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以下、ASPから出されたリリースにあったオウエン・ライトとエイドリアーノ・デスーザのポイントの問題に関するジャッジからのコメント。ファイナルデーはドラマチックなヒートかたくさん繰り広げられた。その中でもクオーターファイナルのデ・スーザ対ライトは特筆すべきものだった。そのヒートはメディアやファンや選手たちの間でかなり大きく取りざたされた。ASPインターナショナルのジャッジパネルは、混乱を避けるため、専門家の見解からのこのヒートの結果を説明することにした。まず始めに、今のジャッジクライテリアを、特に厳しいセクションでの難しいマニューバーという部分を再度確認しておきたい。サーファーはジャッジ基準にそって、ハイスコアをあげるようにサーフしなければならない。そしてジャッジは主に下記のような要素を考慮してスコア決めるマニューバーが行われるセクションと難易度革新的で進歩的なマニューバーであるかどうか主なマニューバーの組み合わせマニューバーのバラエティスピード、パワー、そして流れコンテストのロケーションやその日の波のコンディションによって、特に重視される要素もある。また、それが一日の中で変化することもあるで、上記を踏まえて、エイドリアーノのライディングだが、波はオンラインで見るよりずっとサイズがあり、ウェブカメラでは波の下半分が切れてしまっている。これだけで語るならなんとでも言えるが、実際にはオンデマンドの映像だけでは正確なジャッジは不可能に近い。スーザが着地したときに彼の後ろにあったホワイトウオーターのサイズとフローターで駆け抜けた距離をみれば、どれだけ厳しい場所でどれだけ難しい着地だったかは、限られた画面のウェブ上ではわからない。そしてそれはオンデマンドでは見えない部分なのだ。スーザはサンドバーのすごい奥の厳しいセクションからマニューバーをしかけた。あの日のコンディションは、、小さめだけど2~3マニューバーで少し長く乗れる波があり、それらはソフトでイージーな波。もうひとつはセットの波で、ショートライドだけどメイクは難しいという2つのタイプがあった。オウエンはあのクオーターで小さいほうの波を選び、技数は多かったがパンチがなかった。あのファイナルデーは普段より高めのポイントがついているワンターンがたくさんあった。でもどっち道波は2~3ターンしか出来ない波。だからわれわれはスケールを合わせた。ここで重要な事は、クライテリアにはサーファーはいくつかのターンをしなければハイポイントにはならないということが一切決められていないことだ。ここ1年半、サーファーたちはより大きなマニューバーを目指してやってきている。また、画面上ででもうひとつわからないのは、そのスピードだ。セットの波があのバンクでブレイクしているとき、小さめの波のほうはずっとスローにブレイクしているのがわかる。カメラアングルによっても見えない部分もあるし、どのぐらい厳しいセクションなのかがわからないことがある。自分たちジャッジの仕事は、クライテリアの限界を攻めているサーファーを高く評価することだ。オウエンのエアーもいいマニューバー(それはほとんどのサーファーがやる技でもある)だけど、行われていたセクションは比較的楽なセクションだった。スーザのフローターはすごく厳しいセクションで行われた。もしオウエンの2本のスコアラインに乗った波のファーストターンが、もっと大きくて厳しいターンだったら、もっと高いポイントが出たと思う。議論は別にしても、トップレベルのサーフィンファンとしてみなさんは、小さくてイージーな波でのいいターンを見たいか、ヘビーなどうしようもないクローズアウトセクションでのいいターンを見たいかって話なんだ。確かにあれは微妙なクロスヒートだった。でもベストサーファーの集まってるツアーじゃ、ああいったクロスヒートはいくらでもあるものだ。ASPインターナショナルメディア部門は、ヒートオンデマンドビデオの質の向上を目指します。実際にいままで、ビデオのライディングと実際のポイントが間違えてつけられていたりする事が良く起きていました。ライディングが途中でカットされたりすることで、実際にどんなことが起きているのかがわかりにくい部分もあり、今回のファンの方々からの貴重なご意見を真摯に受けとめ、すみやかに改善につとめてまいる所存です。とまぁ、こんな話。
Tabrigade Film最新作のイントロ"
