ミックかケリーか、エアーマスターのジョシュ・カーが語ります。
詳しくは、F+サイトのニュースとカフェでよろしく。
上の写真は留守中にすくすく育っているとの報告のあった、我が家のジャガイモ。
今年こそ、ジャがバターで食うぞ
でもって、もうすぐ日本に帰りますが、帰ってすぐに博多トークイベント。
近隣の方、お忘れなくチケットお買い求めくださいませ。
4月24日でございます。
詳しくは発起人古賀さんのブログで、ご確認ください。
博多周辺の皆様、お騒がせします。当日のトークショーのチケットのご購入は下記まで
■radix福岡
福岡県福岡市東区三苫5-4-30
092-607-6937
■ムラサキスポーツキャナルシティー博多
福岡県福岡市博多区住吉1-2-22キャナルシティオーパ 3F
092-263-2330
■ステディーサーフステーション
福岡県福岡市西区野方6丁目740-1
092-812-6893
<img src="http://www.fplussurf.com/photo/麦わら色の髪、頬に傷跡、ワールドツアーきっての飛び男……それがジョシュ・カーだ。彼は、コラプトのような回転技を発明し、どんなラインナップであろうとそれをスケートパーク化してしまう男。よって、先日ベルズビーチで行われたリップカールプロのファイナルで、ケリー・スレーターが“試合中に出た史上最高のフルローテーション”を成功させたとき、この波を解説してもらうにはジョシュしかいないと考えた。ただ、会話はそのことだけにとどまらず、これがアメリカで開かれたコンテストだったらケリーが勝ってたはずだとか、ウインキーポップで試合をやるべきだったとか、ヘッドフォンを捨て試合前に瞑想する儀式はやめたとか、そんな過激な話もしてくれた。ファイナルでのケリーの10点満点を解説して。あれは……完璧に、ヤバかった。その上、非常に周到に実行されたよね。これまでに見たことのあるフラットな場所に着地したノーグラブ・フルローテーションの中でも、最大の部類にはいることは確かだ。あんなビッグスピンをした後に平らなとこに着地を試みるのは、ウエイド・グッデールぐらいしか他に思い当たらない。ケリーがやった、あれは、足首を折ってしまうような危険なマニューバーさ。あれを見たとき、そのことだけが気になったよ。両足首を砕いちゃうんじゃないかって。ああいうのをケリーがやるのは、そういう状況に追い込まれたときだけ、つまり相手にコンビネーションに追い込まれたときに限られる。フリーサーフのときあんなことやってるの見たことないし、ビデオにも出てこないでしょ。彼は非凡なアスリートさ。ヒートとなれば、自分自身の限界も超越しちゃうんだ。あれは試合中に出た史上最大のフロントサイド・フルローテーションであることは間違いない。板を蹴り上げたあと、フラットな部分に着地するまでに、クッションになるようなものは全くなかった。着地まで、えらく遠く感じたはずだよ。じゃ、ずいぶん荒っぽいことをしたんだね。あのサイドからオフショアっぽい風のなかでエアーをかますとなれば、あれしか選択肢はなかったと思う。あの風に乗せるには、ローテーションをするとき前に出るしかないんだ。そうすることによって、風に対してボードをフラットに押し付けることができる。それを彼は分かってたんだ。メチャクチャ頭いいからね。あのエアーは計算し尽くされたマニューバーであり、成功する確率も高いと判断してたんだろうな。でも、いいこと教えてあげよう。あのコンディションでエアーをするのは、不可能に近いぐらい難しかったんだぜ。ジョシュの目から見たら、どっちが勝ってたと思うー ファイナルでベストマニューバーを決めてたのは、どう考えてもケリー。でも、あれはどっちに転がってもおかしくないヒートだった。それぞれにまったく違う方法での攻め方だったから。ただ、一般的にどっちに転がってもいい場合、勝つのは大抵ケリー。だから今回はそうならなくて、なんか変な感じがしたんだよ、きっと。ただ、いつも彼の思惑とおりにいくとは限らないからさ。今回は、その例外だったってこと。ミックにとってはオーストラリアで行われ、ベルズが会場だったことが幸いしたんじゃないかな。もし、あれがトラッスルズかなんかで開かれてたら、ケリーが勝ってたと思う。(つのだ注/ローカルびいきの結果ということではなく、その場所の波ではどういうサーフィンが求められるか、というクライテリアの部分だと思われます。パイプで飛んでもダメ、というような話)ただ、さっきも言ったけど、どっちに転んでもいい場合は、ジャッジのせいにしちゃいけないよね。僕はこの目でナマで見てて、ミックが負けていたとは絶対に言えない。それだけは確か。もしあなたが2013年のワールドツアーのスケジュールを決める責任者だったとしたら、ベルズをスケジュールに入れるー 今年が無かったら、たぶん、入れないって言ってたかも。なにしろ今回のサーフィンのレベルは異常に高かったからね。ただ、はっきりしないのは、サーフィンのレベルが上がったからなのか、それとも今回の波がそれを可能にしたのかってところがよくわからない。ベルズでサーフィンしたことはそう多くないんだけど、イベント中ずっと隣のウインキーポップのほうが良かった。ウインキーポッププロにしちゃえばいいのに。でも、歴史があるからね。それにケチをつける気はないよ。今回は勝手が違ってやりづらい部分があった。ああいう波では絶対使うことのないボードに乗る羽目になった。なにしろあそこでは、長めのボードに乗るしかないんだ。違う自分のサーフィンを試される波ってことなんだよ。自分の弱点が暴かれてしまう波だけど、それと同時に長所も出てくる。ただ、もし、僕がスケジュールを組む責任者だったら、外しちゃうかもしれないよね。あってもいいけど、自分で自分のツアーを考えるんだったら、すべてをインドネシアでやっちゃう (笑)。5年間ツアーを出たり入ったりしてたけど、この頃プレッシャーから開放されてきたね。今年はこれまでと違う確かな感触みたいなものを感じるー いや、ぜんぜん。昨年は調子よかったけど、今年の初戦にではまったく自信は無かったといっていい。昨年はすごくツイてたけど、今年はそうは行かないぞ、 みたいに思ってる。でも、なにも変えずにやってるよ。ただ、いつも通りにサーフィンしてるだけさ。しいて言えば、大会中のヒート前のやり方をシンプルにすることを学んだ。ただヒートに出場し、2本いい波に乗って、乗る波すべてを完璧に切り刻む。それだけのこと。ヒート前のヘッドフォンや瞑想はやめた。ただ、リラックスして、エンジョイし、サーフィンで表現するのさ。写真上から ジョシュ・カー/ asp kirstinジョシュ・カー/ asp kirstinミック・ファニング/ asp steve robertsonミック・ファニング/ asp steve robertsonケリー・スレーター/ asp steve robertson
写真を整理していて、そうなんだよなぁ、この差なんだよなぁ、と思った1枚があったので、ご紹介します。
ケリー。
なんでもない1枚なんですけどね、良くハウツー本とか、サーフィンクリニックとかの例題に使われるような感じ?
