フィリッペ・トリードが次世代のサーフィンを披露し、話題の中心となったDay5。
複数の10ポイントもとびだし、グッドコンディションが続く。
"2017
さらにコンディションがレベルアップし、早朝からスタートしたがサメ出現で中断となったDay4。
グーフィーフッターが好調を続け、コナー・コフィン、ジョディ・スミスなどパワーサーファーもフィットした。
"2017
優勝フィリッペ・トリード、2位フレデリコ・モライス、3位ガブとジュリアン。
本当に今シーズンのルーキーは即戦力。フィジーのコナー・オレアリーに続いてフレデリコもファイナルメイクだ。
いい波で大きいラインを描くサーフィンはちょっとパーコに似てるかな、と思う。両手を大きく広げて回る感じ。
フィリッペ、本当に気合入ってたと思う。どのヒートもしっかり自分のやるべきことができてた。パパ強し。余談ですが、子供の名前はマヒナ。
そうねぇ、薄いっちゃ薄いんだけどね、フィリッペのカーブ。でも大きいんだよね。でもって特大フローターとかリバースとか、いろいろ、おぉ~、っての入れてくるからどうしても点出ちゃう感じ。フレデリコのほうがえぐるから、いい波をつかめばポイントは伸びる。ファイナルもベストライドはフレデリコ。バックアップが足りなかっただけだから。
ま、今回はやり直しヒート2回食らってご災難だったジョーディに勝ってほしかったんだけどね。朝一にフィリッペに速攻食らって、そのあとずっとコンボで負けちゃったね。
ケガで途中退場するしかなかったケリーのR3の不戦勝をゲトったあたりから、流れはフィリッペだったのかも。ラウンド4もジョーディに負けてたけど、サメ中断のやり直しで1位でQFだから。
終わってみれば8本の10点満点。ジョーディ3本、フィリッペ2本、ジュリアン、ジョンジョン、フレデリコが各1。でかすぎたり、風が吹いたり、パーフェクトというよりはチャレンジーなコンディションではあったけど、やっぱりフェイスのあるカービング合戦は見てて面白いね。ポジティブ、ネガティブ、どちら方向もドラマにあふれた2017年Jベイでした。
以前にもここで紹介した、Volcomによる世界同時開催のオンラインコンテスト #ThisFirst。
#ThisFirstとは?
あなたの人生において何よりも熱中している事を、インスタグラムやフェイスブックを通じて、また下記のフォームを使って応募し、Volcomから6週間分の投資を受けるチャンスを手にすることが出来るという興味深い試み。
去る6/9-6/22の期間でエントリーを募っていたこのプロジェクトが終了。最終的には1万を超えるエントリーがあったというから、凄まじい盛り上がりを見せたプロジェクトだったことが証明された。
以下はVOLCOMから発表された結果。
私たちはインターネットを使って、この#ThisFirst ~あなたにとって「これだ! と思う事」は何?~というコンテストを開催することを決めた時、いったいどんな反応が返ってくるのか、定かではありませんでした。
ですが、私たちは完全に、この#ThisFirst コンテストにエントリーしてくれた皆さんに吹き飛ばされることとなりました。
ふたを開けてみると、1万を超える写真、ビデオによるエントリーと情熱の声が溢れていました。エントリー内容は、サーフィン、スケートボード、スノーボードに関わることはもちろん、音楽、映像、写真、アート等の芸術的なことだけにとどまらず、食べ物に関わるフードソーシング、地球にやさしいサスティナブルな農場、チャリティー活動に至るまで、多岐にわたる情熱が寄せられました。
VOLCOMとビデオ電話での最終面接へとコマを進める、数千人のエントリーからわずか60名のファイナリストを選ぶために、私たち審査員は1週間近くオフィスに閉じこもり、厳正に審査を行いました。よりディープに審査を詰めていくにつれて、大規模な調査を解析するように、いくつかの傾向が見て取れました。エントリーの内訳は、写真、旅行に関することが多く、それは特にオーストラリア人に見受けられました。YouTuberとして成功したいとの声も、多数寄せられていました。アジア圏でのエントリーの内訳は、ほかのどの地域よりも慈善的な活動に重点を置くものが多い傾向がありました。
そしてファイナリスト60名から、勝者となる15名を選出することはさらなる困難を極めました。それと同時に、発表を待っていてくれた皆さんの忍耐力に感謝します。
今ここで、下記に勝者15名を紹介する前に、エントリーしてくれた全ての皆さんに最大限の敬意と感謝を示したいと思います。私たちとその他の全ての人たちに向けて、あなたの人生と情熱を覗かせてくれた皆さん、本当にありがとうございました!We cannot thank you enough!!
