テイラーノックスがリーフフットウエアに移籍した。これで、ミック・ファニング、ロブ・マチャドとチームメイトになる。すでにこのゴールドコーストではテイラーの板にリーフのロゴが入っている。元選手、現在はリーフのシニアマーケティングマネジャーのヒース・ウォーカーはテイラーの長い選手キャリアは彼が本物である証だし、そのパフォーマンスはまだまだ衰えることを知らない。だから彼はこのブランドの素晴らしい広告塔になると思うよ、とコメントしている。テイラーは、リーフのような大きなブランドでファニングやロブなどのすごいチームメイトたちに加われるのはとても光栄だし、やる気になる、と意気込みを見せていた。玄人好みのテイラー、現在はWT最年長選手ということになるが、この先もっトもっと活躍して欲しいと思っているファンも多いはず。だってね、あの張り付いてるみたいなトップのカーヴィングと、なが~いラウンドハウスカットバック、超かっこいいじゃん。
突然ついツイートしてしまったですが、頑張れマリチビチビ。
まりちびちびは誰なのかというと、ウチの外のネコの、魔性の女、マリの昨年秋の子供。写真の目を開いてこっち向いてるのがマリチビチビのご幼少のみぎり。ママがマリ。マリの子供はどうも遺伝的に問題があったりするようで、ほら、外の子だから近親相姦ぶりぶりだしさ、生まれてもみんな死んじゃうんだよね。
過去数年間に20匹以上生んで、生き残ってるのはマリチビとマリチビチビの2匹だけ。昨年は春に5匹、秋に4匹生んで、生き残りはマリチビチビだけ。
しかもそのマリチビチビは私がGCに来る前に高熱を出し、3日3晩生きる屍状態。
毎朝外の子達の小屋、発泡スチロールの箱の中で動けなくて、死体のようにデロンとなってた。
私はもう外の子は助けないと、心に決めてたんだけど、3日間動かずの状態でも生きてるとなると、なんかねぇ……。で、明日の朝息をしてたら獣医に連れて行こう、と決めたわけだけど、生きてたのよ。
で、まっすぐ入院。数日後熱は下がったんだけど神経系統に後遺症が残り、目は見えない、舌が動かないので自力でご飯が食えない、後ろ足が動かない、という、ヘレン・ケラー的大問題が残り、1週間たっても回復せず、安楽死なのか、という状態で、しかも私はGCにこなければならず、前日夜、校了のさなかに覚悟を決めて獣医さんに連絡すると、なんと、すこ~し舌が動いて液体は入れてやれば飲めるようになったという。
何も変わらなければ、すでに野良ちゃんなら死んでいるので、もう安楽死も仕方ないと覚悟しての電話だったんだけど、それを聞けば決心ガラガラ。結局もう少し様子を見ることになり、入院継続してきた。
実はさっき留守番からメールがあり、いまだ入院ながら、栄養点滴がはずれ、少しご飯が食べられるようになったという。
ただ、目が見えないので口のところに持って行かなくてはならず、ご飯を食べるときはクビが変なふうに曲がり、後ろ足が上手く動かないので、歩こうとするとグルグル回ってしまう、という、もう結構QOL激下り状態。
でもね、マリチビチビは生きてるわけ。3日間息をしているだけの死体状態だったのに。で、そうなると、頑張れ、となってしまうわけよ。
でも、問題はこのマリチビチビ、まるで人に慣れない野生動物のような野良猫なのよね。助けたはいいけどこの先が大変だし、人にかまわれることがストレスになるようなら、助けたのか助けてないのか、微妙なところ。悩みはつきない。
今日のお目ざはオンショアブンブン。
こんなにオンショアって吹き続くのね。日本なら朝晩は一時落ち着くのに、野性的な天候のオーストラリアではずっと吹きっぱなしだし。風波のサイズは上がってるかもだけど、話にならずですわ。
SHIELDレンズの両面にホコリや汚れが付きにくいコーティングを施すなど、デザイン性だけでなく機能性も重視したミック・ファニングのシグネチャーモデルがリリース。包み込むようなフレームデザインにワイドなテンプルが重厚感溢れる仕上がり。更にノーズ部分にもラバーを施し、ストレスを感じさせない高いフィット感を実現している。JET / GREY¥15750(税込み)JET / BLUE IONIZED¥16800(税込み)JET / GREEN IONIZED¥16800(税込み)MATTE STEALTH / RED IONIZED¥16800(税込み)www.dragonalliance.comStraightSix Ltd TEL.03-5784-3123MICK FANNING / SHIELD TECH VIDEO from dragon alliance on Vimeo."
