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Photos and Text by Peter “Joli” Wilson 入り始めたスウェルでまずはドラッグアウェア・マーガレットリバープロのウイメンズファイナルデーが終了。優勝はサリー・フィッツギボンス、2位にタイラー・ライトがつけた。サリーは久しぶりの優勝に大喜び。サリースマイルが止まらなかった。 3位にサージ・エリクソン、ステファニー・ギルモア。 開幕2連勝かと思われたステファニーを止めたのがサリー。ゴールドコーストの時から今シーズンのサリーは調子がよさそうだった。これでステファニーとサリーが同ポイントで1位、ゴールデンジャージーを着ることになるのだろう。ここ数年トップ争いから遠ざかっていた感のあるサリー。今シーズンは初のタイトル奪取に向けて全開で走り出した感がある。 メンズは明日のピリオド最終日にファイナルデーを迎えることになった。
ウエスタンオーストラリアでは、男子クオーターから先、女子セミから先を残してのファイナルデーのスウェルが来るのを待っている状態で、それはどうやら日曜日になりそうな感じだ。 で、ちょっと早いけど、そのお次の3戦目のベルズ。昨年はマット・ウイルキンソンが開幕の初優勝から2連勝をあげて盛り上がったが、今シーズンはどんな戦いが見られるのか楽しみだ。開幕2試合を不本意な結果で終わっているミック・ファニングも、ここは得意なスポットなので、フォーカスしてくることと思う。 で、その前に男女1枚づつのワイルドカードの行方を決めるトライアルが9日、10日に行われる。世界各国のリップカールライダーたちがCTへのゴールデンチケットを巡って争うわけだが、日本人ライダーもトライアルに出場する。 男子は稲葉玲王、女子は野呂玲花。メンズ6名の頂点に立てば、ウイメンズ3名の頂点に立てばワイルドカードが手に入る。このチャンスを生かして、私が行くラウンドワンに入ってくれていることを祈ることにしよう。
Photos and Text by Peter “Joli” Wilson 当初の予定では、というか、出来れば詰めて詰めてワンスウェルで終わらせたい、という目論見だったが、自然相手のスポーツだし、思い通りにいかないのは常。結局メンズのクオーターから先、ウイメンズのセミから先を残して、次のスウェルを待つことになった。 マリア・マニュエルがラウンド4で膝のじん帯を痛め、クオーターを不戦敗していて、調子よさそうだっただけに残念。一日も早い回復を祈る。 次に入る波のコンディションしだいではあるが、ジョンジョン、ジョーディはここの波に合っている感じなので、アンストッパブルな感じ。 ゴールデンジャージーのオウエン・ライトも快調に勝ち進んでいるので、開幕2連勝なんてシナリオもあるかもしれない。 何が起きてもエキサイティングなファイナルデーを、ワインで有名なマーガレトリバーで、グラス片手に待つことにしよう。チアーズ!
15フィートのセットも入るヘビー級サイズとなったDay4ハイライト。 ジョン・フローレンスが圧倒的なサーフィンを見せる。 "
Photos and Text by Peter “Joli” Wilson 連日ロングデーのドラッグ・アウェア・マーガレット・リバー・プロ、朝一度はボックスでバレル勝負のオンコールが出たが、波の状況を見て、メインブレイクでのオンとなった。 男子ラウンド3、4が行われ、オウエン・ライト、ジョン・フローレンス、エイドリアーノ・デ・スーザ、コロヘ・アンディーノが一足先にクオーターに進んでいる。 チャレンジーなコンディションで長いフェイスをどう使うか、また風が入ってバタつく板をどう押さえるかがカギ。サイズのあるハレイワのような感じの波をパワーで乗りこなしていたジョンジョンが今日イチのパフォーマンスを見せた。 明日ファイナルデーとなりそうな感じだ。
Photos and Text by Peter “Joli” Wilson 大会2日目のドラッグ・アウェア・マーガレット・リバー・プロは、会場をメインブレイクに戻し、脇のボックスでのフリーサーフセッションを気にしながらのビッグデーになった。この日のラウンド2は番狂わせ続出。 ガブリエル・メディーナ、ミック・ファニング、マットウイルキンソンが次々に敗れる波乱。波のコンディションもくるくる変わる感じで、ローカルノーリッジが大きく味方したワイルドカードのジェイコブ・コックスがガブリエルを破る、ラウンドではジョン・フローレンスと対決する。 コンテストはこのスウェルがあるうちにどんどん進む感じで、日曜日には終わってしまいそうな感じだ。