以下の公式サイトでは、勝者として選ばれた15名の紹介をしているので、是非チェックしてみて欲しい。
VOLCOMグローバルオンラインコ ンテスト#ThisFirst勝者発表のお知らせ
朝のフィリッペのエアーにはやられた。
最初のフルローテの高さと、そのあとの着地からのスムーズなラインも驚きだったけど、10点満点のほうのアリーウープ2連発にはホントびっくり。フィリッペならJベイでも飛ぶわけ。しかし今日はそんなことで驚いてはいられなかったね。
この取り直しでラウンド5に回ったジョーディ、コナー・コフィンを圧倒し、ラウンド5が終わったところで潮待ちのブレイク。しかしその間にコナー・コフィンの1本のライディングのバレルがビデオでよく見えなくて、点がおかしかった可能性があるとか何とかで、ジャッジがそれを認め、ブレイク後にビデオの画角を増やしてコナーとジョーディのヒートをやり直し。ジョーディこの試合2度目のヒートやり直し。長いことツアー回ってるけど、やり直し超レアだと思う。しかも、そんな理由で、しかも1試合で2度も。そしてその両方を同じ人が食らうって……。
ジョーディ、ブレイク後のやり直しヒートでは10点満点を出し、再度コナーを圧倒。しっかし何回勝てばQFに行けるんだ(笑)。で、波もいいのでそのままQFに突入。ガブ対ミック。ここでまたサメ登場なわけ。昨日のは違ったって話だけど、今日のはどう見てもサメの形、しかもでかい。
う~ん、昨日はジュリアンヒート、今日はミックヒート、一昨年はジュリアン、ミックヒート。どうもジュリアンとミックはここのサメに愛されているように思える。偶然にしちゃ出来すぎ。もうドラマありすぎてうんざりのところに、ラストヒートでまたドラマ。ガチガチ本命だったジョン様敗退。
9.57,9.10揃えて盤石だったわけだけど、フレデリコが後半9.77を出して追い上げ、ラストライドで10点満点。ま、満点は高いと思うけど必要だった9点確実に出てたからね。恐るべしルーキー。ラウンド4でもジョン様破ってるんで、この試合2度目のジョン様やっつけ。こういうこともあるのね。
ドラマ満載のJベイも残すところ5ヒート。明日できればやっちゃうだろうし、できなくても金曜日がよさそうな予報。波もドラマも持て余し気味。
昨年、鎌倉市由比ガ浜海水浴場で初めて展開していた、海水浴とスケートボードが楽しめる施設『Kids Beach Park(KBP)』が今年さらにパワーアップ。サーフィン界のグローバルブランドHurley Japanとタッグを組み、国内初となるサーフィンのエアリアルを体験できる施設『Hurley Aerial Park @KBP Yuigahama』として今年の夏も展開することが決定した。
近年のサーフィンコンテストシーンでも「エアリアル」がますます重要になっているものの、波の上では常にコンディションが異なり、同じ環境での反復練習ができないため、技術向上に時間がかかるのが実情。
そこで、サーフィンの陸上トレーニングとして多くの選手が取りいれているスケートボードのスケートランプにサーフィンのエアリアルを集中的に練習できる特別な設計を施し、サーフィンの本場オーストラリアでも取り入れているエアリアルプログラムを今ある環境の中で実現。
国内としては初の試みとなるエアリアルパーク『Hurley Aerial Park @KBP Yuigahama』は、夏休み期間限定で一般サーファー向けにオープンする。
『KBP』は昨年から子供達やファミリーが楽しめる、安心安全なビーチの過ごし方を提案。Hurley Japanはその姿勢に共感しサーフィンブランドとして何ができるかを考えた結果、新しいエアリアル練習方法の提案という形で日本のサーファーに貢献したいと考え、今回の国内初の試みが実現した。
『KBP』運営代表長谷川氏のコメント
「2016年夏より、“家族で一日中楽しめるビーチ”をコンセプトに、海水浴場の砂浜で遊べる施設を計画いたしました。「海との親和性」「気軽に体験できる」という視点から、スケートパークを実施いたしました。子供達を中心としたビギナーの方達は、コーチによるレッスンを受けたり、滑れる子供達は、上手な来場者達と触れ合い、アドバイスをいただいたりしながら、笑顔が溢れる空間になっていました。
本年はHurley、HALEO、bernという企業の協力により、国内初のサーファー用のエアリアル施設も併設する事ができました。昨年以上にパワーアップした施設で、皆さんが楽しむ姿が見れることを心待ちにしております。」
Hurley Japan代表の眞喜志氏のコメント
「昨年から子供達やファミリーのビーチでの新しい過ごし方を提案しているこのキッズ・ビーチ・パークの考えに賛同し、サーフィンブランドとして何ができるかを考えた結果、こういった形で実現できて大変嬉しく思っています。
