ケリーのびっくりエアーの件

ケリーのびっくりエアーの件

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やれればやっちゃいたいところだったんだろうけど、ちょっとね、波が小さかったかも。時折入るセットはまだ乗れるんだけど、これから下がり傾向なので無理。木曜ですかね。ただ、木曜日に入る新しいスウェルも午後からのようでピークは金曜日。待つか待たないか……この先の波予報しだいかね。
朝ミック、パーコがやってたんで、フリーサーフ撮影。大原洋人も後半来たので、ちょっと撮ってたけど、今日の洋人は私がよく知ってる大原洋人だったかな。忙しすぎるあやつり人形的な、カクカクした感じ(笑)。一緒にシュージ・カスヤ(あえてこの表記で(笑))入ってたけど、ひとつのターンのクオリティは洋人より上だったかなと思う。昔の人は今みたいに板が動かなかったので、レール使うしかなかったのがしみついてる感じ?

さて、先日のケリーのびっくりエアー。世の中ではあの4.17に賛否両論、というよりはありえない、という意見が大勢を占めているわけだけど、普通?
今のジャッジクライテリアに照らし合わせれば、あのマニューバーは明らかにインコンプリートなので、そのあとだけが対象になる。ミドルから3ターン、最初の360詰まり気味、よって妥当か行っても6点どまりか。ま、6点ならケリーが勝ってたわけだけど、ミックの6点と比べれば、4点上等、って感じ?
ここがカリフォルニア、アメリカってことで、おらがのケリー様なわけで、SNSのコメントはもうWSLボロクソ。よって本日のモーニングショーではケリー本人とヘッドジャッジのリッチー・ポータのインタビュー出てきてたね。
リッチーは、ファンの感情的な気持ちはわかるけど、インコンプリートマニューバーには点がつかないことを理解すべきだ、といたって冷静というか、正しいご意見。どんなエアーを飛んでも、きちんと足で着地してスープの前に出なくちゃならない。昨年はコロヘがエアー着地の後、スープの前に出るにはたたいてこがなくちゃならなくて、それはスタイル的に嫌なので、ちょっとノーズが出たところでやめたけど、それでインコンプリート扱いにされた。そのあとのエアーでは嫌がらせのようにずっとこいでたけど(笑)。
とにかくエアーはランディングの後もスムーズに流れていかなくちゃならない。
ケリーも、自分で板があんなことになってるのはわからず、普通のエアリバースを失敗したと思ってたようだ。両ひざが強く板にぶつかってそのまま腹ばいでまたうまく立てたと言ってた。まだ自分が板の上に立ってるんだって内心では笑っていて、もしかしたらコケてないように見えてるかも、と思った。何でみんながそんなに騒ぐのかわからない、って言ってたね。選手はみんなあれがインコンプリートマニューバーだと了承済み。私もそう思っていたので、あのヒートはミック完勝にしか見えなかった。
ま、あれを4.17なのか、6点なのかって論争はあると思うけど、ケリー自身があの360がワイプアウトしそうなあまり質のいいものではなく、そのあとのターンも軽く当てただけ、でもフィニッシュはクリーンに当てられたと言っているので、本人は4.17納得の様子。
このコメントの中でケリーは、波の小さい時には特にマニューバーとマニューバーの間はできる限りスムーズに、流れに乗ってつながなくちゃいけない、と言ってるけど、まさにそこにポイント差が出るべきで、こっちの方が大事なファクター。

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