セミファイナル&ファイナルのハイライト"
クオーターファイナルのハイライト"
Round4&5ハイライト"
Round3ハイライト"
Round1&2ハイライト"
今週公表される予定だったアンディ・アイアンズの検死結果が、再び先送りされることになったと米国の各種メディアが報告している。去年の11月2日、テキサスの空港に隣接するグランドハイアットホテルの一室で変死体となって発見された3xワールドチャンピオンのアンディ・アイアンズだが、彼の死因については様々な憶測が飛んでおり、死後半年経った今日でも当局からの正式な発表がないままここまできている。それというのも、去年の12月、アンディの未亡人リンディーが、「家族を守るため、そしてアンディ・アイアンズというブランドイメージを損なわないために」という理由で検死結果の発表を6ヶ月引き伸ばすことを裁判所に願い出て、それが受理されたのだ。他界したあとでも、アンディ・アイアンズという商品は我々が想像する以上に価値のあるものということだろうか。そして、今回、5月20日に検死結果が発表されるところだったのだが、リンディーが再び裁判所に発表を遅らせる請願書を提出。それが受け入れられ、アンディの家族と彼らの弁護士だけに30日間の猶予があたえられ、優先的に検死結果を閲覧できるようにした。アンディの検死結果は情報公開法に基づく公のインフォメーションであるから、これ以上の延長はおそらく認められないだろう。世界中のサーファーから愛されたアンディ。彼の劇的な最後を包む謎は、すでに解き明かされ、もう間もなく公表されることになる。
ブラジルでは男子に第3戦がおこなわれていて、今晩、ま、つまり明日の朝までラウンド2が行われている。昼夜正反対で、時差12時間って言うのもそう悪くはなく、晩酌のつまみに試合観戦という、ライブウェブキャスト時代だな。 女子は一足早く終わってて、カリッサ・ムーア今期3勝目。すでにタイトル争いはカリッサとサリー・フィッツギボンスのふたりだけ。 ま、女子はあと2試合しかないんだけどね。今のところカリッサ全試合ファイナルだから、これ、最終戦まで続けると記録かも。 男子は始まったばかりなので、まだこの試合がどんな流れかはわからないけど、ライブで見るとなると、ワイヤレスを家に飛ばしたいって話になるわけで、早速無線ルーターを買い、うちもワイヤレス化完了。 パソコンとテレビをつなげば、リビングのテレビで見れるのよね、ライブ。 ま、そこまでして見たいわけでもないんだけど、なんか、F+サイトがスタートしてから、試合に行かないからお休み、って ワケにも行かないようで、う~ん、面倒なことになったな、と心の底から思っている。 冬に植えたそらまめが収穫期で、これは先に出来たほうの茶豆だったか黒豆だったか、ソラマメにも枝豆みたいに色つきがあるんだよ。ちょっと変わった品種。 昨シーズンお試しで普通のやつ植えてみたら、植えっぱなしOKでラクだったので、今年も植えたんだけど、大豊作。収穫したてを塩ゆでしてビールでしょ。 この豆がね、収穫してさやから取り出したときには茶色なんだけど、ゆでたとたんに黒くなるんだよ。で、鍋とか黄色くなっちゃうし。なにに反応してるんだか知らないけど、すごい変身ぶり。 味はバッチリだけど、色がすごくてチョッとびっくり。でも珍しい物好きのお客様にはウケるかもな。 今締め切りで大忙しなんだけど、バラがまもなく大変な満開になりつつあり、BBQがぁ~~~~……と叫びながら、BBQのヒマなく、次号の原稿書きだわさ。 いやぁ、昨年ダメだった分、今年の東浪見バラ園のバラはすごいのになぁ。

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ケリーのパイプ快進撃...

パイプでの開幕戦から休む間もなくサンセットではCT第2戦がもうスタートしている。ラウンド1ではヒート3に登場したイエロージャージのケリーはなんと3位でエリミネーションラウンド行き。 サンセットのケリーだしなぁって思ったけど、なんとかヒート2位に入ってラウンド3に進んだ。 さて、先日のコラムで紹介した「ケリーのパイプ快進撃」サーフフードピクチャーズによるオリジナル映像からのキャプチャですが、いよいよ映像のほうがYoutubeにアップされてます。 サーフドロップスVol.4に収録されるフッテージのダイジェスト版ですが、このイベントでのケリーの様子も収められているし、見ごたえあり。 続きを見る