夏休み限定という時間的制限があることで、例えば夏期講習のように、集中的に練習することで、一夏で飛躍的にエアリアルが上達できる可能性を秘めていると思います。これをきっかけに、将来的にはスノーボードのインドア施設のように、1年中こういった環境を整えてあげることは、今後日本のサーファーが世界のトップを目指す上で非常に重要だと考え、また同時に、子供達の無限の可能性を引き上げる環境を整える責務を我々大人は負っていると思います。このエアリアルパークは国内初の試みですが、コーチ陣がユーザーの技量を確認しつつ安全に運営していくので、向上心を持って、また想像力を豊かに思いっきり楽しんでもらいたいと思います。」と将来の展望についても熱く語りました。
2020東京オリンピックに向けての国内選手強化を担う日本サーフィン連盟の井本氏のコメント
「今回の試みは選手強化という観点からも非常に興味深いプロジェクトだと思います。もちろんサーフィンの競技採点基準はエアリアルだけではないですが、その重要性が国際的にも叫ばれているのは事実です。今回、エアリアルに特化した国内初の試みをHurleyが行った意義は非常に大きいと感じます。我々としても、2020年に向けて世界レベルで戦える国内選手の育成は急務であり、今回のハーレー・エアリアル・パークが多くのサーファーの意識向上にも寄与すると信じています。」
施設名称:Hurley Aerial Park @KBP Yuigahama
場所:神奈川県鎌倉市由比ガ浜海岸
期間: 7月15日(土)~ 8月31日(木)年中無休でオープン
# 雨天中止
HP : http://kids-beach-park.com/
営業時間:10:00~17:00
10:00 – 12:00 スケートボードスクール
12:00 – 17:00 フリーライド / エアリアルパーク
入場料 1hour ¥300 1day ¥1000 スケートボードスクール ¥500
#利用料に傷害保険、ヘルメット、プロテクターレンタルを含む。
安全上、時間当たりの参加人数に限りがあり、事前に公式ホームページ内での予約が必要。
また期間中は各種イベントも開催しており、スケートボードスクールは初級者から楽しめ、スタンプカードでレベルUP、フォトコンテスト、スペシャルDAYなど、リアルサプリメントのHALEOからは、スペシャルプレゼント、イベント開催など、随時ホームページ内で告知予定。
【主催】キッズ・ビーチ・パーク製作委員会(株式会社フィートプロモーション内)
【企画・制作】株式会社フィートプロモーション 、ハイドロ HYDRO...
サメ登場で、本日終了。ラウンド3とラウンド4を終了する予定だったんだけど、ラウンド4の3ヒート目、奇しくもジュリアンの入っているヒートでまたもサメ。だいぶ沖だったけどサメジャンプを確認しちゃったもんで急きょコールドオフ。
この続きなのか、やり直しなのかは明日の朝のコール。
同じコンディションであれば同じシチュエーション、同じ残り時間で続きをやり、コンディションが違えば最初から仕切り直し。決めるのはコミッショナー。ジョーディ、フィリッペ、ジュリアンって順だったので、ジョーディ以外は最初からやり直し希望なんだろうけど。
本日現地はネルソン・マンデラデー。ジョーディ10点満点2本の20点満点ヒート達成。そのほかにもジョン様、ジュリアンが10点満点を出した。
サイズもあって、いい波はいいんだけど、全体的に見るとなんか荒れ模様というか、ストーミーとは言わないけど、クリーンじゃない感じ? 地元のカメラマンはもう少し落ち着いたほうがいい、って言ってたね。私もそう思う。エキサイティングなんだけど、待ちも長いし、風も吹いてるし、嵐っぽいし……でかすぎ。
ジョーディ、半端ないね。すごい。さすがに波もよく見えてるし。ジョンジョンもすごい。まともに行けばこの二人のファイナルは固い感じ。
でも変な勝ち方してるのはフレデリコ・モライス。もともとこの手のでかいマッシーなの得意な人ではあるんだけど、それにしてもジョンジョン、ミック相手に9点2本で1位抜けでQFだから。ジョンジョンなんて10点満点出してたのにやられたからねぇ。下のブロックではコナー・コフィンがそんな感じ。今日も昨日同様、このコンデションのセットの波で、ビッグカーブの中にいかにバレルをうまく組み込めるか、の勝負だったと思う。あ~、こういうコンデションだとケリーうまかっただろうなぁ……と再度骨折残念な感じ。
きたね、Jベイ。朝ちょっとスウェルが入るのが遅れて、10時過ぎまで待って、始めているうちにどんどんいい感じになってきて、午後にはわーきゃー。ビッグカーブとバレルのコンビネーション勝負。カーブだけじゃ点でないし、バレルだけでもダメ、みたいなぜいたくな採点。
