段階とか??
F+にはコンテストレポートのページはなく、コンテスト情報はすべてここで見ていただくことになると思います。
F+ GALLERY
ここはフォトギャラリーのコーナー。調子のいい写真を随時アップします。もう少しするともっと長い写真の解説がつくと思います。また、グランドオープンした際には、年間購読会員の方に限り、壁紙としてフリーダウンロードできるようにしようかと思ってます。
F+ VIDEO
WTの各コンテストサイトなどから集めたビデオクリップに字幕をつけてお届けします。
英語のわからない人でも十分に楽しんでもらえると思います。
今はカリフォルニアのトラッスルズで行われたハーレイプロのコンテストサイトからのクリップを紹介しています。
F+ on WEB
これはフリーペーパーとしてお届けするF+をPDFファイルにしてここにアップする予定です。F+をパソコンの画面上で見られたり、プリントできたりします。
もう少しすると、最終号のflowからコンテスト部分とインフォメーション部分を抜いたもの(F+ではこれらがウェブのニュースにお引越しするからです) がアップされる予定です。
F+ INFORMATION
まだコーナーできてないですけど、出来ます。ここはflowで言えばflow’s eyeとか informationのような商品紹介やイベント紹介などの記事。インターネットならではのタイムリーなインフォメーションコーナーです。F+会員からの投稿も受けちゃおうかなと思ってます。例えば、ウチのショップ、今週末全商品8割引、もってけドロボーセールだよん、とか。
F+ BLOG
ブログコーナー。現在は私のブログにダイレクトですが、この先何人かF+制作スタッフを中心にこのコーナーに加わります。みんな変な人たちなので、お楽しみに。
F+ MARKET
ここで年間購読やら、配布店希望の手続きが出来るようにします。
そのうちオリジナルグッズとか、他メーカーとのコラボ商品とかも販売できればいいかな、とか思ってますけどね。
F+ CAFE
かふぇ~は私とF+会員の皆さんの交流の場になるのかな。ま、お便りコーナーみたいなもんです。ほとんど読者同士の和み場ですが、私もランダムに参加。ま、読者みんな大人なんで、健全に、節度ある楽しいかふぇ~にできると思います。
基本的にはほとんどの部分が信者、いや、年間購読者のF+会員のためのサイトになります。F+会員にはIDを発行し、サイト内でのホーリーネーム(アーチャリーとか、どうしてるんだろう……) 、いや、ニックネームとかを持ってもらって、かふぇ~とかでなこんでもらおうかと考えてます。
突然ですが、今月末、もうすぐ出るflow036号でflowは15年という長い歴史に幕を下ろします。
って、そんな大げさな話でもないんですけどね。
ま、それでも今月末に出るflowがflowという名前のフリーペーパーとしては最終号になります。
消え行くflowで消え行くうっす~いロゴ。フェイドアウトをイメージしてみました(ウソです。あとづけです)。
最終号では、今シーズンツアー前半のバックステージ写真集に加えて、ジュリアン・ウイルソンのスグラッチング・サ・ザーフェイスの撮影トリップ、メンバーはデーン・レイノルズ、タジ・バロウ、ダスティ・ペイン、ジュリアンの豪華版。インタビューはケリー・スレーター、ランディ・ラリック。コンテストレポートは南アフリカのビラボンプロ、カリフォルニアのハーレイプロ、そして台風12号直撃の4スター、ビラボン釣が崎プロなどなど。
で、来年からはflowにウェブサイトをプラスしてF+(エフプラス)と名前を変更します。 詳しくは最終号のflowの中でアナウンスしてますけど、年4冊のF+を年間購読してくれる信者の皆様向けに、ウェブサイトでも面白い情報をお届けしようという、クロスメディアです。
今年いっぱいはオープンサイトですが、来年からは年間購読申し込み済みの方のみしか見れない、選ばれた読者だけのためのコンテンツ満載の、ケチなサイトになります。来年のある時期になると、そのサイトは選ばれしものだけの楽しみになっちゃうのよね~。信者だけのご利益だから、そこんとこ、よろしく。
ま、ほら、雑誌だって普通さ、お金出して買って初めて手に入る情報じゃん。選ばれしもの、選びしもののためのものなのよ、情報って。