ラウンドワンのF+オリジナルハイライトシーン、F+サイトのビデオコーナーにアップしました。コンテストのときは1日100回ぐらいF+サイトチェックしないとついてこれないよ。
ブログだって2回更新さ!
さて、F+サイトにアップされているミック・ファニングの最新インタビューで、ファニングが以下のように言っている。
「ジャッジが要求してるものは、去年みんな確認できたと思うんだ。その結果いちばん得したのはファンだよ。ジャッジングの基準を変えるっていう話は昔っからあったけど、変化といえる変化は今までなかった。去年いきなり180度転換したりするもんだから、僕らも慌てふためいたよ。でも、それでよかったと思ってる。そっちのほうがエキサイティングだし、新しい技のレパートリーも増えたし、自分のスタイルにも変化を与えた。その変化を認めてくれるといいんだけどね(笑)。こればっかりは始まってみないことには分らないよ」。
確かに彼のいうように、ジャッジ基準の変更で試合でのポイントの出方はだいぶ変わってきたし、選手たちもそれに合わせていろいろ工夫してきている。もちろんファニングもこの言葉どおり、昨シーズン後半からいろいろ組み立てやサーフィンの傾向を変えてきている選手のひとりだし、ファンはそのエキサイティングな試合を楽しんでいる。
それまでのファニングはどちらかというと、きっちりきっちり、無茶はしないで点になるリップを確実に何度も繰り返す、という、どちらかといえば単調な意外性のない組み立て。派手なワイプアウトもない代わりに派手なエアーもないといった感じで、デーンやジョーディに較べると、早いだけでちょっと退屈だなぁ、という感じは否めなかった。
しかしこのところファニングは明らかにその組み立てを変えてきていて、昔ならファニングが試合でエアーというのはとても考えにくかったけど、今はちゃんとリスキーなエアーも組み入れてくる。
今シーズンスタートのこのクイックシルバープロのファニングも、明らかに違っていて、各ターンの変化というものをとても意識しているように見えた。インタビューで言っていることを実行できてるってのがすごいなと思う。頭ではわかっててもなかなか実行できないのが上にいけない人々なわけで、やっぱトップはトップなんだな、と。
オンショア、超スモール、どう考えてもどうにもならない。もしかしたら、私が今まで見たスナッパーの中で一番ひどいかも。よって、本日はコンテストディレクター、ロッド・ブルックスの意見を聞くまでもなく、キャンセル。モバイルなので、動けばって可能性もあるけど、ノースウェルにつき、動いてもどうにもこうにも……
ケリー・スレーター、タジ・パロー、パーコ、ミック・ファニング他"
<img src="http://www.fplussurf.com/photo/この2ヶ月、世界最速男ミック・ファニングは休暇をのんびり過ごしてきた。ファミリーと楽しい時間を過ごすかたわら、トレーニングしたり、サーフィンしたりという具合だ。そして、2011年度のASPワールドツアー開幕を控えメンタル面での調整にも余念がない。そのツアーが、彼のホームグラウンドであるスナッパーロックスで幕を開けた。2005年と2007年にファニングはこの地で優勝を遂げている。2007年と2009年には世界タイトルにも輝いた。昨シーズンはASPワールドツアーにおいて最終ランキング3位という結果におわった。ホワイトライトニング(白い稲妻)の近況を聞くにはちょうどいい機会なので、スカイプで彼のいまのモチベーションレベル、新しく変わったジャッジングの基準、注目のルーキーたち、それにスナッパーズのバンクに開いた大穴を至急ふさぐにはどうしたらいいか彼の意見を雷撃インタビュー!家でくつろぎながら競争心を維持するのってむずかしいんじゃないー どうやったら戦闘モードに戻っていくのーMF:コンペモードに戻るのはそう難しくないんだ。長いあいだ試合に出てないと、戦う感覚がむしょうに懐かしくなってくる。のんびり過ごすのも悪くないもんだよ。一年間黙々と戦っていると終盤には、は~って気分になるじゃん。でも、ほんとうはツアーに戻れるのが楽しみでならないんだけどね。