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アンディの薬物使用を認める声明を遺族が発表

アンディ・アイアンズの検死結果の発表が30日間延期されたことに関して取り沙汰されているが、ついにアンディの家族が沈黙を破って声明文を発表した。声明文はアンディに薬物乱用の事実があったことを認めており、アンディの悲劇の死以来、世界中のサーファーのあいだで噂されてきた事件が新たな展開をみせている。ハワイのニュース番組、Hawaii News...

ジャッジの言い訳?

先に行われたブラジルのビラボンプロでのジャッジングか世界的に問題になっていて、以前ならみんながおかしいと思ってもそれがジャッジに伝わる方法はなかったわけだけど、このインターネット時代、ツイッターだのブログだのいろんな所で語られちゃうわけで、声はダイレクトに届くようになった。 このコメントの内容はF+サイトのニュースに上がってますので読んでください。 で、それにしても、ジャッジングに関してASPがオフィシャルでコメントを流すというのは初めてじゃないかと思う。 それは、インターネットで見てる画像では本当の事はわからないのいよ、という論調。 で、これは相当正しい。私がどこかで書いたことをパクってるんじゃないかと思うぐらい同じことを言っていた。 スピードは映像には出ない。波全体が見えないと、本当の難易度はわからない、などなど。ホント、画面見ただけじゃ何も語れないのは事実なわけよ。 正しいんだけど、じゃ、なんで画像でのリプレイをジャッジングに加えるのか? って疑問というか矛盾というかが出てきてしまう。今ジャッジはリプレイ画像も取り入れてるから。 そして、最も私が違和感を覚えたのは、あのジャッジを疑問視しているのはインターネットの画面で見ていた人だけじゃないという事実があるのに、この説明? というあたりだ。 いろいろコメントしている人の中には、現場で見ていた選手たちも含まれている。選手というのはWTレベルになれば恐ろしいぐらいいろんなことがわかっていて、特にジャッジングに関しては、正しいポイントは選手本人が一番良くわかっている。 もちろんオーバースコアは黙ってそのままちゃっかりもらうし、アンダースコアならプンプン。 そしてジャッジクライテリアはジャッジと選手との話し合いの中から毎年決まって、ルールブックに書かれていくもので、決してジャッジだけが独断でクライテリアを決めるものではない。 で、あれだけ選手の間でも問題になっているのに、ここにきてのあのリリースってのは、もう何をどうひっくり返しても、言い訳にしか聞こえなくなってしまう。でもって、その問題のオンデマンドムービーは削除されてるってのもいただけない。 こうこうこういうわけで、ビデオとは違うとだいぶ具体的に書いてあったから、だったらその違うビデオは残しておいたほうがいいと思う。 消されちゃえば誰だって、あ~あ、証拠隠滅じゃ~ん、と思う。 それよりなにより、ジャッジたるもの、言い訳とか解説とかしないほうがいいかもしれない。もちろんヘッドジャッジは選手の抗議に対する回答はマストだけど、一般人に対してまでそれをやる必要があるのかどうか。 どんなにうるさく騒がれても、俺たちがルールブックだ、ぐらいの覚悟で沈黙を貫いたほうが良かったんじゃないかな、と思うし、今まではそうだったと思う。 だって、もうこうなると、あぁ、やっぱ気にしてるんだ……って私ですら思うし、スーザだっていい迷惑じゃん。