すでに一部はオープンしてるので、のぞいてみてください。
www.fplussurf.com です。まだまだ整備中なので、見にくい部分やあれれ? なところもありますが、ほら、仮オープンだからさ、こまけぇ~ことつべこべ言うなよな。
このブログもそこに移動しま~す。
よって上記URLはお気に入りの、しかもトップに入れること(命令) ! なんだったらブラウザ立ちあげたら常にwww.fplussurf.com に設定しても、苦しゅうないぞ。
ま、ここ1ヶ月ぐらいのさまざまなアナウンスは、ブログでお伝えするので、チェックヨロシク。
ダミアン・ホブグッド"
ブレット・シンプソン"
ワールドツアーの新しいシステムを、パット先生が優しくレクチャー、悪ガキロブに注目"
photos by snowy / text by yuki日本国内で行われるASPの スターイベントとしては、最大規模の4スター、ビラボン釣が崎プロ。今シーズンはWTやプライムイベントが行われない日本としては、海外のASPを回る選手のサーフィンを実際に目人することが出来る唯一のチャンスだ。そのチャンスに台風12号が直撃。選手と運営大変、ギャラリー興奮のイベントになった。今年の夏は、死にそうに暑いだけで、台風が少なかったように思う。ま、私は台風のスウェルを追いかけて、日本国中を走り回る、というタイプの人ではないので、関係ないっちゃ関係ないんだけど、それでも、台風でどこそこの河口がよかったらしいとか、マリブだったとか、なんかそういう、サーファーっぽいウワサは耳にしてしまう。でもそんな話を今年の夏はまったく聞かなかった。で、台風の波としては今シーズン初めてじゃないのー みたいな波に当たったのがビラボンプロ釣が崎だ。4スターで国内最大のASPイベントってのも、なんかちょっと悲しいものはあるけど、ないよりはぜんぜんいい。序盤は、サイズの上がる前の小ぶりのチョッピーコンディション。波運が大きく左右する中での戦いになった。波が見える見えないというより、乗った波がいいか悪いか、後づけ判断みたいな。ショルダー探すの超大変。そんな中では器用な選手が勝ちあがっていく。最後までそういう波だったら、ファイナルデーのメンバーもだいぶ違っていたんだろうなと思う。その後は台風の接近とともに雨、風、波の大盤振る舞い。私も一瞬会場の釣が崎(志田下) に行ったけど、その一瞬で雨と砂でグシャグシャになって、すごすごと帰宅した。もう写真とか取材とか、そういう話じゃなく、それでなくてもパーフェクトなトラッスルズから帰ってきたばかりのお嬢様には、あの荒々しい大会会場は無理ですな。よって、天気予報とにらめっこ。取材は最終日にかける青春、ということになった。コンテストのほうも、台風が最も接近する最終日前日は、荒天のため終日キャンセル。みんなこの台風のスウェルを狙ってあちこち動いたようだけど、このオフの日にはまだ台風ポイントは本格的なサイズにはならなかったようだ。で、待ちに待ったファイナルデー。とにかく、この日にかける青春なので、朝6時過ぎには会場の釣が崎へ。しかし、釣が先があまりにも荒れていて、まだ一宮のほうがコンディションがよさそうだということで、会場は一宮海岸に移動になったという。一宮海岸に行ってみると、ポツポツ選手たちも集まってきていて、荒れるだけ荒れた海を前にボーゼンといった感じ。目の前の突堤沿いにパドルを始めた選手が、あっという間にヒューっと右に流されていくのを見て、もうみんなが乗ってはビーチを走り、突堤脇からパドルし、また乗る、みたいに大きな三角形をぐるぐる走りまわる姿が目に浮かぶようなコンディション。田嶋鉄平や田中英義あたりの千葉勢も、体力勝負ですよね、と笑っていた。ホント、体力勝負というか経験勝負。こういうコンディションになったときには、器用なだけの選手はまったく歯が立たない。そういう傾向が顕著だなぁ、と思ったのは近頃何かと話題に上がっている(らしい) 若手選手たち。ジュニアグループ、あるいはそのちょっと下なのかな。はっきり言ってお話にならなかった。波に完敗な感じ。出て行くのがやっとで、自分のサーフィンどころか、サーフィンそのものも出来てなかったし。ハードコンディションでみんなが出ていけなくて、出て行ったモノ勝ちというなら、まだいいけど、ちゃんと出て行ってハイポイントを出している選手のいる中でのそれだから、そのサーフィンのレベルの差をまざまざと見ちゃった感じだった。