向こう一年間の目標みたいなものはあるーMF:もちろんトップになることが目標だけど、それ以外にも目指してるものがある。自分のサーフィンをエンジョイできれば、それでいいんだ。自分のやりたいようにサーフする。それをやることによって喜びを得られればいいと思ってる。イベントって楽しいもの?MF:ジャッジが要求してるものは、去年みんな確認できたと思うんだ。その結果いちばん得したのはファンだよ。ジャッジングの基準を変えるっていう話は昔っからあったけど、変化といえる変化は今までなかった。去年いきなり180度転換したりするもんだから、僕らも慌てふためいたよ。でも、それでよかったと思ってる。そっちのほうがエキサイティングだし。新しい技のレパートリーも増えたし、自分のスタイルにも変化を与えた。その変化を認めてくれるといいんだけどね(笑)。こればっかりは始まってみないことには分らないよ。ジャッジというのは試合によって変わったりするものーMF:基本的な部分は変わらないと思う。去年、はじめの数試合はジャッジが要求することが不透明で言ってることが違ったりすることがあったけど、それ以降しっかりとしてきて一貫性がでてきた。ちがう土地に移動していくんだから、試合によってジャッジが変わるのは当然だともいえるけど、基本的な部分は一緒。スナッパーズが初戦であるゆえに難しい部分って何ーMF:自分で自分にかけちゃうプレッシャーかな。地元だからね。自分のために戦ってるわけだけど、でも、仲間はいるし、家族もここにはいるわけだから、彼らのためにも頑張らなきゃって思っちゃう。はじめの数年間はその対処の仕方に困ったりもした。地元以外のアウェイの試合のほうが断然やりやすかったね。でも、この頃はだいぶその辺もコントロールできるようになってきたんで、順調にいくことを祈ってるよ。スナッパーズでの出場回数はーMF:人の倍はここで試合に出てるだろうな。それに、ジョエルやディーンが入ってると、波をとるだけでも競い合わなきゃならないからなぁ(笑)。ディーンといえば…ディンゴがいないツアーってどんな感じ?MF:ここ数年、ディンゴは悪戦苦闘してたね。自分の居場所がツアーに見出せない感じだった。チューブだけ乗っていたい……みたいに、逃避してたよ。だから、これで好きなことができるようになったから、彼にとってもいいんじゃないかな。彼がいなくなるのは寂しいけど、どこかで必ず会えるから平気でしょ。ルーキーや他の連中で今年大ブレイクしそうなサーファーっているーMF:去年ジョーディとデーンの活躍はめざましいものがあったけど、彼らはすっかり自分のスタイルというものを確立したね。特にジョーディが多くのことを学んだように見えた。ワールドタイトルを狙ってるとするでしょ。そんなとき、勝てなくなってきたときのショックといったら並大抵じゃない。だから、それを乗り越えるのに苦労したと思う。でも、彼は若いけどかなりの自信家だから、逆にそれを糧にして大きくなっていくのかもね。やる気になったらなんでも成し遂げられる才能を持ってるし。でもオーエン・ライトこそ、今年は自分のやるべきことをはっきり自覚して活躍するんじゃない。ジュリアンも輝かしい年になるとおもうよ。きついヒートもあるだろうけど、ルーキーにそれは付きものだからね。2007年と2009年に世界タイトルを手にしてるけど、次のタイトルへのミックのハングリー度はーMF:タイトルはもっと欲しいね。べつに世界チャンピオンになれなくても、世の中が終わるわけじゃないじゃないんだけどね。中にはチャンピオンになるのが全てだと思って、それしか考えてない選手もいるでしょ。でも、見方を変えてみれば、ただのトロフィーとタイトルじゃん。それを得たからといって、いい人間になれるわけでもない。ただ、僕は沖に出て、ほかの連中と戦って勝ちたいだけ。だからコンペティションが大好き。あいつら相手に自分がどういう戦いっぷりをみせるかに興味ある。どうやって相手を倒すかを考えたりするのも楽しいんだ。シーズン中盤にワンワールドランキングをもとに入れ替えする新システムは、試合に対する取り組み方に変化を与えたと思うーMF:これからは油断ならない状況がつづくだろうね。自分を駆り立てることをしない選手が多いんだよ。