大原洋人
photo by snowy
始まりました、ハーレープロ。
ハリケーン、台風、サイクロン、なんでもいいけど、嵐のおかげでいい波でした。潮のいい時は本当にいい波。ロウワーの延々続くリップセクションで、みんな足パンパン。
日本国的には大原洋人、世界的にはフレッド・パタッチアという本日。
フレッド・パタッチア
WSL / Kirstin
フレッドは本日でツアーを離れることを表明していて、おそらくWTでのラストライドになるであろう波が10点満点という有終の美以上の有終の美を飾った。これ以上ないでしょ、その終わり方。しかもバックアップスコアが8.90でトータル18.90は本日のハイエストトータルスコア。
同じヒートだったビードとカイ・オットンはお気の毒。ふたりともトータル16点超えなのに負けたし。で、フレッドは勝ってラウンド3なんだけど、ラウンド3はやらないとのことなので、誰かひとり、ラッキーパーソンが出ることになる。
しかしね、あのフレッドの10点満点はすごかったね。フレッドのフレッドらしさが全開だったし、どのターンも超厳しいところにきっちり決まってた。バックハンドのフレッドの魅力をすべて見せた1本だった。最高のラストライド。
子供もいるし、家庭モードに戻りたいってことだと思う。でもねぇ、残れるならいたほうがいいと思うけど……何しろイチコケでも賞金9000ドル(この試合)なわけだから。ま、でももうお金はいらないのかね。
コンペをやめるわけじゃなくてQSとかには時々出たりするって話だから、それで戻りたくなったらどうするのかな、と考えてしまった。CTという場所はそこにいるとなかなか落ちないようにできてるけど、一度落ちると入るの大変だから。でもって、やめた人のほとんどが帰りたがる場所でもあるから。
ケリー・スレーター
WSL / Kirstin
ケリー。
またノーマークの板乗ってたね。いろいろ契約ご相談中なのかね。
なんか、体が一回り大きくなった感じがした。特に上半身と太もも。異様に大きい感じ。かなり真面目にトレーニングしてるのかな、と思う。
調子は悪くないと思うけど、時折スライドしすぎちゃう板のバランス取りに苦労してたかな。ま、バランス大魔王のケリーなので、コケないんだけど。
ミック・ファニング
WSL / Kirstin
ミックは洋人とアダム・メリングのヒートだったんだけど、盤石。8点台をきっちり2本仕事した感じ。
洋人は1本目がたぶん今の洋人のできるマックスではないかと思われる。それが7点台なので、8点勝負に持っていかれると厳しい。
でも、自分のマックスのサーフィンがミック、アダム相手にできる、しかもミックの十八番のスタート後の1本目を先行しちゃったあたりは、さすが。
詳しくはWSLジャパンのレポートYuki’s WCT Ourlookで。
たぶん明日もオン。”