で、試合初の10点満点は、フィリッペ。セットの波でビッグカーブシリーズ、足パンパンになったところでバレル、出てきてまたビッグカーブみたいな、Jベイ満喫系のライン。同じような組み立てでその前に9.63とか出してたから、トータル19.63。何もラウンド2でこんなに爆発しなくてもいいわけだけど、練習の感じを見ててもフィリッペ、この試合は、出場停止明けなだけに、かなり気合入ってると思う。まぁ、だからってジョン様をやっつけられそうって感じではないわけだけど、勢いは十分。
そのほかは特に大きな番狂わせはなかったかな。コロヘぐらい? コロヘがダメというよりは、相手のジャドソンが良すぎた感じ。セットガッツリ乗っちゃったから。
明日はもっといい波の予報なので、本当に楽しみ。今回は久しぶりにJベイの本領発揮って感じかな。
心配なのはケリー。今朝のフリーサーフィンで右足の甲を通る指の骨2本骨折し、救急車で病院へ。本人がレントゲン写真をインスタに上げてた。すでに手術のためアメリカに帰国。よってラウンド3は不戦敗となる。かなりひどいんで、ラウンド3どころか、次のタヒチも、その次のロウワーもどうでしょう、って感じ。ボルトとかプレートとかの世界でしょ、あのレントゲンを素人目に見ると。後ろ足だからねぇ……この波なら久しぶりのケリー節見れただろうに……好事魔多し。なんかね、全盛期の運が良すぎた借りを、ここで返済してる感じ? 心から早い回復をお祈りします。
なんであの波であんなに頑張ってやらなくちゃならないのか、まったくわかりませんでした。まぁ、サーフラインの予報を信じるなら、明日はないわけだけど、地元の波情報では明日10点満点ついてるし、明日から木曜までずっとスペシャルな感じの予報になってる。どこをとっても最高のコンディション、評価も10点満点で8点から10点のエクセレント。何なら金曜日の午前中もオッケーよ、みたいな。
こんだけ予報が違うと、どうなんだろうと思うけど、ここに来てからの予報の実績では地元のもののほうがずっと当たってるんでね。
潮も上げてたし、波はサイズダウンだし、寒いし雨降りそうだし、なんかやる意味が分からなかった。結局2ヒートで止めたけど、ジョーディもウイルコも取りこぼさなかったからよかったものの、番狂わせでもおころうものなら、ジョーディ昨年の悪夢アゲインだもの。昨年は波がなくて、ジョンジョンとジョーディで2点3点争いして、ジョーディが微妙な逆転負けして、タイトル逃してるしね。
ワイルドカードのマイケル・フェブルアリーもデール・ステイプルも、同じ負けるならもっといい波でやらせてあげればよかったのに、って感じ。そしてジョーディにもウイルコにも、タイトルレースのかかった重要なヒートだった。ああいうコンディションの時に番狂わせは起こるわけだし、ちょっと今日のコールはどうなの? って感じ。
予報ではこの先もっともっと良くなるわけで、ストーム3つ立て続けに来ているとの話で、ノンストップ。とは言え目の前にこの波がブレイクしてたら、やるよね普通。波ふっつ~にいいもん。日本なら歴史に残るグッドウエイブコンテストってレベルなわけだから。ラインナップ写真、手前ジュリアン、後ろケリー。こんな波、ここならではでしょ。レギュラーフッターなら、一度は実物見たほうがいいと思う。
でも、待ちが長いのよね。時折ぱったり来なくなっちゃって、眠い眠い(笑)。で、目覚ましセット来るとひょえ~、みたいな。
こういうコンディションになるとやっぱ実力派というかオールドスクールというか、ま、シーズン序盤妙なことになってた有名な人々強しですね。チューブ、ビッグカーブ勝負で、波数はあるからチャンスは回ってくるし、ミスさえしなければ実力どおりの結果、という勝負になってたと思う。
ジョンジョン、ミック、ケリー、パーコ、盤石。久しぶりにケリーの超絶バレルテク見たな。でもって、ここまでのツアーの展開とは打って変わって、ルーキー全員ラウンド1敗退。ラウンド2に回った。上位陣で取りこぼしたのはオウエン、ウイルコ、ジョーディあたり。
本日爆発はジョン様。もうね、あの調子が続くならだれも勝てない。9.70と9.67をいとも簡単に、という感じで出したから。本日のハイエストポイントはガブリエル・メディーナの9.93だけど、好調はジョンジョン。ケリーもミックも練習とは打って変わっていい感じではあるけど、あのジョン様の強さは圧倒的。この先もっとサイズアップするわけだけど、それもハワイのジョン様としては歓迎要素だろうし。
やっぱねぇ、私カービング勝負が好きだな。改めて思うよ。気持ちいいほど板傾けて加速する、えぐる、これぞサーフィンの醍醐味でしょ。