問題のジャッジに関するASPのリリース

以下、ASPから出されたリリースにあったオウエン・ライトとエイドリアーノ・デスーザのポイントの問題に関するジャッジからのコメント。ファイナルデーはドラマチックなヒートかたくさん繰り広げられた。その中でもクオーターファイナルのデ・スーザ対ライトは特筆すべきものだった。そのヒートはメディアやファンや選手たちの間でかなり大きく取りざたされた。ASPインターナショナルのジャッジパネルは、混乱を避けるため、専門家の見解からのこのヒートの結果を説明することにした。まず始めに、今のジャッジクライテリアを、特に厳しいセクションでの難しいマニューバーという部分を再度確認しておきたい。サーファーはジャッジ基準にそって、ハイスコアをあげるようにサーフしなければならない。そしてジャッジは主に下記のような要素を考慮してスコア決めるマニューバーが行われるセクションと難易度革新的で進歩的なマニューバーであるかどうか主なマニューバーの組み合わせマニューバーのバラエティスピード、パワー、そして流れコンテストのロケーションやその日の波のコンディションによって、特に重視される要素もある。また、それが一日の中で変化することもあるで、上記を踏まえて、エイドリアーノのライディングだが、波はオンラインで見るよりずっとサイズがあり、ウェブカメラでは波の下半分が切れてしまっている。これだけで語るならなんとでも言えるが、実際にはオンデマンドの映像だけでは正確なジャッジは不可能に近い。スーザが着地したときに彼の後ろにあったホワイトウオーターのサイズとフローターで駆け抜けた距離をみれば、どれだけ厳しい場所でどれだけ難しい着地だったかは、限られた画面のウェブ上ではわからない。そしてそれはオンデマンドでは見えない部分なのだ。スーザはサンドバーのすごい奥の厳しいセクションからマニューバーをしかけた。あの日のコンディションは、、小さめだけど2~3マニューバーで少し長く乗れる波があり、それらはソフトでイージーな波。もうひとつはセットの波で、ショートライドだけどメイクは難しいという2つのタイプがあった。オウエンはあのクオーターで小さいほうの波を選び、技数は多かったがパンチがなかった。あのファイナルデーは普段より高めのポイントがついているワンターンがたくさんあった。でもどっち道波は2~3ターンしか出来ない波。だからわれわれはスケールを合わせた。ここで重要な事は、クライテリアにはサーファーはいくつかのターンをしなければハイポイントにはならないということが一切決められていないことだ。ここ1年半、サーファーたちはより大きなマニューバーを目指してやってきている。また、画面上ででもうひとつわからないのは、そのスピードだ。セットの波があのバンクでブレイクしているとき、小さめの波のほうはずっとスローにブレイクしているのがわかる。カメラアングルによっても見えない部分もあるし、どのぐらい厳しいセクションなのかがわからないことがある。自分たちジャッジの仕事は、クライテリアの限界を攻めているサーファーを高く評価することだ。オウエンのエアーもいいマニューバー(それはほとんどのサーファーがやる技でもある)だけど、行われていたセクションは比較的楽なセクションだった。スーザのフローターはすごく厳しいセクションで行われた。もしオウエンの2本のスコアラインに乗った波のファーストターンが、もっと大きくて厳しいターンだったら、もっと高いポイントが出たと思う。議論は別にしても、トップレベルのサーフィンファンとしてみなさんは、小さくてイージーな波でのいいターンを見たいか、ヘビーなどうしようもないクローズアウトセクションでのいいターンを見たいかって話なんだ。確かにあれは微妙なクロスヒートだった。でもベストサーファーの集まってるツアーじゃ、ああいったクロスヒートはいくらでもあるものだ。ASPインターナショナルメディア部門は、ヒートオンデマンドビデオの質の向上を目指します。実際にいままで、ビデオのライディングと実際のポイントが間違えてつけられていたりする事が良く起きていました。ライディングが途中でカットされたりすることで、実際にどんなことが起きているのかがわかりにくい部分もあり、今回のファンの方々からの貴重なご意見を真摯に受けとめ、すみやかに改善につとめてまいる所存です。とまぁ、こんな話。

アンディの検死結果公表延期

今週公表される予定だったアンディ・アイアンズの検死結果が、再び先送りされることになったと米国の各種メディアが報告している。去年の11月2日、テキサスの空港に隣接するグランドハイアットホテルの一室で変死体となって発見された3xワールドチャンピオンのアンディ・アイアンズだが、彼の死因については様々な憶測が飛んでおり、死後半年経った今日でも当局からの正式な発表がないままここまできている。それというのも、去年の12月、アンディの未亡人リンディーが、「家族を守るため、そしてアンディ・アイアンズというブランドイメージを損なわないために」という理由で検死結果の発表を6ヶ月引き伸ばすことを裁判所に願い出て、それが受理されたのだ。他界したあとでも、アンディ・アイアンズという商品は我々が想像する以上に価値のあるものということだろうか。そして、今回、5月20日に検死結果が発表されるところだったのだが、リンディーが再び裁判所に発表を遅らせる請願書を提出。それが受け入れられ、アンディの家族と彼らの弁護士だけに30日間の猶予があたえられ、優先的に検死結果を閲覧できるようにした。アンディの検死結果は情報公開法に基づく公のインフォメーションであるから、これ以上の延長はおそらく認められないだろう。世界中のサーファーから愛されたアンディ。彼の劇的な最後を包む謎は、すでに解き明かされ、もう間もなく公表されることになる。

