パイプファイナルデー、Xデー

パイプファイナルデー、Xデー

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2014年WCT最終戦のファイナル、あなたはどちらだと思いましたかー


ジュリアン・ウィルソン asp Cestari via getty images


ガブリエル・メディーナ asp Laurent via getty images

ガブ、ジュリアン、またまた因縁の対決で、ジュリアンの勝ち。しかも、ヒートが終わってもポイントが出ず、結果がしばらくわからないという、かなりエキサイティングなクロスヒート。私はそのポイントが出るまで、ジャッジには聞こえないだろうけど、よ~く見てね、お願いだからよ~く見てね、とつぶやいていました。そう、何にも引っ張られずによ~く見てくれれば、ジュリアンの最後のバックドアのほうがガブの最後のパイプより点が高いはずなんですよ。ただし、今日は徹底的にガブの日、みたいな試合全体の流れと、ビーチを埋め尽くすブラジリアンのムードに圧倒されると、下手したらガブが20点満点でタイトルとパイプマスターの記録かー って感じでもあったわけで、例えばジャッジがそういう点を出しても、あの場では誰も文句は言えない雰囲気だったと思う。
全体的に見て、あのファイナルがガブだった、というなら、ガブの敗因は10点までしか上がなかった、ってことになるんだろうと思う。


ジュリアン・ウィルソン asp Laurent via getty images

1本目の波で仲良くパイプ、バックドアにスプリットして乗っていき、どちらもメイク。ガブのパイプが3.67、ジュリアンのバックドアが9.93。そのあとにガブがメイクしたバックドアはジュリアンの9.93と比べたら1点ぐらい上だったと思うので、本来なら10.93なんだろうけど、上は10点しかない。最終的にはそのコンマ以下の差の勝負だったので、そこが敗因ー 11点満点だったら、ガブ優勝ではなかったかね。そういう意味ではかわいそうだったけど、ジュリアンのほうが攻めてたことは確かだし、3ヒートぶっ通しでラインナップにいたんだから、ハンディあげてもいいのかな、って感じはする。


asp Laurent via getty images


asp kirsrin via getty images

ガブはこの日ブラジルに初のワールドタイトルをもたらしたことで、大ハッピーだったし、ジュリアンはパイプ優勝とトリプルクラウンのタイトルで大ハッピーだし、ふたりとも人生最高の一日だったので、めでたしめでたしだったのではないかね。表彰式はふたりともとても嬉しそうでした。


アレホ・ムニーツ asp Cestari via getty images

めでたくなかったチーム、ケリー、ミック、ジョンジョン。
3人ともあっさり負けすぎ。ケリーは最後の最後に逆転されるという不運。今シーズンとことんツイてなかったと思う。ケリーがWCTで年間1試合も優勝しなかったのは、私の記憶が正しければ、セミリタイアの時も年間1試合は優勝していたと思うので、91年以来のことだと思う。本当にツキのない年だった。
ミック、ケリーとガブの邪魔者は同じブラジルのアレホ・ムニーツが片づけた。アレホ、影のヒーロー。アレホコールもあったし。


asp Cestari via getty images

ま、とにかくビーチはサッカースタジアム状態。朝からそれは見たくないなぁ、って思ってたものを立て続けに見てしまいました。ま、最後にジュリアンがやってくれたんで、良かったかね。

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