何も書くことがないので、WSLのサイトをパラパラ見て、それでも何も書くことがないので、JPSAのサイトをパラパラ見て、また何も書くことが見つからずに、THE SURF NEWSを見て現在に至る、なわけです。
こちらの記事
「NIKEがサーフィン界に戻ってきた理由とは?」- THE SURF NEWS
以前コラムに書かせてさせていただいた「パイプマスターズとWSL、VANSの関係性」に続いてじゃないけど、今回のナイキサーフィン復活の記事について、時代の生き証人としては再び引っかかっちゃった。
『しかし、エリートなイメージが定着していたNIKEと自由でカウンターカルチャー的なサーフィンの市場がミスマッチであり、世界的に見ると限られたサーフィン市場の規模では、大手ブランドとしての収益性が見込めなかったことなどを理由に傘下の「HURLEY」に注入する方針に切り替え、あっさりとサーフィン界から撤退』
の部分はナイキサイドの発表とちょっと違って、私たちが当時そりゃそうだよね、と腑に落ちた理由は上層部から発せられた下記のもの。
『サーフィンというスポーツでは試合中に、ナイキの主力商品である靴を履くことがないから』
以下、『自分たちはやはりお家芸であるスポーツシューズの開発に集中していきたい』云々だった。
これはねぇ、カウンターカルチャーがどうとか、マーケットがどうとかという、おそらく本当の理由を吹き飛ばす、いたってシンプンルな…対外的に美しい理由で、ぐうの音も出なかったな。
確かにバスケット、フットボール、野球、ゴルフ……考え付く限りのアメリカメジャースポーツは、競技中に靴をはくわけだから。