9位かなんかになると、もうそれで満足しちゃってそれ以上頑張ろうとしない。ところが去年入れ替えが行われた後、みんな信じられないほど頑張るようになった。あれはツアーに残るにはどうしたらいいかを明確に示してくれたからだよ。すごい現象だった。それこそ、このスポーツを発展させ、進化させていく原動力だよ。スナッパーズのサンドバーに大きな穴が開いてるらしいけど。MF:また砂を放出すれば済むことだとおもうんだよね。ロックのところがちょっと切れてるのと、リトルマーリーやグリーンマウントのあたり。サンドバーはいい形なんだけど、ロックの奥のほうに全く砂がついてない。それに、今現在、ビーチの幅がやたら狭い。砂を放出すればいいだけのことなんだけど。コンテスト側から砂を放出するように進言できないのかなーMF:言ってるとおもうよ。パーコがロッド・ブルックス(コンテスト・ディレクター)に電話して聞いたらしいけど、「いい加減、砂を放出するように言えば!」って言ったら、ブルックス曰く、もう放出したんだって(笑)。だから、なんとかなるさ。ラビットもコネがあるらしいし。だってそのためにポンプがあるんじゃん。使わないともったないよ。ボードに変化は?MF:去年、5’11”じゃ短く感じたから、6’00”に戻したら、もっと力強く蹴り出せるようになった。ポケットのなかから抜け出せないような感覚から解き放たれていい感じ。2007年は6’1”に乗ってたっけ。そして、2009年度後半、僕を勝利に導いてくれたボードは、5’11”だった。でもあのときは波が異常に小さかったから、問題なかったのさ(笑)。トラッスルズのようなポイントだと引っかかってたような気がしたんだよね。激しいリップを仕掛けるときとかは、すこし短いような気がして絶対的な自信が持てなかったんだ。去年と比べ改善したこととかありますか?MF;年度始めの数試合ってなんだか慌ててコンピートしてるような気分になることがけっこうあるんだ。まだ心構えができてないのかー って。ところが今年は、もう2週間ほどまえから準備万端っていう気分だったんだ。だからすごくリラックスしてるし、いい感じだよ。
ミック・ファニングの最新ロングインタビュー、F+サイトにアップしました。デジタルのニュース、PEOPLEセクションです。けっこう面白いよ。で、ツイートしようと思ったんだけど、なかなかツイッターに接続できず、もうむかつくのでツイートやめ。時間の無駄。
本日はオンショアでくらげウジャウジャで、サイズも小さいので、日曜日で集まったギャラリーのためにエクスプレッションセッションのみ開催でした。
昨日久しぶりに会った、高梨直人と辻裕次郎。
オーストラリアのスターイベント参戦のための滞在で、このあとニューキャッスル。バーレーの試合とニューキャッスルの試合の間にちょうどこのクイックシルバープロ、ロキシープロが挟まれている感じで観戦隊だ。そうね、こういう試合を見るって本当に大事なことだと思う。
日本国内で日本流のモノサシでのプロサーファーとして生きるなら、今世界でなにが起きてるかなんて関係ないけど、上達を目指すなら、たとえWT選手が雲の上でも、見て何かをそこから盗んだほうがいい。
3人で、ああだこうだいいながら試合を見て、おにぎりたべて……
実は昨日の朝、高梨大先生がお目ざめになり、おにぎりモードに入ったのだよ。めったにないおにぎりモード。
朝からご飯炊いて、握る握る。空港で買ってきたという梅のおにぎりと、オリジナルのショウユおにぎり。ま、梅のほうはよくあるわけだけど、このショウユおにぎりに大先生お目ざめの一工夫。ご飯にショウユとダシのもと入れて混ぜて握る。これはアイデアだな。何も無いときでもけっこういい味のおにぎりになる。しょうゆだけでもいいけど、そこにダシの素というのがキモ。やっぱ日本人のソウルフード、ダシ、そしておにぎりでしょ。海外生活というか、何かと不自由なツアー生活をしていると、こういう創意工夫も生まれる。男の子なのに、意外とこういう工夫を良く見たりする。高梨大先生、嫁入り準備オッケー。
昨日よりずっと小さいので、本日はオフ。
次のスウェル待ちだな。あ~よかった。私、実は次の締め切りセット抱えてます、はい。サーフィン出版業界、カタログシーズンなんで……。