進行方向をしっかり見る、みたいな。重心はここ、視線はここ、なんて矢印入ってる感じの写真。
私はハウツー本とかハウツー記事とかに否定的なひと(だって、あれで上手くなれるなら、みんなもう上手いはずだし)なので、これでハウツーする気はないですけど、この一見なんでもない写真が実はものすごくて、注目すべきはレールの入り方。
あのね、このよくあるタイミングで、ここまで板傾けて、レール入ってるの、ないですから。しかも、こんなフラットなセクションで。
こんななんでもない瞬間でもちゃんと最大限にレールなのだな、と思ったよ。そりゃね、しょうがないよ点が高くても。
ま、この傾きはあるかもしれない。でもWTクラスでも、ほとんどのサーファーのこれは、テールしか使わないスナップになる。でも良く見てみ、右のレール、後ろ半分しっかり入ってるから。
だから失速しないし、だからバランスが保てるわけよね。
もちろんケリーのバランス感覚のよさは驚異的だけど、こういう細かな部分での失速をしないレールワークが、そのバランス保持を容易にしている要素のひとつでもあるわけ。
そして、もちろんいつもそうなんだけど、ヒザのタメにはまだ余裕がある。まだまだレールコントロール可能な体勢。
この人のヒザが伸びきる事はほとんどない。職人芸。
昨日はイースターサンデー。
キリストがはりつけでお亡くなりになられた後に、ご復活なされた日? なのかな。私クリスチャンじゃないからよく知らないけど、復活祭だよね。キリストの復活を祝う日……かな。
とにかく、イースターサンデーにはチョコレートで出来たバニーちゃんや卵を食うわけよ。
この大変豪華なニワトリのチョコレートも回りにあしらわれたタマゴも、みんなガッツリ割られて、ギョーザパーティのシメのデザートとして集まったみんなに食われてしまいました。
ベルズは終わりましたが、いろいろF+サイトのカフェが熱いので、要チェックです。非常に勉強になる話が満載になってます。絶対読んでおいたほうがいいと思うよ。
ASPジャパンのyuki's WT outlookでは、近日中に、ASPジャパンの電脳博士のたってのリクエストにお答えして、サリーちゃん祭りやりますので、そちらもよろしく。
最終日ハイライト。 優勝したミック・ファニングのライディングと優勝インタビュー。接戦のファイルで負けたケリー・スレーターの10ポイントエアーとファイナルを振り返るインタビュー。"
ベルズ女子優勝、サリー・フィッツギボンス。波数がとても少なかったので、男子のファイナルほどではなかったけど、ま、これだけ喜んでもらえればどうでもいいか、そんなこと、って感じ。ステファニーは完全復活確定。初戦に続き、昨年とはまったく違う勢いがあると思う。ファイナルも波数さえあればステファニーだった。
詳しくは、F+サイトのニュースとカフェ、あるいはASPジャパンのyuki's WT outlookでよろしく。
3日目のハイライト。 初戦優勝のタジが負けた怒りを珍しく見せてボードをパンチするシーンとその対戦相手だった友人カイ・オットンの複雑な心境を語るインタビュー。ケリーがヒート終了間際に逆転したライディングとその波について語ってます。"
2日目のハイライト。 インターフェアレンスをしてもヒートアップしたフレッドのインタビュー、それにジョンジョン、タジのインタビューも収録。ジョシュ・カー、イェイデン・ニコル、タジ、ジョンジョンのエアーリバースを見比べるのも面白い。"
1日目のハイライト。優勝候補筆頭の2人、パーコとケリーのヒート終了後のインタビューを含め、ミック・ファニング、オウエン・ライト、ジョディ・スミス、ガブリエル・メディナ、そして初戦ゴールドコースで優勝したタジのライディングにも注目。"
あっという間にすべてのスケジュールが終了したベルズ、最終日は女子のファイナルデー。優勝サリー・フィッツギボンス、2位ステファニー・ギルモア3位タイラー・ライト、カリッサ・ムーア、5位サラ・メイソン、マリア・マニュエル、ココ・ホー、レイキー・ピーターソン。ホンネレポートはこのサイトのカフェで。質問受け付けます。写真すべてsnowy上から表彰式サリー・フィッツギボンスステファニー・ギルモアタイラー・ライトカリッサ・ムーアレイキー・ピーターソン"