この差なのよね。

この差なのよね。

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F+編集長つのだゆきのブログ

写真を整理していて、そうなんだよなぁ、この差なんだよなぁ、と思った1枚があったので、ご紹介します。
ケリー。
なんでもない1枚なんですけどね、良くハウツー本とか、サーフィンクリニックとかの例題に使われるような感じ?
進行方向をしっかり見る、みたいな。重心はここ、視線はここ、なんて矢印入ってる感じの写真。
私はハウツー本とかハウツー記事とかに否定的なひと(だって、あれで上手くなれるなら、みんなもう上手いはずだし)なので、これでハウツーする気はないですけど、この一見なんでもない写真が実はものすごくて、注目すべきはレールの入り方。
あのね、このよくあるタイミングで、ここまで板傾けて、レール入ってるの、ないですから。しかも、こんなフラットなセクションで。
こんななんでもない瞬間でもちゃんと最大限にレールなのだな、と思ったよ。そりゃね、しょうがないよ点が高くても。
ま、この傾きはあるかもしれない。でもWTクラスでも、ほとんどのサーファーのこれは、テールしか使わないスナップになる。でも良く見てみ、右のレール、後ろ半分しっかり入ってるから。
だから失速しないし、だからバランスが保てるわけよね。
もちろんケリーのバランス感覚のよさは驚異的だけど、こういう細かな部分での失速をしないレールワークが、そのバランス保持を容易にしている要素のひとつでもあるわけ。
そして、もちろんいつもそうなんだけど、ヒザのタメにはまだ余裕がある。まだまだレールコントロール可能な体勢。
この人のヒザが伸びきる事はほとんどない。職人芸。

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