ライブとビールとソラマメ

ブラジルでは男子に第3戦がおこなわれていて、今晩、ま、つまり明日の朝までラウンド2が行われている。昼夜正反対で、時差12時間って言うのもそう悪くはなく、晩酌のつまみに試合観戦という、ライブウェブキャスト時代だな。 女子は一足早く終わってて、カリッサ・ムーア今期3勝目。すでにタイトル争いはカリッサとサリー・フィッツギボンスのふたりだけ。 ま、女子はあと2試合しかないんだけどね。今のところカリッサ全試合ファイナルだから、これ、最終戦まで続けると記録かも。 男子は始まったばかりなので、まだこの試合がどんな流れかはわからないけど、ライブで見るとなると、ワイヤレスを家に飛ばしたいって話になるわけで、早速無線ルーターを買い、うちもワイヤレス化完了。 パソコンとテレビをつなげば、リビングのテレビで見れるのよね、ライブ。 ま、そこまでして見たいわけでもないんだけど、なんか、F+サイトがスタートしてから、試合に行かないからお休み、って ワケにも行かないようで、う~ん、面倒なことになったな、と心の底から思っている。 冬に植えたそらまめが収穫期で、これは先に出来たほうの茶豆だったか黒豆だったか、ソラマメにも枝豆みたいに色つきがあるんだよ。ちょっと変わった品種。 昨シーズンお試しで普通のやつ植えてみたら、植えっぱなしOKでラクだったので、今年も植えたんだけど、大豊作。収穫したてを塩ゆでしてビールでしょ。 この豆がね、収穫してさやから取り出したときには茶色なんだけど、ゆでたとたんに黒くなるんだよ。で、鍋とか黄色くなっちゃうし。なにに反応してるんだか知らないけど、すごい変身ぶり。 味はバッチリだけど、色がすごくてチョッとびっくり。でも珍しい物好きのお客様にはウケるかもな。 今締め切りで大忙しなんだけど、バラがまもなく大変な満開になりつつあり、BBQがぁ~~~~……と叫びながら、BBQのヒマなく、次号の原稿書きだわさ。 いやぁ、昨年ダメだった分、今年の東浪見バラ園のバラはすごいのになぁ。

4-WAY...

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Hurley...

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世界と日本

今日は次号F+掲載予定のマーのインタビューのテープおこし。 一流になりたければ、一流の中に身をおかないと、何も見えないって話なんだけどさ、逆に一流の中にいると、例え私が3流でも、見えちゃうのよ、いろいろ。 石川遼ね、いまや日本中のお母さんが、うちの子も石川遼のような子に育てたいとか思うわけだけど、またこの間すごいこと言ってたな。 世界をまたにかけるプロゴルファーとはいえ、19歳が今シーズンのすべての獲得賞金を被災者に寄付しちゃうってのもすごい話ではあるけど、マスターズで20位だったときのインタビューで、このままでは日本のゴルフがダメになる、とか言ってたもんな。 弱冠19歳。まだビールも飲めない19歳に、ダメになるって言われちゃう日本のゴルフ界ってどんななの? とも思うけど、遼くんいわく、やはり日本人が海外でトップ争いをするようにならないと、そういうシーンでないと、ダメになるって話だった。それはものすごく正しいし、ああいう風に世界に出て、世界を見て、その中にいるからこそ、その大切さがわかるんだと思う。 どんなことでも、日本の国の中だけで完結しているようでは、ダメなんだよ、やっぱり。 昔はそれで良かったかもしれないけど、今はね、ほとんどいろんなことがボーダーレスだから。情報や人の行き来は止めようがない。 やっぱり世界のトップに誰かがかかわってないと、シーンってダメになって行くんだと思う。もちろんサーフィンだってそう。 世界との接点が限りなく狭まってる現在の日本のサーフシーンだけど、どこかで誰かがつなげていないとダメになっちゃうと思ってやっている。 F+のサイトで、インタビューやハイライトシーンに日本語の字幕をつけるのも、そこ。それはお金と時間がかかることで、大変ではあるのだけど、英語が上手く使えないっていうハンディが、少しでもそれでなくなればいいと思っている。 よくも悪くも日本以外のサーフシーンは100%英語社会で、英語が使えるだけで入ってくる情報はケタ違いに増えるし、深くなる。 英語圏の人なら、そこらの本当にイケてないサーファーですら、ケリーのその日の板のディメンションを正確に知ってたりする。だって普通に英語でDJが話してたりするから。その辺で、英語の苦手な日本人ってすごく損していると思う。そのギャップを何とか埋めたいと思ってやっている。 もっともっと会員様が増えれば、もっとお金や時間をかけていろんなことが出来ると思うので、F+の輪を地道に広げていきたいなぁと思ってる。 みんな、年間購読会員になってね。すでに会員の人は、ひとり新会員を強制連行してきてね。 ブラジルのビラボンプロのビデオも続々字幕つきで上がっていきますので、よろしく。

