凶悪パイプはラウンド2まで

凶悪パイプはラウンド2まで

0
シェア


asp Laurent via getty images

板折れ、リーシュ切れ、けが人続出。ほぼパイプオンリーの40分デュアルヒートでラウンド2。いやはやもう、どうにもならないコンディションでしたね。
ライブを見ていた皆さんは、たぶんでかくていい波と思っていたと思うけど、それは数ある波の中の、一番いい波の、一番いい部分をクローズアップした映像しか見ていないからなわけで、そこがやはり現場でしか見えないもののあたりなのだね。全体が見えたとしても、写真や映像で見るより実物のほうがだいぶ凶悪だから。


asp cestari via getty images


asp kirsrin via getty images

朝のうちはまだクリーンでよかったけど、10時ぐらいから入り始めた新しいウエストスウェルのセットは、オフショアながら結構強い風をともなって、かなり凶悪だった。バレルになる波なんてほとんどなくて、板を折る、ケガをするリスクをかけて、バレルになりそうでならない0.7とかを取りに行く、というばかげた勝負。ユーニード1.5に苦労する話(笑)。ジョーディはバックドアでリーフに肩をぶつけて途中退場。深刻ではないようだけど、残念な結果。ま、おかげでダスティ・ペインがカウントバックの末に辛くもラウンド3に進んだわけだけど。


ケリー・スレーター asp cestari via getty images


ケリー・スレーター asp cestari via getty images

ケリーやジャドソンのように運よくエクセレントポイントのバレルを抜けたのもあったけど、それ本当に1時間に1本とかの話。
ポイントになる中ぐらいの形のいいやつを狙っているうちにセットが来れば、セカンドどころかサーフドリーフからブレイクしてくるクローズアウトから逃げるだけ。後半巨大なウエストが入るとロックパイル大爆発で、ま、普通なら誰も入ってないだろう、でかすぎるパイプだった。
本来ならデュアルでラウンド3まで終了する予定だったんだけど、結局危険すぎるということでラウンド2で打ち止め。


asp Laurent via getty images

こうなると残り27ヒートはほとんどデュアルで、しかも30分とか35分とかで、朝8時から5時過ぎまで。表彰式はもう暗い感じー 今からレポートは翌日、と予告しておこうか。
なぜってこの試合はパイプを4日間しか使えないんですね。行政との間でそういう許可しか下りていない。で、本日で3日使っているので、なにがなんでもあと1日で終わらせなければならないってわけよ。
この次に追いかけてきているスウェルはワイメアクラス、うまくすればエディかも……ってレベルの大きさなので、パイプなんて問題外。明日できればやっちゃいたいだろうし、明日でかすぎてあさってになれば、そのスゥエルが届く前になんとかしたい。波って、ありすぎても困るものなのね。


ダスティ・ペイン asp Laurent via getty images

とりあえずワールドタイトル争いは引き続き同じ状況で進んでます。ラウンド3から先、ジョンジョンのいるサイドに入ったのはガブ。ケリー、ミックはファイナルまでジョンジョンには当たらない。
しかもラウンド3のガブの相手はダスティ。この波のあるコンディションで、と考えるとキビシめ。でも、ここでガブが負けたとしても、ミックとケリーは勝ち続けなければならない。
ミックはパイプマスターのジェレミー・フローレス、ケリーはアレホ・ムニーツと当たる。ジョンジョンは伏兵アダム・メリングがラウンド3の相手。

aspジャパンサイト内のYuki’s WT Ourlook も更新中なのでチェックよろしく!

コメントなし

返事を書く