同じプロなのに、それでお金もらっててもいいのー と私は思うよ。ま、払う人も悪いけど、年齢に関係なく、プロとしてお金をもらうなら、あのコンディションについていけるぐらいの実力は持ってて欲しいし、その努力をして欲しい。乗りやすい、いい波だけ練習してもダメ。言い訳無用。ギャラリーにはみんな見えてただろうし。で、こうなるとやはり強いのは日本勢でもベテラングループ、あるいはオージー勢。荒れた海の中でも何とかフェイスのある波を探して、迫力のあるリップを見せてくれた。小川幸男、中村昭太、辻裕次郎、田嶋鉄兵、田中英義、小川直久のクオーターに残っていた日本人選手たちは評価したい。中でも印象に残ったのは辻裕次郎。国内の試合はチャンスがあれば見ようとは思っているけど、結局1試合とか2試合とかしか見られないので、1年に1度の定期健診、みたいなことになる。一年ぶりに見て、うまくなっててくれないと困るわけだけど、なかには、下手になっている選手もいるし、一年たっても何も変わらない選手もいる。その中で裕次郎は昨年とは明らかに変わっていた。今シーズンJPSAでも最後までグランドチャンピオン争いをしていたようで(結果的には大沢伸幸がグラチャン) 、裕次郎がグラチャンって、もう世も末だなぁ(笑)、と思っていたんだけど、この試合を見てようやくその理由がわかった。サーフィンそのものがどうこうというより、試合がうまくなった。これは明らかな進歩だ。裕次郎のウイークポイントは、メンタル面の弱さというか、勝ちに対する執着心のなさだったんだけど、そのへんだいぶ成長したと思う。特に負けはしたもののセミファイナル。前半ケチョンケチョンにやられていて、昨年までの裕次郎ならそのまま壊れてゲームオーバー。しかし、このセミでは後半いいライディング2本見せ、巻き返した。ま、スイッチが入るのが遅すぎて逆転にはいたらなかったが、この負け方は相当次につながる負け方だと思う。同じ負けるなら、こういう負け方をしなくてはいけない。メンタル面は克服したので、次のステップは更なるサーフィンのテクニックの向上だな。裕次郎、先は長いよー。サーフィン的に圧巻で、ひとり違っていたのが、2位のドリュー・コートニー。それもそのはず、ついこの間のカットまで、今シーズンのWTにいた選手だ。WTの中に入ればそんなに目立つ選手ではないけど、この4スターの中に入れるとサーフィンそのもの、ターンそのものが別世界だった。ターンのクオリティでジャッジするなら、優勝ドリューでもよかったんじゃないかな。ま、バックアップライドが足りなかったのは事実だけど。優勝したデイビー・キャセルスはこういう波が好きなんだろうな、と思う。なんか、ちょっとサーフィン軽い感じだけど、セクション見つけるのうまかったし、この大会唯一の10点満点も彼が出している。クオーターでのロングチューブのワンマニューバー。ま、ワンマニューバーで10点というほどヤバいバレルとも思えなかったけど、あのコンディションの中であのバレルを見つけたことに10点なんだろうな。まだ若い選手で、日本人選手の同年代と比較すると、世界との距離をまざまざと感じてしまった。でも、それを感じるためにも、こういう世界レベルのイベントは必要なんだと思う。その差を思い知って、努力することが大事だ。日本人最高位の4位になった田中英義。ま、淡々と自分のペースで自分のサーフィンが出来たことが強さだったと思う。JPSAからスペシャルプライズをもらった。うーん、もう少しうれしそうにして欲しかったな。何百人のうちの4人に残ったんだからさ、しかも日本人で一番上だし。もちろんファイナルで4位ということは、そのヒートのビリだけど、その悔しさは家に帰ってから悔しがって、表彰式ではファンやスポンサーに笑顔でサービスだよ、プロなんだから。あのね、何度も言うけど、スポンサーがコンテストを開いてくれるから、あなたたちが戦えるんであって、まずはスポンサーや運営サイド、地元の協力に感謝の意を述べなさいよ。しかも自分のスポンサーじゃん。自分の悔しかったこととか、ダメだったことなんて、表彰式ではどうでもいいんだよ。ほんと、この辺のプロ意識って日本人に足りないと思う。プロ意識のレベルが低すぎて、毎回イライラする。"