デーン・レイノルズ契約更新

このところコンテストから遠ざかっているカリフォルニアのデーン・レイノルズだが、ASPのプレスリリースによると、長年のスポンサーであるクイックシルバーと、2017年までの再契約を先週交わした。契約額は不明だが、相手は、プログレッシブサーフィンをリードする世界のスーパースターである。そこへもって2017年までということは、6年という長期契約。おそらく契約金は数億円にのぼることは容易に想像できる。まだ1勝もあげてないのがタマにキズだが、2008年にはASPルーキーオブザイヤー賞、2009年にはASPモーストインプルーブド賞を受賞し、ここ2年間、最終ランキングも10位から4位にあがってきている。デーンの才能に疑問の余地はなく、彼が優勝を遂げるのは時間の問題であるし、彼がその気になればワールドチャンプにだってなれる器である。ただ、彼がそれを望んでいるかどうかは別問題なんだが…。ただ、彼のすごいところはコンテストの結果だけじゃなく、彼の人懐っこい人間性がみんなを虜にしている。クイックシルバーだってもちろんそのことは承知のうえ。文字通り、世界でもっとも人気のあるサーファーに成長した。やはりスポンサーとしては広告塔として働いてもらうには、どこまで世界のサーファーに影響力を与えられるかってところがポイント。世界中のファンから愛されているという点では、デーンは、ケリーに次いで影響力の強いサーファーなんじゃないだろうか。そんな金の卵を8年前に発掘したクイックもすごいし、そんな金の卵を二つ(ケリー&デーン)も持っているクイックのスカウト陣は目のつけどころが違う。今回の契約では、デーンのシグネチャー商品を開発・販売する項目が追加され、当人も率先してそのプロジェクトに加わりたいようだ。ASPのリリースには、「再契約のオファーをもらえて満足している。画期的なモノを創りだす環境が整ってるし、メチャ楽しく(商品開発が)できそう……」とデーンは言っている。英語の原文では、彼は”rad”という単語をつかっているのだが、この言葉は、‘80年代、派手で過激なサーフィンを表現するときによく使われたスラング。日本でもよく使われるラジカル(radical)の省略形だ。じつは先に東日本大震災の際に彼が歌ったWe Love...

Hurley×Brandon...

Hurleyが毎シーズンリリースしているアーティストコラボシリーズ。今シーズン登場するのは、多くのサーフムービーにも楽曲が使用されているカリフォルニアの人気ロックバンド、インキュバスのボーカルとしても知られるブランドン・ボイドだ。ブランドンはミージシャンとしてだけなく、マルチアーティストとして知られ、彼のライフスタイルは、自己表現の場でもある、音楽、アート、文筆、サーフィンから形作られている。さらに、彼のサーフィンを通じた海との関わりは、環境保全活動家としてのミッションも与え、結果、非営利団体HOPE(HelpingOther People...