Photos and Text by Peter “Joli” Wilson ドラッグ・アウェア・マーガレット・リバー・プロは、会場をメインブレイクから北寄りのノースポイントに移動しての初日。CT開催は初めてのスポットだ。 狭いビーチなので、メディアも限られたものしか入れないという制限付き。CTとは思えないような感じのジャッジタワーがモバイルイベントを感じさせた。 スウェルディレクションがサウスすぎて、ノースポイントに入らないものもあって、ノースポイントの本領発揮とはいかなかったが、十分にコンテスタブルだった。 ケリー・スレーター、ミック・ファニング、レオナルド・フィオラヴァンティのゴールデンヒートを制したのはケリー。ノースポイントのバレルチャージはさすがのキングケリーだった。
毎年革新的なアイデアで進化し続けるBeWetが、今シーズンも驚きの発想でウエットスーツの常識に変化をもたらした。 軽いストレッチファスナーをけさがけ状に配し、肩回りや背中の動きのストレスをなくした「フリーショルダー」と、背中のジップを斜めにし、Xフラップを装備した「エックスバック」がそれだ。Xフラップはパドル時に自然に胸がそって両腕を軽く動かすための補助となり、なおかつドルフィン時に首からの水の侵入を抑える効果のあるパーツ。ウエットを着ることで、より正しい姿勢で軽いパドルがしやすくなる、という逆転の発想は注目に値する。 もとよりウエットスーツが最も必要なのは冬で、防寒目的がメイン。しかし、セミドライ、ドライスーツと防寒機能が上がるにつれて、運動性能が落ちて行ってしまうのは基本的に仕方のないことだ。そのギャップを何とか詰めるために、カッティング、素材、放熱防止のための工夫、エントリー方法の見直しなどなど、ありとあらゆる改良がなされてきた。その努力が日本のウエットスーツを世界一の品質に押し上げたのだ。 しかしウエットスーツを着ることでプラスアルファの運動機能向上、という発想は今までに全くなかったものだ。ウエットスーツの新時代の幕開けともいえる。 詳しいメカニズムや情報は、BeWetのHPから無料でDLできる最新カタログで! http://www.bpd21.com/bewet/17ss/
う~ん、なんだろうね。いつも終わればなんか思うこととか、サブストーリーとか、いろいろ日々あるんだけど、今回はもう追われて追われて、何も考える隙も無いまま終わった感じで、特に何もなしだね。朝7時から夕方6時まで試合となると、ビーチにいるのは6時半から6時半の12時間。フリーサーフィンもへったくれもなく、すべて流れ飛んで行ってしまう感じかな。ゴールドコーストどうでした? と聞かれれば、疲れました、だけ。 ファイナルデーの夕方、コミッショナーのキーランとエレベーターで一緒でちょっと話したけど、雨以外は波も試合もすべて最高、という自己評価だった。 ま、エアコンのきいたメインタワーの一番眺望のいい室内のカウチで観戦してた人と、ビーチで立ちっぱなしの私とは、まるで感じ方も違うわけだけど。 やっぱね、日程に無理があるというか、ワンスウェルで男女終わらせるって時間的に厳しいかなと思う。だからと言って2週間の日程で2スウェル確実に当てるのも難しいだろうし。パッケージとしてワンスウェル、入り始めてから終わるまでの4日間で楽に男女終わらせられる人数に絞るか、現在2回あるルーザースラウンドを1回にするとか、ちょっと工夫したほうがいいかな、と思う。ライブ見てるほうも11時間は疲れるでしょ(笑)
オウエン・ライトの復活優勝で幕を閉じた2017年クイックシルバー・プロ。 メディナ、オウエン、ウィルコがベスト4に残りグーフィーフッターのリップカールチームが大活躍した。 "

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ケリーのパイプ快進撃...

パイプでの開幕戦から休む間もなくサンセットではCT第2戦がもうスタートしている。ラウンド1ではヒート3に登場したイエロージャージのケリーはなんと3位でエリミネーションラウンド行き。 サンセットのケリーだしなぁって思ったけど、なんとかヒート2位に入ってラウンド3に進んだ。 さて、先日のコラムで紹介した「ケリーのパイプ快進撃」サーフフードピクチャーズによるオリジナル映像からのキャプチャですが、いよいよ映像のほうがYoutubeにアップされてます。 サーフドロップスVol.4に収録されるフッテージのダイジェスト版ですが、このイベントでのケリーの様子も収められているし、見ごたえあり。 続きを見る